電話・メール・ネット検索・キャッシュレス決済など、日常には欠かせない機能が詰まったスマートフォン。そろそろスマホを買い替えたいと思いつつ、変え時のタイミングがいまいちわからないという人もいるでしょう。
本コンテンツでは、スマホの買い替え時期の目安を紹介します。機種変更前に確認しておきたいポイントも解説するので、スマホの買い替えを検討している人は参考にしてみてください。
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
スマートフォンを買い替えるタイミングに迷ったら、破損やバッテリー消耗などに関するポイントをチェックしてみましょう。
ちなみに、内閣府の消費動向調査(令和5年3月実施調査結果)によると、2人以上の世帯における携帯電話の平均使用年数は4.4年。買い替えの理由として多いのは、故障・上位品目への移行です。これから紹介する買い替えのサインとあわせて、4年前後をひとつの判断材料にするのもよいでしょう。
スマホの変え時を判断するポイントのひとつに、液晶画面などの破損が挙げられます。内閣府の消費動向調査(令和5年3月実施調査結果)でも、買い替え理由として最も多いのが故障です。2人以上の世帯において、38.7%が買い替え理由に故障を挙げています。
スマホ画面が破損した場合、操作ができない、指をケガする、内部の部品まで損傷が広がるといったリスクが考えられるでしょう。破損したスマホを使い続けるのではなく、新しいスマホに買い替える、または修理を依頼する必要があるといえます。
バッテリーの減りが早くなることも、スマホの買い替えのサインです。機種や使い方によって異なるものの、スマホのバッテリー寿命は一般的に2~3年程度。バッテリーが劣化すると、短いサイクルで充電が必要です。
またバッテリーの寿命が近づくと、処理能力の低下によってスマホ本体が熱くなる場合もあります。充電回数が増えた、スマホが熱くなりやすいなどのサインがみられるときは、スマホの買い替え時期が近いといえるでしょう。
スマホの機種によっては、バッテリーの状態を本体でチェックできます。たとえばiPhoneでは、設定アプリ>「バッテリー」>「バッテリーの状態と充電」の順に進むと、新品と比較したバッテリー容量が確認可能です(※)。バッテリーの劣化が目立つ場合、メッセージが表示されることもあります。
iOS 16.1 以降の操作画面
バッテリーが寿命を迎えたときは、スマホ本体を買い替えるのではなく、バッテリーのみを交換するのもひとつの方法です。機種によってバッテリー交換の方法が異なるため、メーカーの公式サイトや取扱説明書、通信会社の公式サイトなどで確認してみてください。
スマホの操作に必要なOS(オペレーティングシステム)を更新できない場合や、利用したいアプリにスマホが対応していない場合も、買い替えを検討すべきタイミングです。
スマホの機種が古くなると、最新のOSに対応できないケースがあります。たとえば、iPhone 8より前に発売されたiPhoneモデルは、Apple社が開発・提供するiOS 16のバージョンに対応していません。
OSのアップデートは、一般的にセキュリティ面や機能などに関連します。安全面や機能面を考慮すると、OSの更新ができないことは買い替えのサインと捉えられるでしょう。
OSだけでなく、アプリのアップデートにスマホが対応できないこともあります。スマホがアプリに対応できないのは、アプリの新機能や処理に対し、端末のスペックが追いついていないためです。同様に新たなアプリをインストールする際にも、非対応の場合があるでしょう。
最新のOS・アプリを利用できないときは、スマホの買い替えを見直す機会といえます。快適かつ安全にスマホを使うためにも、スマホがOS・アプリに対応しているかをチェックしておきましょう。
アプリの起動に時間がかかる、利用中の動作が遅い、アプリが勝手に終了するといった場合も、スマホの変え時の目安です。スマホの寿命が近づくとアプリに対する処理が追いつかず、動作が遅くなりやすいといわれています。
不要なアプリ・データなどを削除しても動作不良が改善しないときは、買い替えの必要性が高いと考えられるでしょう。
スマホを買い替える前には、データのバックアップや料金プランの見直し、保証サービスの加入有無の確認を行いましょう。スムーズな機種変更はもちろん、スマホ代を削減や修理費の節約などにもつながります。
スマホの買い替え時にデータをスムーズに引き継げるよう、あらかじめデータのバックアップをとっておきましょう。本記事ではGoogleアカウントを使ったAndroidのバックアップ方法と、iCloudによるiPhoneのバックアップ方法を紹介します。
なおアプリによっては、これらの方法とは別に引き継ぎ設定が必要なことも。新端末でも利用したいデータがある場合は、アプリの公式サイトなどで引き継ぎ方法を確認しておきましょう。
GoogleアカウントによるAndroidのバックアップ方法には、大きく分けて3つの手順があります。
1つ目は、写真・動画のバックアップです。AndroidでGoogleフォトアプリを開き、Googleアカウントにログインしましょう。プロフィール写真あるいはイニシャルを選択し、「フォトの設定」>「バックアップ」をタップ。バックアップをオンにすると操作は完了です。
2つ目は、ファイルのバックアップです。Googleドライブアプリを開き、追加アイコンからファイルをアップロードすると、バックアップができます。Googleアカウントでバックアップできるファイルの種類は、公式の「Googleドライブに保管可能なファイル」を参考にしてください。
3つ目は、スマホの通話履歴・連絡先・アプリ・設定・SMSメッセージといったAndroid端末のデータのバックアップです。これらのデータは、設定アプリから自動的にバックアップできます。
まずは設定アプリを開き、「Google」>「バックアップ」の順にタップしましょう。はじめて自動バックアップをする場合は「Google One バックアップ」をオンにし、画面の案内に沿って操作を進めてください。「今すぐバックアップ」を選択すると、バックアップが始まります。
iCloudを使うと、iPhoneのAppデータやデバイスの設定、iPhone上の写真・ビデオなどのバックアップが可能です。まずは設定アプリを開き、ユーザー名をタップしましょう。「iCloud」>「iCloud バックアップ」を選択し、オンの状態であることを確認してください。
次に、iPhoneを電源につないだ状態でWi-Fiに接続。デバイスの画面をロック状態にすると、自動バックアップが開始されます。
機種変更とあわせて、現状の料金プランを見直してみるのもおすすめです。料金・データ容量などに関して、今より満足度の高いサービス・プランが見つかる可能性があります。またキャンペーンの実施期間中であれば、よりお得に機種変更できるでしょう。
今の携帯電話会社で自分に合ったプランが見つからない場合、端末の変更と同時に他社に乗り換えるのもひとつの手です。以下の記事ではお得に使える格安SIMを紹介しているので、乗り換えも検討したい人は参考にしてみてください。
機種変更の前に、加入中の保証サービスがあるかどうかも確認しておきましょう。保証サービスに加入中、かつ修理のみでスマホを継続利用できる状況であれば、買い替えるよりも費用を抑えられる可能性があります。
たとえばiPhoneユーザー向けのAppleCare+ for iPhoneでは、画面損傷の修理やバッテリーの無償交換といったサービスの利用が可能です。
画面または背面ガラスの損傷は1回につき3,700円。過失・事故による損傷の場合、12,900円で修理してもらえます。バッテリーの無償交換は、バッテリー容量が従来の80%を下回っていることが条件です。
まずは利用できる保証サービスの有無を確認し、加入している場合は修理・交換といったサポートの条件を満たしているかをチェックしてみてください。
iPhoneへの機種変更を検討している人は、以下のコンテンツもチェックしてみましょう。iPhoneの選び方やおすすめモデル、お得に買うコツなどがわかります。iPhoneの端末選びや購入の際に役立ててみてください。
Androidスマホに買い替えたい人は、機種の選び方や人気ランキングなどを紹介した以下のコンテンツを読み進めてみてください。カメラ性能・処理性能・バッテリー性能といったさまざまな項目を徹底検証しているので、重視したいポイントに合わせた機種選びに役立つでしょう。
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