スマートフォンを介してタブレット・ゲーム機などをネットにつなげるテザリング。ソフトバンクユーザーのなかには、テザリングの接続方法が知りたい人もいるでしょう。
本記事では、ソフトバンクスマホでテザリングする方法や注意点を紹介します。ソフトバンクのテザリング料金や申込み方法も解説するので、ネットに接続したい端末がある人はチェックしてみましょう。

大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
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ソフトバンクスマホでテザリングを使うためには、テザリングオプションへの加入が必須です。My SoftBankやMy SoftBankアプリ、ソフトバンクショップなどで申し込みましょう。本コンテンツではMy SoftBankによる申込み方法を紹介します。
まずはMy SoftBankにアクセスしてログイン。Wi-Fiを切った状態で契約中のソフトバンクスマホからアクセスすると、自動でログインできます。ログイン後、「契約・オプション管理」のページにある「サービス一覧をみる」をタップしてください。
「お申し込み可能なサービス」>「テザリングオプション」へと進み、サービス内容を確認しましょう。「同意する」にチェックを入れて「申込」を選択すると、手続きは終了です。
テザリング料金の発生有無はプランによって異なります。主なプランのオプション料金は以下のとおりです。
【テザリング料金が月額550円のプラン】
【テザリング料金が無料のプラン】
【プラン適用日から2年間はテザリング料金が無料のプラン】
2023年5月時点、すべて税込み
ソフトバンクのテザリングオプションに加入し、かつソフトバンクスマホ本体での設定が完了するとテザリングができます。テザリング方法はWi-Fi接続・Bluetooth接続・USB接続の3種類です。
Wi-Fi接続は無線接続のひとつで、Bluetooth通信に比べて通信速度が出やすい点が特徴。3つの接続方法のなかでは、スマホ端末のバッテリー消耗に注意が必要です。
Bluetooth接続もWi-Fi接続と同じく、無線接続ができます。Wi-Fiよりも通信速度は遅めですが、バッテリー消費を抑えやすいのが強みです。
USB接続のメリットは通信が安定しやすいこと。パソコンなどの接続機器からスマホへ給電できるのも特徴です。ただし専用のUSBケーブルが必要である点や、接続機器側のバッテリーが減りやすい点には注意しましょう。
いずれかの方法でテザリングを実施すると、スマホ端末1つでネット環境がつくれます。契約中のプランによってはオプション料金がかかりますが、別の通信サービスを新規契約する必要はありません。外出先ではモバイルWi-Fiルーター代わりとしても役立つでしょう。
テザリングの基礎知識としてWi-Fiとテザリングの違いを押さえておきたい人は、以下の記事もチェックしてみてください。
iPhoneのテザリング設定の手順を、Wi-Fi接続・Bluetooth接続・USB接続ごとに紹介します。共通の設定手順として、はじめにテザリング機能をオンにしましょう。
設定アプリを開き、「モバイル通信」>「インターネット共有」の順にタップ、もしくは設定アプリを開いた画面で「インターネット共有」をタップしてください。
「ほかの人の接続を許可」をオンに切り替えると、テザリング機能の事前設定は完了です。Wi-FiやBluetoothの設定をオフにしている場合はポップアップが出るので、表示に従ってオンにしましょう。USB接続を用いる場合、Wi-Fi・Bluetoothの設定はオフの状態でも可能です。
Wi-Fi接続する場合は、設定アプリの「インターネット共有」で端末の名前とWi-Fiのパスワードを確認しましょう。端末の名前は「“Wi-Fi”のパスワード」下のテキスト部分でチェックできます。
その後、iPhone端末で「インターネット共有」の画面を表示したまま、ネットに接続したい端末でWi-Fi設定をしましょう。iPhone端末の名前を選択してWi-Fiのパスワードを入力すると、ネットに接続できます。
Bluetooth接続をするケースでは、まずiPhone端末の設定アプリを開いて「Bluetooth」をタップしましょう。Bluetoothがオンであることを確認できたら、画面をそのままにしておきます。
次に、ネットに接続したい端末側でBluetoothの設定をしましょう。Bluetoothに接続できる機器の一覧からiPhone端末を選択し、両方の端末に表示されるコードを確認してください。コードが一致していれば、それぞれの端末で認証しましょう。
機器によって表示は異なりますが、「ペアリング」「接続」「Bluetoothデバイスの追加」といった表示をタップすれば認証は完了します。
上記のペア設定を実施したあと、接続する機器によってはインターネット接続の設定が必要です。より詳細な接続方法は、各端末の説明書などを参考にしてみてください。
USB接続する場合は、Mac・Windowsなどの接続したい機器に最新バージョンのiTunesやFinderがインストールされているかどうかを確認しましょう。インストールができていれば、iPhone端末と機器をUSBケーブルで接続してください。
iPhone端末に「このコンピュータを信頼しますか?」という画面が表示された場合は、「信頼」をタップします。以上でUSB接続でのテザリングの設定は完了です。
Android端末を使ってテザリングをする場合も、テザリング機能を使うための事前準備が必要です。上から下に向かって画面をスワイプし、アクセスポイントのアイコンを選択してオンにしましょう。
アクセスポイントのアイコンがない場合、もう一度上から下に向かって画面をスワイプしてください。鉛筆の形をした編集アイコンを選択し、アクセスポイントのアイコンを設定項目に追加します。追加後、アクセスポイントのアイコンをタップすると事前準備は完了です。
事前準備ができたら、Wi-Fi接続・Bluetooth接続・USB接続ごとに設定手順を確認してみましょう。
Wi-Fi接続する際は、Android端末の画面を下へ向かってスワイプし、アクセスポイントのアイコンを長押しします。その後、Wi-Fiのアクセスポイントをオンにしましょう。
次はネットに接続したい端末側で、Android端末のアクセスポイント名を選択してください。Wi-Fi接続のパスワードが入力できたら、接続設定は完了です。
場合によっては、Wi-Fiテザリングの利用前に「Wi-Fi アクセス ポイントをセットアップ」の実施を求められることもあります。その際は、接続に必要なアクセスポイント名やパスワードなどを確認し、案内に従って操作を進めましょう。
Bluetooth接続でテザリングを使うためには、ネット接続したい端末とAndroid端末のペア設定が必要です。まずはAndroid端末の画面を上からスワイプダウンし、Bluetoothアイコンを長押ししてください。
次に、新しいデバイスとペア設定をする画面へ進み、案内に従って設定を完了させましょう。設定方法は端末によって異なるため、メーカーの公式サイトなどを確認してください。ペア設定後、通信したい端末側でインターネット接続を有効にします。
続いて、Android端末の画面をスワイプダウンし、アクセスポイントのアイコンを長押ししてください。Bluetoothテザリングをオンにすると、テザリング設定は完了です。
はじめに、接続したい端末とAndroid端末をUSBケーブルでつなぎ、Android端末に表示される通知を確認しましょう。次にAndroid端末の画面を上から下にスワイプし、アクセスポイントのアイコンを長押ししてください。USBテザリングをオンに切り替えると、設定は完了です。
端末によっては、USBテザリングの利用中にWi-Fi通信ができないケースもあります。Wi-Fi通信も同時に利用したい場合は、機種の取扱説明書をチェックしておきましょう。
ソフトバンクスマホでテザリングを利用する場合、データ容量・端末のバッテリー消耗・セキュリティに関する注意点も把握しておきたいところです。納得したうえでテザリングを活用できるように、3つの注意点を詳しく確認してみましょう。
ソフトバンクスマホでテザリングを利用すると、契約プランのデータ容量を使い切ってしまう可能性があります。データ容量が超過した場合、送受信時に最大128Kbpsの速度制限がかかることに注意が必要です。
データプランミニフィット+といったデータ容量が少なめのプランでテザリングを利用した場合、短期間で低速化することも考えられます。日常のスマホ利用への支障を避けるためには、容量の大きなプランでテザリングを利用するのが得策といえるでしょう。
ただしデータ容量の上限がないデータプランメリハリ無制限でも、テザリングの容量には制限があります。テザリング上限は、データシェアプラスのデータ利用量とあわせて30GBまで。30GBを超えると、テザリングオプション利用時の通信が低速化するので注意が必要です。
プランの選び方に加えて、データ容量の節約にも目を向けましょう。たとえばパソコンの場合、更新プログラムのダウンロードやファイルの自動同期などによって、多くのデータ量が消費される場合があります。速度制限を回避したいなら、接続機器側の通信設定を変更するのがおすすめです。
Windowsの場合、使用分に応じて課金される従量制課金接続に変更すると、優先度の高いプログラムだけがダウンロードされます。アプリの自動ダウンロードの一時停止といった制限もあるため、データ容量を消費しにくいでしょう。
Macであれば、省データモードにしたり、Appの自動アップデートをオフにしたりすると、データ容量を節約できます。送受信のデータ容量を抑えたい場合は、接続機器側での設定を見直してみてください。
対策としては、必要なときだけテザリング機能をオンにする、バッテリーを消費しにくいBluetooth接続を利用する、外出時にモバイルバッテリーを携帯するなどがあります。スマホのバッテリーを減らしたくない場合は、スマホに給電しながらテザリングできるUSB接続がおすすめです。
テザリングのWi-Fi接続に用いるパスワードが流出すると、他者に接続される可能性があります。またテザリング機能をオンにした際は、自分以外の人でもアクセスポイント名(ネットワーク名)の閲覧が可能です。登録名によっては、個人を特定されるリスクもあるでしょう。
個人情報を守るためには、特定されにくいパスワードやアクセスポイント名を設定することが大切です。パスワードやアクセスポイント名は、iPhone・Androidともに設定アプリから変更できます。
パスワードを流出させない、推測されにくいパスワードを設定する、個人を特定できるようなアクセスポイント名を避けるといった対策をとり、トラブルを予防しましょう。
テザリング以外の方法でインターネット通信をしたい場合は、モバイルWi-Fiルーターも視野に入れてみましょう。モバイルWi-Fiルーターは、テザリングに比べて通信速度が速い傾向であるのが特徴です。
スマホを親機として使用しないことから、スマホのバッテリーの減りを気にする必要もありません。特に外出先で頻繁にネット通信する人に向いているでしょう。
また、ソフトバンクのテザリングには契約プランごとのデータ上限が設けられているため、使いすぎによる低速化のリスクがあります。その点、モバイルWi-Fiルーターは無制限で使えるケースが多いのもメリットです。
モバイルWi-Fiルーターに興味がある人は、モバイルWi-Fiルーターの概要や選び方、人気ランキングなどをまとめた以下の記事をチェックしてみてください。
テザリングを利用しつつ、月額料金を抑えたいのであれば、大容量プランを提供する格安SIMもチェックしておきたいところです。ソフトバンクの場合、無制限プランの「データプランメリハリ無制限」は月々7,238円(※)。テザリングの利用には毎月30GBの上限があります。
「基本プラン(音声)」を合わせた税込み料金大容量の格安SIMであれば、ソフトバンクよりも費用を抑えてテザリングを利用できる可能性も。お得にテザリングを利用したい人は、大容量プランがある格安SIMを以下の記事で確認してみましょう。
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