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エプソン エコタンク搭載モデル EP-M476Tをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

コストを気にせず印刷できると謳うインクジェットプリンターエプソン エコタンク搭載モデル EP-M476T。「インクコストを抑えられる」と評判です。その一方、「写真印刷の質がよくない」と気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。


今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。


  • ランニングコストの安さ
  • 文書プリントのきれいさ
  • 写真プリントのきれいさ
  • 印刷の待ち時間の少なさ
  • 使い勝手


さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のインクジェットプリンターとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説します。ポイントや送料を考慮した価格比較も行ったので、インクジェットプリンター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

2025年06月02日更新
田口朱凜
ガイド
元PC販売員/マイベストPC周辺機器担当
田口朱凜

筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。

田口朱凜のプロフィール
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自社施設

目次

はじめに結論!印刷コストが安い大容量タンク式。写真をきれいにプリントでき、年賀状にも活躍

エプソン販売
エコタンク搭載プリンターEP-M476T

2023/11/16 発売

25,962円

エコタンク搭載プリンター
自動電源オン機能
QRコード対応
液晶ディスプレイ付き
タッチパネル対応
NFC対応不明

エプソン エコタンク搭載モデル EP-M476Tは、ランニングコストを安く抑えられる大容量タンク式の商品です。価格は3万円台(※執筆時点・公式サイト参照)と、比較した大容量タイプのなかでは手頃なエントリーモデル。カラー資料1枚は0.8円、モノクロ資料は0.3円と印刷代も比較した商品内でトップクラスの安さでした。インクコストを抑えられる」との口コミにも頷けます。


原稿を自動で読み込むADF機能や自動両面印刷には非対応ですが、iPhoneやMacから手軽に印刷できるAir Printや、Wi-Fiダイレクトプリントなど基本機能は搭載。スマホから写真や文書を印刷できるうえ、コピー・スキャン機能も押さえています。比較したハイエンドモデルに比べて機能はシンプルですが、普段使いには十分でしょう。


実際に写真を印刷すると、紅葉や海などの風景を鮮明に再現。高発色と謳う染料インクを採用し、比較した顔料インクのみの商品より精細でした。家族写真や年賀状には十分といえます。ただ青系のシアンが強めで、人肌もやや血色が悪く見えたのは気がかり。自然な写真にこだわる人は「写真印刷の質がよくない」との口コミのように感じるかもしれません


文書プリントの評価もいま一歩。モノクロ・カラー印刷ともに発色が淡く、文字や図がくっきりしているとはいえません。モニターからも「プレゼン資料などには使えない」との指摘が寄せられました。とはいえ印刷のズレや縦線はほぼなく、正確性は高めです。個人で使う資料であれば問題ないでしょう。


印刷スピードは遅めです。モノクロ資料10枚で83秒・カラー資料10枚で178秒と、どちらも比較した全商品の平均値には届かず(※執筆時点)。電源を入れる手間なく印刷できる自動電源オン機能も非搭載でした。写真印刷は速かったものの、上位商品には写真・文書ともに素早く印刷できるものも。より高機能なモデルがほしい人は、ほかのモデルも検討してください。

エプソン エコタンク搭載モデル EP-M476Tとは?

エプソン エコタンク搭載モデル EP-M476Tとは?

エプソン エコタンク搭載モデル EP-M476Tは、ケタ違いの低印刷コストと謳う大容量タンク式の商品。インクボトルを挿すだけでインクが満タンになる「エコタンク方式」を採用しています。カートリッジ式に比べてインク交換の手間が少なく、大量印刷も気軽に行える設計です。


EPSON(エプソン)は、1942年設立の電気機器メーカー。家庭用プリンターのColorio(カラリオ)シリーズをはじめ、写真用の高画質プリンターやビジネスプリンターなどを幅広く展開しています。

2023年11月発売。専用アプリでスマホからもプリント可能

2023年11月発売。専用アプリでスマホからもプリント可能
出典:epson.jp

発売日は2023年11月16日。文書・写真のプリントに加え、コピーとスキャンも可能なエントリーモデルです。クラウド対応で、クラウド内のファイルを外出先でも印刷OK。AIスピーカーのAmazon Alexaにも対応しており、模様入りのデザインぺーパーやカレンダーなどのコンテンツを音声で印刷できます。


スマホでQRコードを読み取ると、簡単に接続できる機能も。専用アプリ「Epson Smart Panel」を使えば、スマホ内にある写真やPDFなどの文書を直接プリント可能です。無線LANルーターを使わず、スマホからワイヤレス印刷ができるWi-Fiダイレクトプリントにも対応していますよ。


スペック

  1. 発売日|2023年11月16日
  2. 価格|税込31,350円(※執筆時点・公式サイト参照)
  3. サイズ|幅375×奥行347×高さ179mm
  4. ディスクレーベルプリント|×
  5. Wi-Fiダイレクトプリント|◯
  6. QRコードプリント|◯
  7. クラウドプリント|◯
  8. AirPrint対応|◯
  9. ADF対応|×
  10. SDスロット|×
  11. 両面印刷|×
  12. スキャン機能|◯
  13. コピー機能|◯

4色の染料インクを採用。A4用紙を最大で100枚給紙できる

4色の染料インクを採用。A4用紙を最大で100枚給紙できる
出典:epson.jp
インクは独立型で、高発色と謳う染料インクを採用しています。色はブラック・シアン・マゼンタ・イエローの4色。エプソン独自のエコタンクを搭載しており、大容量タンクにインクボトルを挿せば満タンまで自動でインクを補充できますよ。

最大用紙サイズはA4で、A4用紙は最大100枚、ハガキは最大30枚セット可能。自動電源オン機能はありませんが、設定した時間経過で電源をオフできる機能を搭載しています。

操作パネルは角度調節OK。目盛りつきインク窓で残量を把握できる

操作パネルは角度調節OK。目盛りつきインク窓で残量を把握できる
出典:epson.jp

サイズは幅37.5×奥行34.7×高さ17.9cmとコンパクトで、置く場所を選ばないとアピールしています。1.44型のカラー液晶モニターと、操作パネルを搭載。操作パネルの角度は最大90度まで変えられるので、設置場所の高さに合わせて見やすく調節可能です。


背面にも給紙トレイを備え、スムーズに連続印刷できると謳っています。本体の前面には、窓つきのインクタンクを搭載。インク窓には目盛りがあり、ひと目でインクの残量を確認できる設計です。正確に残量を把握するため、撥水性の高いインク窓を採用しています。

実際に使ってみてわかったエプソン エコタンク搭載モデル EP-M476Tの本当の実力!

今回は、エプソン エコタンク搭載モデル EP-M476Tを含む、インクジェットプリンター全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。


具体的な検証内容は以下のとおりです。


  1. ランニングコストの安さ
  2. 文書プリントのきれいさ
  3. 写真プリントのきれいさ
  4. 印刷の待ち時間の少なさ
  5. 使い勝手

ランニングコストはトップクラスの安さ。使用頻度が高い人向き

ランニングコストはトップクラスの安さ。使用頻度が高い人向き

まずは、ランニングコストの安さの検証です。「家庭用インクジェットプリンタの印刷コスト表示に関するガイドライン」(参照:JEITA)に則り、各プリンターにおけるカラー資料の印刷コスト表示をチェックして評価しました。


調べたところ、カラー資料1枚あたりの印刷コストはわずか0.8円。「インクコストを抑えられる」との口コミどおり、比較した商品内でもトップクラスの安さでした。全商品の平均が約10.5円(※執筆時点)だったことを考慮しても、非常に優秀な結果。モノクロ資料の公表値も1枚0.3円と、かなりリーズナブルです。


本品のような大容量タンク式は、1万円以下の機種と並ぶと本体価格は高いものの、インク代は安く抑えられる傾向がありました。本品は比較した大容量タンク式のなかでもコストが安く、リモートワークなどで毎日のように使う人や、定期的に大量の資料を印刷する人にぴったりですよ。

モノクロ・カラーともに鮮明さが物足りず。印刷の正確性は高め

モノクロ・カラーともに鮮明さが物足りず。印刷の正確性は高め

続いて、文書プリントのきれいさの検証です。


20代以上の男女5名以上のモニターが、各商品で印刷したモノクロ・カラー資料をチェック。発色に加え、文字や図表にかすれ・ぼやけ・ズレがないかといったポイントを確認しました。

モノクロ資料は黒の発色がいま一歩。印刷のズレや縦線はなし

モノクロ資料は黒の発色がいま一歩。印刷のズレや縦線はなし
実際にプリントしたところ、モノクロ資料は色が薄い点が気になりました。発色に満足できたのはモニター6名中1名のみで、「黒というよりはグレーがかっていて薄く見える」といった声が多数寄せられています。


比較した商品のなかでも黒がくっきり発色したものは少なく、多くのモデルがやや淡い色で印字される結果に。配布物などでモノクロ資料を作成する機会が多い人は、黒が濃く発色し視認性が高かった上位商品も視野に入れましょう。


発色についてのモニターコメント

  1. 「一番大きいフォントでも少し薄い。許容範囲だが物足りない」(30代女性)
  2. 「全体的にやや薄く、文字もシャープさに欠ける。図をイメージどおりに印刷できない不安がある」(20代男性)
  3. 「はっきりした濃い黒色ではなく、ぼんやりとしたグレーがかった色味。読むには問題ないが、ブレた印象で見にくい」(40代男性)
  4. 「若干グレーがかっているが、しっかり読めたので許容範囲」(50代女性)
  5. 「グレーに見えて発色がよくない。かすれもあり、全体的に薄くはっきり見えない」(30代女性)
コメントは一部抜粋

細部に潰れやかすれが見られたのも気がかりです。「文字も図も少しかすれ気味で、きれいに見えない」といった意見が寄せられました。注釈に使うような小さい文字でもくっきり印字できた上位商品に対し、精細とはいいがたい結果です。


とはいえ、印刷のズレや縦線はほとんど見られず、プリントの正確性は良好。「全体的にはそこまで違和感がない」との声もあり、自分用の資料としてなら問題なく使えるでしょう。


精細さ・正確さについてのモニターコメント

  1. 「小さい文字ほどエッジが潰れているが、許容範囲。図柄が精細に再現されていて満足」(30代女性)
  2. 「文字も図も少しかすれ気味できれいに見えない。全体的に見たときにはそこまで違和感はない」(20代男性)
  3. 「文字のくっきり感が足りない。読めなくはないが精細感がない」(40代男性)
  4. 「よく見ると横に薄い線が白く浮いている。全体的なボケはほぼない」(50代女性)
  5. 「図形は全体的に薄い印象。小さい文字はかすれが気になった」(30代女性)
コメントは一部抜粋

カラー資料の発色も薄く見づらい。ざらつきが気になった

カラー資料の発色も薄く見づらい。ざらつきが気になった
カラー資料の発色も満足度が低め比較した商品には、元データとほぼ変わらない色味で印刷できたものもあったなか、発色が淡く鮮明さに欠けるのがネックです


一部のモニターは見やすさを高く評価したものの、「全体的に薄い」「人に見せる資料には向かない」といったネガティブな意見が多めでした。プレゼンなどで使用する資料としては物足りない可能性があります。


発色についてのモニターコメント

  1. 「全体的に色が薄く見づらい。色にざらつきがあり均一感がない。データに近い色味が再現できた点はよい」(30代女性)
  2. 「発色が淡く、黄色だけ強めに出ていて読みづらい。個人用資料向き」(20代男性)
  3. 「同系色の濃淡がはっきりしており、棒グラフも見やすい。色が薄く鮮やかさには欠ける」(40代男性)
  4. 「赤系や薄い色がきれいに出ておらず、プレゼン資料などに使えるレベルではない。全体的に見ればバランスはよく、自分用なら問題なく使える」(50代女性)
  5. 「全体的に薄くはっきりしない。同系色の判別はできるが、塗りつぶされている図形に均一感がない。人に見せる資料には向かない」(30代女性)
コメントは一部抜粋

ややザラつきがあり、精細さもいまひとつ。「塗りつぶされた箇所にザラザラ感がある」「白抜きの字が見づらい」など、モニターからはマイナスな意見が多めです。比較したところ、本品のような4色インクの商品は、6色インクと比べると色の再現度が低い傾向がありました。


一方、「図柄は線がシャープでズレもない」という声もあり、モノクロ資料と同様に正確性は高め。個人的に印刷する資料であれば、見づらさはそれほど気にならないでしょう。


精細さ・正確さについてのモニターコメント

  1. 「小さい文字も読みやすい。図柄は線がシャープでズレもなく、広い面も均一に印刷できていた」(30代女性)
  2. 「塗りつぶされた箇所にざらつきがあり、白い文字が読みにくい。明確なズレやかすれ、濃淡のムラなどはないが、色の再現などに正確性がなく好みではない」(20代男性)
  3. 「かすれ・ぼやけ・ズレはないが、よく見ると面積の広い箇所にザラザラとしたムラがある。なめらかさがないものの、通常の資料の印刷には問題ない」(40代男性)
  4. 「小さい図形の線にドット感がある。塗りつぶされた箇所にザラザラ感があり、白抜きの字が見づらい。ぼけ・ズレ・ムラはないので、自分用には十分」(50代女性)
  5. 「図形や棒グラフの色がかなりざらついて見える。図形の上に重ねた文字がぼやけて見にくい」(30代女性)
コメントは一部抜粋

青みがやや強いが発色はきれい。写真好きな人には物足りないかも

青みがやや強いが発色はきれい。写真好きな人には物足りないかも

次は、写真プリントのきれいさの検証です。


カメラ・写真が趣味の男女モニター5名以上が、「きれい」または「高画質」モードで印刷した写真をチェック。色合いは鮮やかか、繊細な色の違いが表現されているかなどを確かめました。

鮮やかでバランスのよい発色。シアンは若干強めに表現される

鮮やかでバランスのよい発色。シアンは若干強めに表現される
写真プリントの発色はおおむね良好です。「鮮やかで肌色の表現も自然」「全体的なバランスはきれい」といった好意的な意見が多数聞かれました。紅葉・海などの風景を色鮮やかに描きつつ、遠景も細部まで再現できています。「高発色な染料インク」と謳うとおり、鮮明な仕上がりでした。


一方、青系のシアンが強めに発色されたのは惜しい点。「青みが強く絵のような不自然さを感じた」という指摘があり、写真が趣味の人は「写真印刷の質がよくない」との口コミ同様に感じる可能性があります。


比較したところ本品のような4色インクタイプは、6色インクの商品ほど色を繊細に再現できない傾向が。特に風景写真は、植物の枝葉の陰影や海・空のグラデーションの美しさに差が出ました。単体で見れば十分ですが、元データと変わらない質を求める人は6色インクタイプも検討してくださいね。


発色についてのモニターコメント
  1. 「鮮やかで肌色の表現も自然。紅葉の赤も過度な主張がなく、夕焼けのグラデーションもきれい。ただ、青みが強く絵のような不自然さを感じた」(30代女性)
  2. 「光と影のコントラストが弱く、シアンやマゼンタの発色が強すぎる。元データの色に比べ不自然」(20代男性)
  3. 「微妙な濃淡も表現されており、全体的なバランスはきれい。ただ、青みが強く絵のような印象もある。人の肌はナチュラルでツヤも感じられた」(40代男性)
  4. 「鮮やかさが足りず、肌色も再現できていない。青が不自然で肉眼と違って見える」(50代女性)
  5. 「発色がよく、濃淡のグラデーションもきれい。人の肌はやや血色感が低いが不自然というほどではない」(30代女性)
コメントは一部抜粋

ズレやガタつきのない仕上がり。年賀状や家族写真には十分

ズレやガタつきのない仕上がり。年賀状や家族写真には十分

色の正確さも悪くない結果です。写真に潰れやかすれはほぼ見られず、「陰影が表現されていて立体感がある」「ズレやガタつきはなくきれい」など好評でした。色味が淡くぼんやりとしていた下位商品に比べ、年賀状や家族写真には十分な仕上がりといえるでしょう。


ただなかには、「被写体のフチがぼやけている」「なめらかさに欠ける」という指摘も。元データと比べると、解像感の粗さがやや気になるかもしれません。


比較した結果、写真プリントのきれいさで高評価を得た商品は4台のみ(※執筆時点)で、その大半が6色インクモデル。本品のような4色インクモデルは、ほとんどが高評価には及びませんでした。


精細さ・正確さについてのモニターコメント

  1. 「陰影が表現されていて立体感がある。波の泡などのディテールも鮮明。肌質もリアルで再現性が高いと感じた」(30代女性)
  2. 「全体的にメリハリを感じない。ノイズなどが混ざっていないのは評価できる」(20代男性)
  3. 「ズレやガタつきはなくきれい。海岸の背景や波などの細かい部分も、潰れることなく表現されている」(40代男性)
  4. 「文字や柄はかすれもなくきれい。紅葉の葉や細い枝も先端まできれいに印刷されている。建物のシャープネスが若干弱いがおおむね満足」(50代女性)
  5. 「空の薄い色に少しノイズがある。肌も粒っぽさがあり、少しなめらかさに欠ける。パッと見ただけではわからないので許容範囲」(30代女性)
コメントは一部抜粋

印刷には時間がかかる。基本機能を押さえたエントリーモデル

印刷には時間がかかる。基本機能を押さえたエントリーモデル

最後は、印刷の待ち時間の少なさ・使い勝手の検証です。


モノクロプリント・カラープリント・写真プリントを各3回印刷し、その平均時間を測定。加えてテスターが各商品をチェックし、両面印刷の可否やSDスロットの有無などを確認しました。

印刷の待ち時間は長め。自動電源オン機能がない点もネック

印刷の待ち時間は長め。自動電源オン機能がない点もネック
印刷速度はそれほどスピーディとはいえません。モノクロ資料10枚の印刷には、83秒かかりました。高評価基準の60~70秒には及ばず、比較した全商品の平均である約61秒(※執筆時点)にも届きません。

カラー資料の印刷スピードも、10枚で178秒といま一歩。全体平均値の133秒(※執筆時点)に届かず、大量印刷する場合は待ち時間が気になるでしょう。自動電源オン機能がなく、電源を入れる手間がかかる点も気がかりです。


一方、写真プリント(標準モード)の速さは十分で、5枚を62秒で印刷できました。高評価基準の160~180秒を優に下回ったうえ、比較した全商品の最小値57秒(※執筆時点)ともわずか5秒の差。年賀状などを手早くプリントしたい人は、候補に入れてよいでしょう。


  1. モノクロ印刷10枚|83秒
  2. カラー印刷10枚|178秒
  3. 写真印刷5枚|62秒

クラウドプリントやAir Printに対応。コピー・スキャンもできる

クラウドプリントやAir Printに対応。コピー・スキャンもできる
スペックを確かめると、基本的な機能は押さえていました。専用ドライバをインストールせずiPhoneやMacから印刷できるAir Printや、Wi-Fiダイレクトプリントに対応コピー・スキャン機能も備わっており、日常使いには十分な機能性といえます。


ただエントリーモデルのため、比較したハイエンドモデルと比べると機能はシンプル。自動両面印刷や、原稿を自動で読み込むADF機能には非対応です。用紙を節約したい人や、複数枚の書類をコピーする機会が多い人は使いにくいかもしれません。


また、比較したなかで5商品(※執筆時点)のみ備えていたSDスロットもなし。SDスロットがあれば、SDカードを直接挿して楽に写真を印刷できる利点があります。とはいえ頻繁に写真を印刷しない人は、それほど重視しなくてもよいでしょう。


  1. 前トレイ|×
  2. 後トレイ|◯
  3. 自動両面印刷|×
  4. コピー・スキャン機能|◯
  5. ADF対応|×
  6. SDスロット|×
  7. Air Print対応|◯
  8. クラウドプリント|◯
  9. ディスクレーベルプリント|×
  10. Wi-Fiダイレクトプリント|◯
  11. QRコードプリント|◯

エプソン エコタンク搭載モデル EP-M476Tの詳細情報

エプソン販売
エコタンク搭載プリンターEP-M476T

2023/11/16 発売

エコタンク搭載プリンター 1
エコタンク搭載プリンター 2
エコタンク搭載プリンター 3
エコタンク搭載プリンター 4
エコタンク搭載プリンター 5
エコタンク搭載プリンター 6
エコタンク搭載プリンター 7
エコタンク搭載プリンター 8
エコタンク搭載プリンター 9
エコタンク搭載プリンター 10
エコタンク搭載プリンター 11
エコタンク搭載プリンター 12
エコタンク搭載プリンター 13
最安価格
Amazonで売れています!
25,962円
在庫わずか
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25,962円
在庫わずか
自動電源オン機能
QRコード対応
液晶ディスプレイ付き
タッチパネル対応
NFC対応不明
色数
4色
印刷スピード(モノクロ)
約60秒/10枚
印刷スピード(カラー)
約120秒/10枚
印刷スピード(ハガキ)
不明
稼動音
不明
A4カラー文書印刷コスト(標準)
0.8円
A4カラー文書インクコスト(大容量)
不明
375mm
奥行347mm
高さ179mm
重量4.1kg
インクタイプタンク
最大用紙サイズA4
給紙トレイ背面トレイ
解像度5760×1440dpi
自動両面印刷非対応
SDカードスロットあり
ADF機能
最大給紙枚数(普通紙)100枚
クラウドプリント対応
スマートスピーカー対応
最大給紙枚数(ハガキ)30枚
Mopria対応
ディスクレーベルプリント機能
フチ無し印刷可能
Wi-Fi対応
スマホ対応
消費電力12W
AirPrint対応
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エプソン エコタンク搭載モデル EP-M476Tの価格比較

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。

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    25,964円

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    GBFT Premium
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    25,970円

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    ポイント:0円相当

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    GBFT Online
    4.71

    (3,334件)

  4. 4

    26,007円

    (+45円)

    販売価格:26,270円

    ポイント:263円相当

    送料別

    OCNオンラインショップ(旧 NTT-X Store)
    4.62

    (1,799件)

  5. 5

    26,110円

    (+148円)

    販売価格:26,110円

    ポイント:0円相当

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    ディーライズ2号
    4.66

    (3,752件)

エプソン エコタンク搭載モデル EP-M476Tのメンテナンス方法は?調子が悪いときの対処法をチェック!

エプソン エコタンク搭載モデル EP-M476Tのメンテナンス方法は?調子が悪いときの対処法をチェック!
出典:epson.jp
印刷がかすれたりスジが入ったりする場合は、以下の手順でノズルをチェックしましょう。ノズルが目詰まりしているときは、ヘッドクリーニングを行ってください。

ノズルチェック・ヘッドクリーニングの手順
①プリンターの操作パネルで「プリンターのお手入れ」「ノズルチェック」を順に選択する
②画面の指示に従って用紙をセットし、ノズルチェックパターンを印刷
印刷されたパターンを見て、ノズルに目詰まりがあるかチェックする

④すべての線が印刷されるまで、ノズルチェックとヘッドクリーニングを繰り返す


なお、インクチューブ内のインクをすべて入れ替える「強力クリーニング」機能も搭載しています。お手入れの詳しい手順や注意点は、取扱説明書や公式サイトのWebマニュアルを参考にしてくださいね。

(参照:公式サイト

エプソン エコタンク搭載モデル EP-M476Tはどこで売っている?

エプソン エコタンク搭載モデル EP-M476Tはどこで売っている?
出典:epson.jp
エプソン エコタンク搭載モデル EP-M476Tは、エプソンの公式通販サイト「エプソンダイレクトショップ」で購入可能。販売価格は税込31,350円(※執筆時点・公式サイト参照)です。

Yahoo!ショッピング・楽天市場・Amazonといった大手ECサイトでも販売中。ヤマダ電機やビックカメラなど、家電量販店でも取り扱いが確認できました。取扱店舗によって値段が異なることがあるので、複数のサイトを比較して購入するのがおすすめですよ。

使い勝手や文書の見やすさ重視なら、こちらがおすすめ

最後に、多機能で文書印刷のクオリティが高かった商品をご紹介します。


在宅ワークで使うなら、キヤノンのGX4030がおすすめです。複数の原稿を自動で送れるADFや、自動両面印刷に対応。タッチパネルつきで操作もスムーズです。モノクロ・カラー資料の視認性が高く、仕事で使う資料の印刷にぴったり。大容量タンク式でランニングコストを安く抑えられますよ。


文書印刷がメインなら、エプソンのビジネスプリンター EW-M634Tがうってつけ。発色や正確性に優れ、文書プリントのきれいさは比較したなかでも圧倒的でした。プレゼン等の配布資料にも十分使えるでしょう。ADF機能はありませんが、自動両面印刷に対応。こちらも印刷コストが低い大容量タンク式です。

印刷の速さ No.1

キヤノン
GX4030

おすすめスコア
4.34
ランニングコストの安さ
4.94
使いやすさ
4.60
写真印刷のきれいさ
4.00
静音性の高さ
4.07
文書印刷のきれいさ
3.50
印刷の速さ
4.63
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自動電源オン機能
QRコード対応
液晶ディスプレイ付き
タッチパネル対応
NFC対応
色数
4色
印刷スピード(モノクロ)
約51秒/10枚
印刷スピード(カラー)
約86秒/10枚
印刷スピード(ハガキ)
約220秒/5枚
稼動音
約63.6db
A4カラー文書印刷コスト(標準)
約2.2円
A4カラー文書インクコスト(大容量)

良い

    • 印刷にかかるランニングコストは、トップクラスの安さ
    • 印刷速度が速い
    • 液晶モニターを搭載しており、直観的に操作できる

気になる

    • 小さい文字の印刷だと線が滲む
    • フチなしには非対応
399mm
奥行417mm
高さ251mm
重量約9.5kg
インクタイプタンク
最大用紙サイズA4
給紙トレイ手差しトレイ、カセット2段
解像度600×1200dpi
自動両面印刷対応(ハガキ非対応)
SDカードスロットあり
ADF機能
最大給紙枚数(普通紙)250枚
クラウドプリント対応
スマートスピーカー対応
最大給紙枚数(ハガキ)40枚
Mopria対応
ディスクレーベルプリント機能
フチ無し印刷可能
Wi-Fi対応
スマホ対応
消費電力20W
AirPrint対応
全部見る
GX4030

Canon ビジネスジェットインクプリンター GX4030の口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!

エプソン販売
ビジネスプリンターEW-M634T

最安価格
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32,800円
在庫わずか
自動電源オン機能
QRコード対応
液晶ディスプレイ付き
タッチパネル対応
NFC対応
色数
4色
印刷スピード(モノクロ)
不明
印刷スピード(カラー)
不明
印刷スピード(ハガキ)
不明
稼動音
不明
A4カラー文書印刷コスト(標準)
1円
A4カラー文書インクコスト(大容量)
不明
375mm
奥行503mm
高さ187mm
重量5.7kg
インクタイプタンク
最大用紙サイズA4
給紙トレイ前面トレイ
解像度4800×1200dpi
自動両面印刷対応(ハガキ非対応)
SDカードスロットあり
ADF機能
最大給紙枚数(普通紙)250枚
クラウドプリント対応
スマートスピーカー対応
最大給紙枚数(ハガキ)30枚
Mopria対応
ディスクレーベルプリント機能
フチ無し印刷可能
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EPSON エコタンク搭載モデル EW-M634Tをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

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