カールツァイスのオールドレンズのおすすめ人気ランキング【2025年】

カールツァイスのレンズマウントにはさまざまな種類があるので、ここでは代表的なものを紹介します。予算や選択肢の多さなど、希望の条件で選ぶとよいでしょう。

【M42マウント】

カールツァイスのなかでもラインナップが多く、選びやすいのがM42マウントです。マウントアダプターの種類が多いので、別のカメラに買い替えた場合でも使用できる可能性があります。銘玉として有名な「Flektogon（フレクトゴン）」や「Pancolar（パンカラー）」がとくに人気です。

【エキザクタ（エキサクタ・Exakta）マウント】

M42に続いて、各社共通のユニバーサルマウントを採用しているのがエキザクタマウントです。中古レンズの取り扱いが多く、一眼レフでは使えないため安価なものが多いのが特徴。ミラーレス一眼につける予定で、コストを抑えたい人にもおすすめです。

【プラクチカバヨネット（プラクチカB・PB）マウント】

安価かつマイナーなオールドレンズを使ってみたい人は、プラクチカバヨネット（プラクチカB）マウントも視野に入れてみましょう。M42やエキザクタマウントに比べるとラインナップは少ないものの、1万円以下で入手できるレンズも複数あります。

【ヤシカコンタックスマウント】

現代的な写りが好みで、かつ手軽にカールツァイスの描写性能を楽しみたい人は、ヤシカコンタックスマウントを検討してみてください。T＊（ティースター）コーティングを施したレンズもラインナップされています。

【ペンタコンシックスマウント】

一般的なフィルム（35mm判）カメラとは異なり、さらに大きな中判フィルムを使うペンタコンシックスというカメラに使われたマウント。現代の中判デジタル一眼で使うのが一般的ですが、フルサイズやAPS-Cの一眼に使うことも可能です。

キヤノン（Canon）やニコン（Nikon）のカメラを持っている人は、ほしいオールドレンズを装着するためのマウントアダプターがあるか確かめましょう。とくにミラーレスカメラはマウントアダプターとの相性がよく、M42やPBマウントに対応するアダプターも多数販売されていますよ。

たとえば、RFマウントを採用するキヤノンの「EOS R」シリーズと、カールツァイスのM42マウントレンズを組み合わせる場合は、RFボディ用のM42マウントアダプターを介すことで装着が可能です。

ただし、マウントアダプターの種類によっては、レンズが外れなくなったりカメラ本体から取り外せなくなったりすることも。万が一の場合は修理が必要になる恐れもあるので、事前に口コミのチェックや、実物の確認をして購入するのがおすすめです。

手頃なオールドレンズの多くは標準画角といわれる50mmですが、より視覚にちかい焦点距離を優先したいときは、35mm程度を基準に選ぶとよいでしょう。風景写真はもちろん、人物やペットなどを収めたいときにも活躍してくれますよ。

視覚よりも広い範囲を1枚に収めたいときは、焦点距離35mm以下の広角レンズが適しています。見えている景色よりも画角が広いので、ダイナミックな写真に仕上げられるのが魅力。

カールツァイスのオールドレンズのなかには、オールドレンズでは珍しい焦点距離20mmの超広角レンズもあります。広大な景色を写したり、被写体と背景の遠近感を出したりといった使い方がしたい人にうってつけです。

標準レンズで被写体に寄れない場合は、焦点距離70mm以上の望遠レンズがぴったり。ほどよいボケ感の出るポートレートなら70～135mmの中望遠、遠くの被写体を撮るなら135mm以上を目安に選ぶとよいでしょう。

カールツァイスのオールドレンズでは、100mmや135mmといった望遠レンズが多く見られます。望遠レンズは「圧縮効果」で遠近感を縮められるのも特徴なので、標準や広角レンズにはない表現を楽しめますよ。