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オリンパス Trip light 8x21をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

小型・軽量で気軽に持ち歩けると評判の、オリンパス Trip light 8x21。インターネット上では高評価の声が多く見られる一方、「クリアさに欠ける」「視野が少し狭い」などの口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、オリンパス Trip light 8x21を含む双眼鏡全16商品を実際に使って、見やすさ・視界の広さ・使いやすさ・本体重量を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
2024年11月29日更新
八幡康平
ガイド
マイベスト 家電/カーバイク用品担当
八幡康平

新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。

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本コンテンツに記載の検証結果は2022年12月までの情報です

目次

はじめに結論!小型・軽量ながら、端まできれいに写し出す。目当てが小さくフィット感は控えめ

OMデジタルソリューションズ
OLYMPUSTrip light 8×21 RC IIRCII

5,198円

Trip light 8×21 RC II
オリンパス Trip light 8x21は、高い解像度と持ち運びしやすさが魅力です。屋内と屋外で実際に覗いてみると、色ズレがなく高コントラストで隅々までクリアに見えました。逆光では視界全体が白っぽくなりましたが、それ以外の環境であればきれいに写し出せるでしょう。

コンパクトなサイズに加えて、わずか190gというトップクラスの軽さも利点です。折りたためば手のひらサイズまで小さくなるので、長時間歩き回る旅行先でも携帯しやすいですよ。眼幅の調整幅もかなり広く、子どもと一緒に使いたいファミリーにも向いています。


一方で、アイレリーフが11.5mmと短くまつ毛に当たりやすいのはネック。目当てのサイズが小さく、実際に使ったモニターからは「目につけて使うとフィットしない」などの声が多かく聞かれました。眼鏡をしている人やマスカラをつけている人には使いにくい印象です。


価格は執筆時点で税込5,216円(公式サイト参照)。今回検証した商品のなかでは安く、持ち運びしやすさ重視の人にはよいでしょう。フィット感にもこだわりたいなら、ほかのアイテムもチェックしてみてください。

オリンパス Trip light 8x21とは

コンパクトサイズと軽さにより、ラクラク持ち運びできるオリンパスのTrip light 8x21。ここからは改めて、どのような商品なのかを詳しく解説していきます。

オリンパスから独立した光学機器部門のエントリーモデル。小型&軽量が強み

オリンパスから独立した光学機器部門のエントリーモデル。小型&軽量が強み
出典:jp.omsystem.com

2021年にオリンパスの映像事業部門が独立して創立されたメーカー、OMデジタルソリューションズ。オリンパスの高い光学技術を引き継ぎ、カメラや双眼鏡などを数多く販売しています。


今回ご紹介するTrip light 8x21は、小型・軽量を重視したエントリーモデル。2010年の発売以来10年以上愛され続けている人気の商品で、美術館・博物館など薄暗い場所でも快適に見えると謳われています。


最大の特徴は、約190gの軽さと折りたたみ時に片手に収まるコンパクトさ。小さなバッグや胸ポケットにも入れやすく、旅行・ライブ・スポーツ観戦などに手軽に携帯できるのが魅力です。

倍率8倍で、ドーム会場のスタンド席でも押しが見える。レンズ径は小さめ

倍率8倍で、ドーム会場のスタンド席でも押しが見える。レンズ径は小さめ

倍率は80m先のものが10m先にあるように見える8倍アリーナ席の後方やドーム会場のスタンド席でも、選手や押しの顔がしっかり視界に入る倍率です。


8倍と10倍とで迷っている人も多いと思いますが、初心者だと10倍では手ブレが発生し視野が安定しない可能性があります。はじめて双眼鏡を使うなら、扱いやすい8倍がおすすめですよ。


明るさやきれいさを左右するレンズ径は21mmとやや小さめです。日中の明るい時間や照明が多い環境であれば、はっきり見えるでしょう。

視度調整リング搭載でピントを合わせやすい。マルチコーティングで内面反射も低減

初心者でも使いやすい工夫が盛り込まれているのも注目ポイントです。左右の視力が異なる人には視度調整リングが便利。左右別々に視度を変更できるので、ピント合わせも簡単です。

目当てリングも導入され、眼鏡をしているときは収納し、裸眼時は引き出すことが可能。接眼・対物レンズには光の反射を抑えるマルチコーティングが施されており、内面反射の低減も期待できるでしょう。


目幅の調整可能範囲も約39~72mmとかなり広めです。大人の目幅は55~70mm、子どもは50〜60mmといわれており、小さな子どもも大人も共有して使えますよ。

軽量コンパクトで携帯性は良好。カラーは高級感あるおしゃれな3色展開

軽量コンパクトで携帯性は良好。カラーは高級感あるおしゃれな3色展開
本体サイズは幅10.6x高さ8.8x奥行3.8cmで、重量は190gと軽量です。そのままでも小型ですが、折りたたみ構造なのでさらにコンパクトになります。胸ポケットに入れておけば、使いたいときにサッと取り出せますよ。


カラーはパールホワイト・シャンパンゴールド・マゼンタの3種類で、どれもツヤがかった高級感ある色合いです。付属品には、ソフトケース・ストラップ・接眼レンズキャップがついてきます。

実際に使ってみてわかったオリンパス Trip light 8x21の本当の実力!

今回は、オリンパス Trip light 8x21を含む双眼鏡全16商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。


具体的な検証内容は以下のとおりです。
  1. 見やすさ
  2. 視界の広さ
  3. 使いやすさ
  4. 本体重量

コンパクトながら端まできれいに写し出す。視界も広い

コンパクトながら端まできれいに写し出す。視界も広い
まずは、見やすさ・視界の広さの検証です。

複数のシチュエーションで目標物を観測し、解像感・コントラスト・色収差の少なさ・像面湾曲のなさをチェックしました。さらに、12m離れた位置でピントを合わせた際の視界の広さも確認。Apple iPhone 13 Pro Maxの超広角カメラで撮影し、画像を見比べて評価しました。

解像感・コントラストともに優秀。逆光は少し苦手

解像感・コントラストともに優秀。逆光は少し苦手

見やすさの評価は優秀です。レンズが小型ながら解像感は高く、端までしっかり見えました。コントラストが高く色ズレも少なめで、左右に振ったときに違和感なく覗けたのもよい点です。


逆光時に視界全体がやや白っぽくなったのは気になりますが、それ以外に大きな不満はありませんでした。美術鑑賞やスポーツ観戦も、高解像度で楽しめるでしょう。

視界の広さも優秀。高解像との相乗効果で遠くまでクリアに見える

視界の広さも優秀。高解像との相乗効果で遠くまでクリアに見える
視界の広さも、ほかの商品と比べると高評価です。双眼鏡の視野を角度で示した「見掛け視界」は旧JIS規格で50.4度。ネット上では「視野が少し狭い」との口コミがありましたが、双眼鏡としては標準レベルです。

解像感の高さが相まって広範囲がクリアに見えるので、広い会場や野外でのスポーツ観戦でも活躍するでしょう。迫力や臨場感も楽しみたい人は、60度以上のアイテムを検討するのも手ですよ。

軽量・コンパクトで携帯しやすい。大人から子どもまで使える

軽量・コンパクトで携帯しやすい。大人から子どもまで使える
次に、使いやすさと本体重量を検証します。

コンタクト・眼鏡を使う人を含めた男女5人のモニターが実際に目標物を観測し、重さや使い勝手のよさをチェックしました。

眼幅調整幅はかなり広い。アイレリーフが短くまつ毛に当たりやすいのは難点

眼幅調整幅はかなり広い。アイレリーフが短くまつ毛に当たりやすいのは難点

総合的な使いやすさはまずまずの結果です。眼幅調整幅が約39~72mmと非常に広く、スムーズに調整できるのはメリット。大人にも小さな子どもにも合わせやすく、親子で一緒に使えます。


一方で、目からレンズまでの距離を示すアイレリーフは11.5mmと短めです。段階を細かく調節できるのはよいですが、モニターからは「一番長くしてもまつ毛が当たる」との指摘がありました。眼鏡やマスカラをつけている人には使いにくい印象です。

目当てのサイズが小さくフィットしにくい。つけ心地重視の人には力不足

目当てのサイズが小さくフィットしにくい。つけ心地重視の人には力不足

目へのフィット感も控えめ。目当てのサイズが小さいためか、モニターからは「覗き口が小さく少しストレス」「目につけて使うとフィットしない」との意見があがっています。


今回使用した商品をチェックしてみると、目当てが大きいもののほうがフィットする傾向にありました。つけ心地にこだわるなら、目当てのサイズにも注目してみてくださいね。

重量はわずか190gと軽量。折りたためばコンパクトに収納できる

重量はわずか190gと軽量。折りたためばコンパクトに収納できる
重量はわずか190gと、今回検証した全商品のなかでもトップクラスの軽さです。サイズも幅106×高さ88×奥行38mmと小さいため、長時間使っても疲れにくいでしょう。

折りたたむとてのひらサイズになるため、小さなカバンや胸ポケットにもしまえます。携帯しやすさ重視の人におすすめです。

オリンパス Trip light 8x21の価格比較

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。

  1. 1

    5,151円

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    販売価格:5,198円

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  2. 2

    5,445円

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見やすさ・使いやすさを両立した双眼鏡なら、こちらもおすすめ

最後に、ほかの魅力的な商品もご紹介します。

ニコンのMONARCH M7 8x30は、高解像で肉眼よりも明るくきれいに見えるのが強み。双眼鏡を覗くと美しく鮮明な視界が広がり、臨場感や没入感も味わえました。アイレリーフが長いため、眼鏡をかけていても快適に使えます。防水仕様なので、屋外での急な雨にも対応できますよ。


使いやすいエントリーモデルなら、OMデジタルソリューションズの8×25 WP IIもチェック。アイレリーフが15mmと長く、眼鏡をかけていても快適に覗けました。視界の広さとコントラストもよく、隅々まではっきり見えたのも好印象。ピント合わせや視度調整も直感的に行えます。

ニコン
ニコンMONARCH M7 8x30

おすすめスコア
4.33
対象の見やすさ
4.66
視界の広さ
3.91
使いやすさ
4.47
本体の軽さ
3.84
MONARCH M7 8x30 1
MONARCH M7 8x30 2
MONARCH M7 8x30 3
MONARCH M7 8x30 4
MONARCH M7 8x30 5
MONARCH M7 8x30 6
MONARCH M7 8x30 7
MONARCH M7 8x30 8
最安価格
Amazonでタイムセール中!
41,840円
14%OFF
在庫わずか
参考価格:
48,400円
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在庫わずか
参考価格:
48,400円
倍率8倍
対物レンズ有効径30mm
見掛け視界66.4度(旧JIS規格)、 60.3度(新JIS規格)
アイレリーフの長さ15.1mm
防水性
サイズ
W119×H125×D48mm
重量
465g
眼幅調整幅(最小)
56mm
眼幅調整幅(最大)
72mm
用途
コンサート・観劇、バードウォッチング、スポーツ観戦、星空観察、旅行

良い

  • 視界が広く、見やすさに優れている
  • 鮮明で解像感の高い視界が得られる
  • コントラストが高く、色収差がない

気になる

  • 一部のメガネをかけたモニターから、フィット感が物足りないとの指摘があった
ひとみ径3.8mm
実視界8.3度
明るさ14.4
プリズム方式ダハプリズム方式
マルチコートあり
手ブレ補正・防振機能
三脚対応(別売アクセサリーで対応)
収納ケース付き
メガネのまま使用可能
全部見る
MONARCH M7 8x30

ニコン MONARCH M7 8x30をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

OMデジタルソリューションズ
OLYMPUS8×25 WP II

おすすめスコア
3.99
対象の見やすさ
4.53
視界の広さ
3.00
使いやすさ
4.44
本体の軽さ
4.29
最安価格
14,500円
中価格
倍率8倍
対物レンズ有効径25mm
見掛け視界49.6度(旧JIS規格)、46.9度(新JIS規格)
アイレリーフの長さ15mm
防水性
サイズ
W107×H104×D44mm
重量
284g
眼幅調整幅(最小)
35mm
眼幅調整幅(最大)
73mm
用途
コンサート・観劇、バードウォッチング、スポーツ観戦、旅行

良い

  • 解像感が高い。コントラストがはっきりでクリアに見える
  • 軽量でコンパクトなので携帯性に優れている

気になる

  • 視界が狭く、迫力も物足りない
ひとみ径3.1mm
実視界6.2度
明るさ9.8
プリズム方式ダハプリズム方式
マルチコートあり
手ブレ補正・防振機能
三脚対応
収納ケース付き
メガネのまま使用可能
全部見る
8×25 WP II

オリンパス 双眼鏡 8x25WPIIをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

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