JAL CLUB EST JAL 普通カードは30歳になったらどうなる？年会費は？メリットデメリットを徹底調査

ほかのJALカードは基本的に初年度から年会費がかかるのに対し、入会後1年間のカード年会費が無料なのもうれしいポイント。10,000円以下で航空系のクレジットカードを持てるのは大きなメリットです。

さらに、還元率が2倍になる「JALカードショッピングマイル・プレミアム」に自動入会でき、本来の年会費4,950円がかかりません。

なお、JAL CLUB ESTには上位カードがあり、ランクごとに豪華な特典がついていますが、国内出張や旅行がメインなら普通カードで十分。上位カードは年会費が10,000円以上になるため、年会費の分お得感が得にくくなります。詳しくは以下の表を参考にしてみてくださいね。

1. 普通カード：7,700円（カード年会費2,200円＋JAL CLUB EST年会費5,500円）
2. CLUB-Aカード：16,500円（カード年会費11,000円＋JAL CLUB EST年会費5,500円）
3. CLUB-Aゴールドカード：19,800円（カード年会費17,600円＋JAL CLUB EST年会費2,200円）
4. プラチナ：36,300円（カード年会費34,100円＋JAL CLUB EST年会費2,200円）

普通カードでJAL アメリカン・エキスプレス・カードを選択する場合、本会員カード年会費は6,600円

CLUB-AゴールドカードでJALカードSuica、JAL アメリカン・エキスプレス・カードを選択する場合、本会員カード年会費は20,900円

前述のとおり、通常のJALカードは年会費を支払ってJALカードショッピングマイル・プレミアムに加入することで、還元率を1.00％にできます。JAL CLUB ESTは無料で自動加入のため余分なコストが不要。JALカード特約店ではマイル還元率がさらに2倍になるため、賢く使えば最大4倍還元も狙えますよ。

比較したなかにはカード年会費が高いため、マイルを貯めても年会費を含めると結果的にマイナスになってしまうカードも。一方で、本カードよりも年会費が安い「JAL普通カード」は、マイルの貯まりやすさがいまひとつです。

以下にJAL CLUB EST JAL 普通カードと「JAL普通カード」の、年会費や新規入会ボーナスマイルを加味した陸マイル付与数をまとめました。どちらにするか迷っている人は、参考にしてみてください。

1. 月10万円利用：6,800マイル/年
2. 月20万円利用：18,800マイル/年
3. 月30万円利用：30,800マイル/年

1. 月10万円利用：4,850マイル/年
2. 月20万円利用：16,850マイル/年
3. 月30万円利用：28,850マイル/年

マイルの有効期限は5年間と、比較したなかでもトップクラスの長さ。JALカードのマイルの有効期限は3年ですが、JAL CLUB EST会員は5年に延長されるのが特徴です。

マイルの有効期限が長いと、そのぶん長い間マイルを貯め続けることができるため、特典交換の幅が広がるのがメリット。マイルで海外旅行も夢ではありません。じっくり貯めて旅行を楽しみたい人にうってつけの特典です。

比較してみると、本カードを除く年会費が10,000円を下回るJALカードのフライトボーナスは、10％止まりでした。実際の獲得マイルを東京・沖縄間で比較したので以下の表も参考にしてみてくださいね。

＜JAL CLUB EST JAL 普通カード＞

1. 出発地：東京／到着地：沖縄
2. JALカード割引で予約した場合
   フライトマイル：984マイル
   フライトボーナス15%：148マイル
   →合計1,132マイル獲得

＜JAL 普通カード＞

1. 出発地：東京／到着地：沖縄
2. JALカード割引で予約した場合
   フライトマイル：984マイル
   フライトボーナス10%：98マイル
   →合計1,082マイル獲得

さらに、入会搭乗ボーナスは2,000マイル、毎年の初回搭乗ごとにもらえる初搭乗ボーナスも2,000マイルと盛りだくさん。数多く搭乗する人へのサービスプログラムであるFLY ONポイントも毎年最初の搭乗ごとに2,000ポイント加算され、年間獲得数に応じて会員ステイタスがアップします。

継続ボーナスは毎年自動で加算されるので、とくに手続きは必要ありません。マイルをさまざまな特典に交換するチャンスが広がりますよ。

サクララウンジは国内線にしかありませんが、フリードリンクや軽食を楽しめるほか、一部の空港はシャワールームも完備。フライト前に優雅な時間を満喫でき、デキるビジネスパーソンの世界を垣間見れますよ。なお、一般カード会員が利用する場合は1回につき3,300円の利用料が必要です。

また、JAL CLUB ESTの会員なら購入した航空券の運賃に関わらず、JALビジネスクラス・チェックインカウンターを利用可能。通常のチェックインの混雑を避け、スムーズにチェックインできるので空港での待ち時間も減らせるでしょう。

JAL CLUB EST会員期限終了後は自動で一般のJALカードに切替えられ、カード有効期限の1か月前までに退会の申請をしなければ自動更新されます。その際、「JALカードショッピングマイル・プレミアム」は自動で引き継がれ年会費4,950円が発生するため、不要な場合は解約手続きが必要です。

20代のうちは十分にJAL CLUB ESTの特典を活用し、30歳以降はそれぞれのJALカードのメリット・デメリットを比較して、自分にあったカードを見つけてくださいね。

1. 20歳以上30歳未満
2. 日本に生活基盤があり、日本国内で支払可能
3. 30歳になる誕生月の4か月前の月末までに申し込み

なお、プライオリティ・パスがついている「JAL CLUB EST プラチナ」なら世界の空港ラウンジを無料で利用可能。年会費は30,000円を超え高額ですが、部下や家族とくつろぎながら、飛行機を待つ時間を優雅に過ごせます。海外旅行・出張する機会が多い人なら検討してみてもよいでしょう。