JAL・JCBカード プラチナは、コストを抑えながら効率よくマイルを貯めたい人におすすめです。比較したなかには通常ポイント還元率が0.50%程度のものもあったのに対し、こちらは1.00%と高め。入会後初搭乗・毎年初回搭乗でボーナスマイルがもらえるうえ、フライトマイル(※)の25%プラスもあります。航空券や機内販売などの対象商品購入では、さらにアドオンマイルが付与されてお得です。フライトマイル=区間マイル×利用運賃のマイル積算率年会費は34,100円と、マイルが貯まるプラチナカードとしてはリーズナブル。通常は約6〜7万円の年会費かかるプライオリティ・パスが無料で使え、カードラウンジは同伴者も1名無料で利用できます。24時間対応のコンシェルジュサービスは、電話でもアプリでも利用可能。比較したなかには、本カードより年会費が高いうえに、プライオリティ・パスやコンシェルジュサービスが付帯しないものもあったことをふまえると特典は充実しているといえます。ほかにも、優待価格でのホテル宿泊が可能なJCBプレミアムステイプランや、レストランコース料理1名無料などの特典があるグルメ・ベネフィットサービス、京都駅ビル内にあるJCBプラチナ会員限定のラウンジを利用できるJCB Lounge 京都といった特典があります。比較したプラチナカードのなかで特別特典が豪華というほどではありませんが、活用することでグルメや旅行を楽しめますよ。海外・国内ともに最高1億円の旅行保険が自動付帯していることも魅力です。航空機遅延保険やショッピング保険もあり。「旅行保険が心強い」の口コミどおりといえるでしょう。総合してみると「マイルがかなり貯まるので、JALにたくさん乗る人は年会費の元を取れる」との口コミどおり、マイルをお得に貯めたい人にぴったりな1枚です。プライオリティ・パスやコンシェルジュサービスといった特典があるのもうれしいポイントですね。とはいえ、比較したなかにはより優待特典が充実したカードもあったので、豪華なサービスを受けたいならほかも含めて検討してみてください。<おすすめな人>マイルを貯めたい人<おすすめできない人>特典内容の豪華さ重視の人
ANA JCB CARD FIRSTは、マイルを効率よく貯めたい18~29歳の陸マイラーにおすすめです。学生以外で対象年齢であれば、5年間年会費無料で利用可能。29歳で入会すれば34歳まで無料期間が適用されます。今回比較したANAカードのなかで、年会費無料という条件を満たしたのはわずかでした。期間限定とはいえ、お得感のあるカードといえます。比較したなかにはマイル還元率が0.50%のカードもありましたが、こちらは1.00%と高還元。ポイントからマイルへの移行手数料もかかりません。比較したなかには移行手数料として5,000円以上かかるものもあったことを考えるとお得。マイル自動移行コースが適用されるため、ポイントからマイルに交換する手間がかからないのも便利です。入会時・継続時のボーナスマイルは3,000マイルと多く、年間利用額100万円以上での利用ボーナスマイルも5,000マイルと充実。毎月10万円を3年間利用した場合、実質獲得マイル数はボーナスマイルを含めて45,000マイルでした。利用金額が毎月20万円なら86,000マイルに到達。比較したなかには年会費を加味することで実質獲得マイル数がマイナスとなるカードもあったことを考えると、こちらはお得にマイルを貯めたい人にぴったりです。一方、マイル有効期限は3年と短め。比較したなかにはポイント有効期限がなく、マイルに交換しなければ実質無期限で貯められるカードもありました。こちらは自動でマイルに移行されるため、マイルの有効期限3年が適用されます。じっくりとマイルを貯めてマイペースに運用したい人は、やや不便に感じるかもしれません。ANA航空券での還元率は2.00%にアップするものの、フライトボーナス積算率は10%とやや低め。比較したなかにはフライトボーナス積算率が50%のカードもありました。旅行保険の付帯もなく、フライトメインでマイルを貯めたい空マイラーには不向きです。総合してみると、コストをかけず、買い物などでお得にマイルを貯めたいと考えている20代にはメリットの大きい1枚といえるでしょう。「毎年維持しているだけでマイルが貯まる」との口コミどおり継続ボーナスマイルだけでもお得に貯まるので、ぜひ候補に入れてみてください。学生・30代以上など申し込み条件に合致しない人は、ほかのカードを検討しましょう。<おすすめな人>年会費無料でANAマイルを貯めたい18~29歳の若者<おすすめできない人>マイルの有効期限の長さを気にする人
MileagePlusセゾンカードは、ユナイテッド航空やANAのフライトが多い人におすすめです。アメリカの航空会社ユナイテッド航空のマイルである「マイレージプラス」が貯まります。マイレージプラスは比較した多くのカードで貯まるJAL・ANAマイルと違って有効期限なし。ユナイテッド航空はANAと同じスターアライアンスという航空グループに属しているため、ANAのフライトでもマイルを貯められます。通常マイル還元率は0.50%と高くありませんが、年11,000円をプラスしてマイルアップメンバーズに加入すれば1.50%の高還元(※)に。通常年会費が3,300円と安いこともあり、月10万円程度買い物をすれば元が取れます。比較した多くのカードが0.50〜1.00%還元だったことを考えると、お得な1枚といえるでしょう。年間30,000マイル獲得まで国際ブランドとしてアメリカン・エキスプレス®を選択していれば、カード利用継続特典として毎年500マイルのプレゼントもあり。搭乗券料金1ドルにつき5マイルのフライトボーナスがもらえることもあり、空マイル還元率も5.00%と高めです。比較した全サービスの平均4.36%を上回っており、フライトが多い人にとってもお得な1枚といえます。最高3,000万円の海外旅行保険も付帯。マイルアップメンバーズに加入していれば、補償内容がより充実します。利用付帯であるためカードでの支払いが条件となりますが、海外旅行が多いなら安心材料のひとつになりますよ。ただし、空港ラウンジサービス・ビジネスクラスカウンターといった空港でのサービスが受けられない点は覚えておきましょう。比較したなかには1,500か所以上の空港ラウンジを使えるプライオリティ・パスが付帯するカードもありました。空港サービスの充実度を重視する人にとっては物足りないでしょう。総合してみると、スターアライアンス各社のフライトを使う人にとっては魅力の大きいカードといえます。マイルの有効期限を気にせず、コツコツ貯めて活用できますよ。マイル還元率が高いうえ年会費が安いことから、日常利用でお得にマイルを貯めたい人も要チェックです。一方で空港サービスには期待できないため、飛行機を待つ時間をゆったり過ごしたいならほかを含めて検討してください。<おすすめな人>ユナイテッド航空でマイレージクラブを貯めたい人普段使いだけでも年会費の元を取りやすいカードを探している人コツコツマイルを貯めたい人<おすすめではない人>空港でのサービスの充実度を重視したい人
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ カード
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ カードは、デルタ航空をよく利用する人におすすめです。比較したなかでは珍しく直接デルタ空港のスカイマイルが貯まるクレジットカードで、デルタ航空の航空券購入時にはフライトボーナスマイルも貯まります。さらに、入会1年目はシルバーメダリオンの会員資格を無条件で取得できる特典が、本カードの最大の目玉といえるでしょう。シルバーメダリオン会員とは、座席のアップグレードや優先チェックインなどのVIP待遇が受けられるデルタ航空の上級会員資格。2年目以降も年100万円決済すれば継続できます。以前は2年目以降も無条件で取得できたため改悪ともいえますが、月83,000円ほどの決済でよいので日常の支払いを集約すれば無理なくクリアできるでしょう。空港サービスも十分です。比較したなかではゴールドカード以上に付帯している傾向があった、国内空港のカードラウンジ特典が付帯。手荷物宅配サービスやクロークサービスも無料で利用できます。ただし、プライオリティ・パスは付帯しないため、海外の空港ラウンジが使えない点に注意しましょう。普段のカード決済では、追加手数料なしで1.00%の高還元率でマイルが貯まります。また、入会時に5,000マイル・翌年度以降はカードを継続で2,000マイルとボーナスマイルも充実。入会後6か月以内のフライトにもボーナスマイルが付与されます。年会費は13,200円と高めですが、ボーナスマイルも含めると月10万円程度の利用で元が取れますよ。スカイマイルには有効期限がなく、デルタ航空や提携航空会社に加えて、スカイマークの特典航空券とも交換できます。しかし、ANAやJALの特典航空券には交換できず、ANA・JALマイルも貯められません。デルタ航空より国内の航空会社を頻繁に使うなら、ANA・JALのマイルが貯まるほかのクレジットカードを検討してくださいね。<おすすめな人>デルタ航空をよく利用する人優先チェックインや座席のアップグレードを利用したい人有効期限を気にせずマイルを貯めたい人<おすすめできない人>JALやANAのマイルを貯めたい人
JAL CLUB EST CLUB-Aゴールドカード
JAL CLUB EST CLUB-Aゴールドカードは、飛行機に乗る機会が多い20代の人におすすめ。普通のJALカードのフライトボーナスマイルの積算率は10%ですが、こちらは30%もマイルが加算されます。また、航空券還元率も2.00%と高く、空マイルの貯めやすさは比較したなかでもトップクラス。毎年貰えるボーナスマイルも多く、飛行機に乗れば乗るほどマイルが貯まります。JAL CLUB EST会員だけの特典として、サクララウンジを年5回まで無料で利用可能。さらに、国内空港のカードラウンジの利用も無料です。国際ブランドをJCBにした場合は、海外空港のラウンジをお得に利用できるラウンジ・キーも付帯。空港で快適に過ごしたいなら要チェックの1枚です。年会費は19,800円と高め。とはいえ、マイル還元率は1.00%と高く、毎月約20万円決済するなら陸マイルだけで元を取れます。コストを抑えてサクララウンジを利用したい人は、JAL CLUB EST JAL CLUB-Aカード(年会費7,700円)やJAL CLUB EST JAL 普通カード(年会費16,500円)も検討しましょう。申し込みは20代のみと制限がある点もネック。30歳になると会員資格が失効し、通常のCLUB-Aゴールドカードに切り替わります。まもなく30歳になる人・切り替えを手間に感じる人は、はじめからCLUB-Aゴールドカードを発行するとよいでしょう。<おすすめな人>飛行機に乗る機会が多い人国内だけでなく海外の空港でもラウンジを使いたい人<おすすめではない人>年会費を極力抑えたい人コストを抑えてサクララウンジを利用したい人30歳以上の人
JAL CLUB EST JAL CLUB-Aカードは、頻繁に飛行機を利用する20代におすすめです。JAL航空券購入時のマイル還元率は2.00%と特別高くありませんが、フライトボーナスの積算率は30%と高水準。搭乗時のボーナスマイルは、入会時6,000マイル、毎年初回搭乗時3,000マイルもらえます。JAL CLUB EST CLUB-Aゴールドカードより年会費を抑えつつ同じだけのマイルを獲得できるので、1回のフライトで効率よくマイルを貯められますよ。空港サービスが豊富にある点も魅力です。国内線のサクララウンジは、同行者1名込みで年5回まで利用可能。比較したなかには非対応のJALカードも多くあったのに対し、搭乗までの待ち時間をゆっくり過ごせるでしょう。手荷物宅配やクローク・手荷物預かりの割引も受けられ、荷物が多いときにも便利です。国際線では、ビジネスクラスカウンターでの優先搭乗もできます。マイル還元率も1.00%と高めでした。比較したなかには「JALカードショッピングマイル・プレミアム」に入会しないと1.00%にならないものも多かったのに対し、こちらは無料で適用されます。月20万円利用すれば、年会費を含めても3年間で33,000マイルもらえるため、さまざまな支払いをクレジットカードで済ませている人は元を取りやすいでしょう。マイルの有効期限が5年と長いので、じっくり貯めて特典航空券などに変えられますよ。旅行保険は、JALカードを持っているだけで補償を受けられる自動付帯です。内容も充実しており、傷害死亡・傷害後遺障害に対する補償額は最高5,000万円と高額。JAL CLUB EST 普通カードにはない、傷害・疾病治療費や賠償責任補償などもカバーされていました。国内外のツアー旅行を2~6%オフで利用できたり機内販売は10%オフで購入できたりと、うれしい特典も盛りだくさんです。しかし、入会できるのは20代に限られるうえに、年会費の合計も16,500円と高めです。比較したなかには2,000~7,000円ほどの年会費で利用できるものもあったのに対し、普段使いでコツコツ貯めたい人には使いづらいでしょう。飛行機の利用機会が少なく、いつものお買い物でお得にマイルを貯めたい人は、ほかのJALカードを検討してください。<おすすめな人>お得にマイルを貯めたい20代の空マイラーサクララウンジを利用したい人<おすすめできない人>年会費を節約したい人30代以上の人