特典や付帯保険が充実していることから人気があるダイナースクラブカード。年会費が高いという意見もあるものの、ステータス性が高いクレジットカードを求める人に注目されています。しかし、他社と比較してどのようなメリットがあるのかわからないという人は多いでしょう。
そこで今回は、ダイナースクラブカードのメリットを紹介します。特典内容・ポイント還元率・おすすめの種類も紹介するので、申し込みを検討している人はぜひ参考にしてくださいね。
大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
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ダイナースクラブカードは、付帯特典や補償が充実しており、ステータス性が高い点が魅力です。まずは、おすすめされる理由をチェックしましょう。
ダイナースクラブカードの最大の魅力は、グルメ・トラベル・ゴルフなどにまつわる充実した付帯特典です。どのような特典があるのか、それぞれチェックしましょう。
特別優待やレストランの代理予約など、グルメ関連の優待サービスはとくに充実しています。特典の内容は、以下のとおりです。
<グルメ関連のおもな優待サービス>
有名ホテルのレストランや、予約を取りにくい人気店などで、特別な日のディナーを充実させたい人におすすめです。
空港ラウンジの無料サービス、ホテルや旅館の特別優待など、トラベル関連の優待サービスも魅力的です。特典の内容は、以下のとおりです。
<トラベル関連のおもな優待サービス>
海外旅行のプランニングやトラベルケアまで担当するサポートスタッフや、トラベルデスクも用意されています。旅行や出張などが多い人は、ぜひチェックしてくださいね。
ゴルフ場の特別優待・代理予約・レッスン優待など、ゴルフ関連の優待サービスも充実しています。特典の内容は、以下のとおりです。
<ゴルフ関連のおもな優待サービス>
とくにビジネスの付き合いなどで、ゴルフをする機会が多い人におすすめです。
エンタメやショッピングにまつわる優待サービスにも注目しましょう。特典の内容は、以下のとおりです。
<エンタテイメント関連のおもな優待サービス>
<ショッピング関連のおもな優待サービス>
お金に変えられない体験型イベントも提供されています。家族や友人と特別な時間を過ごしたい人は、チェックしてくださいね。
ダイナースクラブカードは、旅行傷害保険やショッピング保険など、手厚い補償が受けられる点が魅力です。旅行時にケガをして治療が必要になったり、購入した商品の破損・盗難があったりした場合に、損害を軽減できます。おもな付帯保険の種類と補償内容は、以下のとおりです。
<おもな付帯保険の種類と補償内容>
ただし、いずれの補償も利用条件付きなので注意しましょう。以前は自動付帯でしたが、2025年4月以降からは、適用条件を満たさないと補償を受けられません。
ダイナースクラブカードの限度額は、一人ひとりの利用状況に応じて設定されます。利用可能枠に、一律の制限は設けられていません。通常のクレジットカードは、あらかじめ決められている利用限度額を超えた決済はできませんが、ダイナースクラブカードなら高額な支払いにも利用しやすいですよ。
ただし、無制限に使えるわけではありません。高額な支払いがあるとわかっている場合は、ダイナースクラブ公式アプリやオーソリセンターに相談しましょう。
<オーソリセンターの連絡先>
ダイナースクラブカードで貯めたポイントには、有効期限が設けられていません。カードを所有している限り利用が可能です。
貯めたポイントは、ダイナースクラブのオリジナルグッズ・厳選グルメ・ラグジュアリーグッズ・Apple製品など、豪華な品物と交換できます。
年会費の支払いや、カードの利用代金にも充当が可能。ダイナースクラブカードは49,000ポイント、ダイナースクラブ プレミアムカードは286,000ポイント、ANAダイナースカードは60,000ポイントが、年会費相当分です。利用代金にキャッシュバックするなら、10,000ポイント=3,000円単位で交換できます。
基本的に他社では、貯めたポイントを有効期限内に消費しなければいけません。ダイナースクラブカードなら期限をコツコツ貯めて、豪華賞品に交換できる点が魅力です。
ダイナースクラブカードは付帯特典や補償が充実しているものの、年会費が高額だったり、ポイント還元率が半減する支払いが多かったりするので要注意。申し込む前に、デメリットも把握しておきましょう。
ダイナースクラブカードは、一般的なクレジットカードより年会費が高額です。一般的なクレジットカードは年会費が無料のものが多いですが、ダイナースクラブカードの年会費は、以下のとおりです。
<おもなダイナースクラブカードの年会費>
家族会員は5,500〜9,900円で発行できます。ダイナースクラブ プレミアムカードは無料、ダイナースクラブ ビジネスカードは4枚まで無料です。
高額な年会費に見合った手厚い補償や特典が受けられるので、付帯サービスをフル活用すればお得になります。
申し込み条件が不明瞭なので、入会できるかどうか判断しにくく、申し込みにくいと感じることも。ダイナースクラブカードの入会基準は「当社所定の基準を満たす方」という記載のみで、明確な条件を提示していません。
付帯サービスから考慮すると、ダイナースクラブカードのグレードは、他社でいうゴールドカードやプラチナカードと同程度。グレードが高い分、審査基準は厳しいと考えられます。過去の使用履歴なども厳格に審査されると考えられるので、使用中のクレジットカードがあれば滞納に注意しましょう。
ポイント還元率が半減するケースが多いのもデメリット。通常であれば100円ごとに1ポイント貯まりますが、200円につき1ポイントしか貯まらない場合もあるので注意しましょう。例えば以下の支払いでは、還元率が半減します。
<200円につき1ポイントで換算される加盟店>
ポイントが貯まりにくいと、商品との交換やキャッシュバックを受け取りにくくなります。クレジットカードをお得に使いたいなら、還元率の高いものを選びましょう。以下のコンテンツでは、ポイント還元率の高いクレジットカードをおすすめ順に紹介しているので、チェックしてくださいね。
加盟店がほかの国際ブランドより少なめなので、使える店舗やサービスが限られることも。ほかのブランドと加盟店数を比較すると、以下のような違いがあります。
<加盟店数の違い>
さまざまな場所で利用できるクレジットカードがいいなら、VisaかMastercardのクレジットカードを発行しましょう。なお、ダイナースクラブカードでは、Mastercardブランドが付帯したコンパニオンカードの無料発行が可能です。Mastercardを使えるお店で利用できるので、2枚持ちすれば利便性がアップします。
ダイナースクラブカードには、さまざまな種類があります。申し込む前に、それぞれの特徴を比較したうえで検討してくださいね。
ダイナースクラブカードは、基本的な特典・保険が付帯している一般カードです。年会費は24,200円、家族会員は5,500円かかりますが、利用可能枠に一律の制限はありません。多彩な優待サービスや、会員限定イベントへの招待も充実しています。
対象のコンビニや飲食店で条件を達成すると、還元率が5倍になるポイントボーナスが魅力。ダイナースクラブカードを利用し、オンライン明細確定通知サービスへの登録、かつダイナースクラブ公式アプリにサインオンをすると還元率がアップします。
新規入会キャンペーンも実施しているので要チェック。2025年11月30日までに申し込めば、本会員・家族会員ともに初年度の年会費は無料ですよ。
ダイナースクラブ ビジネスカードは、社用経費をカード払いできる個人事業主や法人向けの一般カード。年会費は27,500円かかりますが、追加会員は最大4枚まで無料です。
備品購入費・公共料金・接待費など、仕事上の経費を複数人で支払えて、ポイントが貯められる点が魅力。事業者向けに、以下の特典が備わっています。
<ダイナースクラブ ビジネスカードの特典>
ダイナースクラブ ビジネス・オファー
JAL国内線出張手配「JALオンライン」
出張・会食・接待に便利な特典もあるため、ビジネスオーナー・個人事業主・会社役員に愛用される1枚です。
ダイナースクラブ プレミアムカードは、ダイナースクラブのなかでも最上級に位置付けられているカードです。年会費は143,000円で、家族会員は無料で発行できます。ステータスもサービスも、最高峰の領域にアップグレードされる点が魅力。おもな特典は、以下のとおりです。
<ダイナースクラブ プレミアムカードの特典>
基本的には完全招待制であり、窓口から申し込みはできません。入会を検討している場合は、一度専用ダイヤルへ相談してくださいね。
<専用ダイヤルの窓口>
ダイナースクラブ提携カードは、提携先の各サービスを頻繁に利用する人におすすめです。提携によって提供できる特典があるので、ライフスタイルに応じて選んでくださいね。おもな提携カードは、以下のとおりです。
<ダイナースクラブ提携カードのおもな種類>
ただし、提携カードはコンパニオンカードを発行できません。MasterCard加盟店で利用する機会が多い人は、一般的なダイナースクラブカードのほうが利便性が高いといえます。
優待サービスや付帯保険が充実しているダイナースクラブカードは、一般カードであってもステータス性が高いといえます。しかし、ハイステータスなクレジットカードを求めるなら、他社のゴールドカード・プラチナカード・ブラックカードもチェックしましょう。
以下のコンテンツでは、ステータス性が高いクレジットカードのなかでも、とくにおすすめのサービスを紹介しています。年会費や特典を比較できるので、ぜひ参考にしてくださいね。
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