年会費が格安と評判の、UCプラチナカード。「日常的に使いやすくプラチナ入門としておすすめ」「プライオリティ・パスが家族カードでも使えて海外旅行で重宝した」などの口コミが寄せられています。しかし、付帯特典の充実度やコンシェルジュの使い勝手がわからず、申込を迷う人も多いのでは?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果を解説します。
さらに、主要なプラチナカードとも比較。検証したからこそわかった本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。申込条件や貯めたポイントの交換レートも調査しましたので、プラチナカード選びで迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
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UCプラチナカードはコスパよくプラチナカードを持ちたい人におすすめ。年会費が5万円以上のプラチナカードが複数あったなか、年会費16,500円と比較したなかでトップクラスの安さでした。さらに、ほかのプラチナカードに引けを取らない豪華な特典が付帯。料金の安さと特典の豪華さ、どちらも譲れない人は必見の1枚ですよ。
通常ポイント還元率は1.00%と高め。「日常的に使いやすくプラチナ入門としておすすめ」という口コミどおり、普段使いでポイントもしっかり貯まるプラチナカードです。さらに対象店舗で航空券を購入すると、7.00%に還元率がアップ。3か月の請求合計額が45万円を超えると、利用額に応じたボーナスポイントも獲得できますよ。
プライオリティ・パスが付帯し、年6回まで無料で海外の空港ラウンジを利用可能。「プライオリティ・パスが家族カードでも使えて海外旅行で重宝した」という口コミがあるように、家族会員(年会費3,300円)もプライオリティ・パスを利用できます。国内のカードラウンジも利用できるため、旅行や出張でゆったりと空港を利用できるでしょう。
ホテル・レストランでの優待も豪華です。有名ホテルに優待価格で宿泊できるほか、一流レストランで2名以上のコース料理が1名分無料に。コンシェルジュサービスも利用でき、LINEでいつでも依頼できて便利です。年会費が安くても、プラチナカードに相応しいサービスが受けられる点は見逃せません。
一方、空港までの無料チャーターや手荷物宅配サービスがなく、ポイントの期限が短い点は気がかり。しかし、空港ラウンジが利用できれば十分な人や、ポイントを早く利用する習慣がある人はあまり気にならないでしょう。年会費を抑えつつプラチナカードの特典を利用したい人は、ぜひ第一候補として検討してはいかがでしょうか。
<おすすめの人>
<おすすめではない人>
最安水準の年会費で、プラチナカードの世界を堪能できると謳うUCプラチナカード。年会費を抑えつつ、100種類を超える優待特典を用意しています。
カードの利用でUCポイントが貯まり、家具家電などの生活用品を取り扱う専用サイト「STOREE SAISON」でのお買い物で利用可能です。ほかにも、UCギフトカードやマイル・その他提携サービスとのポイント交換にも利用できます。
<基本情報>
今回はUCプラチナカードを含む人気のプラチナカードを調査して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
各プラチナカードを比較検証したところ、UCプラチナカードには5つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、利用を検討している人はぜひチェックしてみてください。
年会費は16,500円と、比較したプラチナカードのなかで最安レベル。年会費の平均額48,000円より遥かに安く、気軽に保有できるといえます。家族カード(年会費3,300円)を1枚発行しても、20,000円以下に収まりますよ。
通常ポイント還元率は1.00%と高めであるうえ、対象店舗で航空券を購入すれば、還元率は7.00%にアップします。旅行や出張で飛行機に乗る機会が多いなら、ポイントをザクザク貯められそうです。
<航空券のポイントアップ対象店舗>
3か月の請求合計額が45万円を超えると、利用金額に応じたボーナスポイントが獲得できるのもメリット。加えて、抽選で2,000ポイント(10,000円分)がもらえるキャンペーンもありますよ。
<3か月間の利用金額ごとに獲得できるボーナスポイント>
年会費の安さとポイントの貯めやすさを思うと、「日常的に使いやすくプラチナ入門としておすすめ」という口コミにも頷けますね。
年会費は1万円台と破格ながら、海外の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスが付帯。本会員・家族会員ともに、年6回まで無料で海外空港ラウンジに入室できます。
「プライオリティ・パスが家族カードでも使えて海外旅行で重宝した」という口コミがあるように、家族との海外旅行でゆったりと空港を利用できますよ。
また、国内のカードラウンジも利用可能です。ただし、2025年4月以降は国内の空港で利用できる施設はラウンジのみに制限されました。食事やリフレッシュ施設は対象外になるので注意してください。
<空港サービスの豪華さ>
比較したなかには、LINE非対応や、そもそもコンシェルジュサービスがないプラチナカードもありました。対して、1万円台の年会費でコンシェルジュのサポートを受けられる点は見逃せないポイントです。
日々忙しく、会食やホテルの予約・新幹線のチケット手配などを任せたい人は、ぜひ検討してみてください。
<付帯保険>
UCプラチナカードにはよい点がある反面、気になる点も2つありました。利用を考えている人は、しっかり確認しておきましょう。
無料のチャーターサービスや手荷物宅配サービスがない点は惜しいポイント。比較したプラチナカードのなかには、どちらも無料で利用できるものもありました。空港での移動を快適にしたい人は、ほかのプラチナカードも検討しましょう。
とはいえ、無料のチャーターサービスや手荷物宅配サービスがあるのはほんの一部のプラチナカードのみ。UCプラチナカードには年6回まで無料で利用できるプライオリティ・パスが付帯し、国内カードラウンジも利用できます。ラウンジさえ利用できればよい人なら、十分満足できそうです。
ポイントの有効期限が1年と短め。UCプラチナカードで貯めたポイントは、獲得した年度の次年度末まで有効です。
比較したプラチナカードの多くは2年以上の有効期限があり、なかには無期限のものもありました。ポイントをより長期的に活用したい人は、不便に感じるかもしれません。ポイントの失効を防ぐためにも、早めに利用するかほかのポイントへ交換しましょう。
ポイント還元率 | 1.00% |
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年会費(税込) | 16,500円 |
プライオリティ・パス | 年6回無料(国内利用の場合は空港ラウンジ以外の飲食やリフレッシュ施設などが有料) |
Apple PayもしくはGoogle Payに設定しQUICPayで支払うと、利用金額の最大20%キャッシュバック(上限:40,000円)
良い
気になる
金属製カード | |
---|---|
ポイントアップ店 | ANA、JAL、スカイマーク、AIRDO、ソラシドエアなどの航空券 |
年間利用ボーナスあり | |
利用額によるポイントアップあり | |
貯まるポイント | UCポイント |
ポイント有効期限 | 1年(獲得した年度の次年度まで有効) |
ポイントの付与単位 | 1,000円で2ポイント |
ポイント価値 | 1ポイント=〜5円相当 |
国内旅行保険 | 利用付帯 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
海外ショッピング保険 | |
国内ショッピング保険 | |
ETCカード発行可能 | |
家族カード発行可能 | |
カード会社の空港ラウンジ利用可能 | |
空港サービス | 手荷物宅配割引、クローク割引 |
同伴者無料で利用可能な空港ラウンジ | |
プライオリティ・パスの同伴者料金 | 35米ドル |
Apple Pay/Google Pay対応 | Apple Pay、Google Pay |
タッチ決済対応 | |
入会資格 | 18歳以上(学生不可) |
国際ブランド | VISA |
学生・未成年を除いて、安定した収入と社会的信用があり、連絡がつく人が申込可能です。家族カードは、本人会員と生計を同一にする18歳以上の配偶者と子に限ります。
申込からカード発行までは、最短5日です。ただし、審査状況によっては、カード到着までに時間がかかる場合もあることに留意してください。
貯めたポイントはUCギフトカードやスターバックスカード、図書カードNEXTに交換できます。また、マイルや他社ポイントへも以下のレートで交換可能です。
<他社ポイントへの交換レート>
なお、専用ショッピングサイトであるSTOREE SAISONを利用すれば、Pontaポイントやファミペイ・Suicaへの入金もできます。詳細はSTOREE SAISONで確認してみてくださいね。
UCカードにはプラチナカード以外にも、ゴールドカードやさまざまな企業と提携したカードがあります。
以下のコンテンツでは、UCカードのおすすめをご紹介していますので、UCプラチナカードの評価やほかのUCカードが気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
最後に、UCプラチナカードにはない魅力があるプラチナカードをご紹介します。
年間100万円以上利用する人はエポスプラチナカードもチェック。年会費は30,000円ですが、利用額が100万円を超えると20,000円に。さらにボーナスポイントが20,000ポイント付与されるので、年会費は実質無料です。プライオリティ・パスが完全無料で、利用回数の制限がない点も見逃せません。
特典重視なら、JAL アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード プラチナ一択です。年会費は34,100円と高いものの、プライオリティ・パスは同伴者も無料。プラチナカード会員限定のラウンジも利用できるうえ、ホテルの無料宿泊特典もあります。旅先で豪華特典を楽しみたい人は、ぜひチェックしましょう。
ポイント還元率 | 0.50% |
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年会費(税込) | 30,000円(年間利用額100万円以上で翌年以降20,000円) |
プライオリティ・パス | 無料 |
良い
気になる
金属製カード | |
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ポイントアップ店 | マルイウェブチャネル、マルイ(OIOl)、モディ |
年間利用ボーナスあり | |
利用額によるポイントアップあり | |
貯まるポイント | エポスポイント |
ポイント有効期限 | 無期限 |
ポイントの付与単位 | 200円で1ポイント |
ポイント価値 | 1ポイント=1円相当 |
国内旅行保険 | 利用付帯 |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
海外ショッピング保険 | |
国内ショッピング保険 | |
ETCカード発行可能 | |
家族カード発行可能 | |
カード会社の空港ラウンジ利用可能 | |
空港サービス | 手荷物宅配無料、クローク割引 |
同伴者無料で利用可能な空港ラウンジ | カード会社のラウンジ |
プライオリティ・パスの同伴者料金 | 35米ドル |
Apple Pay/Google Pay対応 | Apple Pay、Google Pay |
タッチ決済対応 | |
入会資格 | 学生不可 |
国際ブランド | VISA |
エポスプラチナカードはいらない?年会費や還元率などのメリット・デメリットを徹底調査
ポイント還元率 | 1.00% |
---|---|
年会費(税込) | 34,100円 |
プライオリティ・パス | 無料(空港ラウンジ以外の飲食やリフレッシュ施設などは有料) |
良い
気になる
金属製カード | |
---|---|
ポイントアップ店 | ファミリーマート、イオン、スターバックスカード、ウエルシア、マツモトキヨシなど |
年間利用ボーナスあり | |
利用額によるポイントアップあり | |
貯まるポイント | JALマイル |
ポイント有効期限 | 3年 |
ポイントの付与単位 | 100円で1マイル |
ポイント価値 | 1マイル=1円相当〜 |
国内旅行保険 | 自動付帯 |
海外旅行保険 | 自動付帯付き利用付帯 |
海外ショッピング保険 | |
国内ショッピング保険 | |
ETCカード発行可能 | |
家族カード発行可能 | |
カード会社の空港ラウンジ利用可能 | |
空港サービス | 手荷物宅配割引 |
同伴者無料で利用可能な空港ラウンジ | カード会社のラウンジ |
プライオリティ・パスの同伴者料金 | 35米ドル |
Apple Pay/Google Pay対応 | |
タッチ決済対応 | |
入会資格 | 20歳以上(学生不可) |
国際ブランド | AMEX |
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