auのオンライン専用ブランドであるpovo。povoへの乗り換えを検討しているものの、どんな手続きをしたらよいのか、プラン変更にはどんなメリットがあるのかなど、わからないことが多い人もいるのではないでしょうか。
今回は、auからpovoへ乗り換える方法を解説します。乗り換えのタイミングや注意点も説明しているので、povoに乗り換える際の参考にしてみてください。
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
auの通常プランからpovoへの変更は、オンラインでできます。変更手順は申込みの準備、アカウント作成、契約手続き、開通手続きの4ステップです。まずは、povoにプラン変更する手順を解説します。
手続きする前に、申込みに必要な対応端末を用意しましょう。povoを利用するには、SIMロックを解除した端末やSIMフリー端末が必要です。povoで動作確認されている対応端末は、公式サイトで確認できます。
他社で購入した端末は、2021年10月1日以降に販売されたものであればSIMロックの解除は必要ありません。それ以前の端末でもSIMロックがかかっていないケースもあるため、キャリアの公式サイトなどで確認しましょう。auで購入した端末は、SIMロックの解除は不要です。auユーザーがpovoにプラン変更する場合は、他社からの乗り換えとは異なるため、本人確認書類もいりません。
また支払方法は、クレジットカードとあと払いのペイディから選択できますが、クレジットカードで支払う場合はクレジットカード情報も用意しておきましょう。
必要なものを準備できたら、povoのアカウントを作成しましょう。auで回線契約がある端末でID認証をし、アカウントを作成します。
au回線契約がある端末で申込みページにアクセスし、注意事項を確認したらチェックを入れて「申し込む」をタップしましょう。キャンペーンコードなどがあれば適用させて「次へ」をタップし、乗り換えたいau回線のau IDでログインします。画面の指示に従って必要事項を入力し、アカウントを作成してください。
Wi-Fi接続している端末からは認証ができないので、au IDでログインする際はWi-FiをOFFにしておきましょう。ログインの際に、暗証番号を3回連続で間違えるとロックされるため、間違えないようにしてください。
アカウント作成では、登録する連絡先にも注意しましょう。povoではキャリアメールを連絡先に使えません。au IDの連絡先メールアドレスにキャリアメールを登録していた人は、別のメールアドレスに変更してください。
アカウント作成後は、povo2.0の契約手続きをしましょう。povoにはpovo1.0とpovo2.0のサービスがありますが、povo1.0は新規受付を終了しているため、現在はpovo2.0のみ申込みが可能です。
まずはSIMタイプを選択し、契約者情報を入力しましょう。同意事項を確認すれば、申込みは完了です。SIMタイプは、SIMカードかeSIMかを選べます。eSIMを利用する場合は、手持ちの端末がeSIMに対応しているか公式サイトでチェックしましょう。
契約手続きが完了したら、povoのSIMで開通する手続きをしましょう。SIMの開通手続きは、SIMカードかeSIMかによって手続きの手順が異なります。
iPhoneを利用している人は、以下の手順で開通手続きを行いましょう。
Androidは、機種によって操作方法が異なります。詳しくは公式サイトを確認してみてください。
iPhoneを利用している人は、以下の手順で開通手続きを行いましょう。
Androidは、機種によって操作方法が異なります。詳しくは公式サイトを確認してみてください。
povoの料金プランは、基本料0円でデータ量やオプションを追加しながら自由にカスタマイズできるのが特徴です。
ユーザーが追加できるトッピングには、データ容量を購入できるデータトッピングや、所定の通話がかけ放題になる通話トッピングなどがあります。例えば、30日間で3GB使えるデータトッピングは、1回990円で購入が可能です。5分以内の通話がかけ放題になる通話トッピングは、月額550円で利用できます。
povoでは、トッピングがなくなりデータ容量が0GBになると、通信速度が制限されるので注意しましょう。制限時の通信速度は128kbps以下なので、LINEやSNSの利用程度しかスムーズに対応できなくなります。トッピングの購入が180日間以上ないと、利用停止や契約解除される場合もあるので注意してください。
povoの料金プランの概要は理解したものの、どんなトッピングがあるのか、料金は他社と比べてどうなのかが気になる人もいるでしょう。以下の記事では、povoの口コミ・評判を徹底検証しています。料金プランの詳細も説明しているので、povoに申込む予定の人はぜひ参考にしてみてください。
auユーザーがpovoにプラン変更するメリットは、料金が安くなったり、簡単に手続きができたりする点です。以下では、povoにプラン変更するメリットを解説します。
povoに変更するメリットは、月間データ通信量が60GB以下であれば料金が安くなる点です。auのほかのプランとpovoを比較すると、データ通信量によってはpovoのほうが月額料金を安く抑えられます。
例えば月のデータ通信量が3GBまでの場合だと、スマホミニプランは月額5,665円かかりますが、povoで3GBトッピングを購入すると月額料金は990円です。
月間データ通信量が60GBまでの場合は、使い放題MAX 5G/4Gプランだと月額7,238円ですが、povoで60GBのトッピングを購入すると月6,490円に抑えられます。
ただし、月間データ通信量が60GBを超える場合は、データ通信量が無制限である使い放題MAX 5G/4Gプランのほうがお得です。
povoは繋がりやすく高速なauの回線をそのまま利用できるため、格安プランに変更したあとでも快適に通信できます。
2023年9月時点の実測値によると、povoの通信速度はauと同等でした。直近3か月の平均ダウンロード速度は、auが79.9Mbps、povoが90.4Mbpsです。
povoでは、データ容量が0GBになると通信速度が128kbps以下に制限されるので注意してください。通信制限で低速になった場合は、データトッピングを購入するとよいでしょう。
auユーザーは、povoへ簡単にプラン変更できる点もメリットです。他社からの乗り換えや新規契約に比べ、必要な手続きが少なく済みます。
auユーザーがpovoにプラン変更する場合は、MNP予約番号の発行は不要で、auで購入した端末であればSIMロック解除も必要ありません。一方、他社からpovoに乗り換える場合は、MNP予約番号の発行手続きが必要で、端末によってはSIMロック解除が必要です。
プラン変更には手数料や解約違約金もかからないため、無料で手続きできるメリットもあります。
auユーザーがpovoにプラン変更すると、契約手続きやサポートがオンラインのみになり、家族割などの割引も適用されなくなる点に注意しましょう。以下では、povoにプラン変更する際の注意点を解説します。
povoの契約手続きやサポートは、オンラインのみなので注意してください。格安プランのpovoは、店舗や電話でのサポートを提供していません。
申込みは通常のプランであればauショップなどの店舗でもできますが、povoはオンラインからのみ受け付けています。手続きなどのサポートも通常のプランなら店舗や電話で受けられますが、povoの場合オンラインチャットのみです。
povoのチャットサポートは、原則9:00から21:00まで受け付けています。チャットでサポートを受ける場合は、公式サイトにアクセスしましょう。ただし、SIMカードの紛失や盗難の際は21:00以降も受付が可能です。
povoには、家族割やauスマートバリューなどの割引が適用されません。
povoにプラン変更すると、auの家族割・auの家族割プラス・auまとめトーク・auモバイル優遇割・auご利用料金割引プログラム・au自動車ほけん auユーザー向け割引特典・auスマートバリューが適用対象外になります。
povoでは割引が受けられなくなるため、割引額によってはpovoへの変更で月額料金が高くなるので注意しましょう。
povoは、対応端末の販売をしていない点にも注意してください。利用予定の端末は、自分でpovoへの対応可否をチェックして購入する必要があります。
povoで利用する端末は、au Online ShopやApple Storeなどの直売店、家電量販店などで購入するとよいでしょう。povoの対応端末は、公式サイトで確認してください。
プラン変更の際にau Online Shopで端末を購入して機種変更する場合は、povoへ申込むタイミングに注意しましょう。au Online Shopで購入して利用開始手続きをしてから、そのあとでpovoへ申込んでください。
povoに変更すると、キャリアメールなどのサービスが原則使えなくなる点にも注意しましょう。
povoに変更すると使えなくなるサービスには、キャリアメール・安心ナビ(探される側)があります。
一方で、+メッセージ・迷惑SMSブロック・国際電話・国際SMS・海外ローミング・故障紛失サポート・auかんたん決済はpovoでも利用が可能です。
月額330円のauメール持ち運びサービスに別途申込みをすれば、キャリアメールはpovoに変更後も継続して利用できます。安心ナビで探す側の機能は、探される側の機種によってはpovoで利用できません。詳細は公式サイトで確認してください。
povoの支払い方法は、クレジットカードとあと払いのペイディから選択できます。
ペイディでは、コンビニ払い・銀行振込・口座振替に対応しているため、クレジットカードで支払いをしたくない人でも便利でしょう。ペイディのアカウントを持っていない場合でも、メールアドレスと電話番号があれば簡単に手続きが可能です。
クレジットカードの場合は、VISA・Mastercard・JCB・American Express・Diners Clubが利用できます。なお、povoではデビットカードは利用できないため注意してください。
店頭サポートが不要で料金を安くしたい人は、auの通常プランからpovoへの変更がおすすめです。
サポートより料金の安さを重視し、月間データ通信量が60GB以下である人はpovoへ変更するとよいでしょう。毎月のデータ利用量にばらつきがある人も、povoへの変更がおすすめです。状況に応じてトッピングを購入することで、データ利用量が少ない月の料金を抑えられます。
海外出張などで1か月間スマホを使わない場合でも、トッピングを購入しなければ基本使用料無料で利用が可能です。
povoに変更する際には、キャンペーンもチェックしましょう。一部のキャンペーンは、プラン変更する際にも利用が可能です。
例えば、Googleストア限定 povo2.0キャンペーン!では、対象期間中にGoogle Storeでスマホなどを購入すると、3GBのデータトッピングがもらえます。本キャンペーンを適用するのであれば、購入商品に同梱されたキャンペーンコードを確認し、povoの申込み時にキャンペーンコードを入力してください。
povoではさまざまなキャンペーンを実施しているので、povoへプラン変更する際は公式サイトでチェックするとよいでしょう。
povoにプラン変更を予定している人のなかには、即日で変更できるのか、プラン変更すると端末の残債はどうなるのかなど、疑問点がある人もいるでしょう。最後に、povoへのプラン変更に関してよくある質問を解説します。
povoにプラン変更したあとでも、機種変更はできます。
端末を購入する際は、povoで動作確認されている対応端末をチェックしましょう。povoで利用できる端末は、au Online Shopや家電量販店などで購入できます。ただし、プラン変更後にau Online Shopで購入する場合は、回線契約の紐づかない機種のみ購入が可能です。
機種変更をする際には、データのバックアップやSIMの変更、通信の利用設定などを行う必要があります。手続きの詳細は公式サイトで確認しましょう。
eSIMであれば、即日の変更も可能です。SIMタイプでeSIMを選択して申込み、20時までに開通手続きを完了すれば即日でpovoを利用できます。
SIMカードを選択した場合は、午前中に申込んでもSIMカードの到着が最短で翌日になるため、即日の変更はできません。eSIMで20時以降に開通手続きをした場合は、通信が可能になるのが翌日9時30分以降なので注意しましょう。
auで購入した端末を分割払いしている人は、povoにプラン変更をしても端末代の支払いが続くので注意しましょう。端末代の支払い方法は、プラン変更前と同じです。
分割支払いの残額は、auのWEB de 請求書で確認できます。残債は一括払いで精算することも可能です。一括精算したい人は、My auにログインして「お支払い」>「分割支払残額の確認・一括清算」を選択して手続きしましょう。
プラン変更のタイミングによって損得は生じないため、自分が変更したいときに手続きしましょう。
auユーザーがpovoにプラン変更する際は、元のプラン料金は日割り計算されるので、いつ変更しても料金は重複して請求されません。ただし、プラン変更すると元のプランで残っていたデータ容量は引き継げないので注意してください。
他社へ乗り換える場合は、月途中に解約しても料金は満額請求されることが多いため、月末の乗り換えがお得です。一方、povoへのプラン変更なら変更前のプランは日割り計算されるため、いつ変更しても損得はありません。
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