ロードバイク用ハンドルのおすすめ人気ランキング【2025年】

ロードバイク用ハンドルを購入するときは、まず幅・リーチ・ドロップの表記を把握しましょう。商品情報にはさまざまな数字が書いてあり、初心者にはわかりにくいものですが、乗りやすさに影響する幅・リーチ・ドロップの3つは必ず確認してください。

ハンドルの幅は380・400・420・440mmが一般的で、基本的にハンドルエンド部分の中心から中心までの距離c-c（芯-芯）で表記されます。ただし、DEDAのように一部のメーカーでは、エンド外側の外-外表記なので注意しましょう。

リーチはハンドルが突き出ている長さを指し、長いものは120mm、通常で75～80mm、短いと60～70mmほどです。リーチが短いものならハンドルが近くなるので前傾がきつくない楽な姿勢で乗ることができ、バイクの操作もしやすくなります。逆にリーチが長いと深い前傾姿勢をとれるので、高速走行がしやすくなることが魅力です。

ドロップはクランプから下ハンドルまでの長さを示し、通常125mmほどで、深いものは140mm以上。ドロップが深いほど前傾姿勢を取るのが楽ですが、姿勢の維持には体の柔軟性や筋力が必要です。リーチが長くドロップが深いと上級者向け、逆にリーチが短くドロップが浅いと初心者に向いています。

リーチが短くドロップの浅いハンドルにすれば、ブラケットや下ハンドルが体に近くなり、持ち替えるときに体勢の変化が少なくすむのがメリットです。ブラケット部分しか持たなかった人でも違和感なく下ハンドルを握れ、さまざまなポジションで扱いやすくなります。

幅は基本的に肩幅で合わせ、しっくりくるなら今と同じ長さを選択しましょう。広かったり狭かったりするならば、幅を変えるのもひとつの手です。幅が広いと安定感やコントロール性が上がり、狭いと空気抵抗が減って高速走行しやすくなります。

なお、ハンドルを交換すると、ブレーキ・シフトワイヤーの長さが合わなくなる場合がある点に注意してください。長さが合わない場合は、ブレーキやシフトワイヤーもあわせて交換しましょう。

初心者やハンドルが遠いと感じる人は、別名「コンパクト」と呼ばれるアナトミックシャローに注目しましょう。リーチ70mm・ドロップ120mm前後が一般的なサイズで、下ハンドルが近いのが特徴です。さまざまなポジションで使え、ホビーライダーを中心に支持されています。

現在定番の形状で、ほとんどの完成車に搭載されているため、多くの人に馴染み深いのもうれしいポイントです。アナトミックシャローで違和感がなければ、無理に形状を変える必要はないでしょう。

力いっぱい走りたいなら、下ハンドルが直線で握りやすいアナトミックがうってつけです。力を込めやすく、スプリントやアタックのときにも活躍します。ブラケットとフラットが平行で高低差が少なく、基本的なブラケットポジションをとりやすいのもポイントです。

しかし、ブレーキ・シフトレバーが遠くなり、手の小さい人だと扱いにくい傾向があります。現在使っているハンドルより近づけたい人は、ほかのタイプをチェックしてください。

前傾姿勢のとりやすさを重視する人は、ドロップが深く「丸ハン」とも呼ばれるシャローをチェックしましょう。ブラケット位置が低く、ブラケットポジションのときも、ある程度前傾姿勢になります。クラシックな形状で、細身でスタイリッシュなクロモリロードと相性がいいのもポイントです。