シリーズ中最も軽量かつコンパクトなサイクルコンピューター、ガーミン Edge 130 Plus。豊富な機能が魅力ですが、なかには「バッテリーの持ちがいまひとつ」「ディスプレイが小さい」と、気になる口コミや評判もあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のBrytonのRider 420やRider 15Neoなどのサイクルコンピューターとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、サイクルコンピューター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
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Edge 130 Plusは、本格的なトレーニングをしたい人におすすめです。とくに走行記録の正確性に優れており、発進・停車時の計測ラグはともに1秒以内に収まりました。GPS以外の測位システムも充実しており、ビル街でも計測距離のラグがでにくいのも魅力。比較したなかでは珍しい高度計の手動での校正ができるため、悪天候時に高度計の誤差が出ても調整しやすいですよ。
表示できる項目は100以上と、検証トップクラスの充実度です。距離・速度・斜度・心拍・ケイデンス・パワーなどの基本項目はもちろん、ヒルクライム時のペース配分やギア選びの参考になるクライムプロ機能も搭載しています。比較したなかには速度・距離・時間など最低限の項目しかついていない商品もあるなか、よいコンディションを見極めつつトレーニングをサポートできるでしょう。
専用のアプリや友人とログを共有できるSTRAVAと連携すると、自動でデータの転送ができ、アクティビティの管理も簡単です。PCと接続し、データのやり取りも行えます。画面は1.8インチと、高評価だった2インチ以上のものと比べるとやや小さめ。しかし、ディスプレイの解析度が高いうえ非反射加工が施されているので、画面のサイズが気にならなければ問題なく使用できるでしょう。
一方、連続使用時間は最大で13時間と短めです。比較したなかには48時間使用できる商品も多くあったのに対し、モバイルバッテリーがないと長距離の走行はしにくいでしょう。とはいえ、機能が豊富で正確な走行ログを記録できるのは大きな魅力です。サイコン選びで迷っている人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
実際にガーミン Edge 130 Plusと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
ガーミン Edge 130 Plusよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
そもそもサイクルコンピューターとは、サイクリング中の走行距離や速度など、自分の走りをリアルタイムにチェックできるアイテム。データの記録も可能なので、帰宅後にライドを振り返ることもできます。
今回はアメリカ発のアウトドア・フィットネスブランド、ガーミンからEdge 130 Plusをご紹介。Edgeシリーズのエントリーモデルで、軽量コンパクトながら基本機能をしっかり搭載している点を売りとしています。
後方から接近する車を検知するVARIAに対応しているのも特徴。また、強い衝撃を受けた場合、登録した緊急連絡先へ通知が発信される事故検出機能も搭載されており、安全なライドをサポートします。
計測方法は、衛星から位置情報を取得する主流のGPSタイプ。気圧高度計を搭載し、標高の計測も可能です。防水等級は、30分間の浸水にも耐えられると謳うIPX7で、急に雨が降っても走行を続けられますよ。
本体サイズは幅4.1×奥行1.6×高さ6.3cm、重量は33g。ディスプレイサイズは1.8インチです。クリアかつ鮮明に表示されるMIPディスプレイを採用しており、強い日差しの下でも画面を確認しやすいと謳われています。USBポートからの充電式で、連続使用時間は最大で13時間です。
専用アプリのGARMIN CONNECTを使用すると、健康や運動に関するデータの管理・分析が行えます。
疲れず1時間キープできる最大パワー値FTP・トレーニング負荷やリカバリータイムの分析・おすすめワークアウトやコースの作成など、トレーニングに特化した機能が豊富なのも強みです。主な計測項目は以下のとおりです。
<主な計測項目>
本格的にサイクリングをする人にはサイコンがおすすめです。サイクリングに特化したサイコンは、長時間安定して使用できるのが特徴。防水性能も高いので、急な雨にも対応できます。また、各種センサーを接続することで、走行に役立つ機能の使用が可能。100kmを超える長距離走行やスピード重視でライドする人は、サイコンを選びましょう。
一方で、気軽に少し乗る程度の人はスマホで十分です。雨に弱くバッテリーの持ちはあまりよくないものの、ナビを使ったり友人と連絡を取り合えたりと、スマホだからできる機能も。軽いお出かけ用であれば、スマホのほうが便利でしょう。
今回は、ガーミンのEdge 130 Plusを含むサイクルコンピュータ10商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、項目の豊富さの検証です。表示できる項目や連携できるセンサーはどれくらいあるか・スマホ連携できるかなどをチェックしました。
調査の結果、表示できる項目数は100以上と、検証トップクラスの充実度。距離・速度・斜度・心拍・ケイデンス(1分間当たりのペダルの回転数)・パワーなどの基本項目は網羅しています。また、峠の斜度や距離などを自動でコースプロファイルするクライムプロという機能も装備。ヒルクライム時のペース配分やギア選びの参考になりますよ。
比較したなかには、速度・距離・時間など10項目ほどしか搭載されていない商品も。本商品はエントリーモデルという位置づけながら、トレーニングをしっかりサポートできるのが魅力といえます。
また、温度計・電動変速機・ライトとの連携が可能。スマートフォンとペアリングすると、着信や通知を表示できるのもメリットです。
比較したなかには、スマホ連携できないものも多くありました。連携できても通知内容まで表示できるのは少なく、本商品以外にはBrytonの「Rider 420」やXOSSの「G」など一部商品に搭載されているのみ。
サイクリング中にこまめに連絡を取り合いたい人には、重宝するでしょう。
GPSのログ・専用アプリおよび外部アプリで、簡単にアクティビティの管理が可能かを調査。また、データをPCやスマホ間・友人と共有できる商品かをチェックしました。
アクティビティの管理のしやすさも、非常に優秀です。計測方法は、衛星から位置情報を取得する主流のGPSタイプ。走行距離や軌跡・速度などの走行ログが取得できるため、比較したマグネット計測タイプの商品よりも多様な機能を活用できます。
専用アプリ「ガーミンコネクト」にデータが自動転送されるため、アクティビティの管理は簡単。同じガーミン製のスマートウォッチなどともデータを統合できます。また、STRAVAとも連携が可能なため、友人とログを共有して楽しめるのも魅力です。
比較したなかではBrytonの「Rider15 Neo」や「Rider420」など一部の商品にしかついていなかった、PCでの操作ができるのもメリット。直接PCとデータの送受信ができるので、データを通してさまざまな楽しみ方ができるでしょう。
テスターが実際に走行し、ログの誤差や計測ラグがないかをチェック。高度計の校正が可能か・GPS以外の衛星測位システムに対応しているかも確認しました。
走行記録の正確性も申し分ありません。計測のラグは発進・停車ともに1秒以内。計測距離の誤差は30kmの走行で0.33kmほどでした。全体平均の約0.21km(※執筆時点)より長めに出てしまいましたが、それほど大きな誤差ではありません。
また、GPS以外のみちびき・GLONASS・Beidou(北斗)のGNSSにも対応。捕捉衛星の数が多いので、GPS信号をキャッチしにくいビル街を走行しても計測距離のラグがでにくい点が大きな魅力です。
さらに、高度計を手動で校正できるので、天候等に左右されにくいも利点です。正確なデータをリアルタイムで確認できるので、本格的なトレーニングやレース用にぴったりでしょう。
次は、画面の見やすさの検証です。
画面や文字のサイズ・レイアウトのほか、太陽光が反射しない表面加工かバックライト機能の有無をチェックし、走行中でもひと目でデータを確認できるかを評価しました。
画面の見やすさは、そこそこの評価に。比較した結果、ディスプレイサイズが2インチ以上あると、走行中でも見やすい傾向がありました。しかし本商品は1.8インチと、口コミどおりやや小さめ。画面のレイアウトや文字の大きさが変更できないのも気になるところです。
しかし、比較したなかでも珍しい画面の非反射加工が施されているのはよい点。さらにバックライト機能や解析度の高いディスプレイを採用しているため、画面の小さささえ気にならなければ問題なく使用できるでしょう。
また、オプションでブラケットを購入すると、ハンドルよりも前に取りつけることができます。目線の移動を少なくすることで視認性が高まるので、見にくいと感じた人はぜひ試してみてくださいね。
最後は、バッテリーの持ちを検証しました。
メーカー公称によると、連続使用時間は最大で13時間とやや短めです。比較したなかには連続で48時間使用できる商品も多く、ロングライドにはやや不向きといえます。
ただし給電しながら使用できるので、長距離を走る人はモバイルバッテリーを携帯しておくとよいですよ。
計測方法 | GPS計測 |
---|---|
画面サイズ | 1.8インチ |
連続使用時間 | 13時間 |
電源 | 充電池 |
専用アプリあり |
良い
気になる
主な計測項目 | 距離、気圧高度、消費カロリー、GPSなど |
---|---|
防水性能 | IPX7 |
STRAVA自動連携 | |
ナビ機能 | |
地図表示可能 |
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ガーミン Edge 130 Plusは、公式オンラインストアまたはAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。執筆時の価格は、税込28,800円(公式サイト参照)です。
また、同シリーズからは地図表示に対応したEdge 530やソーラー充電が可能なハイエンドモデルEdge 1040 Solarなども販売されています。あわせてチェックしてみてください。
最後に画面の見やすさやバッテリーの持ちの評価が高かった商品をご紹介します。
BrytonのRider 420は、迷ったら検討してほしい一品。画面は2.3インチと大型なうえ、表示される数字が大きく視認性は優秀です。標高・心拍・ケイデンス・パワーなど80項目以上表示でき専用アプリやSTRAVAでデータの管理が可能。最長35時間使用でき、簡易的ですがナビゲーションも可能です。
初心者には、Rider 15Neoがぴったり。エントリーモデルですが距離・速度・標高・心拍数など主要項目はしっかりと網羅されています。2インチの大型画面に数字が大きく表示され視認性は良好です。走行記録の表示のラグが少ないのも特徴。専用アプリやSTRAVAと連携し、データの管理が可能です。
計測方法 | GPS計測 |
---|---|
画面サイズ | 2.3インチ |
連続使用時間 | 35時間 |
電源 | 充電池 |
専用アプリあり |
良い
気になる
主な計測項目 | 距離、速度、消費カロリー、ケイデンス、パワー、心拍、標高、走行時間 |
---|---|
防水性能 | IPX7 |
STRAVA自動連携 | |
ナビ機能 | |
地図表示可能 |
計測方法 | GPS計測 |
---|---|
画面サイズ | 2インチ |
連続使用時間 | 16時間 |
電源 | 充電池 |
専用アプリあり |
良い
気になる
主な計測項目 | 距離、速度、時間、高度、勾配、気温、心拍数など |
---|---|
防水性能 | IPX7 |
STRAVA自動連携 | |
ナビ機能 | |
地図表示可能 |
Bryton Rider 15Neoをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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