濃厚なコクと風味を楽しめる、エスプレッソ。市販のエスプレッソ粉を使えば、豆を挽かなくても手軽に楽しめます。しかし、本場イタリアのメーカーが手掛けたものや、大容量で安いものなど種類が豊富。焙煎度や豆の挽き方によっても味わいが異なるため、どれを選んだらよいのか迷いますよね。
そこで今回は、エスプレッソ粉のおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。初心者でも飲みやすいエスプレッソブレンドや、カフェイン量を抑えたデカフェなどもご紹介しますので、ぜひお気に入りの味を見つけてくださいね。
数々のチャンピオンシップ出場を経て、現在ではジャッジを務める。2006年ジャパンバリスタチャンピオンシップサイフォンの部優勝、2013年ジャパンコーヒーイングッドスピリッツチャンピオンシップ準優勝。 主宰するコーヒー教室・コーヒーアカデミー ドンマイスターでの指導のほか、書籍監修・飲料プロデュースなどもこなす。
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掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
エスプレッソ粉とドリップ用コーヒー粉は、コーヒー豆の焙煎度合いと挽き方に違いがあります。エスプレッソコーヒーとは、マシンなどを使い、粉末に圧力をかけて抽出する濃厚な味わいのコーヒーのこと。短時間に抽出するため、深煎りで細挽きの豆を使うことが多いのがエスプレッソの特徴です。
一方のドリップコーヒーは、1杯に約2〜3分ほどかけてじっくりと抽出するのが基本。中煎りで中細挽きのコーヒー粉を使うことが多く、焙煎度合いや挽き方を調節することで好みの味わいが楽しめます。粉量や抽出時間を調節すれば、エスプレッソ粉でドリップコーヒーをいれることも可能です。
エスプレッソ粉を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
初心者には、味わいのバランスがよいエスプレッソブレンドがおすすめ。エスプレッソに適した豆を数種類ブレンドしているため、はじめてでも飲みやすいのが魅力です。カルディなどでも販売されていますが、さまざまなメーカーの味を楽しむなら通販も活用するとよいでしょう。
どれがよいか迷ったら、イタリア創業の老舗ロースターilly(イリー)や、ナポリ伝統の味を伝えるKIMBO(キンボ)など、定番メーカーをチェック。苦味と酸味のバランスがよいブレンドが多いため、もっと苦みがほしい場合は同じメーカーで苦いものを選ぶなど、味の基準にできます。
焙煎度や豆の挽き方によっても、味わいが大きく異なります。苦味や酸味のあるもの、濃厚な味わいのものなど種類は豊富なので、好みに合わせて選びましょう。
苦みのあるエスプレッソを飲みたい人は、深煎りをチョイス。焙煎度合いが深いほど苦みが増すため、好みに合わせてさらに苦い極深煎りを試してみるのもよいでしょう。カフェラテやカプチーノといったミルクメニューを楽しむなら、コーヒーの風味がしっかり残る深めの焙煎がおすすめです。
酸味のあるコーヒーが好きなら、中煎りを選ぶのもあり。本場イタリアでは、深煎りのほか、やや酸味の残った中深煎りもよく使用されます。中煎りの粉でいれたエスプレッソは、深煎りに比べて軽い口あたりが特徴。すっきりした苦みは、砂糖などを入れずにストレートで飲みたい人にもぴったりです。
濃厚な味わいを求めるなら、極細挽きを選びましょう。コーヒー粉は、豆を細かく挽いたものほどお湯に溶け出すコーヒー成分の量が多く、濃厚な苦味や強い存在感を楽しめるのが特徴。コク深いエスプレッソには、砂糖やシロップをプラスして、スイーツ感覚で楽しむのもおすすめです。
一方で、すっきりした味わいが好みの人には細挽きがぴったりです。極細挽きよりも粒が大きくお湯が通りやすいため、グッと飲みやすさがアップ。マキネッタと呼ばれる、家庭用の直火式エスプレッソメーカーを使う際も、目が詰まりにくい細挽きが向いています。
エスプレッソ粉は、豆の種類や産地によっても味わいが異なります。世界のコーヒー豆は、大きく分けてアラビカ種・ロブスタ種・リベリカ種の3種類。流通量の少ないリベリカ種を除き、アラビカ種かロブスタ種が多く使われています。味わいの好みに合わせてチェックしましょう。
味や香りにこだわるなら、豆の種類に着目しましょう。アラビカ種は花のような香りと豊かな風味のほか、キリッとした酸味が魅力です。一方のロブスタ種は、香ばしい香りとコク深さが特徴。ほどよい酸味と後味のよさを好むならアラビカ種のみ、濃厚なコクもほしいならロブスタ種入りがおすすめです。
アラビカ種とロブスタ種のブレンドを選ぶときは、その比率もチェック。キレとコクのバランスがよい味わいが好みなら、アラビカ種が多めのブレンドがぴったりです。甘さを感じつつ濃厚な後味を楽しみたいなら、ロブスタ種が多めにブレンドされたものを選ぶとよいでしょう。
コーヒー豆は育つ環境によっても味が異なるため、ベースとなる豆の産地もチェックしましょう。クセのない味わいのブラジル産や、コクのあるグアテマラ産は、エスプレッソにもよく使われます。主な産地と特徴は以下のとおりです。
たとえば、酸味が好きならグアテマラやコナがベースのものを、濃厚でコク深い味を求めるならコロンビアを選ぶなど、好みに合わせてチョイス。味の好みがわからず迷ったときは、さまざまな産地の豆を混ぜたブレンドからはじめるのもおすすめです。
カフェインが気になるなら、デカフェがおすすめです。デカフェとは、カフェインをできるだけ取り除いたコーヒーのこと。カフェインの摂取量を軽減できるため、寝る前に飲みたい人にもぴったりです。味わいは商品によって違うので、口コミなども参考に選ぶとよいでしょう。
デカフェやカフェインレスは、カフェイン量がゼロというわけではなく、わずかにカフェインを含む場合があります。なかには99.9%カフェインフリーのエスプレッソ粉もあるので、妊娠中や授乳中などカフェインをできるだけ摂取したくない人はチェックしてみましょう。
エスプレッソ粉は細かい粉末のため、湿気や酸化を考慮してパッケージを選ぶのがポイント。缶入りとアルミの袋に入ったものがありますが、遮光性や密封性の高さを重視するなら、缶入りを選ぶとよいでしょう。デザインもおしゃれなものが多いため、インテリアの一部としても楽しめます。
一方、アルミバッグ入りはコンパクトで軽量なため、保存スペースを取らないことがメリット。早いペースで飲み切る人なら、飲み終わったあとの処分も楽なアルミバッグがおすすめです。はじめは缶入りのエスプレッソ粉を購入し、そのあとは詰め替えて使うのもよいでしょう。
掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | ||||||||
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味わい | 内容量 | 原材料 | 有機JAS認定 | 焙煎度 | フレーバーの特徴 | 品種 | 原産地 | |||||
1 | キーコーヒー イリー|エスプレッソ デカフェ | ![]() | 100%アラビカ種豆をカフェインレスで味わえる | 酸味、苦み | 250g | コーヒー豆 | 不明 | 極細挽き | ナッツチョコ系 | アラビカ種 | 不明 | |
2 | モンテ物産 KIMBO|KIMBO エスプレッソ粉・ゴールド | ![]() | 高級豆を特別ブレンドし、すっきりさわやかな後味に | 酸味、甘味 | 250g | コーヒー豆 | 中煎り | チョコレート | アラビカ種 | イタリア | ||
3 | くるや珈琲 グァテマラ | ![]() | 濃密な味わい。クリアでキレの良いアフターも魅力 | 酸味タイプ、苦味タイプ、甘味タイプ、バランスタイプ | 200g | 珈琲豆 | 深煎り | プレーン | ブルボン種、カトゥーラ種 | グアテマラ | ||
4 | Guggenheimer Coffee スプリーム | ![]() | 30分かけた低温焙煎で酸味と苦味を抑えた逸品 | 酸味タイプ、バランスタイプ | 500g(250×2) | コーヒー豆 | 中煎り | ナッツ系、チョコレート系、キャラメル系 | ロブスタ種 | ブラジル、ベトナム、インドネシア、コロンビア、エチオピア | ||
5 | LAVAZZA ラバッツァ|エスプレッソ VP | ![]() | 香ばしい後味。苦味の中に深いコク | 酸味 | 250g | コーヒー豆 | 不明 | 中煎り | 不明 | アラビカ種 | 中南米、他 | |
6 | エフイーエム コーヒーばかの店|キリマンジャロ 深煎り 極細挽き エスプレッソ用 | ![]() | 赤ワインのようなコクと甘味が楽しめる深煎りコーヒー | 酸味タイプ、甘味タイプ | 500g | コーヒー豆 | 深煎り | 赤ワイン | アラビカ種 | タンザニア | ||
7 | エフイーエム コーヒーばかの店|ポルトガル ブレンド | ![]() | すっきりとした甘みで飲みやすいポルトガルブレンド | 甘味タイプ | 300g | コーヒー豆 | 極細挽き | チョコレート系 | 不明 | 不明 | ||
8 | エフイーエム エスプレッソ豆 シアトル ブレンド | ![]() | 深煎りの苦味とコク。ビターチョコのような濃厚な味わい | 苦味 | 300g | コーヒー豆 | 不明 | 深煎り | ナッツチョコ系 | アラビカ種 | ブラジル、コロンビア、マンデリン、ホンジュラス、グァテマラ | |
9 | キャメル珈琲 KALDI COFFEE FARM|エスプレッソブレンド | ![]() | 苦味と芳醇なアロマが際立つ深煎り。カフェオレにもおすすめ | 200g | コーヒー豆 | 深煎り | プレーン | 不明 | ブラジル、インドネシア | |||
10 | KIMBO KIMBO|エスプレッソ粉 ナポリ | ![]() | 本場ナポリの濃厚な味。チョコレート風味の芳しい香りが魅力 | 苦み | 250g | コーヒー豆 | 不明 | 中煎り | ナッツチョコ系 | アラビカ種とロブスタ種のブレンド | ブラジル、インド、他 |
100%アラビカコーヒーブレンドを、安全な抽出方法にてカフェインレスコーヒーにしています。イリーの代表的な深度のミディアムローストにより、滑らかで酸味と苦味のバランスがよく、キャラメルやチョコレートのような甘い香りです。エスプレッソに適した極細挽きですが、ドリップコーヒーでも楽しめます。
味わい | 酸味、苦み |
---|---|
内容量 | 250g |
原材料 | コーヒー豆 |
有機JAS認定 | 不明 |
焙煎度 | 極細挽き |
フレーバーの特徴 | ナッツチョコ系 |
品種 | アラビカ種 |
原産地 | 不明 |
グァテマラのなかでも有数の高品質なコーヒー産地として知られるアンティグア地方産のコーヒー豆です。高い標高と昼夜の大きな寒暖差・火山性土壌に恵まれたコーヒーの栽培に適した環境のなか、濃密な味わいを蓄えています。深煎りにしても上品な酸味が感じられ、クリアでキレの良いアフターも特徴的です。
味わい | 酸味タイプ、苦味タイプ、甘味タイプ、バランスタイプ |
---|---|
内容量 | 200g |
原材料 | 珈琲豆 |
有機JAS認定 | |
焙煎度 | 深煎り |
フレーバーの特徴 | プレーン |
品種 | ブルボン種、カトゥーラ種 |
原産地 | グアテマラ |
イタリアで製造された高品質なエスプレッソ用の粉コーヒーです。選び抜かれた豆を使用し、バリスタ品質の豊かなクレマと香りが特徴。さらに、30分かけて丁寧に焙煎することで、酸味や苦味を抑えたまろやかな味わいを実現しています。
味わい | 酸味タイプ、バランスタイプ |
---|---|
内容量 | 500g(250×2) |
原材料 | コーヒー豆 |
有機JAS認定 | |
焙煎度 | 中煎り |
フレーバーの特徴 | ナッツ系、チョコレート系、キャラメル系 |
品種 | ロブスタ種 |
原産地 | ブラジル、ベトナム、インドネシア、コロンビア、エチオピア |
まるでビターチョコのような、旨みの強いラテ・カプチーノが作れるエスプレッソ粉です。丁寧にじっくり焙煎した5種類のコーヒー豆をシアトルブレンドに配合。深煎りのコクと苦味はミルクと相性がよく、濃厚な味わいに仕上がります。
味わい | 苦味 |
---|---|
内容量 | 300g |
原材料 | コーヒー豆 |
有機JAS認定 | 不明 |
焙煎度 | 深煎り |
フレーバーの特徴 | ナッツチョコ系 |
品種 | アラビカ種 |
原産地 | ブラジル、コロンビア、マンデリン、ホンジュラス、グァテマラ |
濃厚でコクのある味わいが特徴の、ナポリ伝統のエスプレッソです。高品質な豆を選別し、長年培われてきたロースト技術でおいしさを引き出しています。チョコレートの風味を感じる芳しい香りの1杯は、イタリアンドルチェとの相性が良好です。
味わい | 苦み |
---|---|
内容量 | 250g |
原材料 | コーヒー豆 |
有機JAS認定 | 不明 |
焙煎度 | 中煎り |
フレーバーの特徴 | ナッツチョコ系 |
品種 | アラビカ種とロブスタ種のブレンド |
原産地 | ブラジル、インド、他 |
ビアレッティのコーヒー専門担当者が、あらゆる豆からブレンドしたこだわりのエスプレッソです。豆の手配からブレンド・焙煎・充填・包装まで、全てイタリアの自社工場で一貫生産。丁寧にゆっくりと焙煎した豆からは、柔らかいアロマのなかに花とナッツの甘さが感じられます。
味わい | 不明 |
---|---|
内容量 | 250g |
原材料 | コーヒー豆 |
有機JAS認定 | 不明 |
焙煎度 | 中煎り |
フレーバーの特徴 | フルーツ系 |
品種 | アラビカ種とロブスタ種のブレンド |
原産地 | ブラジル、コロンビア、ウガンダ、インド、他 |
クオリティの高い豆だけをブレンドした、旨みとコクを感じるエスプレッソです。7カ国の農園と連携し調達した上質な豆をエスプレッソ職人がブレンドして、時間をかけてロースティング。豆を深く焦がして苦味を出すのではなく、じっくりしっかり火入れを行うため洗練されたコク深いアロマが引き立ちます。
味わい | コク |
---|---|
内容量 | 54g(5.4g×10) |
原材料 | コーヒー豆 |
有機JAS認定 | 不明 |
焙煎度 | 中煎り |
フレーバーの特徴 | 不明 |
品種 | アラビカ種とロブスタ種のブレンド |
原産地 | 不明 |
エスプレッソにはシングルとダブルがあり、7~10gの粉から30mLほどのエスプレッソを抽出したものがシングル(ソロ)です。シングルは、エスプレッソ用のデミタスカップ1杯分。たっぷり飲みたい人は、14~16gの粉から60mLほどを抽出したダブル(ドッピオ)でいれましょう。
濃厚な味のエスプレッソは、さまざまな楽しみ方があるのもうれしいポイント。ミルクを入れるのはもちろん、バニラアイスに熱々のエスプレッソをかけて食べるアフォガードもおすすめです。お湯を加えれば、アメリカーノも簡単に楽しめますよ。
自宅でエスプレッソを楽しむなら、おしゃれなエスプレッソマシンも気になるところ。以下のコンテンツでは、手動エスプレッソマシンやデミタスカップをご紹介していますので、あわせてぜひチェックしてくださいね。
1位: キーコーヒー|イリー|エスプレッソ デカフェ
2位: モンテ物産|KIMBO|KIMBO エスプレッソ粉・ゴールド
3位: くるや珈琲|グァテマラ
4位: Guggenheimer Coffee|スプリーム
5位: LAVAZZA|ラバッツァ|エスプレッソ VP
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