BL小説のおすすめ人気ランキング【2025年】

兄を亡くした高校生・秀一と警察官・正語という従兄弟同士が互いに言えない思いを抱えたまま、名家の死の謎に踏み込んでいくBL×心理ミステリーです。静かな田舎町で起こる連続殺人事件に関して、真実を追う正語と、信じたい人を守るために沈黙する秀一。愛と罪、秘密と真実が交錯する三部作になっています。

痛みを抱いた心と、やさしい恋が交差するボーイズラブ3篇を収録。それぞれの場所で出逢い、すれ違い、もう一度生き直していく、孤独な心が寄り添う瞬間を描いています。書き下ろしSSも収録し、計6本というたっぷり大ボリュームの現代ロマンスを堪能できますよ。

終末世界の青春群像を描いた異色のBLサイエンス・フィクション・ストーリー。突如、生と死に直面した男子高校生ふたりの愛憎を描いた「WELL」、生き残り集団のリーダーとなった大学生・田村の、生への希望と葛藤、倫理を問いかける問題作「HOPE」など、短篇を掲載しています。甘さひかえめのBL小説が読みたい人におすすめです。

表題作「Platinum」と「eternity」「happy」にくわえ、書き下ろし完結編「Answer」を収録。区役所に勤める地味な公務員・鵜川葵は、恋人と別れ自暴自棄になっていたところを、都市銀のエリート・梶原直人に拾われます。互いに束縛も干渉もしない大人の関係だと、そう割り切っていたはずでしたが…。

人間が描いたプロットをもとに、AIが執筆した歴史BL短編集。時代を越えて結ばれる男たちの運命を、3組のカップルで描いています。同じ設定でも、AIによって表現や感情の描き方が大きく異なるのが特徴で、歴史上の人物たちの関係性をAIならではの解釈で味わえますよ。

今日もどこかで誰かが恋をして愛を育んでいる、そんな何気ない日常を切り取ったBL小説短編集です。劇的なできごとがあるわけじゃなくても、どこか近くに居て、そっと想いを抱えて生きている8篇を収録。恋人と過ごすいつもの朝・早朝のジョギング・学校の昼休みなど、さまざまなシチュエーションがあります。

魔女っ子変身BLアプリ「魔女っ子少年マジカルピース」の日常を描いた短編集・伊月編。水着談義から始まりプライベートビーチに遊びに行く「浜辺に墜ちた一粒の」と、仔猫の伊月に自分にも甘えてほしい陽太の「ひだまりは膝の上」の２本を収録しています。アプリでは配信できなかった甘い日々を垣間見られますよ。

バレンタインデーをテーマとした5つの短篇を収録。幼馴染・高校の友人・会社の先輩後輩など、いろいろな関係性のバレンタインBLが揃っています。著者の別作品『何気ない日常の恋とか愛の話』に登場するキャラクターたちの話もありますよ。

帰宅すると好きな弁当や総菜が置かれていたり、散らかしていてもきれいになっていたり、主人公の家で不思議な現象が発生。それらはおそらく善意の第三者・ストーカーがしてくれていて、最初は薄気味悪く思っていた主人公も次第にそんな生活に慣れていきます。しかし、そんな理想的な生活を崩そうとする存在が現れて…。

蒸し暑い江戸の夏の夜、町与力の志方直正は夢のなかで妻の不貞を目撃しますが、ただ呆然とした感覚ばかりが襲ってきます。目を覚ますと彼は陰間茶屋の二階におり、傍らには若衆歌舞伎の美貌の色子・夕霧が微笑んでいました。市中取締の役を担う直正にとって、夕霧との関係は許されざるものですが、冷えた心は徐々に溶け…。

就活に失敗し、心が折れかけていた大学生・晴陽は、ある夜、ゴミ捨て場で倒れていた男を助けます。目を覚ました男は、晴陽の推しYouTuber・KYON2。世間から誹謗中傷の嵐に晒されて心を壊しかけていた彼を、晴陽は部屋に匿うことになり、たった3日間の同居生活が始まります。

35歳の広告代理店社員・悠斗がいつものように残業帰りの終電に揺られていると、隣に座ったのは、10年来の同期・涼。いつもは軽口をたたく彼が、静かな雨音の聞こえるこの夜だけは妙に近く、そして熱い…。触れそうで触れない指先、揺れる電車の中で交差する視線、隠していた感情があふれ出す、雨が導いた一夜の物語。

体が腐食していく原因不明の奇病に冒された男は、ある日見慣れた街並みの中に不可思議な鋪を見つけます。そこで店主を名乗る美しい青年の手の甲に、1匹の清楚な蝶が羽ばたいている…。琥珀色の貴腐ワインに世界を透かし見れば、甘美な終焉はすぐそこに。

医者と患者の2人の間で理性と感情の防壁が溶け合う、禁断の物語。新城は医者としての責任感とやさしさで、患者である羽生の抑えきれない衝動を引き受けます。湖畔に映る月明かりのように静かで、2人の心がゆっくりと重なる短編ボーイズラブです。

関係性の温度が変わり、謎が濃く絡み合うシリーズ中編。周囲が自然死と片付ける出来事に秀一だけが違和感をおぼえるなか、通夜の夜に2人目の犠牲者が現れます。嘘と秘密が幾重にも重なり、信頼と疑念の境界は揺らぎ、2人の絆は壊れそうなほどの緊張へと傾いていき…。

連続殺人の全貌が明らかになり、積み重なった嘘の裏側で隠されていた本当の動機へと2人が迫っていく、3部作の後編。兄の死、町に満ちていた沈黙、そして互いに言えなかった思いが最後の夜に交差します。事件の終わりが2人の関係の終わりなのか、新しい始まりになるのか、揺れる心が真実へと辿りつきます。