東野圭吾の名作小説のおすすめ人気ランキング【2025年10月】

故郷で父が殺害され、生家に戻った真世は、何年間も音信不通だった叔父と再会。元マジシャンの叔父は自らの手で犯人を見つけるといいます。かつて教師だった父を殺した犯人は、教え子である真世の同級生の中にいるのか、かつてコロナ禍に苦しむ町を舞台に、黒い魔術師が手品のように華麗に謎を解く長編ミステリーです。

あらゆる悩み相談に乗る不思議な雑貨店に集う、人生最大の岐路に立った人たち。過去と現在を超えて温かな手紙交換がはじまります。張りめぐらされた伏線が奇跡のようにつながり合う、心ふるえる物語です。

阪神淡路大震災の最中、衝動的に殺人を犯した男性は目撃者の女性と手を組んで上京。愛する女性が指示するままに、さらに事件を起こします。謎が謎を呼び、伏線に伏線が絡む、ミステリーの醍醐味にあふれた傑作大長編です。

第134回直木三十五賞を受賞した、ガリレオシリーズ初の長編作品です。天才数学者の石神は、想いを寄せるシングルマザーが殺人を犯したことを知り、彼女と娘を救うべく隠ぺい工作を企図。解決不能とも思われる謎に、かつて石神の親友だった湯川学が立ち向かいます。

何者かに両親を惨殺された3兄妹は、流れ星に仇討ちを誓います。14年後、互いのことだけを信じ世間を敵視しながら生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が。3人で完璧に仕掛けたはずの復讐計画でしたが、その最大の誤算は妹の恋心でした。

都内で起きた不可解な連続殺人事件、残された暗号から判明したのは、次の犯行場所が一流ホテル・コルテシア東京でした。若き刑事・新田浩介は、ホテルマンに化けて潜入捜査に就くことを命じられ、女性フロントクラークの山岸尚美が教育係になります。 人気シリーズ第1弾のミリオンセラー作品で映画化もされました。

人気シリーズ「マスカレード・ホテル」シリーズの第2弾。ホテルマンの山岸尚美と刑事の新田浩介が出会う前のそれぞれの物語を、全4話で構成しています。表題のマスカレード・イブは第4話に収録され、東京と大阪を舞台に准教授の鉄壁のアリバイを暴いていく物語です。

13時13分13秒、街から人が消え、無人の東京に残されたのは境遇も年齢も異なる13人の男女です。大雨と地震に襲われる瓦礫の山と化した街。そして、生き抜こうとする人達の共通項が見えてきます。

累計300万部を突破したマスカレードシリーズ第2弾です。若い女性が殺害された不可解な事件について、警視庁に一通の密告状が届きます。犯人はコルテシア東京のカウントダウンパーティに姿を現すのか…というストーリーです。

弟の大学進学に必要な資金を手に入れようと、強盗殺人を犯した兄。一方弟は、進学・恋愛・就職と幸せを掴みそうになるたびに、犯罪者の弟というレッテルに苦しめられます。犯罪加害者の家族を真正面から描き切った作品です。

高校時代の初恋の女性と心ならずも別れなければならなかった男は、苦闘の青春を過ごしたあと警察官になります。男の前に10年ぶりに現れたのは、学生時代のライバルだった男で、奇しくも初恋の女の夫に。刑事と容疑者、幼なじみの2人が宿命の対決を果すとき、余りにも皮肉で感動的な結末が用意されています。

妻・直子と、小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落します。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻でした。その日から杉田家の切なく奇妙な秘密の生活が始まります。

禁断の花をめぐり、宿命を背負った者たちの人間ドラマが交錯する東野ミステリーの真骨頂です。黄色いアサガオだけは追いかけるな、という謎のメッセージが意味するものとは。第26回柴田錬三郎賞受賞作です。

7年前に別れた恋人・沙也加の記憶を取り戻すため、主人公は彼女と幻の家を訪れます。それは、めったに人が来ることのない、山の中にひっそりと立つ異国調の白い小さな家。そこで二人を待ちうける恐るべき真実とは…という長編ミステリ小説です。

往年のトップスキーヤー緋田宏昌は、妻の死を機に、一人娘の風美は彼の実の娘ではないことを知ります。娘は彼をも凌ぐスキーヤーに成長し、二人の前に才能と遺伝子の関係を研究する科学者が登場。彼への協力を拒みつつ娘の出生の秘密を探ろうとする緋田だが、風美の大会出場を妨害する脅迫者が現れます。

7人の大学4年生が秋を迎え、就職・恋愛に忙しい季節のある日、祥子が自室で死亡。心やさしき大学生名探偵・加賀恭一郎は、祥子が残した日記を手掛りに死の謎を追求します。しかし、第2の事件はさらに異常なものでした。

資産家の男が自宅で毒殺され、毒物混入方法は不明、男から一方的に離婚を切り出されていた妻には鉄壁のアリバイがあった。警察に協力を依頼されたガリレオ・湯川学が驚愕のトリックに挑んでいます。連続ドラマガリレオ・第2シーズンの題材にもなった、長編推理小説です。

2002年7月に小社より「トキオ」として刊行され、2005年8月に「時生」と改題して講談社文庫に収録されたものの新装版です。あの日共に旅した謎の青年は未来の息子だった、と難病の息子を看取る直前に思い出した主人公。東野圭吾による切なすぎる奇跡の物語です。

累計1400万部を売り上げ、福山雅治さん主演で映画化もされたガリレオシリーズの長編第3弾です。美しい海辺の町で起きた事件に巻き込まれた湯川は、ある真相に気づいてしまいます。理科が嫌いな少年や、ナチュラリストを標ぼうする女性など、物語にスパイスを加える登場人物にも目が離せません。

平凡な青年・成瀬純一をある日突然、不慮の事故が襲います。彼の頭に世界初の脳移植手術が行われ、それまで画家を夢見てやさしい恋人を愛していた純一は、手術後徐々に性格が変化。脳移植を受けた男の自己崩壊の悲劇が描かれた物語です。

瓜二つの姿をしている2人の女子大生、鞠子と双葉に隠された秘密を追うサスペンス小説です。なぜ2人はあまりにも似ているのか、そして2人を結びつける宿命の絆とは何かが明らかに。思わず引き込まれてしまう迫真のサスペンスです。

大阪の廃墟ビルで起きた殺人事件が、未解決のまま迷宮入り。被害者の息子と容疑者の娘の周囲では不可解な事件が起こるものの、証拠が出ることなく19年が経過します。伏線が巧妙に張り巡らされており、結末を迎えるまで一気に読み進められますよ。

娘の小学校受験が終わったら離婚すると約束していた播磨和昌と薫子に、娘がプールで溺れたと突然の悲報が届きます。病院で彼等を待っていたのは、おそらく脳死という残酷な現実。一旦は受け入れた2人でしたが、娘との別れの直前に翻意し、医師も驚く方法で娘との生活を続けることを決意します。

国民の遺伝子情報から犯人を特定する、DNA捜査システムの開発者が殺されます。神楽龍平はシステムを使って犯人を突き止めようとしますが、コンピュータが示したのは何と彼の名前でした。果たして神楽は警察の包囲網をかわし、真相に辿り着けるのか…というストーリーです。

福山雅治さん主演で映像化された、ガリレオシリーズの第1作目。物理学者の湯川学が、科学的なアプローチで難事件の真相に迫ります。熱源がない場所で燃え上がる若者の頭や、失踪者の顔を写し取ったデスマスクなど超常現象の謎を次々と解明。

長峰重樹の娘・絵摩の死体が荒川の下流で発見されます。犯人を告げる1本の密告電話が長峰の元に入り、それを聞いた長峰は半信半疑のまま、娘の復讐に動き出すことに。遺族の復讐と少年犯罪をテーマにした問題作です。

一目惚れした女性を親友に奪われて嫉妬に狂う主人公が、ある日目を覚ますと隣になんと彼女の姿がありました。彼女が自分の恋人である世界と親友の恋人である世界、一体どちらが本物なのか…。謎が謎を呼ぶ、ファンタジー系のラブストーリーが展開されます。

男女8人が集まる山荘に強盗犯が侵入。外部との連絡が絶たれる中、なんとか脱出を試みようとするもののうまくいかず、悪戦苦闘するうちに1人が殺害されてしまいます。しかし、状況から鑑みて強盗が犯人ではないことに気づき、さらに慌てる7人の様子と驚愕の結末が今作のポイントです。