山田悠介の名作小説のおすすめ人気ランキング【2025年10月】

2011年に国はニートを「世の中のゴミ」として流罪にする法律を制定します。ある日突然、孤島に棄民された章弘と5人の若者たちの刑期は500日。敵の襲撃と飢餓の恐怖の中、生死を賭けたサバイバルゲームがはじまります。

感動の書き下ろし文庫、コドモランドシリーズの第2弾です。あの世と現実世界を行き来する孝平が、主人公のストーリー。街中でたたずむ男の子（ナナシ）や、家族の行く末に意外なラストが待っているので、ぜひ読んでみてください。

高校2年生で初めて携帯を手に入れた道子は、クラスを仕切る女王様からSNSサイト・アバＱに登録させられます。地味な自分の代わりに、自らの分身であるアバターを着飾ることにはまっていく道子ですが…。SNSがあたり前になった現代だからこそ響き、読後には現代社会の仕組みを考えさせられる1冊です。

坂本孝広と橋本陽介たちは学校内でサークルを作り、動画の投稿や生放送で話題を集めて楽しんでいました。ところが、さらにリスナーを増やそうとする部員が過激な動画をアップしはじめたことから、事態は思わぬ方向へ転がってゆきます。暴走を止め子どもたちを救えるのかがみどころの、学園パニックストーリーです。

新しいアトラクションゲーム・バーチャワールドを舞台にした、高校生5人の物語です。ゲームのなかでAコースを選んだ彼らは、敵を倒しつつ炎の病院から脱出するミッションを与えられますが…。書き下ろしシリーズ第1弾の作品です。

自らの命を絶つ自殺スイッチを持たせて、少年少女を監視する異様なある施設の物語です。7年間もスイッチを押さずにいる子どもたちの思惑とは。施設からの脱走劇を含むスリリングな展開で、疾走感がありながらも命をテーマにした重い内容が描かれています。

超有名進学校が武装集団に占拠されました。人質となった教師を助けたければ、広大な校舎の各所にばらまかれた2000ものピースを探しだし、パズルを完成させなければなりません。映画やゲームなど多数のメディアミックスがありますが、それぞれストーリーが異なるので見比べてみるのもおすすめです。

バラバラ殺人にまつわる儀式的な死のゲーム・親指さがし。単なる遊びではじめたつもりだったのに、目を開けたときに1人の少女の姿はこつ然と消えていました。それから7年のときを経て大学生になった子どもたちは、バラバラ殺人事件が本当にあった事件だと知ることになり…。

その席にすわった生徒は、ノイローゼになったり自殺に追い込まれたりと、不幸が襲うといわれる呪いの席。転入生の加奈も呪いの席に座ることになってから、無言電話などの嫌がらせを受けはじめます。ホラー作品が好きな人におすすめです。

2060年東京オリンピックが迫る近未来で動き出す極秘プロジェクトは、人形ロボットを使った一大事業。テロ予告や暴走する研究者など、波乱の展開を含みながら健がプリジェクト成功へ向けて奮闘します。健が思いを寄せる咲との恋愛模様や、ラストに向かうにつれて明らかになる衝撃の展開も見どころです。

天才から提供された精子を扱う精子バンクで生まれた兄弟の物語。天才数学者として輝かしい道を歩む兄に対し、弟の麒麟は失敗作の烙印を押され母と兄に見捨てられてしまいます。孤島に幽閉されても家族の絆を信じる麒麟の前に、運命が残酷に立ちはだかる、切なく胸が締め付けられる作品です。

小学生の頃に「×ゲーム」という名のいじめをしていた4人組。その12年後、いじめられていた蕪木毬子が突如現れ、想像を絶する復讐を繰り広げます。長年の恨みをはらすため、蕪木毬子が計画した復讐劇はどんなものなのかに注目です。

子どもの売買が可能な世界で、息子を亡くした夫婦は息子と瓜二つの子どもをレンタルします。しかし、寂しさを埋められたのは束の間で、なぜか子どもは次第に劣化しはじめ夫婦の生活は一変。ラストに近づくにつれ、子どもレンタル会社に隠された衝撃の真実が判明します。

落ちぶれたプロゲーマー一輝に訪れた奇跡の出会い。巻き起こる事件を乗り越え大切な人を守ることができるのでしょうか。大ヒット「僕ロボ」から3年、ミリオンセラー作家・山田悠介が放つ感動大作です。

大学の極秘サークルで行われる活動は、美しい管楽器の演奏で自殺を見届ける「自殺プロデュース」。自殺する者を何人も音楽で見送ってきたがある日、自殺をやめようとした志願者に、指揮者の真理乃の態度が豹変します。奇抜な設定の作品が好きな人におすすめです。

あるメールを受け取った女性が、次々と死んでいく連続殺人事件が発生します。被害者は全員妊娠しており、腹部をえぐられている犯人の残虐性が伺える姿。都会を襲った連続殺人に驚愕するなか、高校教師・雅斗の恋人にも殺人メールが届きます。

人間の寿命が見える名のない少年は、玖美と出会い次第に心を通わせていきます。しかし、歳をとらない少年と普通の人間である玖美には、交わることのない切ない運命が待っていることに…。ラストの別れが近づくとともに切なさがこみ上げる感動作です。

大学のテニスサークルに所属する8人は、ある日見知らぬ施錠された部屋に拉致されてしまいました。その部屋で、1人を犠牲にしなければ先に進めない残酷な殺人ゲームがはじまります。出た先にもまた次の部屋が待っている、終わりなき壮絶な殺人ゲームの幕開けです。

ビンゴ・サッカー・トランプ・ゴルフなど、一見普通に見えるゲームに命をかけて挑む5つの物語です。ゲームに勝たなければ生き残れない極限の精神状態で、プレーヤーは自分の命や守りたい人のために闘います。スリリングな作品が好きな人におすすめです。

ネットで知り合った、顔を知らない6人の少年たち。世間を驚かせようぜ！の一言で、彼らは同時刻にバスジャックを開始しました。そこへ正月早々バイトをクビになった無職の奥野修一が、コンビニで万引きをしてしまい店員から逃げたあげくに、運悪くジャックされたバスに乗り込んでしまいます。

東と西に分裂された日本が舞台で、西日本は民主主義とはほど遠い独裁国家。東日本に住む博文は、生き別れになった恋人と再会するため、困難に立ち向かいながら奮闘します。パニックにラブストーリーを加えたエンタメ性の高い作品です。

死に至る奇病ドゥーム・ウィルスの特効薬を目あてにお台場に向かった田村直人ですが、特効薬はトライアスロンを完走しなければもらえません。スタートとともにテレビ中継がはじまり、挑戦者を予測不可能なトラップで次々と脱落させる命がけのデスゲーム。感染した母を救えるか、最後まで目が離せません。

遺族の復讐による殺人が認めらる復讐法が制定された2020年の日本が舞台です。しかし100時間の制限や返り討ちにあう可能性など、細かなルールが決まっており、復讐者側にもデメリットがあります。人間の負の感情を辛辣に描いた作品です。