サッカー小説のおすすめ人気ランキング

日本人サッカープレイヤーの冬次から、心臓麻痺で亡くなった選手についての調査を依頼された小説家の矢崎。彼は調べを進めていくうちに、死を招くドーピング剤・アンギオンの存在を知ります。そして、次第に冬次にも危険がせまりはじめるのでした。

ジュニアサッカークラブに所属する小学6年生メンバーの成長と、彼らを支えるコーチや家族の心情をリアルに描いた小説。主人公・武井遼介が初めての挫折や新監督、仲間たちとの関わり合いを経て、心を変化させていく様子が魅力。熱く切ないサッカー小説の世界に浸りたい人にぴったりです。

サッカージャーナリスト・木崎伸也と漫画家・ツジトモが贈る、日本代表が成熟するまでを綴った1冊。80%の真実と20%の創作で構成されており、フィクションを含んでいるからこそ描ける、勝ち負けを超えた真相を楽しめます。スポーツナビで連載していた作品を元に、大幅加筆していますよ。

スペインとの親善試合に出たことで、世界と自分との壁を強く感じた無名の高校生・リュウジ。その経験から彼は、単身でスペインに渡ってサッカーを学ぶことを決意します。リュウジの目線から展開される本作は、細やかなゲームシーンはもちろん、家族との問題や友情なども鮮やかに描かれていますよ。

市内でも最弱のチームとして知られるサッカークラブ、牧原スワンズの4年生チームは今年最後の試合に臨むために、練習に励みます。その一方、チームを応援する父親たちは家庭でそれぞれの悩みを抱えていて…。サッカーを頑張る子どもたちと、8組の家族の成長などを描いたストーリーです。

新潟県内屈指の名門校、通称レッドスワンと呼ばれる私立赤羽高等学校サッカー部に不運なトラブルが続き、チーム崩壊の危機が訪れます。廃部寸前にまで追い込まれたチームの前に、救世主ともいえる新指揮官が現れ…。シリーズものなので、1度ハマれば長く楽しめる青春サッカー小説です。

高校生になったらサッカーを始めようと思っていた主人公・春彦ですが、入学した高校にはサッカー部がありませんでした。諦めずにサッカー部を作ろうと動き、さまざまな問題にぶつかるなかで、右足にハンデを持つ生徒に出会い…。サッカーをとおして出会う仲間との絆や青春が描かれたサッカー小説です。

選手やサッカー協会でさまざまな思惑が飛び交うなか、かつて苦い経験をした望月は粘り強く交渉を続けていきます。3年前にワールドカップで惨敗した日本代表、その新監督探しを任命された望月。サスペンス好きの人や、先の展開が気になるような作品をお求めの場合にいかがでしょうか。

青春スポーツ小説シリーズ第3弾です。キーパー経験者のオッサがサッカー部に加入するも、つまらないミスの連続でチームに不満が募る。迷いのなかでもがくサッカー少年たちの、挫折から再生への道が描かれています。

サッカーが大好きで、サッカーボールと友だちの大空翼。静岡県の南葛小に転校してきた翼は、サッカーの名門・修哲小で、天才GKの若林源三と出会います。翼は若林に挑戦状を送りつけ、決着を南葛小と修哲小の対抗戦でつけることになるのでした。

職を失った元Jリーガーの花島はある日、小学生に誘われて公園で一緒にサッカーをしていました。そこで、絶妙なパス回しやドリブルで得点を重ねていく3つ子のプレイに目を奪われます。恐るべき才能を目にした花島はコーチを引き受け、少年たちとともに全国制覇を目指しはじめるのです。

22のサッカーチームと22人のファンを描いた、連作短編集です。別々のチームを応援する家族や久しぶりの再会を果たした祖母と孫などが、それぞれの思いを抱いて2部リーグ最後の試合へと向かいます。それぞれがサッカーをとおして見出したかけがえのないよろこびを、エモーショナルに描き出していますよ。

著者ニック・ホーンビィの処女作となる1冊で、イギリスでは100万部を超える大ベストセラー。著者の愛してやまないイングランドのプレミアリーグチーム・アーセナルに対する感情を書き綴った自伝的小説です。サッカーファンの多いイギリスでのリアルなサポーターの姿を見られますよ。

リアルな高校サッカーを描いた人気小説シリーズ。関東の強豪サッカー部に入部した主人公・遼介の姿が描かれています。東日本大震災から1か月、普通にサッカーができる現状に葛藤を抱きながらも、新入部員50人でスタートした部活に励んでいきます。

家族・仲間・将来に迷いながら、自分だけのポジションを探し出す物語。作者は2006年に裏へ走り蹴り込めでオール讀物新人賞を受賞した、小野寺史宜です。サッカー部引退を間近に控えるも、公式試合に一度も出場したことのない高校3年生・宮島大地の姿が描かれています。

ポルトガル語で用具係を意味するホペイロを務める主人公が、奇妙なできごとに挑んでいく連作ミステリーです。ほのぼのとした短編集。スパイクの手入れが仕事であるはずの彼が、なぜかスパイクを交換したがるエースの件や大フラッグ盗難事件など、次々と生じる謎を解くことになります。

U‐14としての活動の初日、他のチームからやってきたメンバーにキャプテンをゆずることになった周斗。ずっとつけていたキャプテンマークを渡すことになった彼は、不安や悔しさからチームのなかで孤立してしまいます。そんなある日、周斗は懐かしの銭湯と再会したことをきっかけに成長し…。

ファシズムの空気を濃密に描く意欲作です。サッカーが社会のすべてを決定する近未来の日本で、元スタープレイヤー長田が首相に立候補し、人々は熱狂的に支持するが。同時代の不安を描く、野間文芸新人賞の受賞作でもあります。

サッカーに打ち込む主人公の姿を描いた、人気小説シリーズ。2年生に進級してもAチーム入りが叶わず、チームのなかでもがく遼介の姿が描かれています。チームの中心的存在ながら、サッカーに対して迷いを抱えるエース・上崎の想いにも注目ですよ。