ホテルルーターのおすすめ人気ランキング【2025年】

接続の安定性を重視する人には、5GHz対応モデルがおすすめです。ホテルルーターの周波数帯域は、2.4GHzと5GHzの2種類。2.4GHz帯はBluetooth機器やUSBレシーバーなどでも使われるのに対し、5GHzはWi-Fi専用です。どちらもWi-Fiは使えますが、2.4GHzより5GHzのほうが電波干渉が少なく安定して接続できます。

一方、ルーターと接続機器の間に遮蔽物がある場合、5GHzは通信速度が落ちやすい点がデメリット。ホテルの部屋の限られた空間では影響が少ないものの、部屋をまたぐと通信が弱まる可能性があります。接続機器によっては2.4GHzにしか対応していない場合もあるため、事前の確認が必要です。

さまざまな接続機器に使いたい場合は、2.4GHzと5GHzの両方に対応したモデルが狙い目。複数人での旅行などで部屋をまたいで使用したいときや、自宅・オフィスなどで活用したい場合にも重宝します。汎用性の高いホテルルーターを手にしたければ、2.4GHz・5GHz両対応のモデルを選びましょう。

仕事で大きなファイルをやり取りしたり、滞在中にゲームを楽しんだりしたいなら、通信速度に関わる項目も要チェックです。通信速度は、Wi-Fi規格や最大通信速度で確認できます。ホテルルーターで主要なWi-Fi規格と最大通信速度（理論値）は、以下のとおりです。

• Wi-Fi 6（別名：IEEE 802.11ax）：理論最大通信速度 9.6Gbps
• Wi-Fi 5（別名：IEEE 802.11ac）：理論最大通信速度 6.9Gbps
• Wi-Fi 4（別名：IEEE 802.11n）：理論最大通信速度 600Mbps

規格末尾の数字が大きいほど、理論上での最大通信速度は高速です。「Wi-Fi ◯」という表記が見当たらないときは、末尾がax・ac・nのどれにあたるかで判断できます。ただし、すべてのWi-Fi 5対応ルーターが6.9Gbpsで通信できるわけではなく、実際にはアンテナの仕様などにより通信速度が異なる点は覚えておきましょう。

Wi-Fi規格とは別に、ルーターの最大通信速度も参考になります。最大通信速度は300Mbps・150Mbpsなどモデルによって違いますが、動画視聴やWeb閲覧程度なら100Mbps程度あれば十分。大容量データをやり取りしたり高画質なゲームで遊んだりする場合は、300Mbps以上あるとベターです。

なお、Wi-Fi 6の性能を活かすには、ルーターだけでなく接続するPCやスマホもWi-Fi 6に対応している必要があります。高速通信に期待してWi-Fi 6対応ルーターを選ぶ前に、手持ちのPCやスマホの対応状況も確認しておきましょう。

ホテルルーターは主に、ケーブルタイプと直挿しタイプに分類されます。それぞれ使い方や給電方法が異なるので、特徴をチェックして使いやすい種類を選びましょう。

持ち運びが前提のホテルルーターは、200g以下を目安にコンパクトなモデルを選びましょう。とくに50〜100g程度のモデルは、縦横10×10cm以内のコンパクトサイズが多く、持ち運びに便利です。200g以上のモデルは本体も大きい傾向があるため、持ち運ぶときにかさばりやすくなります。

より手軽に持ち運びたい場合は、専用ポーチつきがおすすめです。専用ポーチがあれば、電源ケーブルやLANケーブルなどをひとまとめに保管できるため、荷物が多い出張・旅行でもバッグの中が散乱しません。ポートにホコリが侵入するのを防止でき、ケーブルがねじれたり折れ曲がったりするのを防ぐのにも役立ちます。