Wi-Fi6に対応しており、通信速度が速いと評判のバッファロー(BUFFALO)のWi-Fiルーター、WSR-3200AX4S。インターネット上には好意的な口コミが多く寄せられていますが、「思っていたほど速くはない」という声もあり、購入をためらっている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、バッファロー WSR-3200AX4Sを含むWi-Fiルーター全35商品を実際に使ってみて、通信速度・同時接続台数・機能性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
バッファロー WSR-3200AX4S-BKは、機能性に優れたルーターがほしい人におすすめです。Wi-Fi 6対応なうえ、ビームフォーミング・MU-MIMO・IPv6と多くの機能がついています。
下りの通信速度は、最高664.1Mbpsと高速です。設置した隣の部屋や下のフロアでも、400Mbps以上を記録しました。ただし、壁を2枚挟むと200Mbps台まで下がってしまいます。どの部屋でも高速通信を活かしたいなら、2LDKや2階建てまでの広さが目安になるでしょう。
通信速度の遅い場所がある場合・同時に接続する機器が多い場合は、メッシュWi-Fiの導入を検討してみてください。スマホやPCなどを10台同時に接続した場合、今回の検証では、Wi-Fiルーター単独よりも中継機を利用したほうが通信速度は速い結果となりました。
縦置き・壁掛けができ、スリムで設置場所を選びにくいところもポイント。また初期設定がアプリでできるので、はじめて自分で設定する人でもやりやすいでしょう。
Wi-Fi機器の最大手であるバッファロー。そんなバッファローのWSR-3200AX4Sは、Wi-Fi 6対応のスタンダードモデルです。
Wi-Fi 6の新機能により、複数の端末を接続しても通信速度が落ちにくい点を特徴としています。
まずは、主な機能を確認してみましょう。
37.5x160x160mmとスリムな形状が魅力です。縦置きはもちろん、別売りの専用ネジを使って壁に掛けることもできますよ。
カラーはブラック・ホワイト(WSR-3200AX4S-BK・WSR-3200AX4S-WH)の2色展開。インテリアや好みに合わせて選んでみてくださいね。
WSR-3200AX4S-BKは、Wi-Fi EasyMeshにも対応しています。複数の中継機をつないでメッシュWi-Fiを構築すると、家中どこにいても接続が途切れないようにできますよ。電子レンジなどのノイズに影響されにくくなるのも魅力です。
なお本検証では、同じくバッファローから発売されている中継機「WEX-1800AX4」を併用した場合の検証も行いました。
WEX-1800AX4はコンセントに直挿しできる中継機です。専用のスマホアプリによって親機などの通信状態がわかるので、適したところに設置しましょう。
Wi-Fiルーター1台では電波が弱い部屋がある・複数人で同時にWi-Fiを使うと通信速度が低下するという場合には、ぜひメッシュWi-Fiも検討してみてください。
今回は、バッファロー WSR-3200AX4S-BKを含むWi-Fiルーター全35商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:通信速度
検証②:同時接続台数
検証③:機能性
なお、検証①・検証②に関しては、同じくバッファローが発売している中継機「WEX-1800AX4」(メッシュWi-Fi)を2台使用した場合の結果も記載しました。中継機の使用を検討している人はそちらの結果もぜひ参考にしてみてください。
まずは通信速度を検証します。
都内にある3階建ての一軒家を貸し切り、「ワンルーム/1LDK」「戸建て2階/マンション2LDK」「戸建て3階/マンション3階」の3パターンの住宅環境を再現しました。各部屋で下りと上りの速度を3回ずつ測定し、平均値で評価しています。
評価項目は以下のとおりです。
PCは「ASUS ZenBook 15」、計測アプリは「LAN Speed Test」を使用しています。
使用環境が変われば実効速度の値も変わってくるため、必ずしも検証結果と同じ数値が出せるとは限
りません。
<上り(5.0GHz)の通信速度一覧 単位:Mbps> ※()内は全商品の平均値
<下り(5.0GHz)の通信速度一覧 単位:Mbps> ※()内は全商品の平均値
通信速度は、ある程度の範囲ならムラなく安定していました。ルーターを設置した部屋では664.1Mbpsと高速です。さらに、設置した部屋の隣の部屋や上下階の部屋でも、400Mbps以上を記録しています。
ただし、壁を2枚挟むと300Mbps以下になってしまいました。また、1階にルーターを設置した際の3階での通信速度(5.0GHz)は66.07Mbpsまで落ちています。戸建てなら2階建て、マンションなら2LDKまでの広さが、高速通信を活かせる目安になるでしょう。
続いて、中継機を使用した場合の結果です。各階にWi-Fiルーターを1つずつ設置して通信速度を計測したところ、以下のとおりになりました。
<上り(5.0GHz)の通信速度一覧 単位:Mbps> ※()内は全商品の平均値
<下り(5.0GHz)の通信速度一覧 単位:Mbps> ※()内は全商品の平均値
下りの通信速度はどの地点でも、今回検証した全商品の平均値を上回っています。また、最低でも278Mbpsの速さがあるので、家全体で安定した通信が行えるでしょう。最大通信速度は562Mbpsと、大容量のデータもスムーズに受信できる数値でした。
Wi-Fiルーター単独で使用した場合に比べ、上りの通信速度は1地点を除いて速くなっていますが、逆に下りはほとんどの場所で速度が落ちてしまいました。とくに、大幅に低下した場所の原因としては「中継機同士の間が離れすぎている」「他の階の中継機につながっているなど、通信先の切り替えがうまくいっていない」が考えられます。メッシュWi-Fiを使う場合は気をつけてみてください。
Wi-Fiルーターのみでも通信速度は安定していたため、単体で使っていて速度の遅い場所があるという場合にメッシュWi-Fiを導入するという使いとよいでしょう。
続いて、同時接続台数の検証です。
スマホ・PC・ゲーム機を合計5台接続した場合と、10台同時に接続した際の通信速度を測定し、1台のみの接続と比較して通信速度が遅くならないかで評価しました。
ルーター単独で使用した場合・中継機を使用した場合の通信速度は以下のとおりです。
<ルーター単独 ※単位:Mbps>
下り標準559.09→5台接続511.29→10台359.16
<中継機使用 ※単位:Mbps>
下り標準502.29→5台接続492.70→10台402.58
ルーター単独の場合、複数の端末を同時に接続しても、通信速度はある程度の速度をキープしました。5台を接続したときの減衰率は約91%と、1台のときより9%ほど遅くなっただけです。
10台同時に接続すると、減衰率は約64%まで下がってしまいました。とはいえ、動画再生に支障がでるほどではありません。
中継機を使用した場合の減衰率は、5台接続時で98%・10台では80%です。接続する機器が多くても通信速度はあまり低下しませんでした。
また、10台接続した場合は、中継機を利用したほうがWi-Fiルーター単独のときよりも通信速度が速いという結果に。接続機器が多い場合は、メッシュWi-Fiが活躍しそうです。
最後に機能性を検証します。
以下の8項目を実際の使用感や説明書の説明をもとに評価しました。
検証した結果は、以下の通りです。
<チェック項目>
機能性は非常に充実しています。対応していなかったのはトライバンドのみ。ビームフォーミング・MU-MIMO・メッシュ機能など、高速通信の環境を整える機能が揃っています。
また、通信速度や接続機器の台数管理などは行えないものの、スマホアプリで初期設定を簡単に行えたのは好印象でした。はじめてWi-Fiの設定をする人でも、苦労しないでしょう。
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最後に、より通信速度が優秀だったほかの商品もご紹介します。
広い家で使う人には、バッファローのWXR-6000AX12Sがおすすめです。ルーター単独でも、3階建ての一軒家での通信速度は最高707Mbps、最低でも307Mbpsと優秀でした。スマホやPCなどを10台同時に接続しても449Mbpsと高速なのも魅力です。ビームフォーミング・MU-MIMOと付加機能も申し分ありません。
アンテナ内蔵タイプでは、NECのAterm WX6000HPが優れていました。一軒家の1階に設置した際、3階での速度(2.4GHz)が192Mbpsとトップクラス。離れた場所でもWi-Fiが届きやすいといえます。全計測地点でも検証した商品の平均速度を上回っていました。同時接続性も良好で、付加機能も十分です。
推奨利用環境 | 戸建て3階建、マンション4LDK |
---|---|
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 |
専用中継機数 | 不明 |
給電方法 | 不明 |
専用中継機 | 不明 |
転送速度 | 最大4803+1147Mbps |
最大通信速度(理論値) | 4803+1147Mbps |
最大通信速度(2.4GHz) | 不明 |
最大通信速度(5.0GHz) | 不明 |
最大通信速度(6.0GHz) | 不明 |
周波数帯 | デュアルバンド |
周波数 | 2.4GHz、5.0GHz |
アンテナの種類 | 外付けタイプ |
アンテナ数 | 8×8 |
重量 | 1580g |
重量. | 1580g |
幅 | 不明 |
奥行 | 不明 |
高さ | 不明 |
LAN端子 | 不明 |
INTERNET端子 | 不明 |
LANポート | 最大10Gbps×1、最大1Gbps×3 |
コア数 | 不明 |
ビームフォーミング機能 | |
MU-MIMO機能 | |
メッシュ機能 | |
QoS機能 | 不明 |
中継機能 | 不明 |
IPv6対応 | |
VPN対応 | 不明 |
バンドステアリング機能 | 不明 |
ファームウェアの自動更新機能 | 不明 |
コンバーター機能 | 不明 |
専用アプリ | |
セキュリティサービスあり | 不明 |
キッズタイマー機能 | 不明 |
ネットフィルタリング機能 | 不明 |
検証時の6GHz下り最大通信速度 | 不明 |
5GHz下り最大通信速度(検証時) | 707.66Mbps |
検証時の6GHz上り最大通信速度 | 不明 |
5GHz上り最大通信速度(検証時) | 268.95Mbps |
検証時の5GHz下り最大通信速度 | 707.66Mbps |
2.4GHz下り最大通信速度(検証時) | 不明 |
検証時の5GHz上り最大通信速度 | 268.95Mbps |
2.4GHz上り最大通信速度(検証時) | 不明 |
検証時の2.4GHz下り最大通信速度 | 不明 |
検証時の2.4GHz上り最大通信速度 | 不明 |
最高下り実効速度 | 不明 |
最低下り実効速度 | 不明 |
通信速度規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
最大通信速度 | 4803+1147Mbps |
設置方法 | 縦置き |
セキュリティ規格 | WPA3 Personal、WPA2 Personal、WPA/WPA2 Personal、WPA2/WPA3 Personal、WEP(128-bit / 64-bit)、Any接続拒否、プライバシーセパレーター、MACアクセス制限(最大登録許可台数:64台) |
無線LAN接続用ボタンの種類 | 不明 |
メーカー保証期間 | 1年間 |
消費電力 | 35.9W |
同時接続可能 | |
同時接続台数 | 不明 |
セット売り | 不明 |
有線接続可能 | 不明 |
バッファロー WXR-6000AX12Sをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
推奨利用環境 | 戸建て3階建、マンション4LDK |
---|---|
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 |
専用中継機数 | 不明 |
給電方法 | ACアダプタ |
専用中継機 | 不明 |
転送速度 | 4804Mbps(5GHz帯)+1147Mbps(2.4GHz帯) |
最大通信速度(理論値) | 4804Mbps(5GHz帯)+1147Mbps(2.4GHz帯) |
最大通信速度(2.4GHz) | 不明 |
最大通信速度(5.0GHz) | 不明 |
最大通信速度(6.0GHz) | 不明 |
周波数帯 | デュアルバンド |
周波数 | 2.4GHz、5.0GHz |
アンテナの種類 | 内蔵タイプ |
アンテナ数 | 8×8(5GHz帯)、4×4(2.4GHz帯) |
重量 | 900g |
重量. | 900g |
幅 | 不明 |
奥行 | 不明 |
高さ | 不明 |
LAN端子 | 不明 |
INTERNET端子 | 不明 |
LANポート | 1Gbps |
コア数 | 4コア |
ビームフォーミング機能 | |
MU-MIMO機能 | |
メッシュ機能 | |
QoS機能 | 不明 |
中継機能 | 不明 |
IPv6対応 | |
VPN対応 | 不明 |
バンドステアリング機能 | 不明 |
ファームウェアの自動更新機能 | 不明 |
コンバーター機能 | 不明 |
専用アプリ | |
セキュリティサービスあり | 不明 |
キッズタイマー機能 | 不明 |
ネットフィルタリング機能 | 不明 |
検証時の6GHz下り最大通信速度 | 不明 |
5GHz下り最大通信速度(検証時) | 662.32Mbps |
検証時の6GHz上り最大通信速度 | 不明 |
5GHz上り最大通信速度(検証時) | 227.81Mbps |
検証時の5GHz下り最大通信速度 | 662.32Mbps |
2.4GHz下り最大通信速度(検証時) | 不明 |
検証時の5GHz上り最大通信速度 | 227.81Mbps |
2.4GHz上り最大通信速度(検証時) | 不明 |
検証時の2.4GHz下り最大通信速度 | 不明 |
検証時の2.4GHz上り最大通信速度 | 不明 |
最高下り実効速度 | 不明 |
最低下り実効速度 | 不明 |
通信速度規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
最大通信速度 | 4804Mbps(5GHz帯)+1147Mbps(2.4GHz帯) |
設置方法 | 縦置き、壁掛け |
セキュリティ規格 | WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)All Mix、WPA3-SAE、WPA3-SAE Transition、Wi-Fi CERTIFIED Enhanced Open、Wi-Fi CERTIFIED Enhanced Open Transition |
無線LAN接続用ボタンの種類 | 不明 |
メーカー保証期間 | 不明 |
消費電力 | 30W |
同時接続可能 | |
同時接続台数 | 不明 |
セット売り | 不明 |
有線接続可能 | 不明 |
NEC Aterm WX6000HPをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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