「速度が速くて満足」と評判のWi-Fiルーター、ASUS RT-AX5400。「アプリから簡単設定と操作ができる」と高評価の口コミばかりがみられますが、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のWi-Fiルーターとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、Wi-Fiルーター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
22,000円
おすすめスコア
通信速度
接続範囲(マンション)
接続範囲(戸建て2階建)
接続範囲(戸建て3階建)
複数台接続時の通信速度
初期設定のしやすさ
安定して通信できる機能
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 |
---|---|
検証時の5GHz下り最大通信速度 | 598.28Mbps |
検証時の5GHz上り最大通信速度 | 267.04Mbps |
良い
気になる
ASUS RT-AX5400は、インターネットを使う子どもがいる家庭におすすめです。セキュリティ対策が充実しており、タイマー・フィルタリング機能も搭載しています。比較したほかの商品には期間を過ぎると有料になるものも多かったセキュリティサービスが無料で利用できる点も評価を伸ばしました。
Wi-Fi6に対応しており、通信速度は高速です。設置場所から約1mほど離れた地点の通信速度は、5GHz帯で上りが平均226.80Mbps・下りが平均563.29Mbpsを記録。WEB会議や高画質動画の視聴を快適に行えるでしょう。通信を優先するデバイスを選択できるQoSなど通信を安定させる機能も備わっていました。
ただし2階・3階では5GHz帯・2.4GHz帯ともに設置場所から斜め方向に位置した寝室・階段で速度が落ちやすく、場所によっては100Mbpsに満たないことも。5GHz帯使用時に上り・下りの両方で100Mbpsを超えていた上位商品に比べると、単機では少しパワー不足といえます。子機を使用してメッシュWi-Fiを構築するとよいでしょう。
初期設定も簡単に済ませられました。WPSボタンがついているため、古いルーターからの引き継ぎはワンタッチで完了します。公式サイトでは接続方法の説明動画を閲覧でき、手順に迷いません。ID・パスが記載された紙が同封されており、Wi-Fi接続時に本体を毎回確認しなくてよいのもうれしいポイントです。
一方で、複数台接続時に通信速度が落ちたのは惜しいところ。1台のみと比べた減衰率は5台接続時の場合で83.2%と、比較した全商品の平均52.38%(※2024年12月時点)よりも大きくなりました。元の速度が速いためWEB閲覧にそこまで影響はありませんが、接続機器が多い人はほかの商品もチェックするとよいでしょう。
<おすすめの人>
<おすすめできない人>
実際にASUS RT-AX5400と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのWi-Fiルーターと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
ASUS RT-AX5400の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイのアイテムを見つけてみてくださいね!
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どこでも高速通信で快適!コンパクトさも魅力なベストバイ
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Wi-Fi 7対応のハイスペックルーター!10Gポートも搭載
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高速通信で快適なネット環境!重い通信をたくさん行う家庭に
今回ご紹介するASUS RT-AX5400は、Wi-Fi6規格に対応しており、最大5,400Mbpsの高速通信を実現するトリプルコアCPUを搭載しているのが特徴です。独自のメッシュ機能「AiMesh」により同社のWi-Fiルーター同士でメッシュWi-Fiを構築でき、家全体に電波を届けられます。
ウイルス対策ソフトを手がけるトレンドマイクロ™の技術を用いて開発された、独自のセキュリティ機能「AiProtection」搭載なのも魅力。悪意のあるウェブサイトへのアクセスを防止し、パソコンのウイルス感染や情報漏洩を防ぐ効果が見込めます。なお、詳しい商品情報は以下のとおりです。
今回はASUS RT-AX5400を含む、人気のWi-Fiルーターを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のWi-Fiルーターを比較検証したところ、ASUS RT-AX5400には5つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
実際に3階建て戸建ての1階ダイニングキッチン付近にWi-Fiルーターを設置し、約1m離れた時点の通信速度を計測すると、5GHz帯では上りが平均226.80Mbps・下りが平均563.29Mbpsとともに高速。通信が安定した環境であればオンラインゲームもプレイできるでしょう。
2.4GHz帯では、上りが平均112.16Mbps・下りが平均164.71Mbpsを記録しました。比較したほかの商品には上り・下りの両方で100Mbpsを下回ったものがありましたが、本品はWEB会議を行えるほどの速度が出ています。
5GHz・2.4GHz帯ともに快適にネットを利用できるため、WEBの閲覧から高画質動画の視聴などさまざまな用途に活躍しますよ。
<通信速度の測定結果一覧(平均値)>
今回の検証では、外部からの影響を少しでも減らすため、インターネット回線を介さない接続機器同士のローカルネットワークで測定しています。使用環境が変われば通信速度の値も変わってくるので、実使用時の数値とは異なる可能性があります。
接続範囲もおおむね広いといえます。検証では実際に3階建て戸建ての1階にWi-Fiルーターを設置し、各部屋の通信速度を計測しました。
その結果、5GHz帯の通信速度は設置場所付近の1階ダイニングキッチン・玄関では、以下のとおり優秀な速度を記録。容量の大きなゲームのデータもそれほど待ち時間なくダウンロードが可能な速さです。
<5GHz帯使用時の通信速度の測定結果一覧(平均値)>
2.4GHz帯では玄関でやや落ちたもののWEBの閲覧はサクサク行える速度です。ダイニングではWEB会議を行えるほどの速度は出ていました。
<2.4GHz帯使用時の通信速度の測定結果一覧(平均値)>
マンションであれば、全体に十分電波が届くでしょう。
2階と3階は、設置場所の真上にあたる和室と子ども部屋で通信速度を維持。5GHz帯では以下の速度を記録し、和室と子ども部屋はWEB会議やゲームデータのインストール中に遅延を感じにくい速さでした。
<5GHz帯使用時の通信速度の測定結果一覧(平均値)>
2.4GHz帯では、以下の速度を記録。上り・下りの両方で100Mbpsを超えていた上位商品にはおよばないものの、和室では高画質動画の視聴ができるほどの速度がでていました。子ども部屋でもWEBの閲覧ができる程度の速度はでています。
<2.4GHz帯使用時の通信速度の測定結果一覧(平均値)>
しかし、設置場所から斜め方向に位置する2階の寝室・3階の階段では、5GHz帯・2.4GHz帯ともに速度がやや落ちました。電波はしっかりとつながるものの、2階建て・3階建ての戸建ては、単機だとカバーしきれない可能性があります。通信速度を安定させたい場合は、子機を別途用意しメッシュWi-Fiを構築するのがおすすめです。
今回の検証では、外部からの影響を少しでも減らすため、インターネット回線を介さない接続機器同士のローカルネットワークで測定しています。使用環境が変われば通信速度の値も変わってくるので、実使用時の数値とは異なる可能性があります。
初期設定にも手間はかかりません。WPSボタンがついており、買い換え時に古いルーターが同じくWPSに対応していれば設定をワンタッチで引き継げました。専用スマホアプリで初期設定を済ませられ、新規設置時もスムーズにセットアップできます。なお、詳しい結果は以下のとおりです。
公式サイトにて接続方法の説明動画を閲覧できるのも利点。比較した商品内には説明動画がない・言語が英語のみとわかりづらいものもありましたが、本品は手順に迷いにくいでしょう。
ID・パスが記載された紙も同封されており、Wi-Fiを接続するときにわざわざ本体を確認しなくても入力できます。新規設置・買い替えともにすぐ使いはじめられるよう配慮されていますよ。
通信を安定させる機能も充実しています。Wi-Fi6規格に対応なうえに、子機を追加購入すれば電波をより広げられるメッシュWi-Fiの構築が可能です。リピーターモードに設定すると中継機としても使え、ルーター本体を買い替えた場合にも活用できます。なお、詳しい結果は以下のとおりです。
デバイスの位置を把握して効率的に電波を届けるビームフォーミングや、複数のデバイスを接続時に通信速度を落ちにくくするMU-MIMO機能を搭載。インターネットの通信規格はIPv6対応で、回線の混雑を避けやすいでしょう。
混雑状況を把握して5GHz帯・2.4GHz帯を切り替えるバンドステアリングのほか、通信を優先するデバイスを選択できるQoS機能も備わっています。両機能ともに非搭載の商品に比べて通信が安定しやすいため、オンラインゲームも楽しめるでしょう。
セキュリティ機能が豊富なのも魅力。タイマー機能・フィルタリング機能を搭載しており、利用時間の制限や悪意のあるサイトを避けられました。とくにインターネットを使う子どもがいる家庭は重宝します。なお、詳しい結果は以下のとおりです。
暗号化方式は、WPA2をはじめとする多数に対応。比較したほかの商品にはないものも複数みられた、無料のセキュリティサービスが展開されているのも利点です。ファームウェアは自動で更新されるため、最新の状態を保ちやすいでしょう。
ASUS RT-AX5400にはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
複数台接続時の通信速度はいまひとつです。実際に試したところ、通信速度は5台接続時で平均136.05Mbps・10台接続時で平均93.68Mbpsを記録。1台接続時と比べて、5台接続時は75.5%・10台接続時は83.2%も速度が低下しました。
比較した全商品の通信速度の変化は5台接続時で52.38%・10台接続時で75.69%(※2024年12月時点)だったことをふまえると、下がり幅はかなり大きめです。WEBの閲覧程度であれば問題ないですが、動画の視聴やWEB会議を複数台で行いたい人には不向きといえます。
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 |
---|---|
検証時の5GHz下り最大通信速度 | 598.28Mbps |
検証時の5GHz上り最大通信速度 | 267.04Mbps |
良い
気になる
最大通信速度(理論値) | 4804+574Mbps |
---|---|
周波数帯 | デュアルバンド |
周波数 | 2.4GHz、5.0GHz |
アンテナの種類 | 外付けタイプ |
アンテナ数 | 5GHz帯:4×4、2.4GHz帯:2×2 |
重量 | 612.4g |
幅 | 16.1cm |
奥行 | 22.6cm |
高さ | 16cm |
LAN端子 | 1000BASE-T |
INTERNET端子 | 1000BASE-T |
ビームフォーミング機能 | |
MU-MIMO機能 | |
メッシュ機能 | |
EasyMesh対応 | |
QoS機能 | |
中継機能 | |
IPv6対応 | |
VPN対応 | |
バンドステアリング機能 | |
専用アプリ | |
キッズタイマー機能 | |
アクセスログの取得可能 | |
端末ごとのアクセス制限可能 | |
検証時の6GHz下り最大通信速度 | |
検証時の6GHz上り最大通信速度 | |
検証時の2.4GHz下り最大通信速度 | 175.03Mbps |
検証時の2.4GHz上り最大通信速度 | 124.35Mbps |
設置方法 | 横置き |
セキュリティ規格 | WPA3-Personal、WPA2-Personal、WPA-Personal、WPA-Enterprise、WPA2-Enterprise、WPS support |
メーカー保証期間 | 2年 |
消費電力 | 20W |
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21,780円
(最安)
販売価格:22,000円
ポイント:220円相当
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(12件)
30,075円
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(37件)
ASUS RT-AX5400は、公式オンラインショップのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトにて取扱店舗が確認できました。なお、公式オンラインショップでの値段は22,212円です(※2024年12月時点)。検証結果を参考にぜひ検討してみてください。
最後に、また違った魅力をもつほかの商品をご紹介します。
通信速度を重視する人には、バッファローのWSR-3000AX4P-BKがおすすめです。設置場所付近の最大通信速度が640.70Mbpsと高速なうえに、計測した戸建て内の6地点中4地点で600Mbps前後の数値を維持しました。価格が10,000円以下と手頃ながら高性能なので、予算を抑えたい人にも適しています。
接続したい機器が多い人は、バッファローのWXR-6000AX12Pをチェック。1台接続時と比べた減衰率は5台接続時で13.3%とかなり低く、10台接続時も54.7%と抑えられていました。設置場所付近の最大通信速度が642.43Mbpsと高速なため、同居人数が多い家庭でも快適にインターネットを使えるでしょう。
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 |
---|---|
検証時の5GHz下り最大通信速度 | 640.70Mbps |
検証時の5GHz上り最大通信速度 | 370.27Mbps |
良い
気になる
最大通信速度(理論値) | 2401+573Mbps |
---|---|
周波数帯 | デュアルバンド |
周波数 | 2.4GHz、5.0GHz |
アンテナの種類 | 内蔵タイプ |
アンテナ数 | 5GHz帯: 2×2、2.4GHz帯: 2×2(5GHz/2.4GHz帯共通:2本、5GHz専用:1本) |
重量 | 340g |
幅 | 4.0cm |
奥行 | 13.3cm |
高さ | 14.8cm |
LAN端子 | 1000BASE-T |
INTERNET端子 | 1000BASE-T |
ビームフォーミング機能 | |
MU-MIMO機能 | |
メッシュ機能 | |
EasyMesh対応 | |
QoS機能 | |
中継機能 | |
IPv6対応 | |
VPN対応 | |
バンドステアリング機能 | |
専用アプリ | |
キッズタイマー機能 | |
アクセスログの取得可能 | |
端末ごとのアクセス制限可能 | |
検証時の6GHz下り最大通信速度 | |
検証時の6GHz上り最大通信速度 | |
検証時の2.4GHz下り最大通信速度 | 248.25Mbps |
検証時の2.4GHz上り最大通信速度 | 186.29Mbps |
設置方法 | 縦置き |
セキュリティ規格 | WPA3 Personal、WPA2 Personal、WPA2/WPA3 Personal、WPA/WPA2 Personal |
メーカー保証期間 | 1年 |
消費電力 | 14.4W |
バッファロー WSR-3000AX4Pの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 |
---|---|
検証時の5GHz下り最大通信速度 | 642.43Mbps |
検証時の5GHz上り最大通信速度 | 463.20Mbps |
良い
気になる
最大通信速度(理論値) | 4803+1147Mbps |
---|---|
周波数帯 | デュアルバンド |
周波数 | 2.4GHz、5.0GHz |
アンテナの種類 | 外付けタイプ |
アンテナ数 | 5GHz帯:8×8、2.4Ghz帯:4×4 |
重量 | 1580g |
幅 | 30.0cm |
奥行 | 7.5cm |
高さ | 19.5cm |
LAN端子 | 10GBASE-T |
INTERNET端子 | 10GBASE-T |
ビームフォーミング機能 | |
MU-MIMO機能 | |
メッシュ機能 | |
EasyMesh対応 | |
QoS機能 | |
中継機能 | |
IPv6対応 | |
VPN対応 | |
バンドステアリング機能 | |
専用アプリ | |
キッズタイマー機能 | |
アクセスログの取得可能 | |
端末ごとのアクセス制限可能 | |
検証時の6GHz下り最大通信速度 | |
検証時の6GHz上り最大通信速度 | |
検証時の2.4GHz下り最大通信速度 | 153.35Mbps |
検証時の2.4GHz上り最大通信速度 | 109.46Mbps |
設置方法 | 縦置き |
セキュリティ規格 | WPA3 Personal(AES/TKIP/AES mixed mode)、WPA2 Personal(AES /TKIP/AES mixed mode)、WPA/WPA2 Personal(AES/TKIP/AES mixed mode),、WPA2/WPA3 Personal(AES,TKIP/AES mixed mode)、WEP(128-bit / 64-bit) |
メーカー保証期間 | 1年 |
消費電力 | 35.9W |
バッファロー 無線ルーター WXR-6000AX12Pをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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