旧規格よりも通信が高速化されているWi-Fi 6対応のモデルWi-Fiルーター、Archer AX3000V。ネット上では「1台でほぼ家中をカバーできる」「スマホアプリTetherの使用で設定は簡単」と評判です。しかし、本当に口コミどおりなのか気になり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など、人気のWi-Fiルーターとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、購入を迷っている人はぜひ参考にしてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
7,000円
おすすめスコア
通信速度
接続範囲(マンション)
接続範囲(戸建て2階建)
接続範囲(戸建て3階建)
複数台接続時の通信速度
複数台接続時の通信速度(10台)
初期設定のしやすさ
安定して通信できる機能
セキュリティ機能
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 |
---|---|
検証時の5GHz下り最大通信速度 | 608.23Mbps |
検証時の5GHz上り最大通信速度 | 238.79Mbps |
良い
気になる
Archer AX3000Vは、1RやLDKの間取りに住んでいる人におすすめです。実際に3階戸建てに設置して通信速度を測定したところ、ルーター付近では608.23Mbpsを記録。比較した商品には200Mbps程度にとどまるものもあったのに対し、オンラインゲームも余裕で楽しめるほどの速度が出ていました。
接続範囲も十分な広さです。比較したなかにはルーターから離れると50Mbpsを下回る商品もありましたが、こちらは設置場所から離れた3階の部屋でも300Mbps以上と快適な速度を維持できました。「1台でほぼ家中をカバーできる」との口コミにも頷ける結果です。ただし、一部の部屋は150Mbpsに届いていなかったので、戸建てよりは1RやLDKの間取りのほうが快適に通信できるでしょう。
安定して通信できる機能も十分そろっています。Wi-Fi規格は、対応デバイスが多いWi-Fi 6に対応。効率的に電波を届けるビームフォーミング、混雑状況に合わせて自動で周波数帯を切り替えるバンドステアリングも搭載されていました。比較した一部商品は非搭載だったメッシュWi-Fi・中継機能もあり、接続範囲を広げたい人にもぴったりです。
初期設定もスムーズに行えます。古いルーターからの情報の引き継ぎはワンタッチ。「スマホアプリTetherの使用で設定は簡単」との口コミどおり、スマホアプリも用意されていました。独自のセキュリティサービスが用意されており、必要に応じてセキュリティを強化できることも魅力です。キッズタイマーやフィルタリング機能があるため、子どもがいる家庭も使いやすいといえます。
一方、接続する機器が多いと速度が落ちやすい点はネックです。複数機器を同時に接続した際の通信速度の減衰率は、5台で59.8%と大きめでした。比較したなかには減衰率を15%以下に抑えた商品もあったので、接続したい機器が多い人には向いていません。価格は1万円以下と手頃ながら高性能ですが、もっと快適に通信したい人はほかの商品も検討しましょう。
<おすすめの人>
実際にArcher AX3000Vと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのWi-Fiルーターと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Archer AX3000Vの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイのアイテムを見つけてみてくださいね!
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今回ご紹介するArcher AX3000V、旧規格より高速・低遅延で通信できるWi-Fi 6に対応したWi-Fiルーターです。接続方式はIPv4 over IPv6。アクセスが集中しても混雑しにくいIPv6と、従来の接続方式であるIPv4の両方に対応しており、サイト側がIPv6に対応していなくても接続できます。
有線でも安定して高速で通信ができるよう、理論上1Gbpsで通信ができるLANポートを4つ、WANポートを1つ搭載。メッシュWi-Fiに対応しているため、対応中継器を接続すれば無線で接続できる範囲が広がります。
専用スタンドがあり、縦置き・壁掛けに対応できることも魅力です。狭い場所でも置き方を変えて柔軟に設置できます。
今回は、Archer AX3000Vを含む、Wi-Fiルーターを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のWi-Fiルーターを比較検証したところ、Archer AX3000Vには5つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてください。
設置場所付近では、オンラインゲームも余裕を持って楽しめる通信速度が出ていました。
検証では実際に3階戸建てに商品を設置し、計測ソフト「LAN Speed Test」でルーター付近の最大通信速度を計測。その結果、608.23Mbpsを記録しました。比較したなかには商品の付近でも200~300Mbpsにとどまるものもあったのに対し、こちらは十分な速度が出ています。
「1台でほぼ家中をカバーできる」との口コミどおり、接続範囲の広さも十分です。3階戸建てに設置したところ、ルーターから離れた3階の部屋でも通信速度は300Mbps以上を記録しました。比較した一部商品は設置場所から離れると50Mbpsを下回りましたが、こちらは快適に使用できる速度はキープできています。
ただし、一部の部屋は150Mbpsを下回ったので、2・3階建ての広い家よりも1RやLDKの間取り向けといえるでしょう。なお、詳細な検証結果は以下をご覧ください。
初期設定はスムーズに行えます。WPSボタンがあるので、ワンタッチで古いルーターの情報の引き継ぎが可能です。公式サイトに解説動画はありませんが、初期設定用のスマホアプリや説明書も用意されていました。「スマホアプリTetherの使用で設定は簡単」との口コミどおり、手順に従えば迷わず設定できますよ。
管理画面のIDパスが記載された紙が同封されていることもうれしいポイント。比較した一部商品は本体を見ないとIDやパスを確認できませんでしたが、こちらは手軽にチェックできます。
ハイスペックとはいえませんが、安定して通信できる機能も必要十分にそろっています。Wi-Fi規格は最新のWi-Fi 7ではないものの、対応デバイスが広く普及されているWi-Fi 6に対応。接続方式は、旧式のIPv4より通信混雑の影響を受けにくいIPv6に対応しています。
アンテナは2本内蔵されており、混雑状況に応じて自動で周波数帯を切り替えるハンドステアリングを搭載。効率的に電波を届けるビームフォーミング機能もあるため、オンラインゲームやWEB会議など、優先して通信したいデバイスがあるときも困りません。
比較した一部商品は非対応だったメッシュWi-Fiや中継機能があり、広い家に引っ越した際に接続範囲を広げられる点も便利です。なお、詳細な検証結果は以下をご覧ください。
独自のセキュリティサービス「HomeShield」が用意されており、必要に応じてセキュリティレベルを簡単に向上させられる点もメリットです。
比較したなかには非対応の商品も複数あった、キッズタイマーやフィルタリング機能も使用できます。保護者が利用時間や悪質サイトへのアクセスを制限できるため、子どもがいる家庭でも使いやすいでしょう。
ファームウェアは自動で更新されるため、常に最新の状態を保てます。暗号化方式はWPA3-SAEやWPA2-PSKなど最新のものに対応していますが、古い規格は非対応でした。古いデバイスと通信する場合は、古い規格で通信する可能性がある点は注意しましょう。
<検証結果>
Archer AX3000Vにはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
複数台の機器を同時に繋ぐと、通信速度が落ちやすい点はネックです。実際にスマホやタブレット・PCなど計5台のデバイスを同時に接続したところ、通信速度は59.8%も減衰。比較したなかには減衰率を15%以下に抑えられた商品もあったのに対し、こちらは大幅な速度の低下が見られました。
10台接続時の減衰率は81.8%とさらに高くなります。たくさんの機器を同時に使用したい人には向いていません。
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 |
---|---|
検証時の5GHz下り最大通信速度 | 608.23Mbps |
検証時の5GHz上り最大通信速度 | 238.79Mbps |
良い
気になる
最大通信速度(理論値) | 2402+574Mbps |
---|---|
周波数帯 | デュアルバンド |
周波数 | 2.4GHz、5.0GHz |
アンテナの種類 | 内蔵タイプ |
アンテナ数 | 5GHz帯:2×2、2.4GHz帯:2×2 |
重量 | 359g |
幅 | 15.7cm |
奥行 | 4.5cm |
高さ | 16.6cm |
LAN端子 | 1000BASE-T |
INTERNET端子 | 1000BASE-T |
ビームフォーミング機能 | |
MU-MIMO機能 | |
メッシュ機能 | |
EasyMesh対応 | |
QoS機能 | |
中継機能 | |
IPv6対応 | |
VPN対応 | |
バンドステアリング機能 | |
専用アプリ | |
キッズタイマー機能 | |
アクセスログの取得可能 | |
端末ごとのアクセス制限可能 | |
検証時の6GHz下り最大通信速度 | |
検証時の6GHz上り最大通信速度 | |
検証時の2.4GHz下り最大通信速度 | 190.24Mbps |
検証時の2.4GHz上り最大通信速度 | 101.73Mbps |
設置方法 | 縦置き、壁掛け |
セキュリティ規格 | WPA3-SAE(AES)、 WPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(AES)、WPA-PSK(TKIP)、 WPA/WPA2-Enterprise |
メーカー保証期間 | なし |
消費電力 | 18W |
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6,930円
(最安)
販売価格:7,000円
ポイント:70円相当
送料無料
Archer AX3000Vは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトの公式ストアで購入できます。店舗により価格が異なるため、お得に購入できるよう事前にリサーチしておきましょう。
最後に、より快適に通信できる商品をご紹介します。
予算1万円以内でお探しなら、バッファロー WSR-3000AX4Pがおすすめです。手頃な価格ながら、検証ではハイエンドモデルに劣らない通信速度を記録。接続範囲も広いので、3・4LDKのマンションや2・3階建ての戸建ても1台でカバーできます。複数台の機器を同時に接続しても、WEB会議であればサクサク動くでしょう。
マンション暮らしなら、TP-Link Archer AX6000も要チェック。ルーター付近の最大通信速度は640.30Mbpsと高速でした。接続範囲も広く、3・4LDKの間取りでも快適に通信できるでしょう。特定機器の通信を優先させるQoSに対応しているため、本格的なゲームを楽しみたい人にも向いています。
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 |
---|---|
検証時の5GHz下り最大通信速度 | 640.70Mbps |
検証時の5GHz上り最大通信速度 | 370.27Mbps |
良い
気になる
最大通信速度(理論値) | 2401+573Mbps |
---|---|
周波数帯 | デュアルバンド |
周波数 | 2.4GHz、5.0GHz |
アンテナの種類 | 内蔵タイプ |
アンテナ数 | 5GHz帯: 2×2、2.4GHz帯: 2×2(5GHz/2.4GHz帯共通:2本、5GHz専用:1本) |
重量 | 340g |
幅 | 4.0cm |
奥行 | 13.3cm |
高さ | 14.8cm |
LAN端子 | 1000BASE-T |
INTERNET端子 | 1000BASE-T |
ビームフォーミング機能 | |
MU-MIMO機能 | |
メッシュ機能 | |
EasyMesh対応 | |
QoS機能 | |
中継機能 | |
IPv6対応 | |
VPN対応 | |
バンドステアリング機能 | |
専用アプリ | |
キッズタイマー機能 | |
アクセスログの取得可能 | |
端末ごとのアクセス制限可能 | |
検証時の6GHz下り最大通信速度 | |
検証時の6GHz上り最大通信速度 | |
検証時の2.4GHz下り最大通信速度 | 248.25Mbps |
検証時の2.4GHz上り最大通信速度 | 186.29Mbps |
設置方法 | 縦置き |
セキュリティ規格 | WPA3 Personal、WPA2 Personal、WPA2/WPA3 Personal、WPA/WPA2 Personal |
メーカー保証期間 | 1年 |
消費電力 | 14.4W |
バッファロー WSR-3000AX4Pの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 |
---|---|
検証時の5GHz下り最大通信速度 | 640.30Mbps |
検証時の5GHz上り最大通信速度 | 345.82Mbps |
良い
気になる
最大通信速度(理論値) | 4804+1148Mbps |
---|---|
周波数帯 | デュアルバンド |
周波数 | 2.4GHz、5.0GHz |
アンテナの種類 | 内蔵タイプ |
アンテナ数 | 5GHz帯: 4×4、2.4GHz帯: 4×4 |
重量 | 540g |
幅 | 20.0cm |
奥行 | 5.9cm |
高さ | 18.9cm |
LAN端子 | 2.5GBASE-T、1000BASE-T |
INTERNET端子 | 2.5GBASE-T、1000BASE-T |
ビームフォーミング機能 | |
MU-MIMO機能 | |
メッシュ機能 | |
EasyMesh対応 | |
QoS機能 | |
中継機能 | |
IPv6対応 | |
VPN対応 | |
バンドステアリング機能 | |
専用アプリ | |
キッズタイマー機能 | |
アクセスログの取得可能 | |
端末ごとのアクセス制限可能 | |
検証時の6GHz下り最大通信速度 | |
検証時の6GHz上り最大通信速度 | |
検証時の2.4GHz下り最大通信速度 | 190.87Mbps |
検証時の2.4GHz上り最大通信速度 | 136.94Mbps |
設置方法 | 縦置き、横置き、壁掛け |
セキュリティ規格 | WPA2-PSK(AES)、WPA2-PSK(AES)、WPA- PSK(TKIP) 、WPA3-Personal、WPA3-Personal、WPA2-PSK(AES) 、WPA2-Enterprise、WPA/WPA2-Enterprise |
メーカー保証期間 | 3年 |
消費電力 | 18W |
TP-Link Archer AX80 AX6000をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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