eo光の口コミ・評判は？実際に調査して料金は安いか・速度は速いのかを徹底解説

eo光はオンラインゲームやビデオ会議もスムーズに行える通信速度です。2024年12月〜2025年2月に行った「みんなのネット回線速度」での調査結果は、下り653.05Mbps・上り540.1Mbpsで高評価を獲得。快適にネットを使える目安は100Mbpsなので、十分すぎる速度といえます。

速さの理由は、独自回線。NTT回線と違いほかのユーザーとの共用が少ないので、いつでも安定した通信品質が見込めるでしょう。ちなみに、今回調査したすべての回線が100Mbpsを超えていましたが、速度が速いほど通信品質がよく、安定した通信を期待できますよ。

操作と画面内の動作ラグを示すPING値も、13.14msと比較したなかで上位の小ささ。PING値が20ms以下であればラグが気になることは少なく、FPSオンラインゲームも快適に楽しめるでしょう。「家族4人でスムーズに使える」との口コミにも納得です。

「ほかと比べて低めの価格帯で満足」との口コミどおり、戸建て利用時の安さも上々。調査の結果、基本料金は特別安くはないものの、キャンペーン適用後の実質月額料が検証した各社の平均より安いとわかりました。

戸建てタイプの基本料金は5,448円とまずまずの価格ですが、工事費29,700円は2年利用で実質無料に。eo暮らしスタート割というキャンペーンの適用で、最大12か月間900円の割引もあります。キャンペーンをふまえた実質月額料金の算出結果は、以下のとおりです。

＜戸建てタイプの実質料金＞

1. 1年利用時：（基本料金・工事費・初期費用の支払い総額−割引・キャッシュバック総額）÷ 13か月で計算）
   →月額3,917円
   
   
2. 2年利用時：（基本料金・工事費・初期費用の支払い総額−割引・キャッシュバック総額）÷ 25か月で計算
   →月額4,100円
   
   
3. 3年利用時：（基本料金・工事費・初期費用の支払い総額−割引・キャッシュバック総額）÷ 37か月で計算
   →月額4,481円

長期で利用するほど実質料金が割高になりますが、それでもなお、1〜3年利用時すべてで、比較したプロバイダの平均月額より少し安い部類です。独自回線の安定した通信費質を、コスパよく利用できるといえるでしょう。

マンションタイプの基本料金は3,876円と、平均より数百円安め。特別安くはありませんが、戸建てプランと同様に工事費29,700円が2年利用で実質無料です。また、eo暮らしスタート割キャンペーンも適用されますよ。

キャンペーンをふまえた実質月額料金の算出結果は、以下のとおりです。

＜マンションタイプの実質料金＞

1. 1年利用時：（基本料金・工事費・初期費用の支払い総額−割引・キャッシュバック総額）÷ 13か月で計算）
   →月額3,349円
   
   
2. 2年利用時：（基本料金・工事費・初期費用の支払い総額−割引・キャッシュバック総額）÷ 25か月で計算
   →月額3,360円
   
   
3. 3年利用時：（基本料金・工事費・初期費用の支払い総額−割引・キャッシュバック総額）÷ 37か月で計算
   →月額3,527円

au・UQモバイル・mineoユーザーは、eo光とのセット利用でスマホ料金の割引を受けられます。auユーザーが対象の「auスマートバリュー」は、条件を満たせば月々550～1,100円割引に。条件は、対象プランのauスマホを利用し、eo光とeo光電話をセットで契約することです。

UQmobileのユーザー対象の「自宅セット割」も月々最大1,100円の割引。適用条件は、対象プランのUQ mobileを利用し、eo光とeo光電話のセット契約することです。mineoユーザー対象の割引額は月々330円。条件は対象プランのmineo・eo光のセット契約になります。

注意点は、各社のスマホセット割には複数の適用条件があること。すべての条件を満たさないと割引対象外になる可能性があるので、公式サイトなどで詳細を十分に確認してくださいね。

なお、以下コンテンツでUQモバイルとeo光の自宅セット割を詳しく解説しています。「ネットとスマホのセット割は、どのくらいお得になるかわかりにくい！」と感じている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

eo光の戸建てタイプには、使い方に合わせた即割・長割といった2つの割引制度があります。即割は、月額料金を利用開始から割引してくれる制度で、2年間の利用が条件です。

一方、長割は3年目以降にさらに3年間の継続利用を約束すると、月額料金が最大5～10%割引になる制度。たとえば、10ギガコースで長割を適用した場合、以下の割引を受けられます。

1. 3年目～5年目：6,303円（227円割引）
2. 6年目以降：5,971円（559円割引）

3〜5年目の計36か月で、トータル8,000円以上の節約に。即割との同時申し込みも可能なので、賢く活用して長期的な家計の負担を軽減しましょう。

注意点は、最低利用期間内に解約すると所定の解約精算金が発生することです。申し込み前に条件をよく確認し、損しないように注意しましょう。

eo光は問い合わせ窓口が多いうえに、年中無休で対応。困ったときにすぐ相談できる点が魅力です。問い合わせ手段は、電話・チャット・メールなど多岐にわたります。

受付時間が長いこともポイントで、電話窓口は9時から21時まで営業。折り返し電話予約で指定日時に電話をもらうこともできます。また、夜間の故障問い合わせ窓口の用意もありますよ。チャット窓口も9時から21時まで、オペレーターが直接対応します。

メール・X（旧Twitter）のeoユーザーサポートアカウントへのDMやリプライによる問い合わせも可能。eo光のサポート体制は、比較したなかでトップクラスの充実ぶりでした。いつでも気軽に問い合わせができ、手厚いサポートを受けられるでしょう。

「速いし安いが、関西限定」との口コミどおり、eo光の提供エリアは関西に限られるのが惜しい点。地域ごとに独自の設備を使用しているため、提供地域が狭いことが特徴です。大阪・兵庫・京都・奈良・滋賀・和歌山・福井の各府県で利用できますが、それ以外の地域では利用できません。

エリア対象外の人は、自分の地域が対応するほかの独自回線をチェックするのがおすすめ。今回調査した結果、独自回線のほうがNTT回線と比較して通信速度が早い傾向があったためです。独自回線のほうが、快適に通信できる可能性が高いでしょう。

eo光の基本料金は、割安といえない点が物足りなく感じました。戸建ての基本料金は5,448円で、比較した各社の平均額である5,406円より高め。マンションの基本料金は3,876円で、比較したなかで最安クラスだったenひかり（3,520円）より数百円高くなっています。

ただし、戸建てプランはキャンペーン適用により、比較した各光回線の平均より安く利用可能。長期利用の場合は十分すぎるほどの通信速度でお得に使えるので、あまり気にしすぎなくてよいといえそうです。

Wi-Fiルーターのレンタルは月額105円で、初回は2,200円の事務手数料が発生する点も気になります。比較したなかで約半数のプロバイダは、ルーターレンタル料が無料だったり無料期間が設けられたりしており、評価が伸び悩みました。

しかし、レンタルされる多機能ルーターの高性能さは見逃せません。高速通信可能な規格であるWi-Fi 6およびIPoEに対応し、通信速度は最大4,804Mbps。MU-MIMO機能があり、複数端末の同時接続でも安定が見込めます。スマホやPCなどに電波が届きやすくなるビームフォーミング機能にも対応です。

たしかに月額費用の追加負担はありますが、高スペックのルーターを利用できる点は大きな魅力。通信環境にこだわりたい人には、十分魅力的な選択肢といえそうです。追加コストが気になる人は、Wi-Fiルーターの無料レンタルが充実しているほかの光回線をチェックするとよいでしょう。