引越しや乗り換えなどでeo光の解約を検討しているものの、窓口がわからない人もいるのではないでしょうか。インターネット上には「解約金が高い」「なかなか解約させてくれない」などの口コミもあり、手続きを億劫に感じてしまいますよね。
そこで今回は、eo光の解約方法や解約金を詳しく解説します。解約にかかるお金を抑えるコツや、手続き前に把握すべきポイントも紹介するので、eo光の解約や他社への乗り換えを検討している人はぜひ参考にしてくださいね。
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
光回線おすすめTOP5
eo光は電話窓口からのみ解約が可能です。公式サイトからは解約手続きができないので注意しましょう。まずは、解約の手順や窓口の電話番号を解説します。
まずは電話窓口に解約の連絡を入れましょう。電話番号は、次のとおりです。
受付時間はいずれも9:00~21:00で、年中無休で対応しています。音声ガイダンスに従ってプッシュボタン「3」→「1」を押してください。サービス開通前の解約であればプッシュボタン「3」→「2」の順で押しましょう。
電話の事前予約も可能です。eo光のマイページにある折り返し電話予約フォームから予約すると、指定日時にオペレーターから電話連絡が来て解約手続きができます。電話窓口が混雑しているときは活用しましょう。
撤去工事の必要がある場合は、工事の実施日を予約しましょう。賃貸住宅に住んでいる場合は、eo光の設備を残しておけないことがあります。設備の残置が建物所有者や管理会社に認められない場合には、工事を行わなければいけません。
撤去工事の日時は、解約申し込み後にかかってくる日程調整の電話で予約します。当日は、1時間程度の立ち会いが必要です。撤去工事にかかる費用は11,000円で、一括で請求されます。
撤去の必要がある設備を残置すると、管理会社から原状回復費用を請求されることも。まれに他社光回線の開通工事ができなくなる場合もあるので、乗り換えるなら新たな契約先にも撤去工事の必要性を確認しましょう。
撤去工事を行わない場合は、レンタルした機器を梱包したうえでeo光に発送しましょう。解約後1か月以内に返却しないと実費相当額として税込1,037〜9,335円ほど請求されるので、早めに対応してくださいね。
返却が必要なものは、回線終端装置・eoホームゲートウェイ・eo光多機能ルーターなど。返送先は、以下のとおりです。
送料は契約者の負担になるので、元払いで発送しましょう。直接持ち込みには対応していません。撤去工事を行うと工事の際に回収されるので、発送の手間を省けます。
他社光回線に乗り換えるなら、乗り換え先の開通工事を済ませてからeo光を解約しましょう。インターネットが利用できない期間が生じるのを防げます。
光回線を提供する事業者によっては、設備の使い回しが可能です。同じ設備を使うので、乗り換え元の解約と同時に、乗り換え先の契約ができます。しかし、eo光は独自の回線を提供しているので、他社では設備を使い回せません。
すでに乗り換え先が決まっている人は、eo光を契約中であることを事前に伝えて手続きの流れを確認しておくことをおすすめします。また、eo光の解約証明書や請求書を提出すれば、割引の適用や解約金を負担してもらえる場合があるので、あわせて確認しておきましょう。
乗り換え先が決まっていないなら、快適に利用できると評判が高くお得なキャンペーンを実施中の光回線を紹介している、以下のコンテンツもチェックしてくださいね。
解約時は解約精算金だけでなく、開通工事費用の残債やeo光テレビの解約にまつわる支払いが発生するので注意が必要です。ここでは、eo光を解約するときにかかる費用を解説します。
最低利用期間内に解約すると、解約精算金が発生します。利用期間の長さや金額は、契約状況に応じて異なるので注意しましょう。自分がどのようなプランを契約しているのか確認したうえで、解約精算金の金額を把握してくださいね。
基本的な解約精算金は2,200〜2,400円です。1年間の最低利用期間内に解約すると発生します。プランによる金額の違いは、以下のとおりです。
<ホームタイプ・メゾンタイプの解約精算金>
なお、マンションタイプの解約精算金は、月額基本料金から880円を差し引いた金額です。金額はマンションによって異なるケースがあるので、eoサポートダイヤルに確認しましょう。
最低利用期間の満了月以降に解約すれば、解約積算金は発生しません。急いで解約したいときは、解約金負担やキャッシュバックキャンペーンを実施している光回線に乗り換えるのも手ですよ。
即割を適用している場合は、2,200〜6,200円の解約精算金が発生します。即割とは2年間の最低利用期間を設ける代わりに、月額料金が割引される契約のこと。解約精算金の金額は、コースごとに異なります。
<即割適用時の解約精算金>
即割の解約精算金を抑えるなら、契約満了月を過ぎてから解約しましょう。たとえば2022年12月に契約したなら、2年後の2024年12月以降に解約すれば解約精算金は無料です。
長割を適用している場合は、3,770〜8,197円の解約精算金が発生します。長割とは3年単位の最低利用期間を継続する代わりに、月額料金が割引される契約のこと。解約精算金の金額は、契約日やコースに応じて異なります。
長割を2022年6月30日以前に契約した場合は、契約更新までの残余期間に応じて金額が変動します。契約更新月が近づくほど、解約精算金が低くなる仕組みです。2022年7月1日以降に契約した場合は、残余期間による違いはなく一律の金額を請求されます。
<長割適用時の解約精算金>
なお、2022年6月30日以前に契約した場合でも、契約更新月を迎えたあとは2022年7月1日以降に契約した場合と同額の解約精算金が適用されるので注意しましょう。たとえば2022年6月30日に契約した人が2025年6月30日に長割の更新を迎えたあとは、残余期間による解約精算金の違いは解消されます。
長割の解約精算金を抑えるなら、契約更新月から翌々月までに解約しましょう。10月に契約が更新されるなら、12月までに解約すれば解約精算金は発生しません。費用がかからないのは3か月間だけなので、手続きを忘れないように気をつけましょう。
開通工事費を分割払いしていて支払いが終わっていない場合は、残債を一括請求されます。契約中は開通工事費相当額を月額料金から割引されており実質無料ですが、解約すると割引は適用されません。
ホームタイプ・メゾンタイプの開通工事費は29,700円で、24か月間の分割払いです。たとえば、5か月分の支払いが残っている場合は5回×1,237円で総額6,185円を一括請求されます。
利用開始から25か月以上経過していれば、分割払いが完了しているので開通工事費の請求はありません。また、マンションタイプは開通工事費が無料なので、残債を気にせず解約できます。
契約中のeo光テレビを同時に解約したい場合は、eo光とは別に解約精算金と撤去工事費が発生します。eo光テレビは工事完了日の翌月から1年間の最低利用期間が設けられているほか、解約時はアンテナの切り替え費用がかかるためです。
工事完了日の翌月を1か月目として、6か月以内にeo光テレビを解約すると17,600円、7〜12か月以内の場合は8,800円の解約精算金が請求されます。
撤去工事費用は通常13,200円ですが、引込線の撤去も行う場合は18,700円にアップします。室内チューナーが複数台ある場合は、2台目以降は1台につき5,500円の追加料金が発生するので注意しましょう。
なお、eo光を解約しても、希望すればeo光テレビだけ契約を継続できます。解約精算金や撤去工事費用が発生しないので、テレビをそのまま利用したい場合は継続を検討してくださいね。
解約を申請するタイミングやオプション解約後の乗り換え先も考慮しないと、解約時の支払いが増えたり電話やテレビが使えなくなったりする場合があります。eo光を解約するときの注意点を解説するので、ぜひチェックしてくださいね。
eo光の回線料金は日割り請求されますが、オプション料金は日割りされません。月の途中で解約しても、eo光電話・eo光テレビは月額料金とオプション料金どちらも満額請求です。
eo光ネットの月額料金は月初から解約日前日まで日割り計算して請求されますが、オプション料金については満額請求されます。なお、eoホームゲートウェイや回線終端装置の使用料も日割りの対象です。
オプションに加入しているなら、月末に解約すれば無駄な出費を防げます。オプションの契約状況は、eoマイページにて確認してくださいね。
auのスマホを利用している場合は、月額料金があがることも。eo光とのセット割である、auスマートバリューが適用されなくなるためです。
auスマートバリューとは、対象の光回線・光電話・auスマホをセットで契約すると、auスマホの利用料金が永年割引されるサービスのこと。割引は1回線につき550〜1,100円、家族を含めて10回線まで適用が可能です。たとえば家族5人でauスマホを利用しているなら、合計で月2,750〜5,500円スマホ料金が下がります。
セット割を継続したいなら、auスマートバリュー対象の光回線に乗り換えましょう。auひかり・ビッグローブ光・So-net光・@T COMヒカリなどなら、引き続き割引を適用できます。なお、auのスマホやeo光でんわを利用していないなら、そもそもauスマートバリューの対象外なので影響はありません。
解約すると、eo光電話の番号は使えません。eo光で発番した電話番号はeo光専用のものなので、乗り換え先で新たに電話番号を取得する必要があります。
ただし、NTTなど他社で発番した電話番号なら引き継ぎが可能です。eo光の解約までに、他社電話回線事業者へ申し込みましょう。引き継ぎをしないと、光回線の解約と同時に電話番号は廃止されます。
eo光を解約時に希望すれば、eo光電話のみでも継続が可能です。eo光で発番した電話番号から変更したくない場合は、検討してくださいね。
eo光のメールアドレスも利用できなくなるので注意が必要です。「eonet.ne.jp」のメールアドレスを連絡先として活用しているなら、登録中のサービスややり取りしている相手に変更を知らせましょう。
eo光テレビを契約している場合は、今後のテレビの視聴方法を検討しなければなりません。eo光テレビの契約を継続しない場合は、eo光経由で地デジや衛星放送を見られなくなるので注意しましょう。
サービスを利用してテレビを視聴する方法は4通りあります。契約先によって異なりますが、それぞれの料金の目安は以下のとおりです。
なお、光回線のテレビサービスは、ネットの月額料金が別途発生します。基本的にテレビのサービスだけを契約することはできません。
eo光テレビの単独契約なら、新たな契約先を探す必要はなく工事の手間も省けます。ただし、光回線とセットで契約していたときより月額料金が割高になるので注意しましょう。
快適な通信環境を整えられるeo光ですが、提供エリアが関西地方に限られていることが難点です。引っ越しなどで急いで解約しないとならない人や賃貸で開通工事が難しい場合は、ホームルーターも候補に入れましょう。
ホームルーターは、コンセントに挿すだけでインターネットにつながる手軽さが魅力。選び方やおすすめを紹介している以下のコンテンツも、ぜひ参考にしてください。
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