千と千尋の神隠しの舞台になった旅館のおすすめ人気ランキング【2025年】

主人公になった気分で滞在したいなら、群馬県・四万温泉の「積善館」がおすすめ。旅館の前から望む景色は、油屋にかかる赤い橋や女中部屋を連想させます。「慶雲橋」とその先に続く本館、右手に見える旧館上部を望む景色は、まるで映画のひとコマにいるようです。

物語に入り込むような感覚を味わいたいなら、本館2階にある「浪漫のトンネル」に要注目。本館とエレベーターをつなぐ渡り廊下ですが、千尋と両親が通ったトンネルにそっくりだといわれています。異空間へと入り込んでしまいそうな特有の雰囲気は、作品をイメージさせますよ。

非日常感のなかで旅館滞在を楽しみたい人にも、積善館はぴったり。元禄4年に建てられた日本最古の木造湯宿建築といわれる本館や、昭和5年に建てられた「元禄の湯」など、歴史的な建物も堪能できます。旅館料金は、大人1人1泊2食つきで10,000円前後です。

八百万の神々が訪れる夜の油屋を感じたいなら、長野県・渋温泉の「金具屋旅館」をチェックしましょう。昭和初期に建てられた4階建ての木造建築「斉月楼」は、夜になると華やかに輝く油屋のようと噂されるスポット。照明で煌びやかに照らされた美しい外観と重厚な佇まいは圧巻です。

油屋のようなハイカラな宿を満喫したいなら、内装にも目を向けてください。ベンガラ塗りの壁や、木造宴会場の大広間は、カオナシが千を求めて走り回った油屋のワンシーンのよう。西洋テイストを加えた内部のつくりが、現実離れした油屋の世界観をより身近に感じさせるでしょう。

趣のある空間で温泉を堪能したい人にも、金具屋旅館はおすすめです。屋上にある「龍瑞露天風呂」やステンドグラスが美しい「浪漫風呂」など、風情を感じる3つの大浴場では、それぞれ異なる泉質の湯に浸かれます。大人1人1泊2日2食つきで、19,000円前後から宿泊が可能です。

油屋みたいな温泉に入りたい人は、四国・愛媛県の「道後温泉本館」がうってつけ。歴史を感じる建物は味わいがあり、オオトリ様やオクサレ様が気持ちよさそうにお風呂に入っていたシーンが目に浮かぶようです。日帰り利用できる「霊の湯」は壁に大理石を使っていて、高級感が感じられます。

油屋を想わせる景色を見たい人にも、道後温泉本館はぴったりです。色こそ違いますが、曲線を描いた屋根や威風堂々とした姿が、油屋の佇まいとよく似ています。開け放たれた入口からは、八百万の神々が姿をあらわしそうな雰囲気も感じられますよ。

夜の油屋の雰囲気を楽しみたいなら、「道後舘」をチョイスしましょう。道後温泉本館まで徒歩5分と近く、夜に訪れると光に照らされた幻想的なムードを満喫できます。松山城や市街地の景色が望める客室もあり、大人1人1泊2日素泊まりで9,000円前後から宿泊可能です。

明かりが灯る異世界の街並みを満喫したいなら、山形県の「銀山温泉街」がおすすめ。ライトアップされた街並みが、千と千尋の神隠しの雰囲気に似ているといわれています。銀山川にかかる赤い橋と、川をはさんで並ぶ旅館の景色は、千尋とハクが手をつないで油屋へと走る夜のシーンを思い出させます。

油屋の温泉街のような街を散策したい人も、銀山温泉街を要確認。旅館の壁に描かれたカラフルな絵や、道路に埋め込まれた雪の結晶のデザインの小さなタイルなど、千尋と両親が歩いた不思議な温泉街を連想させます。飲食店や土産物屋があるので、食事や買い物も楽しめますよ。

異空間にトリップしたような写真を撮りたいなら、「能登屋旅館」に注目。宿の前にある赤い橋からライトアップされた景色を撮影すると、夜の油屋に似たファンタジックな写真が残せます。露天風呂・大浴場・貸切風呂があり、大人1人1泊2食つきで25,000円程度から宿泊可能です。