エアトリは危ない？口コミ・評判を元にキャンセル料や予約確認方法について徹底調査

エアトリには、航空券とホテルを一括で比較して予約できる「エアトリプラス」というセット販売があります。比較した多くのサイトが公共交通機関とホテルのセット予約に対応していましたが、一部ホテル予約のみのところも。エアトリなら1つのサイトでまとめて予約できて便利です。

エアトリプラスはカスタマイズ性にも優れています。航空券の予約は、座席指定・片道のみの予約・往復別航空会社の予約・行き帰りでの空港の変更などが可能。宿泊日数も1泊3日などカスタマイズできるため、旅程に合わせて活用できます。

ホテルの選択肢は十分な水準といえます。ビジネスホテル・シティホテル・リゾートホテルのそれぞれから主要な5つのホテルを抜粋して取り扱い状況を調べたところ、すべて取り扱っていました。比較した多くのサービスと同様に、選択肢は十分です。

口コミでは「ほかの予約サイトと比べるとホテルの登録数が少ない」と指摘されていましたが、ホテルが少なくて困ることはほとんどないでしょう。

キャンセル料の金額や発生時期は、申し込み画面で確認できます。公式サイトの「ご利用ガイド」にも説明があるため、キャンセル時の条件を事前に把握しやすい点はメリットです。なお、比較したほとんどのサービスで、キャンセル料の金額や発生時期を事前に確認できました。エアトリの予約・キャンセル対応の明確さも十分な水準といえるでしょう。

＜キャンセル日とキャンセル料＞

1. 取消可能日までのキャンセル：無料（返金不可プランを除く）
2. 取消可能日を過ぎてのキャンセル・変更：全泊分の料金（100%）
3. 連絡なしでのキャンセル：全泊分の料金（100%）

エアトリは、日本の旅行業登録があるホテル予約サイトです。未登録のサイトと比べると、トラブル発生時の相談もスムーズに行えます。「危ない」との声は見かけるものの、適切な対処が期待できるホテル予約サイトといえるでしょう。

なお、海外サイトには日本の旅行業登録がないサービスも多く、トラブル発生時の相談窓口が日本にない・海外の法律に則って処理されてしまうといった可能性があります。ホテル予約サイトを選ぶ際は、日本の旅行業登録の有無をチェックしてみてください。

ホテルや航空券＋ホテルを予約すると、購入金額の2%のエアトリポイントが貯まります。比較したサイトでは、ポイントが貯まらない・ポイント還元率が1%以下といったものが大半でした。エアトリは効率的にポイントを貯められるサービスといえます。

貯まったエアトリポイントは、次回以降のホテル・航空券の予約時に1ポイント=1円で利用可能です。有効期限は獲得から1年なので、年に複数回旅行・出張でホテルや航空券を予約する人は使いやすいでしょう。

エアトリでは、旅行キャンセル保険を設定しています。ホテル予約で旅行キャンセル保険が適用されるのは、国内・海外航空券+ホテル（エアトリプラス）を予約した場合です。旅行キャンセル保険に加入しておけば、発生するキャンセル料の最大100%の補償を受けられます。

旅行キャンセル保険には、最初の搭乗日まで7日以上ある場合、予約後5日以内であれば加入可能です。航空券の購入と同時であれば、搭乗日の前日でも加入できますよ。

旅行キャンセル保険が適用される条件は、本人・家族の入院・通院・死亡や、当日の交通機関の運休・遅延などさまざまです。国内・海外で明記されている保険適用条件が異なる点に注意してください。

＜エアトリプラス（国内航空券＋ホテル）の保険適用条件＞

1. 本人・配偶者または親族の死亡
2. 危篤医師の指示による旅行中止
3. 配偶者または1親等以内の親族の看護・介護
4. 災害対策基本法に基づく公的機関からの避難指示
5. 空港までの交通機関の1時間超の遅延
6. 空港までの自動車運転、および乗車時における事故の発生
7. 空港までの移動手段（自転車等）の故障
8. 飼い犬・飼い猫の死亡・危篤

＜エアトリプラス（海外航空券＋ホテル）の保険適用条件＞

1. 記名被保険者の病気・ケガによる入院・通院
2. 家族の病気・ケガによる入院・通院
3. 記名被保険者またはご親族の死亡
4. 当日の交通機関の運休・遅延
5. 火災・災害による家屋損壊等
6. 裁判員に任命された場合

エアトリで予約したときのホテル料金は、「ホテル宿泊料が高い」との口コミどおり比較したほかのサイトよりもやや高めでした。

検証では、ビジネスホテル・シティホテル・リゾートホテルのなかで、特定のホテルを同条件で予約したときの一泊料金を比較。すると、ビジネスホテル・シティホテルの料金が比較したなかで高めでした。

具体的には、ビジネスホテル2件の合計額が約50,000円、シティホテル1件の料金は約43,000円との結果に。どちらも比較したサービス全体の中央値（ビジネスホテル約48,000円、シティホテル約41,000円）を上回っています。リゾートホテルも約36,000円と中央値（約39,000円）を上回り、それほど安いとはいえません。

ホテル予約サイトには、複数サイトを横断して検索するメタサーチのサイトがあります。できるだけ安く抑えたいなら、トラベルコなどのメタサーチを利用するのがおすすめです。エアトリはサイト間の料金の違いがわからないため、ほかより高い価格で予約してしまう可能性があります。

エアトリには、ホテルの日別料金を比較できる料金カレンダーがありません。比較した多くのサービスでは料金カレンダーが使えたため、これはエアトリを使うデメリットです。安い時期をチェックして予約したい人には向きません。

絞り込み機能は、ホテルのカテゴリ・部屋タイプ・食事の有無などの基本的な項目あり。一方、現地支払いができるホテルの絞り込みはできません。比較した多くのサイトでは、現地支払いの可不可から絞り込めたため、宿泊当日の決済を希望する人はほかを検討するとよいでしょう。

比較した多くのサイトと同じく、口コミや人気順・安い順での並び替え機能はありました。地図からの検索も可能です。

1. ホテルのカテゴリ（ビジネスホテル・旅館など）：◯
2. 部屋タイプ（ツイン・ダブルなど）：◯
3. 食事の有無：◯
4. 禁煙ルーム：◯
5. 駅近：◯（駅名で検索できる）
6. 予算：◯
7. Wi-Fiあり：◯
8. 現地支払い可：×

1. 口コミや人気順：◯
2. 安い順：◯

1. 複数のホテル予約サイトを横断して調べ、一番安く予約できるサイトがわかる：×
2. イベント会場などの周辺施設・観光スポットで検索：◯
3. 口コミがある：◯
4. 料金カレンダーがある：×
5. 地図から検索できる：◯