ペンタックスの魚眼レンズのおすすめ人気ランキング【2025年】

スタンダードな魚眼レンズで撮影したい人は、対角線魚眼レンズを選んでみましょう。対角線魚眼レンズは、写真の中央から端にかけて、ゆがみがだんだん大きくなっていく写りになります。このレンズは、円周魚眼レンズよりも比較的構図しやすく、写真の端に余白ができないため自分でトリミングする必要がないのも魅力。

対角線魚眼レンズで撮影する際は、建物・樹木・地平線など形状のはっきりした被写体を選ぶのがおすすめです。遠近感を活かしながら被写体を誇張して撮影する、デフォルメ撮影の効果がよりよくでますよ。

少し変わったユニークな表現をしたい人は、円周魚眼レンズがおすすめ。円周魚眼レンズは、ドアスコープをのぞいたときのような円形に、ゆがんだ写真を写すレンズです。周囲の風景も写せるので、視覚では味わえない独創的な世界観を表現できるのが魅力的ですね。

円周魚眼レンズでは、森の中の木々や空などを撮るのがよいでしょう。その際に、見上げるように真上の風景を撮るのがポイント。対角線魚眼以上にダイナミックにゆがんだイメージが楽しめます。

自由度高く被写体を撮りたい人には、ズームレンズがおすすめ。ズームレンズとは、ズームインとズームアウトが可能なレンズです。カメラのレンズキットに付属しているレンズは、このズームレンズが多い傾向にあります。

1つで幅広い焦点距離をカバーするため、画角を自由に調整できてシャッターチャンスを逃さないのが特徴。そのため、風景をさまざまな画角で撮影したいなら、ズーム機能のある魚眼レンズがよいでしょう。ただ、欠点として単焦点レンズに比べると画質が落ちることが挙げられるため、画質を重視したい人は、単焦点レンズもチェックしてみてください。

画質がよいこだわりの写真を撮りたい人は、単焦点レンズが好適。単焦点レンズとは、画角が固定されたレンズです。焦点が1つのみなのでズームができません。

画角を自由に調整できないのでわざわざ自分が動いて画角を決める必要がありますが、1つの焦点距離に特化して設計されているぶん画質がよいという特徴があります。また、ズームレンズに比べてシャッタースピードも早く設定できるため、動いているものや暗めの場所での撮影にも向いていますよ。

被写体に近づいて写真を撮りたい人は、最短撮影距離の短い魚眼レンズがおすすめ。最短撮影距離とは、そのレンズが被写体にピントを合わせられるもっとも短い距離のことを指します。たとえば、最短撮影距離が0.2mの場合、センサーからの距離が0.2mまでならピントを合わせた撮影が可能です。

「HD PENTAX-DA FISH-EYE10-17mm」は、最短撮影距離が0.14mにもなり、撮影表現の幅が大きく広がっていているので注目してみてください。

より明るい写真を撮りたいときは、F値が小さい魚眼レンズを選びましょう。F値とは、カメラに取り込まれる光の量を数値化したものを指します。F値を大きくすれば絞りがしぼられてレンズを通る光の量が少なくなり、F値を小さくすれば絞りが開いてレンズを通る光の量は多くなる仕組みです。

一般的にF値の小さいレンズを「明るいレンズ」とよび、その基準は2.8以下。F値が小さいほど多く光を取り込むことができて、ボケ感を表現できます。また明るいレンズの方が、シャッタースピードも早くなるため暗い場所でもピントを合わせやすいですよ。

ピントをどこに合わせればよいのか分からないという人には、オートフォーカス（AF）対応モデルが好適。オートフォーカスとは、自動的にピントを被写体に合わせる機能のことです。

メリットとしては、ピントが合うまでが早くて、動いているものにも自動でピントが合うことがあげられます。ペンタックスの魚眼レンズにはオートフォーカス対応モデルとそうではないものがあるため、予めチェックするようにしましょう。

また、ペンタックスのレンズには「クイックシフト・フォーカス・システム」搭載モデルがあります。このシステムは、スイッチの切り替え操作を伴わずに、オートフォーカスからマニュアルフォーカスに素早く移行できるものです。近づいて撮影するときや、ピントを微妙に調整して撮影するときに便利ですよ。

携帯性を重視する人や手持ち撮影する人には、軽量のレンズがおすすめ。屋外にカメラを持ち歩いての撮影や手持ち撮影が多い人は、レンズ単体で重量500g以下のレンズを選ぶとよいでしょう。レンズの重量は、撮影時や移動時の快適感や疲労感にもつながる重要な要素ですよ。

Kマウントの「HD PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5ED」は約317gで、Qマウントの「03 FISH-EYE」は約29gと軽量でつくられています。ECサイトの口コミなども参考にして、自分の使い方にあった重量をチョイスしてください。