Anker PowerConf C200を徹底レビュー！実際に使ってわかったよい点・気になった点は？

顔映りの評価は良好です。シリコンダミーヘッドを本品で撮影し、キャプチャー画像を分析すると、唇の彩度が高く血色感がありました。上位商品に比べると顔色の明るさが物足りませんが、Tシャツや壁は明るく映っており、白飛びもしていません。

解像度は2K（2560×1440）と高く、fpsは30に対応しており、精細かつなめらかに表示できるスペックです。通話相手が見にくく感じる心配はほとんどありません。口コミで「きれいな画質」と評判であることも納得できます。

評価には含まれていませんが、PC側でAnkerWorkソフトウェアのアプリを使用すると、画質の調整が可能。明るさ・シャープネス・彩度・コントラストをカスタマイズでき、カラーバランスを自動調整する機能もついています。映りにこだわりたい人はぜひ活用しましょう。

近距離でもスピーディにピントが合いました。20cmの位置に視力検査で使うランドルト環を印字した紙を落とすと、2～3秒ほどでピントが合う結果に。比較したなかには5秒かかった商品も多かったことをふまえると、「オートフォーカスが遅い」という口コミは払拭できたといえます。

比較したなかにはピントがくっきり合っているかどうかわかりにくく、少し違和感のある映像だった商品もありましたが、本商品は基本的にはくっきり映っていました。あまり動かずに固定カメラとして使用するのであれば、ピントが合わなくて困ることはないでしょう。

マイクの音質も優秀な評価でした。モニター10人が本品のマイクで収録した男性・女性の音声を聞いた結果、全員から「クリアで聞き取りやすい」と支持されました。不満の声はほとんどなく、「すぐ横で話しているかと思うくらいクリア」と絶賛したモニターもいたほどです。

比較したほかの商品は半数以上がノイズや環境音を指摘されたのに対し、本品では雑音がかなり抑えられていました。評価には含みませんが、本品は2台のマイクを内蔵し、環境音を自動調整するノイズリダクション機能・音声ボリュームを自動調整するオートゲインコントロール機能を搭載しています。

「優れた音声処理機能」との謳い文句どおり声が聞き取りやすかったため、別途マイクを用意しなくてもよさそうです。

＜マイクの音質についてのモニターコメント＞

1. 「音声のノイズやハウリングはほとんどなく、まるですぐ横で話しているかと思うくらいクリアだった。女性の高い声もキンキンする感じはなく、聞き取りやすかった」
2. 「男女どちらの声もハキハキとしていて明瞭だった。ノイズや音割れは気にならず、不満な点が浮かばなかった」
3. 「少しノイズが混ざっているような気はしたが、問題なく聞き取れた。男女ともに声がハキハキとしており、こもっていると感じることもなかった」

コメントは一部抜粋