ニコンの広角レンズのおすすめ人気ランキング【2025年12月】

ニコンの広角レンズは、一眼レフカメラにはFマウント、ミラーレスカメラにはZマウントのレンズを選びましょう。マウントとは、カメラ本体のレンズ取り付け部分の規格のことです。

なお、マウントアダプターというパーツを使えば、ミラーレスカメラでもFマウントのレンズを使用可能。一方、Zマウントのレンズは一眼レフカメラでは使えません。

Fマウントは歴史の長いニコンの代表的なマウントで、ラインナップが豊富。コスパに優れたコンパクトモデルから高性能なモデルまであり、価格帯は約4～45万円と幅広いので、予算に合わせて選びやすいでしょう（2022年11月現在）。

カメラの代表的なセンサーサイズは、フルサイズとAPS-Cサイズの2種類。センサーサイズが大きいフルサイズは画角を広く写せるうえ、ボケ感を最大限に活かした撮影もできます。APS-Cはセンサーが小さいため画角は狭いものの、被写体を大きく撮影可能。レンズが小さく軽量で持ち運びに便利です。

ニコンではFXがフルサイズ、DXがAPS-Cに相当します。FXカメラにはFXレンズの組み合わせが基本。DXレンズも装着できますが、サイズの大きなFXセンサーには対応しておらず力不足です。DXレンズの価格帯は4～18万円程度と安いので、どうしても値段を抑えたい人なら選択肢にしてもよいでしょう。

DXカメラにはDXレンズがマッチ。DXカメラでの使用を想定した設計のため不自由なく使えます。なお、DXカメラにはFXレンズも不自由なく使用可能。本来画質の落ちやすいレンズの端を使わずに撮影するため、非常に贅沢な使い方ができます。

より広い範囲を収めたいときは、焦点距離が10〜21mm（フルサイズ換算）程度の超広角レンズが重宝します。人の視野より広い範囲を撮影でき、写真全体にピントを合わせやすいのが特徴。広大な星空や風景を1枚の写真に収めて撮影できるのが魅力です。

遠近感を強調した撮影にも適しており、迫力のある写真が撮りたいときにも活躍します。価格帯は11～45万円と広角レンズと比較すると高価なものの、風景写真メインで考えている人は、1つ準備しておくとよいでしょう（2022年11月現在）。

超広角レンズも、単焦点レンズとズームレンズの2タイプがあります。ニコンの超広角レンズについては以下のコンテンツでも紹介しているので、気になる人はあわせてチェックしてください。

使い勝手のよい広角レンズを探している人は、焦点距離24～35mm（フルサイズ換算）を基準に選ぶとよいでしょう。広角レンズとしては標準的な焦点距離で、歪みが少なく見た目に近い写真を撮影できます。

ラインナップが豊富で、価格帯は4〜37万円（2022年11月現在）。超広角レンズより安価なので、最初の1本にもおすすめです。風景撮影からスナップ写真まで幅広く使えて、初心者にも扱いやすいでしょう。単焦点レンズとズームレンズの2種類があるので、撮りたいものに合わせて選んでください。

画質やボケ感を重視するなら、焦点距離固定の単焦点レンズがおすすめです。F値の小さいレンズが多く、光を多く取り込んでボケ感を活かした撮影が可能。1つの焦点距離に特化して高画質な写真を撮影できるモデルから、軽量でコンパクトなモデルまでさまざまです。

使い勝手重視なら、ズームレンズがぴったり。手元で焦点距離を調節できるため、被写体との距離をキープしたまま撮影できるのが利点です。1本あればさまざまな画角で撮影できるので、荷物を減らしたい旅行やアウトドアにもぴったり。カメラ初心者は、ズームレンズから試してみてもよいでしょう。

一般的な広角レンズとは異なるユニークな写真を撮影するなら、魚眼（フィッシュアイ）レンズを選択しましょう。焦点距離が極端に短いレンズを魚眼レンズと呼び、180度近い画角を写真1枚に収められるのが特徴です。魚眼ならではの歪んだユニークな写真を撮影できます。

魚眼レンズは、中央の被写体を強調して迫力のある写真が撮りたいときにもってこい。独特な歪みを活かせば、奥行きのある室内写真や、ペットの鼻を強調したかわいい写真も撮影できます。

ニコンの魚眼レンズはアイデア次第で使い道が広がるため、1つもっておいて損はないでしょう。ニコンの魚眼レンズについては以下のコンテンツでも紹介していますので、参考にしてください。

広角レンズ自体手ブレが生じにくいものの、暗い場所や動く被写体など、ブレやすい環境で撮影するときは手ブレ補正のあるレンズを選ぶとよいでしょう。

ニコンの手ブレ補正機能付きレンズは、商品名にVRと記載されています。三脚を置けないような場所での撮影や、移動しながらの撮影に使うなら、手ブレ補正機能付きのレンズを選択しましょう。

ただし、夜景や星空を本格的に撮影するなら、手ブレ補正ではなく三脚の使用が理想的。ブレずに撮影できるほか、長時間の露光が可能になるのでISO感度を下げられ高画質に撮れます。

被写体に素早くピントを合わせたいときは、オートフォーカス機能搭載モデルが活躍します。現行のニコンの広角レンズではほとんどのモデルに搭載（2022年11月現在）。しかし、オールドレンズや格安の非純正レンズには非搭載のものもあるので、購入前に確認しておきましょう。

オートフォーカス機能付きレンズには、AFと表記されています。最新のカメラには、被写体を狙って追い続ける機能があり、スナップや風景撮影はもちろん、子どもの運動会やペットの写真撮影にもおすすめです。

レンズの最前面と最後面にフッ素コーティングが施されたモデルなら、水滴やほこりがつきにくく、簡単に拭き取れるので手入れも簡単。レンズの汚れが気になる人は、フッ素コートの有無を確認しましょう。