タムロンのズームレンズのおすすめ人気ランキング【2025年】

タムロンのレンズは様々なマウントを採用しているため、使用するカメラ側と一致しているか確認することが重要です。適したモデルを選ばないと装着できないため注意しましょう。以下に例をまとめたので参考にしてください。

• ニコンのミラーレス Zシリーズ：Zマウント
• ソニーのミラーレス αシリーズ：Eマウント
• 富士フイルムのミラーレス Xシリーズ：Xマウント
• キヤノンの一眼レフ EOSシリーズ：EFマウント
• ニコンの一眼レフ Dシリーズ：Fマウント

なお、ミラーレス用のレンズの多くはソニーEマウント用です。ニコンZマウントや富士フイルムXマウント用はまだ数は少ないものの、少しずつ増えてきています。

対応するイメージセンサーの大きさも、カメラと同じものを選びましょう。タムロンはさまざまなイメージセンサーに対応する商品をリリースしており、組み合わせによっては写る範囲が変わります。

フルサイズカメラにはフルサイズ用レンズを装着しましょう。望遠側を重視する場合は、APS-Cサイズカメラにフルサイズ用レンズを装着するのも有効です。APS-Cカメラにフルサイズ用レンズを装着する場合は、35mm判換算が必要。レンズの焦点距離×1.5（キヤノンは1.6）で計算しましょう。

広角側を重視する人は、カメラのイメージセンサーの大きさと同じものを選ぶようにしましょう。APS-Cカメラにフルサイズ用レンズを装着すると焦点距離が伸びるため、画角が狭くなります。反対にフルサイズカメラにAPS-Cレンズを装着すると、ケラレが発生するため注意しましょう。

タムロンのレンズは、4種類のシリーズに分かれています。ミラーレス用フルサイズはDi Ⅲ、APS-CはDi Ⅲ-A、一眼レフ用フルサイズはDi、APS-CはDi Ⅱです。ミラーレスを使っている人は、Di III系のレンズを選びましょう。

高倍率ズームレンズは、運動会など1本で様々な撮影シーンに対応したい人にぴったり。ズーム倍率10倍以上を目安に選択しましょう。18-300mm F/3.5-6.3（35mm判換算で27〜450mm）など、ズーム倍率15倍以上で広角〜超望遠域までカバーできるレンズもあります。

ズーム倍率が高いレンズは、何を撮るか具体的に決まっていないシーンにもうってつけです。細かく画角を調整できるため、様々な被写体を切り取れます。複数のレンズを持ち歩かずに済むので、旅行のときなどできるだけ荷物を増やしたくないときによいでしょう。

ダイナミックな風景写真を撮りたい人は、超広角・広角ズームに注目しましょう。目安となる焦点距離は、超広角レンズが24mm以下・広角レンズが35mm以下です。

焦点距離が短い超広角・広角レンズは画角が広く、肉眼でみる景色よりも広範囲を撮影可能です。山・海・星空など広大な景色を撮るときや、大きな建物を1枚に収めたいときに重宝します。カフェの内装など、狭い室内を撮影したいときにも便利です。

遠近感（パース）を強調できるので、写真表現の幅を広げたい人も着目しましょう。被写体に近づいて撮ると、奥側のものが小さく写り奥行きを出せます。ローアングルから撮ると縦方向に奥行きが出るので、ビルや木などの高さを表現したいときにぴったりです。

視界に近い画角のレンズがほしい人には、標準ズームがうってつけです。焦点距離が24〜70mm程度のモデルが該当。2023年9月時点では、Di・Di Ⅱ・Di Ⅲのすべてのシリーズで展開しています。

標準ズームレンズの大きな魅力は、写真の仕上がりをイメージしやすいところです。35mm前後の焦点距離で撮ると見ている景色と同じような画角で撮れるため、カメラに慣れていない初心者も構図を考えやすいでしょう。

レンズキット付属の標準ズームとは違う描写を楽しみたい人は、17-70mm F/2.8を要チェック。レンズキットに多い開放F値が4.0前後の標準ズームより取り込める光量が多く、柔らかく大きなボケ表現ができます。ポートレートやスナップ写真のクオリティを上げたい人は、ぜひ検討してください。

運動会や動物園で撮影をしたい人は、望遠ズームに着目しましょう。焦点距離が135〜400mm程度のモデルをチョイスしてください。2023年9月時点では、ミラーレス用を3種類、一眼レフ用・フルサイズ用を1種類販売中です。

遠くの被写体を拡大して写せるため、撮影場所が決まっていて近づけないシーンで活躍します。運動会で走る子どもの姿や、動物園で柵越しに写した動物も、近くで撮ったかのような臨場感のある描写で切り取れるのがメリットです。

ポートレート撮影が主な目的の場合は、焦点距離70〜135mm程度の中望遠域もカバーしているレンズをチェックしましょう。ほどよい距離で撮影できるため被写体に圧迫感を与えにくい点が魅力です。重さが500g台の70-300mm F/4.5-6.3など、700g前後のものが多い純正品より軽いレンズもあります。

超望遠ズームは、野鳥や飛行機などを撮りたい人にぴったりです。焦点距離が400mm以上のモデルを目安に選びましょう。標準の50mmから400mmまでカバーした、ズーム比8倍のモデルも販売されています。

超望遠ズームは、肉眼では見づらいほど遠くにいる被写体もアップで撮影できるところが魅力です。近づくと逃げる可能性がある野鳥や、上空を飛んでいる飛行機もアップで切り取れるのでインパクトのある写真に仕上がります。広いスタジアムなどで、プロスポーツを撮影するのにも使えるでしょう。

圧縮効果を活かした迫力のある写真を撮れるところも魅力のひとつです。150-500mm F/5-6.7など望遠側の焦点距離が長いレンズほど効果が強まり、被写体と背景の距離がグッと近づいて見えます。