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社会人2年目の貯金はいくらが目安?平均額や無理なく貯めるコツを解説

社会人2年目の貯金はいくらが目安?平均額や無理なく貯めるコツを解説

社会人も2年目になると自分の貯金額は少ないのか、周囲と比較してどの程度なのか気になりますよね。どのくらいの貯金額を目標にすればいいのか、貯金を増やすにはどうすればいいのか知りたい人も少なくないようです。


そこで今回は、社会人2年目の平均貯金額や、無理なく貯金を増やすためのコツを解説します。貯金がしにくい理由や支出の見直し方も解説するので、しっかり貯金を増やしたいならぜひ参考にしてください。

大島凱斗
ガイド
元銀行員/マイベスト クレジットカード・ローン・証券・保険担当
大島凱斗

大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。

大島凱斗のプロフィール
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社会人2年目の貯金額はいくら?

最初に、社会人2年目の貯金額の目安をチェックしましょう。実際にどの程度貯金できるか、平均的な水準を確認してみてください。

貯金の平均額は255万円

貯金の平均額は255万円

社会人2年目の貯金額は、20代単身世帯全体の金融資産保有額の平均である、255万円を目安にしましょう(参照:J-FLEC)。ただし、この平均額は20代全体のデータであり、勤続年数が長い20代後半の貯蓄も含まれているため、社会人2年目の貯金額としては上振れしている可能性があります。この金額に無理に合わせる必要はないと覚えておいてくださいね。

貯金の目安はどのくらい?

20〜24歳の平均給与は年277万円とされており(参照:国税庁 P.22)、社会人2年目は昇給幅がまだ小さく、収入が伸びにくい時期といえます。一般的に、貯金額は一人暮らしの場合は手取りの10~20%、実家暮らしの場合は30~40%ほどが理想といわれる(参照:三菱UFJ銀行)ので、まずはそのくらいの貯金を目指しましょう。


ただし、社会人2年目になると、住民税の給与天引きが6月から始まるため、1年目より手取り額が減る点に注意が必要です。以下では、一人暮らしと実家暮らしの場合に分けて、貯金額のシミュレーションをした結果を紹介します。

一人暮らしの場合

一人暮らしの場合

【生活費シミュレーション】

  • 月々の額面給与:230,833円(平均給与277万円を12か月で割った金額)

  • 月々の手取り額:184,666円(額面給与の約80%)

  • 家賃を除く月々の支出額:114,078円

    • 食費:41,992円

    • 光熱・水道:8,291円

    • 通信費:6,400円

    • 家具・家事用品:5,895円

    • 被服および履物:6,013円

    • 保健医療:6,735円

    • 教養娯楽:24,242円

    • そのほかの雑費:14,510円


家計調査(2025年)家計収支編 単身世帯 (参照:e-Stat)を参照しています。

一般的に、家賃は手取り月収の20~30%といわれるので、それぞれ月収の20%の場合・30%の場合で貯金額を試算します。


  • 家賃が手取り20%の場合

    • 家賃:36,933円
    • 家賃を含む月々の支出額:151,011円(114,078 + 36,933円)
    • 月々の貯金可能額:33,655円(184,666 - 151,011円)
    • 年間の貯金可能額:403,860円(33,655円 × 12か月分)

家賃を手取りの20%に抑えると、生活費を差し引いても月33,655円を貯金に回せます。貯金を優先したい人や、生活防衛資金を早めに確保したい人は、家賃を手取りの20%程度に収めることを目標にするとよいでしょう。          


  • 家賃が手取り30%の場合

    • 家賃:55,399円
    • 家賃を含む月々の支出額:169,477円(114,078 + 55,399円)
    • 月々の貯金可能額:15,189円(184,666 - 169,477円)
    • 年間の貯金可能額:182,268円(15,189円 × 12か月分)

家賃が手取りの30%になると住まいの選択肢は広がりますが、貯金に回せる金額は月15,189円に下がります。一人暮らしでは病気やケガの治療費、家電・家具の故障といった急な出費も起きやすいため、家賃はなるべく手取りの20%に近づけるのがおすすめです。


なお、東京では一番安いエリアでも家賃相場が6〜8万円台であり(参照:SUUMO)、手取りの30%に抑えることが難しいケースも多いといえます。仮に、家賃が7万円の場合の貯金可能額は以下のとおりです。


  • 家賃が7万円の場合

    • 家賃を含む月々の支出額:184,078円(114,078 + 70,000円)
    • 月々の貯金可能額:588円(184,666 - 184,078円)
    • 年間の貯金可能額:7,056円(588円 × 12か月分)

この場合、月々の貯金額は588円ほどにとどまります。貯金を増やすには、サブスクや通信費の見直しなどでほかの支出を減らす工夫が必要です。具体的な方法は「社会人2年目が無理なく貯金するためのコツ」のパートで紹介しているので、あわせて確認してください。

実家暮らしの場合

実家暮らしの場合

【生活費シミュレーション】

  • 月々の額面給与:230,833円(平均給与277万円を12か月で割った金額)

  • 月々の手取り額:184,666円(額面給与の約80%)

  • 月々の支出額:97,027円

    • 家賃:0円

    • 食費:0円

    • 光熱・水道:0円

    • 通信費:6,400円

    • 家具・家事用品:5,895円

    • 被服および履物:6,013円

    • 保健医療:6,735円

    • 教養娯楽:24,242円

    • そのほかの雑費:14,510円

    • 親に入れるお金:33,232円

  • 月々の貯金可能額:87,639円
  • 年間の貯金可能額:1,051,668円

家計調査(2025年)家計収支編 単身世帯 (参照:e-Stat)、株式会社モデル百貨の調査(参照:@Press)を参照しています。

実家暮らしだと家賃や食費、光熱費の負担を抑えやすいため、1か月に8.5万円以上を貯金に回せるでしょう。年間だと、約105万円の貯金が期待できる計算です。

社会人2年目で貯金できない主な理由

社会人2年目になると自由に使えるお金が増える一方で、支出の負担が増えることもあり、貯金が続かないケースも少なくないでしょう。以下では、貯金できない主な理由を解説します。

住民税が給与から天引きされはじめる

住民税が給与から天引きされはじめる

社会人2年目は、住民税が給与から天引きされて、1年目より自由に使えるお金が減ることがあります。住民税は前年の所得を元に計算され(参照:国税庁)、原則として6月から翌年5月まで給与から天引きされる仕組みです。はじめて働く社会人1年目は住民税の負担はないものの、2年目の途中から手取りが減る可能性があるでしょう。


ただし、住民税額は前年の所得や所得控除、住んでいる自治体などで変わります。すべての社会人が2年目の同じ時期から、同額を負担するわけではありません

手取りに対して生活費の負担が大きい

手取りに対して生活費の負担が大きい

生活費が手取りの大部分を占めていると、節約を意識しても貯金に回すお金を確保しにくくなります。家賃や通信費などの固定費に加え、食費や水道光熱費、日用品費なども日々発生するでしょう。必要な支出を差し引くと、自由に使えるお金がほとんど残らない場合もあります。


とはいえ、生活に欠かせない支出を無理に削ると、日々の暮らしや健康などに支障をきたす恐れもあるのでおすすめしません。まずは手取り額と毎月の支出を把握し、そのうえで無理なく続けられる貯金額を決めることが大切です。

余ったお金を貯める前に使い切ってしまう

余ったお金を貯める前に使い切ってしまう

社会人2年目は、月末に余ったお金を貯めようとしても、お金の使い道が増えて使い切ることも少なくありません。余った分を貯める方法では、毎月の貯金額も安定しないでしょう。


たとえば、飲み会や旅行などのイベント、洋服やアクセサリーのような趣味の出費が重なった月は、貯金できないまま終わることがあります。また、社会人2年目になると仕事の付き合いや友人との食事、結婚式などの機会も多くなるので、外食費や祝い金などの交際費も増えやすいでしょう。


確実に貯めるには、使う前に貯金分を分ける方法が向いています。ただし分けた金額が大きすぎると、生活費が足りずに貯金を取り崩す原因になるので、無理のない金額から始めることが大切です。

仕事に慣れて生活水準を上げてしまった

仕事に慣れて生活水準を上げてしまった

社会人生活に慣れると使うお金が増えて、貯金する余裕がなくなることもあるでしょう。1年目に感じていたお金への緊張感が薄れ、少しくらい使っても問題ないと考えやすくなります


広い部屋への引っ越し、家具・家電の買い替えや外食の増加などを、自分へのごほうびにするケースもあるでしょう。一度だけの出費に見えても、高い家賃や定期的なサービスの利用は、その後も負担しないといけません。一度上げた生活水準はあとから下げにくいので、高額な支払いをする前は確認が重要です。

奨学金の返済が毎月の家計を圧迫している

奨学金の返済が毎月の家計を圧迫している

貸与型の奨学金を毎月返済していると、生活費にプラスして家計を圧迫し、貯金に回せるお金が少なくなりやすいでしょう。なかでも、一人暮らしで家賃や水道光熱費、食費などを給与から支払うと、奨学金の返済後に残るお金が想定より少なくなることも。


また、返還額は奨学金を借りた金額や返還方法で異なります。日本学生支援機構の第一種と第二種など、複数の奨学金を返還している人はより負担を感じるでしょう。なお、返還が難しいときは延滞する前に対応方法を検討することが大切です。たとえば、減額返還制度や返還期限猶予(参照:日本学生支援機構)などを確認しましょう。

社会人2年目が無理なく貯金するためのコツ

社会人2年目の、無理なく貯金するコツを解説します。ひとつずつの節約効果は小さくても、複数組み合わせれば家計の負担をしっかり減らせるでしょう。たとえば、サブスクとスマホ代の見直しだけでも年間約53,000〜77,000円の節約が見込め、手取り額の10%を貯金するケースなら年間の貯金額を約1.2〜1.4倍に増やせる計算です。

【事前準備】家計簿アプリや口座履歴で毎月の支出を把握しよう

【事前準備】家計簿アプリや口座履歴で毎月の支出を把握しよう

毎月のお金の流れをつかむには、家計簿アプリや銀行口座の履歴を活用するのがおすすめ。支出の内容を見直せば、どこを調整すれば貯金に回せるか見えやすくなります。感覚だけで家計を管理すると、支出が増えても原因に気づけず、思うようにお金を残せないでしょう。


家計簿アプリで、食費・交際費・サブスクの利用料・通信費など項目ごとに分けて確認してみてください。銀行口座の履歴に加えてクレジットカードの明細も見れば、固定費やキャッシュレス決済の使いすぎにも気づきやすくなります。1円単位で細かく記録しなくても、1か月分の支出を大まかに整理するだけでも十分です。


なお、銀行口座やクレジットカードを家計簿アプリと連携するときは、パスワードの取り扱いに気をつけてくださいね。自分に合うアプリを見つけたいなら、以下のコンテンツで紹介しているおすすめの家計簿アプリをチェックするとよいでしょう。

【初級】サブスクを見直して無駄な支出をカットする

【初級】サブスクを見直して無駄な支出をカットする

サブスクの見直しも取り組みやすい節約方法です。動画配信サイトや音楽アプリなどのオンラインサービスは、1つずつの料金が少なくても毎月支払いが続きます。使っていないサービスを解約すれば、その分を貯金に回せるでしょう。


たとえば月額800円の動画配信サービスと、月額600円の音楽アプリを解約すれば、毎月1,400円、1年間で16,800円を節約できます。なお、サブスクは無料期間の終了後に通常プランに切り替わったり、契約が更新されたりすることがあるので気をつけましょう。登録時に、更新日や解約方法をメモしておくと確認しやすいですよ。

【初級】クレジットカードのポイントを上手に利用する

【初級】クレジットカードのポイントを上手に利用する

クレジットカードのポイントを、普段の支払いで無理なく貯めて使うと貯金を支えられます。生活費の支払いを1枚にまとめれば、現金払いでは得られないポイントが貯まりますよ。貯まったポイントを買い物やクレジットカードの請求額の支払いに使えば、出費を抑えて貯金に回せるでしょう。


たとえば、スマホ代や電気代の支払い、日用品の購入などを同じクレジットカードで支払ってみてください。貯まったポイントをコンビニやドラッグストアなどで買い物に使えば、日々の出費を少しずつ減らせるでしょう。


ただし、ポイントをもらうために無駄な買い物をすると支出も増えるので注意が必要です。また、リボ払いは手数料が大きくなりがちなので、基本は一括払いを選びましょう。クレジットカードを実際に作るときは、以下のコンテンツを参考にして、自分にぴったりの1枚を選んでみてください。


【中級】スマホ代を見直して安く済ませる

【中級】スマホ代を見直して安く済ませる

スマホ代は毎月かかる固定費なので、見直せば無理なく貯金額を増やせるでしょう。データ使用量や通話時間に合う携帯電話会社や料金プランを選べば、より安く使えます。一度見直せば節約の効果が毎月続くので、食費や交際費などを我慢するより続けやすいのもポイントです。


データ使用量が少ないのに大容量プランを契約しているなら、ギガ数の少ないプランや格安SIMへの切り替えが選択肢になります。もし、月3,000円安くなれば年36,000円、月5,000円下げられれば年60,000円を節約可能です。


ただし料金だけで選ぶと、通信速度や店舗でのサポート面などで使いにくさを感じることも。これまで使っていた携帯電話会社や料金プランと比較し、どの程度性能やサービスが変わるかチェックしましょう。料金を抑えるのにぴったりの格安SIMを以下のコンテンツで解説しているので、合わせて参考にしてみてください。


【中級】自宅のインターネット回線を見直す

【中級】自宅のインターネット回線を見直す

毎月の固定費を減らして貯金を増やすには、自宅のインターネット回線を見直すのもおすすめ。固定回線は毎月数千円の料金がかかるため、一度料金プランを変えると節約の効果が長く続きます。たとえば、インターネットを乗り換えて、月々の支払いが7,000円から3,000円になるだけで、年間48,000円の節約が可能です。


まず請求明細を見て、回線料金やルーターのレンタル代、光電話やセキュリティサービスといったオプションの内訳などを確認します。動画視聴やオンラインゲーム、在宅勤務などの頻度をふまえて、通信速度が適切か再考しましょう。使っていない有料オプションがあれば、外すのもおすすめです。


ただし、乗り換えるときは月額料金だけで決めないよう注意が必要です。契約解除料や工事費の残債、キャンペーン終了後の料金などを含めた総支払額を比べましょう。インターネット回線選びに迷ったら、以下のコンテンツを参考にしてみてくださいね。


【中級】電気代を安い料金プランに変更する

【中級】電気代を安い料金プランに変更する

毎月の支出を無理なく減らすなら電気料金の見直しも検討しましょう。電気代は継続して発生するため、暮らし方に合う安いプランへ切り替えれば節約効果を長く保てますよ。


電力会社や料金プランを見直せば、年間約10,000円の負担を減らせる場合もあります。変更手続きは、お客様番号と供給地点特定番号があれば、スマホから進められることも少なくありません。引っ越しを伴わない切り替えなら、立ち会い工事や契約中の電力会社への解約連絡が不要なケースもあり、手間がかからないのもうれしいところ。


ただし、料金が安い電力会社は住んでいる地域によって異なります。世帯人数や居住エリアをもとに比較し、自分の家庭に合う契約先を選ぶことが大切です。マイベストのシミュレーション機能を使えば、最安の電力会社や大手電力会社から切り替えた場合の節約額を確認できますよ。

【上級】先取り貯金して給料を使う前に別口座へ移す

【上級】先取り貯金して給料を使う前に別口座へ移す

先取り貯金は、給料が入った直後に貯金分を別口座へ移し、残ったお金で生活する方法です。先に貯金を確保しておけば、社会人2年目でも無理なく貯金を続けられるでしょう。余った分だけ貯めようとすると、外食や買い物、交際費などで使いかねません。


社会人2年目の平均手取り額の約185,000円で考えるなら、給料日に10,000〜20,000円を貯金用の口座へ移し、残りで生活費をやりくりします。月10,000円なら年120,000円、月20,000円なら240,000円を貯められて、続けることでまとまった貯金につながるでしょう。


ただし、最初から高すぎる金額を設定すると生活費が足りなくなり、貯金を取り崩す原因になるため、無理なく残せる金額で貯金を始めましょう。先取り貯金は自動積立で行ったり、便利なネット銀行を使ったりするのもよいので、以下のコンテンツもチェックしてみてくださいね。

【上級】生活防衛資金を貯めたら新NISAでの投資を検討する

【上級】生活防衛資金を貯めたら新NISAでの投資を検討する

生活防衛資金を確保したうえで、当面使わない余裕資金で新NISAでの長期投資も検討しましょう。生活防衛資金とは、失業や病気など急な出費に備えておくお金で、生活費の3か月〜1年分が目安です。これを用意しておけば、緊急時の出費や投資商品が値下がりしたときでも、慌てて売らずに済みます。


新NISAは売却益や分配金が非課税になるので、通常の投資より利益が残りやすく、資産形成に活かせるでしょう。たとえば、長期的に積み立ててリスクを分散するのに適した、つみたて投資枠の投資信託を少額ずつ買うのが方法のひとつ。社会人2年目は運用期間を長く取りやすく、短期的な値動きに振り回されにくい点がメリットです。


ただし、新NISAは利益が必ず出るわけではなく、株式や投資信託は元本割れする可能性があります。また、新NISAには投資の上限額が決まっていますが、無理に使い切らなくてもよいので、近いうちに使うお金は投資しないことが大切です。新NISAを始めるなら、おすすめの口座や銘柄の選び方を解説した以下のコンテンツが参考になりますよ。

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