【名作も！】高校生向け読書感想文用の本おすすめ人気ランキング15選

クラスメイトやSNS上での繋がりなど、人との付き合い方がもっと上手になりたい方におすすめの作品です。「みんな仲良く」とは言うけれど、どうしても擦れが生じてしまうもの。必要以上に傷つかずに人づきあいをしていくための教えが盛り込まれています。

友達と今以上に上手につながっていく術を身に着け、もっと自分らしい生き方ができるようになるヒントを与えてくれるでしょう。友人関係が密な中高生はもちろん、大人になってからも「なるほど」と思わせてくれる一冊です。

余命いくばくもない終末患者を看取る、主人公の倫子。命を救うために医者になったはずでしたが、治療法がなく、死を迎えるだけの患者と向き合うことで自分の無力さを思い知らされます。しかしやがて、「看取ることも大切な医療」と思えるようになります。

人の命をテーマにした作品だけに内容はやや重いですが、身近な人たちの大切さを改めて感じさせられることでしょう。

大切な親友の恋人を奪ったために、自殺してしまった親友。罪悪感に押しつぶされ、遂には自身も自殺を選択してしまった1人の男性の物語です。

前半では主人公を間接的に見ていますが、後半では主人公が告白を交えながら自身を語るものに変化するところも見どころの1つ。教科書で既に読んだことのある方も多いでしょう。現代でも心に響く夏目漱石の名作です。

世界中で愛され続けるサン＝テグジュペリの名作。主人公が出会った小さな王子様との物語ですが、随所で大切なものについて考えさせてくれます。子ども向けの読み聞かせ絵本としても人気ですが、大人が読んでも温かい気持ちになれると評判ですよ。

全160ページとやや短めですし、和訳も美しいので、すんなりと読了できることと思います。ぜひ手に取って、あなたの大切なものについて考えてみてはいかがでしょうか。

人気お笑いコンビ、サンドウィッチマンの青春時代を覗ける作品です。お笑い界ではトップの座に上り詰めた彼らですが、売れる前は激安アパートで布団を並べて寝る共同生活をしていたようです。10年間を共にした2人だからこそ、かけがえのない友情について考えさせてくれるでしょう。

人生における努力の大切さも学ばせてくれますので、現在なにか追いかけている方、夢がある方にもおすすめしたい1冊です。

日米間の戦争が始まる直前、若手のエリートたちがシミュレーションした戦争の「結末」。それは実際の結果と同じものでした。敗戦という結末を知りながら、無謀にも挑むことになった戦争について描いた実話作品です。

何か大きな行動をする前に、綿密に計画を立てることがいかに大切かを考えさせてくれるでしょう。ノンフィクションでありながら小説のようで読みやすいストーリーとなっています。

「お国のために」と、自ら望んで命を差し出す特攻兵たち。当時はこれが当たり前の姿でしたが、そんななか上官の命に背き、9回出撃して9回生還した佐々木友次氏にスポットを当てたノンフィクション作品です。

佐々木氏の生の声で語られた戦争の裏側は、どれも受け入れがたい真実です。知れば知るほど、繰り返してはならない悲劇や平和の大切さを実感させられるはず。敗戦国に生まれた私たちだからこそ、読んでおきたい1冊と言えるでしょう。

映画化もされた人気作品ですが、読書感想文用の本としてもおすすめです。主人公の僕と、余命の短いクラスメイト・桜良の複雑な関係性や心情の変化が美しく描かれ、ラストではきっと、タイトルの意味を知って涙することと思います。

この作品には「星の王子様」が登場しており、大切なものは目に見えないことを教えてくれますよ。僕と桜良の2人も高校生なので、感情移入しやすいのではないでしょうか。

動物と人との関わりや、不思議な生態などをユーモアも交えながら教えてくれる作品です。「刷り込み」理論などを掲げる動物行動学者「コンラート・ローレンツ」の著書で、きっと読み終えた後は生き物が好きになっていることでしょう。

図鑑では知ることのできない隠された生体に驚かされますし、また生き物を飼ううえでの心構えなども教えてくれますよ。ペットを飼育している方ならより一層心を揺さぶられること間違いなしです。

こちらも映画化された話題作です。高校生の外村は、ピアノの調律師・板鳥との出会いをきっかけに、調律師を目指します。顧客たちや先輩たちと触れ合う中で、もがきながらも成長していく暖かいストーリー。

何か夢を追いかけている方ならば、きっと共感できる部分が多いのではないでしょうか。「必要なのは才能ではなく、もっと確かなもの。それを見つけることが大切」と、深く考えさせてくれる作品です。

漫画家を目指す主人公のスズメと、ロボット発明の夢をかなえるために努力する幼馴染のリツ。2人の恋の、ときめいてしまう瞬間や切なさがストーリーに盛り込まれ、青春時代ならではの甘酸っぱさを感じさせてくれます。

少女漫画や恋愛ドラマとはまた違った感動があり、ときおり涙してしまう場面も。恋人との愛だけでなく、夢や家族など大切なものすべてが愛おしくなる、そんな作品です。上下巻に分かれている長編ですので、じっくり読書したい方におすすめです。

言葉を話せない主人公のイライザ。孤児院育ちの彼女は人生に退屈しながら過ごしていました。そんなある日、職場の極秘研究施設で、人間ではない生き物「彼」に出会います。互いに言葉が話せないながらも、音楽やジェスチャーで心を通わせ始めます。

ようやく心を開ける相手を見つけたイライザと、「彼」の深い愛が美しく刺さる作品。SF系ファンタジーでありながら、強いメッセージ性を持っているので、読了後の素直な感想を書きやすい作品です。

部活や勉強など、何かに一生懸命になる気持を高めてくれる作品です。南海キャンディーズの山ちゃんが自身の過去を公開しているもので、挫折や悲しみなど格好悪い面も赤裸々に綴っています。

「努力」は、どんな結果であれ大切な糧になることを教えてくれますますよ。夢に向かって頑張りたい方や、今まさにのめり込んでいるものがある、そんな方をきっと勇気づけてくれることでしょう。

とある母と娘の暮らしに加わった、2人の女性。この4人が1つ屋根の下でともに暮らし始め、日々の生活やちょっとしたトラブルなどを乗り越えながら絆を深める作品です。血は繋がっていないけれど、みんな大切な家族。

序盤からラストまでほっこりとするストーリーが続きますので、読み終えた後には温かい気持ちになれるでしょう。自分の家族に当てはめてみると、ちょっとした幸せを発見できるかもしれませんよ。

鎌倉で、今は亡き祖母が営んでいた代筆屋を継ぐことになった鳩子。借金を断る手紙や天国にいる人への手紙など、さまざまな人々の手紙を代筆するうちに、仲たがいしたまま亡くなってしまった祖母の思いが感じられるようになります。

ラストの鳩子の章ではこの物語のクライマックスを迎え、感動の展開が。自分にとっての身近な人を思い浮かべながら読み進めていくと、普段なかなか口にできない感謝の気持ちが溢れ出してしまいそうです。