【徹底比較】ボイスレコーダー・ICレコーダーのおすすめ人気ランキング【2025年5月】

AIソリューション・AI技術製品を扱うメーカー、iFLYTEK JAPAN AI SOLUTIONSの「AIライティングレコーダー VOITER SR502J」。マイクが合計で8つ埋め込まれていて会議モードがあるうえに、書き起こし機能も搭載しています。複数人での会議の内容を簡単に書き起こしたい人におすすめです。

声の聞き取りやすさは良好。録音したデータを分析すると100～1,000Hzはある程度出ていて、発言内容が理解できるレベルです。ノイズはやや入っていたものの、特に気にならない程度。ポケットに入れて録音しつつ動いても、比較的クリアに聞こえます。

バッテリーの持ちは連続15時間録音が可能で半日以上録音し続けることができます。丸一日の録音は出来ませんが、会議で使用するのであれば1週間に1度の充電で十分でしょう。

一方で、再生のしやすさは評価が伸び悩みました。パソコンへは有線でデータを移行できますが、SDカードには非対応です。しかし、倍速モードを搭載していいるため好みのスピードで聞ける点はメリットです。

録音のしやすさは高評価。コンパクトサイズで、ポケットに入れて気軽に持ち運べます。ボタン1つで録音開始できるうえに、実際に録音するまでは1秒以下とスピーディでした。録音開始の音も鳴らないため、周りの迷惑にならないでしょう。

AIの書き起こし機能は正確で、手直しが軽微に済むのも魅力。書き起こしは無料で使えるものの、そのほかの無料機能や課金によるオプション機能はありません。とはいえ会議の効率化が図れるため、ビジネスパーソンにはぜひ検討してもらいたい商品です。

AIオーディオハード・ソフトウェアの設計から販売まで行うメーカー、PLAUDの「NOTE AI」。書き起こし機能にくわえて、要約・AIからのアドバイス・編集・マインドマップ機能とAI機能が充実しています。AI機能が豊富なものがほしい人におすすめです。

声の聞き取りやすさの検証では、録音したデータを分析すると100～1,000Hzがハッキリ出ていて、発言内容が理解できるレベル。男女ともに何を言っているか明確に聞き取れました。ノイズは多少あるものの気にならないレベルです。

バッテリーの持ちは高評価で、連続録音時間は25時間を記録しました。1日以上充電なしで使用でき、長時間放置して録音したい人や充電する手間を減らしたい人にぴったりです。

本体のみでは再生ができず、Bluetoothでスマホと連携し再生や書き起こしを確認可能。データはクラウド上に保存できるため、データを気にせず使用できます。

録音はボタン1つで行えるうえにスマホで録音指示を出すことも可能。録音開始まで2秒未満とスピーディで録音開始時に音が鳴らないため、周囲にバレたくないときにも録音しやすいでしょう。厚さは約0.3cmと薄く、ポケットに入れても目立ちにくいといえます。

AIの書き起こし機能の一致率は約8割で、手直しする部分が多い結果でした。書き起こし機能は1か月300分は無料ですが、Proプランに入れば1か月1200分の書き起こし機能やオプション機能が利用可能。AI機能が豊富でスマホとの連携もできるので、使い勝手のよいモデルがほしい人は候補になるでしょう。

日本の電機メーカー、ソニーの「SONY ICD-UX570F ICD-UX570F」。声の聞き取りやすさがトップクラスで、会話を鮮明に録音したい人におすすめです。

録音した音声は男女ともにハッキリと聞き取れました。音声を分析すると100～1,000Hzはしっかり出ているうえに、2,000～4,000Hzもブーストされているため、声が通って聞こえます。多少環境音はしますがノイズも抑えられていたので、周りの音を気にせず会話を聞き取れるでしょう。

バッテリーの持ちはよく、検証では連続で26時間も録音できました。1日以上使用できるので、充電する手間を減らしたい人や証拠集めで長時間録音したい人にもおすすめです。

再生しやすいのも魅力で、目当てのデータや聞きたい箇所をすぐに選択して再生できます。1～3倍の倍速再生に加えて、データ検索できるファイル分け機能を搭載。本体のUSB端子を使えば、パソコンへデータ移行できます。SDカードにも保存できるため、出先でも容量を気にせずデータを残せるでしょう。

録音もしやすく、聞き取りやすいように音量レベルを調節するノーマライズ機能を搭載。サイズはコンパクトで目立ちにくく、録音開始時の音は設定で消せるため、周りに気づかれずに録音したいときにも活躍します。録音開始まで1秒と時間がかからず、録り逃がすリスクも低めです。

一方で、AI機能は書き起こし機能を含めて非搭載。とはいえ、声をクリアに録音できて再生もしやすいので、書き起こし機能を使わないなら検討してみましょう。

AIソリューションやAI技術製品を中心に扱っているメーカー、iFLYTEK JAPAN AI SOLUTIONSの「VOITER SR302 Pro SR302 Pro」。リアルタイムで書き起こしができるため、会議後にすぐ内容を確認したい人におすすめです。

声の聞き取りやすさは十分。男性の声は会話がハッキリと理解できるレベル。一方で、ノイズが気になり、環境によっては女性の声が聞き取りづらい場合もあります。

連続で録音できるのは14時間。特別長いわけではないものの、半日以上使用できるため、会議程度であればバッテリー切れを心配せずに使えるでしょう。

各ボタンに説明はないものの、倍速機能が1.25・1.5・2倍から選択できる点はメリット。しかし、パソコンへのデータ移行には対応していても、SDカードに保存ができません。出先で本体の容量がいっぱいになれば、データを消す必要があります。

ボタン1つで録音を開始でき、録音開始までの時間は2秒未満と少なめ。録音開始時の音は鳴らないため、静かな場所やバレたくない場面でも気軽に録音できます。

AIの書き起こし機能精度が搭載しており、無料で使える書き起こしの一致率は9割以上でした。再書き起こし機能があり、一度書き起こしたデータをもう一度書き起こすことでより一致率をあげられます。一方で、そのほかのAI機能を搭載していないのは惜しいところ。とはいえ、スピーディに書き起こしをしたい人にはおすすめできます。

総合電機メーカー、ソニーの「SONY ICレコーダー ICD-PX240」。使い勝手はいまひとつですが、クリアな音声を録音できるため、きちんと聞き取れるものがほしい人におすすめです。

録音したデータは、電話越しの声と変わらない程度にクリア。男女の声ともに2,000～4,000Hzがブーストされているため、しっかりと録音内容を聞き取れるでしょう。ノイズも非常に抑えられていて、会話の内容に集中して聞きやすいといえます。

バッテリー持ちもよく、連続録音時間は31時間と優秀でした。1日以上使用できるため、出先で電池切れを起こすリスクは低いでしょう。

一方で再生しにくいのは惜しい点。ボタンに説明が振ってあるものの削除ボタン・分割ボタンが側面にあり、初見だと使い方に戸惑う可能性があります。文字起こし機能はなく、SDカードへの保存もできません。

録音のしやすさは良好。録音を開始するには2つのボタンを押す必要がありますが、録音を開始するまでの時間は1秒未満とスピーディです。サイズが小さいうえに録音時に音が鳴らず、周りに気づかれる心配も少ないでしょう。しかし、文字起こし機能を含めてAI機能は非搭載。機能の多さや使い勝手を求める人には不向きです。

声の聞き取りやすさの検証では、男性の声も女性の声も100～1,000Hzがしっかりとブーストされていました。電話で話しているときと変わらないクリアさで、録音データを聞き取りやすいといえます。ノイズの少なさの検証ではノイズが発生したものの、気にならない程度でした。

連続録音時間は49時間を記録し、約2日間使用できます。検証したなかでも非常に長時間使用でき、放置しておけば決定的な証拠を確保できるでしょう。

再生もしやすく、操作ボタンはほとんど正面にあります。パソコンに移すには有線接続で転送する仕様で、SDカードへの保存も可能。リピート機能・倍速機能など、便利な機能も搭載しています。しかし、アプリとの連携機能がなく、本体でしか操作できない点はネックです。

ボタン1つで音を鳴らさずに録音を開始できるのは魅力。コンパクトなので隠しやすいうえ、ボタンを押してから録音を開始するまでは1秒未満とスピーディで、決定的な瞬間もとらえやすいでしょう。ただしAI機能がなく、自動文字起こしは不可能。使いやすさを求める人には不向きです。