録音性能の高さと使いやすさが魅力の、OLYMPUS ICレコーダー Voice Trek V-872 SLV。ネット上では「機能がシンプルでわかりやすい」と評判です。しかし、「電池の減りが早い」「ノイズが多い」と気になる口コミも存在するため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、OLYMPUS ICレコーダー Voice Trek V-872 SLVを含むボイスレコーダー・ICレコーダー全24商品を実際に使って、録音可能な範囲・聞き取りやすさ・再生機能の充実度・操作機能のシンプルさ・データ管理のしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
OLYMPUS ICレコーダー Voice Trek V-872 SLVは、録音範囲が広く機能も充実しており、セミナーや語学学習におすすめです。
録音範囲の広さは、比較した商品のなかでもトップクラス。実際に使ってみたところ、20m先の音まで集音し、録音した音声もはっきり聞き取れました。セミナー会場や大学の大教室のような広い空間でも、高い録音性能を発揮できるでしょう。
雑音除去力も優秀な成績です。多少の雑音は入るものの、口コミのようにうるさく感じることはありません。ポケットに入れた際に、布のこすれ音が気にならなかったのも好印象。音質のクリアさも良好で、モニターからも「何を話しているかとてもわかりやすい」と好評でした。
再生機能が豊富なうえ、操作も簡単です。速度調整・リピート再生・秒数送り/戻しといった基本機能はもちろん、語学学習に役立つシャドーイング機能も搭載。本体のボタン表示はわかりやすく、説明書を見ずとも操作できました。データはパソコンとSDカードに移行できるのも便利なポイントです。
フォルダ分割・カレンダー機能を搭載し、ファイルを管理しやすいのも魅力。セミナーや講義ごとにフォルダを分けて管理できますよ。録音・再生・データ管理のすべてにおいて使いやすく、容量もSDカード利用で最大32GBまで対応。広い会場や言語学習に活用したいなら、ぜひ検討してみてくださいね。
OMデジタルソリューションズは、オリンパスの映像事業部門からデジタルカメラ・オーディオ製品事業を引き継いで分社化した光学機器メーカー。ICレコーダーの分野では、「BCN AWARD 2023」において年間販売数1位を獲得し、同賞を8年連続で受賞しています。
今回ご紹介するICレコーダー Voice Trek V-872 SLVは、さまざまな場面に対応できるボイスチェイサー機能を搭載した商品。空間の広さや人数など、状況によって変わる音量を自動で調整します。早聞き・遅聞き・シャドーイングなど再生機能も豊富で、講義や語学学習にもうってつけですよ。
本商品は電池式で、単4形アルカリ乾電池2本で最大約41時間の録音が可能。充電式のニッケル水素充電池も使用できます。口コミのように電池の消耗が気になる人は、ニッケル水素充電池の本体内充電機能を搭載したV-873もチェックしてみてください。
本体サイズは幅39×奥行18×高さ111.5mmと、今回比較した商品のなかでは平均的な大きさ。重さは電池を含めて約77gあり、少し重ためです。
画面のサイズは1.5インチと広く、文字も大きく表示されます。各ボタンには「録音」・「停止」・「消去」のように日本語表記があるので、機械に慣れていない人でもスムーズに使えるでしょう。カラーはシルバー・ホワイトの2色展開です。
本体上部の左右には、2個のローノイズ指向性マイクを配置。90度外側に向けることで臨場感あるステレオ録音を実現し、発言者の方向や距離までとらえると謳われています。
環境に応じて音量を自動調整する、ボイスチェイサー機能も便利です。音が小さすぎる・音が割れるといったトラブルを防止し、最適な環境での録音が期待できますよ。
ノイズ音を除去するローカットフィルターも搭載。録音時に、300Hz以下の余計なノイズ音を自動的に除去します。機能のオン・オフは切り替えられるので、シーンに応じて使用可能です。
今回は、OLYMPUS ICレコーダー Voice Trek V-872 SLVを含む、ボイスレコーダー・ICレコーダー全24商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初に、ICレコーダーを使用するにあたって重要な録音性能を検証しました。
さまざまな使用シーンを想定して、大きさの異なる会議室など4パターンの距離・音量で録音。その後、静かな場所で録音したデータを最大音量で再生し、どの程度はっきり聞こえるか評価しました。
検証した結果、録音可能な範囲の広さはトップクラスの高成績。20m離れた場所の音まで集音し、再生した音声ははっきり聞こえました。モニターからも「聞き取りやすい」と好評です。セミナー会場など広い場所での録音にも活躍しますよ。
距離が近い場所での音声がきれいだったのもよいところ。物音のノイズは多少拾っていたものの、ザーザーした感じはありませんでした。小さな会議室で複数人が話す環境下でも、問題なく使えるでしょう。
<検証結果>
音質も確認したところ、ほかの商品よりノイズが少ない点が高評価を獲得。紙をめくる音は時折入りますが、口コミのようにうるさいほどではありません。ポケットに入れてもこすれる音が気にならず、ほとんどのモニターが雑音除去力に満足しました。
声のクリアさも良好です。胸ポケットに入れても音声はとてもきれいで、こもりなくはっきり再生できました。机上では一部の人から「クリアとはいえない」との声が聞かれましたが、何を話しているのはしっかりわかるため大きな問題ではないでしょう。
再生機能も非常に充実しており、音声が聞き取りにくい場合や書き起こしをしたいときに便利。このほか、今回の検証で重視した速度調整・リピート再生・秒数送り/戻しの機能がすべて搭載されていました。
再生速度は、0.5倍のスローから最大2倍速まで、0.1倍速刻みで変更可能です。音程も調整できるので、聞き取りにくい声をよりよく再生できますよ。会議の議事録作成や講義の復習をしたいときに重宝します。
好きな区間を繰り返し再生する「ABCリピート再生」にも対応。設定した区間で通常音量と無音を繰り返して再生するシャドーイング機能を使えば、言語の発音練習も可能です。公式が謳うとおり、語学学習にも役立つでしょう。
続いて、ICレコーダーの操作性の検証です。
説明書を見ずに録音・再生・削除がスムーズにできるか確認。また、録音データをパソコンやSDカードなどの外部メモリに移動させられるかもチェックしました。
本体には「録音」「停止」「消去」の表示があり、直感的な操作が可能です。録音開始時は録音ボタンを押し、止めたいときは停止ボタンを押すだけと非常に簡単。シンプルモードに設定すればディスプレイ表示が必要最低限になり、よりわかりやすくなります。
データ管理もしやすく、フォルダ分割・カレンダー機能を搭載。録音データはA~Eのフォルダに200件ずつ入るので、会議・セミナーなどシーンごとに振り分けられます。カレンダー機能は、日付から録音データを簡単に検索できて便利ですよ。
パソコン・SDカードへのデータ移行も可能です。USB端子を内蔵しており、パソコンにつなぐ際はケーブル不要で直接接続できるのもメリット。MP3形式のデータであれば本体への移行も行え、音楽やポッドキャストのプレーヤーとしても使えます。
内蔵メモリの容量は4GBあり、一般的な音声の録音に使われる128kbpsなら約60時間の録音に対応。microSDカードは2~32GBまで対応しているので、例えば容量32GBなら約530時間まで追加録音できますよ。
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最後に、録音性能が高く使いやすいほかのおすすめ商品をご紹介します。
SONY ステレオICレコーダー ICD-UX570Fは、録音した音声が非常に鮮明に聞こえる1台です。20m離れた場所の音までしっかり拾い、モニターからは「くもりなくきれいに聞こえた」と好評でした。充電式なうえ、約3分のチャージで約1時間の録音ができる急速充電にも対応しています。
OLYMPUSのVoice Trek DM-750は、3つのマイクが遠くの声までしっかりキャッチ。こちらも20m先の声を、クリアに録音することが可能です。速度変更・リピート・秒速飛ばしなど今回チェックしたすべての機能を搭載しており、講義の復習はもちろん文字起こしにも活躍するでしょう。
形状 | 不明 |
---|---|
録音方式 | ステレオ録音 |
音質 | 不明 |
内蔵メモリ容量 | 4GB |
録音ファイル形式 | MP3、リニアPCM |
電源 | 充電 |
最大録音時間 | 238時間(MP3 128kbps) |
録音可能範囲 | 20m(実測値) |
幅 | 36.6mm |
奥行 | 12.2mm |
高さ | 102.8mm |
重量 | 48g |
SDカード対応 | |
Bluetooth対応 | 不明 |
PC接続可能 | |
速度調整機能 | |
2地点間リピート再生機能 | |
シャドーイング再生 | 不明 |
ノイズキャンセリング機能 | |
音声認識機能 | |
ラジオ機能 | |
ハイレゾ対応 | |
カレンダー機能 | |
リピート機能 | |
秒速飛ばし機能 | |
フォルダ分割機能 | |
こすれ防止機能 | 不明 |
自動録音機能 | 不明 |
OTG対応 | 不明 |
カメラ付き | 不明 |
ローカットフィルター付き |
ソニー ICレコーダー ICD-UX570Fをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
録音開始方法 | ボタン式 |
---|---|
内蔵メモリ容量 | 4GB |
連続録音時間 | 34時間 |
自動書き起こし機能 |
良い
気になる
録音方式 | ステレオ録音 |
---|---|
音質 | 8kbps、64kbps、128kbps、320kbps |
録音ファイル形式 | MP3、リニアPCM |
電源 | 乾電池 |
Bluetooth対応 | |
PC接続可能 | |
防水機能 | |
2地点間リピート再生機能 | |
シャドーイング再生 | |
ノイズキャンセリング機能 | |
話者認識機能 | |
ラジオ機能 | |
カレンダー機能 | |
リピート機能 | |
秒速飛ばし機能 | |
フォルダ分割機能 | |
こすれ防止機能 | |
自動録音機能 | |
OTG対応 | |
遠隔操作対応 | |
イヤホンジャック付き |
OLYMPUS ICレコーダー Voice Trek DM-750をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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