富士通のモニターのおすすめ人気ランキング【2025年】

PC作業による体への負担を軽減したい人は、VTFシリーズに注目しましょう。前後左右の角度と高さを調整できるため、自分に合ったポジションに画面を配置できます。正しい姿勢を保ちやすくなるため、姿勢の悪化による肩こりや腰痛のリスクを抑えられるでしょう。90度回転させる機能もあるため、縦置きも可能です。

出費をできるだけ抑えたい場合は、WMDシリーズを検討しましょう。富士通のモニターのなかで最も低価格帯に位置しており、VTFシリーズよりも2,000〜3,000円ほど安く購入できます。ただし、調整できるのは前後の角度のみです。左右の角度や高さの調整、モニターの回転はできないので注意しましょう。

10bitカラー（約10億7000万色）の表示に対応しているのも魅力のひとつ。自然なグラデーションで細かな色差を正確に表現できるため、編集時の色むらや色飛びのリスクを抑制できます。意図した色彩を精密に再現できるため、仕上がりの品質を高い水準で保てるでしょう。

画面の明るさを示す輝度が350cd/m²と、ほかのシリーズより高めに設計されているのも特徴です。明るい環境でも画面が見やすいため、色の明暗や細部のディテールを正確に確認できます。作業環境の明るさに左右されにくいため、常に一定のクオリティを保ちながら制作が可能です。

ただし、Nintendo SwitchやPS4しか使わない場合はオーバースペックなので、ほかのシリーズがおすすめです。動きのなめらかさは、モニター側のスペックであるリフレッシュレートと、PC・ゲーム機側のスペックであるフレームレートの数値で決まります。

DisplayPortが装備されているのも特徴のひとつ。DisplayPortには、信号の乱れを自動で補正する機能や、通信機器間で信号の最適化を図る機能が搭載されています。画面のちらつきや途切れなどの不具合を防ぎ、安定した映像出力を可能にするため、業務中のトラブルが減って効率的に作業を進められるでしょう。

ディスプレイの設定を変えられるOSDボタンや、電源ボタンをロックする機能も搭載されています。操作ミスによる画面設定の変更や意図しない電源オフを防げるため、トラブルを未然に防ぐことが可能です。

27型は画面サイズと解像度のバランスに優れており、フルHDや4Kなどの高解像度でも文字が適切な大きさでクリアに表示されます。解像度が高いほど画面内の情報量は増えますが、一方で文字が小さくなりがちです。27型なら画面サイズに対して文字が小さくなりすぎないため、ストレスなく作業できるでしょう。

法人向けのVLシリーズから選ぶ場合は、24.1型もおすすめ。23.8型の製品はフルHDですが、24.1型の製品はフルHDよりも縦に広いWUXGAの解像度を持つため、一度により多くの情報を表示できます。ただし、24.1型の製品より価格が2万円ほど高いため、予算オーバーにならないよう気をつけましょう。

法人向けのVLシリーズには、19型や17型の製品もあります。設置スペースは節約できますが、フリッカーフリー機能が非搭載なので、目の疲れを感じやすいのが難点。加えて、17型は視野角の狭いTNパネルを採用しています。斜めから見ると色や明るさが変わりやすいため、複数人で画面を共有する場には不向きでしょう。

VLシリーズの21型以下の製品は、スタンド調整機能が前後の角度調整のみで、左右の角度や高さ調整はできないものが大半です。縦置きにも対応していないため、向きや高さを調整したい場合は23.8型以上の製品を選びましょう。