ゲーマー向けに設計されたウルトラワイドモニター、Xiaomi G34WQi。ネット上では「色が濃く発色もよく、明るくてきれい」「滑らかで遅延のない映像を楽しめる」と評判です。一方「真正面から見ないと色の再現度がかなり落ちる」といった気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の8つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など、人気のウルトラワイドモニターとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、購入を迷っている人はぜひ参考にしてください。
テレビ・プロジェクターなどの映像家電や、ノートパソコンやプリンターなど家電全般の比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。キャリブレーションソフトを用いたテレビ・プロジェクターの画質測定を設計したり、ノートパソコンのベンチマークテストに取り組んだりしてきた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
「色が濃く発色もよく、明るくてきれい」との口コミどおり、画質も良好です。実際に測定したところ、色域は超広色域のBT.2020を70.99%もカバーしていました。比較した商品にはカバー率が60%にとどまるものもあったので、色域が広く表現力に優れているといえます。コントラスト比はやや低かったもの、解像度はUWQHD(3440×1440)と高く精細な映像を楽しめますよ。
全体的にややビビッドになる傾向がありますが、色の誤差も少なめでした。色味の不自然さは気になりにくいでしょう。しかし「真正面から見ないと色の再現度がかなり落ちる」との口コミどおり、視野角はやや狭く画面の端では色味が少し異なります。とはいえ、1500Rの穏やかな湾曲が施された34インチの大画面で、没入感をしっかりと味わえますよ。
スタンドは好みで高さの調節が可能です。比較した商品のなかでは珍しい上下左右の角度調整も行えるため、見やすい位置に簡単にセットできます。スタンドの奥行きは20.9cmとスリムで、外付けアダプターもありません。スマートに設置したい人にもぴったりです。VESAマウントに対応しているので、アームでの取りつけも可能ですよ。
ケーブル1本でノートPCに出力・給電できるType-C接続には対応しておらず、スピーカーもありませんが、ゲーマー向けと謳うのにも納得の性能でした。「滑らかで遅延のない映像を楽しめる」との口コミどおり、アクションゲームを含むさまざまなゲームを快適に楽しめます。ゲーム用のウルトラワイドモニターをお探しなら、ぜひチェックしてくださいね。
<おすすめの人>
<おすすめできない人>
今回は、中国の総合家電メーカーXiaomiが手掛けるウルトラワイドモニター、G34WQiをご紹介します。
目とスクリーンとの距離を一定に保つために、曲面デザインを採用している点が特徴。1秒間に描画できる枚数を示すリフレッシュレートは180Hz、応答速度は1msと素早い操作性を売りとしています。映像のズレやラグを低減する、FreeSync Premiumに対応していることもポイントです。
デザインはeスポーツを意識。後方のライトが鮮やかに光り、視覚的にも楽しめます。
今回はXiaomi G34WQiを含む、ウルトラワイドモニターを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のウルトラワイドモニターを比較検証したところ、Xiaomi G34WQiには6つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてください。
画質は良好で、細部まで鮮明な映像を楽しめます。解像度はUWQHD(3440×1440)に対応。フルHDよりも細かく映し出せるため、キャラクターの髪の毛1本1本もよく見えるでしょう。
さまざまな色を表現できることも魅力です。カラーモードを標準にして画面中央付近の色域を確認したところ、超広色域のBT.2020を70.99%カバーしていました。比較した商品にはカバー率が60%台にとどまるものも複数あったのに対し、色域は広いといえます。
コントラスト比は実測値で244:1とやや低く迫力に欠けますが、「色が濃く発色もよく、明るくてきれい」との口コミにも納得の結果でした。
色の誤差が少ないこともよい点です。専用ソフトで色のズレを示すdE値を測定したところ、3.09dEと小さめでした。比較したなかには色のズレが5.70dEと大きい商品もありましたが、こちらは色味の不自然さは感じにくいでしょう。
全体的にビビッドになる傾向はあるものの、おおむね正確に色味を再現できますよ。
ディスプレイは、34インチの大画面を採用。1500Rの穏やかな湾曲型で、比較した平面型の商品より画面の端まで自然に視界に入りやすい設計です。
下部のベゼルは15.00mm・上部の非表示領域は7.00mmに抑えられており、画面占有率が高いことも特徴。画面の両端の直線距離は80.10cm・モニターの縦の長さは36cmと、画面の広がりも十分でした。
一方、「真正面から見ないと色の再現度がかなり落ちる」との口コミもあるように、視野角は広いとはいえません。画面の中央と端では、明確に色の差が出ていました。とはいえ、大画面に視界が広がるため、映像の世界に没入できるでしょう。
ゲーマー向けに設計されたと謳うだけあり、さまざまなゲームを快適に楽しめる機能が充実していました。
1秒間に何回画面を書き換えられるかを示すリフレッシュレートは180Hzと高く、滑らかな映像を映し出せます。応答速度も1msと高速です。比較した商品には応答速度が3ms以上と遅いものも複数あり、速さが求められるゲームに向いているといえます。「滑らかで遅延のない映像を楽しめる」との口コミがあるのにも納得です。
映像のブレや残像を低減するオーバードライブ、残像感を低減する黒挿入機能、暗い部分も明るく表示できるNight Clear Vision機能にも対応。メイン画面の中にサブ画面を表示できるPIPや、画面を2分割するPBPも可能です。ゲームの楽しみ方が広がりますよ。なお、詳細な検証結果は以下をご覧ください。
<ゲームの快適さに関する検証結果>
スタンドの使い勝手もよく、自分に合った位置にセットしやすい構造でした。
高さは最大11.9cmまで調節でき、画面の角度も上下左右動かせます。比較したなかには一定方向にしか角度を調整できない商品もあったのに対し、こちらは見やすい位置に細かく調整が可能です。
デスク周りをすっきり保てることもうれしいポイントです。スタンドの奥行きは20.9cmとスリムな設計でした。VESAマウントに対応しているので、アームでの取り付けも可能です。
電源コンセントは56.7㎠とコンパクトとはいえませんが、デスク上で邪魔になりがちなアダプターはありません。比較した商品には外付けアダプターの置き場所に困るものもあったなか、こちらはスマートに設置できます。
Xiaomi G34WQiにはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
インターフェースの充実度はいまひとつです。オーディオ端子は1個・Display PortとHDMIは2個ずつ搭載されていますが、比較した多くの商品と同様にType-C接続には対応していませんでした。
ノートPCを接続したい場合、PC用充電器・ケーブル・HDMIケーブルの3点が必要になるため、デスクの上がごちゃつきます。Type-C接続対応モデルなら、ケーブル1本だけで済むのでスマートですよ。
<インターフェースの充実度に関する検証結果>
モニターサイズ | 34インチ |
---|---|
解像度 | UWQHD(3440×1440) |
良い
気になる
幅 | 81.13cm |
---|---|
奥行 | 20.9cm |
高さ(最大) | 51.01cm |
重量 | 6900g |
モニター形状 | 曲面型(湾曲型) |
アスペクト比 | 21:9 |
表面処理 | ノングレア |
パネル種類 | VA |
表示色 | 1670万色 |
色域の広さ | 71.0% |
色の正確さ | 3.09dE |
コントラスト比(メーカー公表値) | 4000:1 |
最大輝度(実測値) | 345cd/m2 |
最小輝度(実測値) | 21cd/m2 |
ブルーライトカット対応 | |
KVMスイッチ機能 | |
PBP対応 | |
PIP対応 | |
インターフェース | HDMI×2、DisplayPort×2、オーディオ端子 |
Type-C給電機能 | |
Type-C給電の出力 | |
Type-C出力機能 | |
高さ調節機能 | |
角度調節機能 | 上下左右 |
スピーカー機能 | |
リモコン付き | |
VESAマウント対応 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
39,580円
(最安)
販売価格:39,980円
ポイント:400円相当
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Xiaomi G34WQiは、公式オンラインストアで販売されています。価格は、39,980円(※2025年4月時点)です。
また、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトでも購入できます。ポイントが貯まっている人は、ECサイトでの購入も検討してみましょう。
最後にType-C接続に対応しており、スピーカーも内蔵されている商品をご紹介します。
音響の臨場感を重視したい人は、HUAWEI Mate MateView GT ZQE-CAAがおすすめです。スタンド部分にスピーカーがあり、奥行きのあるサウンドを楽しめる点が魅力。色の再現性が高いので、画像編集や資料作成にも使いやすいでしょう。Type-C接続に対応しており、ケーブル1本で出力も給電もできます。
モニターサイズ | 34インチ |
---|---|
解像度 | UWQHD(3440×1440) |
良い
気になる
幅 | 80.9cm |
---|---|
奥行 | 22.0cm |
高さ(最大) | 54.2cm |
重量 | 9550g |
モニター形状 | 曲面型(湾曲型) |
アスペクト比 | 21:9 |
表面処理 | ノングレア |
パネル種類 | VA |
表示色 | 10億7000万色 |
色域の広さ | 68.2% |
色の正確さ | 2.24dE |
コントラスト比(メーカー公表値) | 4000:1 |
最大輝度(実測値) | 343cd/m2 |
最小輝度(実測値) | 26cd/m2 |
ブルーライトカット対応 | |
KVMスイッチ機能 | |
PBP対応 | |
PIP対応 | |
インターフェース | HDMI、USB Type-C、DisplayPort×2、オーディオ端子 |
Type-C給電機能 | |
Type-C給電の出力 | 4.67W |
Type-C出力機能 | |
高さ調節機能 | |
角度調節機能 | 上下 |
スピーカー機能 | |
リモコン付き | |
VESAマウント対応 |
HUAWEI MateView GT 34インチ ZQE-CAAの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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