「デザイン性と機能性を兼ね備えた」と謳うウルトラワイドモニター、MSI Modern MD342CQPW。ネット上では「画質が非常に鮮明」と評判です。しかし、「スピーカーの音質は少し残念」と気になる口コミも見られ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の8つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のウルトラワイドモニターとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ウルトラワイドモニター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
テレビ・プロジェクターなどの映像家電や、ノートパソコンやプリンターなど家電全般の比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。キャリブレーションソフトを用いたテレビ・プロジェクターの画質測定を設計したり、ノートパソコンのベンチマークテストに取り組んだりしてきた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
58,063円
おすすめスコア
画質のよさ
色の正確さ
没入感の高さ
インターフェースの充実度
スタンドの使いやすさ
スペース効率のよさ
ゲームの快適さ
スピーカー性能のよさ
モニターサイズ | 34インチ |
---|---|
解像度 | UWQHD(3440×1440) |
良い
気になる
MSI Modern MD342CQPWは、仕事にもエンタメにも使えるモニターがほしい人におすすめです。34インチの湾曲ディスプレイで、解像度はUWQHD(3,440×1,440)に対応しています。画面表示を測定すると、色域のカバー率は71.8%・コントラスト比は3,713:1の好記録をマーク。色差は1.23dEにとどまり、比較した商品内でもトップクラスの正確さでした。自然な色味で鮮やかかつ精細に表示できます。
高画質なうえにベゼルが狭く、映像に没入しやすいことも強みです。1,500Rの湾曲が施されており、画面の端まで自然と視界に入ってきます。視野角は狭めですが、モニターの正面に座ればきれいに見えました。スタンドは高さを11cmに調節でき、角度も左右・上下に微調整できるので、見やすい位置に合わせやすいでしょう。
ゲーミングモニターとしても使えるスペックを備えています。リフレッシュレートは120Hzと高く、応答速度は1msと高速です。また、口コミに反して、スピーカーの音質は優れています。比較したスピーカー付き商品の多くは音の広がりに欠けたなか、画面サイズに見合った音の広がりと迫力がありました。
インターフェースは、USB Type‐A端子・HDMI・オーディオ端子など充実しています。比較した商品の半数以上は非対応だったUSB Type-C接続が行え、ケーブル1本で映像出力・ノートパソコンへの給電が可能です。本体の電源ケーブルはスタンドのケーブルホルダーに固定できるので、配線がゴチャつく心配もありません。
ECサイトの価格は約6万円(※2025年7月時点)ながら、没入感の味わいやすさでは比較した10万円台のモニターに匹敵するレベルです。高画質・高音質かつ多機能なので、デスクワークだけでなく映画視聴・ゲームなどマルチに活躍するでしょう。幅広い用途で使いたい人は、ぜひチェックしてみてくださいね!
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
Modern MD342CQPWは、台湾発のゲーミング機器・PCパーツを手がけるブランドMSIから2024年10月に発売された34インチのウルトラワイドモニターです。ビジネス・クリエイティブ向けのModernシリーズのうちの1つであり、解像度はUWQHD(3,440×1,440)に対応しています。
自然なカーブを描いた湾曲パネルを採用し、目へのやさしさに配慮した機能も多数搭載。反射を抑制するノングレアパネルを採用し、ブルーライトカット・チラつきを抑えるアンチフリッカー機能を備えています。Eye-Q Check機能があり、目の疲労や乱視・姿勢のチェックが可能。長時間モニターに向かう人をサポートします。
KVMスイッチ機能があり、モニターに接続したキーボード・マウスなど2台のUSB機器をほかのPCと共有できます。接続したPCの映像を切り替えた際にUSB機器の接続先も切り替わるため、都度操作する手間がかかりません。VESA75の規格に対応しているので、モニターアームへ取り付けられます。なお、付属品は以下のとおりです。
<付属品>
今回はMSI Modern MD342CQPWを含む、人気のウルトラワイドモニターを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のウルトラワイドモニターを比較検証したところ、MSI Modern MD342CQPWには7つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
色味のズレがほとんどなく、制作者の意図に近い色味で表示できます。ゲーム・映画鑑賞時に違和感を抱きにくいでしょう。細やかな色表現にこだわれるので、写真・イラスト制作などのデザイン用途にもおすすめです。
画面には1,500Rの緩やかな湾曲が施され、映像に包み込まれるような感覚を味わえます。比較した平面の商品は画面端を意識的に見る必要があったのに対して、画面の端まで自然と視界に入ってきました。
首振りが可能で、左右には-30~30度・上下には-5~20度まで細かく微調整できます。座り方や姿勢を変えても目線の高さに合わせやすく、長時間快適に作業できそうです。
そのほか、USB Type-A端子・Display Port・HDMIなど主要なものを備えています。有線のマウス・キーボードなどの周辺機器はもちろん、PS5・Nintendo Switchなどのゲーム機と接続可能です。オーディオ端子・スピーカーを備え、音声出力にも対応しています。なお、検証結果の詳細は以下のとおりです。
<インタフェースの充実度>
大半のゲームを快適にプレイできる機能を備えていることも魅力です。1秒間に何回画面を書き換えられるか示すリフレッシュレートは、120Hzに対応。PS5・Xbox Series X/Sなど次世代ゲーム機の性能をフルに活かせます。動きが滑らかに見え、RPGも美しく表示されるでしょう。
応答速度は1msと速く、動きの速い映像でも違和感がほとんどありません。比較した応答速度3ms以上の商品は、高速移動時に残像が気になったのに対して、動きがクリアに見えます。残像感を軽減させるアンチモーションブラー機能も備えているので、ゲームプレイ中に見にくさを感じることはほとんどないでしょう。
複数の機器の映像を同時に表示できるPBP/PIP機能も便利です。PBPは2つの機器の映像を並べて表示し、PIPはメイン画面のなかにサブ画面を表示する機能。ゲームをしながら攻略サイトを見たり、配信画面を開いたりできます。なお、搭載されている機能の一覧は以下のとおりです。
<ゲームの快適さ>
VESA75規格に対応しているので、モニターアームにも取り付けられますよ。しかし、アダプターレスでない点は惜しいポイントです。外付けアダプターの体積は18.5cm3とコンパクトですが、机の上や床などに置く必要があります。
使ってみてデメリットはないのか確認したところ、とくに気になる点はありませんでした。仕事にもエンタメにも使える高スペックなウルトラワイドモニターなので、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
モニターサイズ | 34インチ |
---|---|
解像度 | UWQHD(3440×1440) |
良い
気になる
幅 | 80.9cm |
---|---|
奥行 | 25.1cm |
高さ(最大) | 42.5cm |
重量 | 8050g |
モニター形状 | 曲面型(湾曲型) |
アスペクト比 | 21:9 |
表面処理 | ノングレア |
パネル種類 | VA |
表示色 | 10億7300万色 |
色域の広さ | 71.8% |
色の正確さ | 1.23dE |
コントラスト比(メーカー公表値) | 3500:1 |
最大輝度(実測値) | 353cd/m2 |
最小輝度(実測値) | 42cd/m2 |
ブルーライトカット対応 | |
KVMスイッチ機能 | |
PBP対応 | |
PIP対応 | |
インターフェース | HDMI2.0、USB Type-C、DisplayPort1.4 |
Type-C給電機能 | |
Type-C給電の出力 | 81.94W |
Type-C出力機能 | |
高さ調節機能 | |
角度調節機能 | 上下左右 |
スピーカー機能 | |
リモコン付き | |
VESAマウント対応 |
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MSI Modern MD342CQPWは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトにて販売しています。価格は約6万円(※2025年7月時点)です。取扱店舗によってはポイント・クーポン・セール期間などを活用することでより安く買える場合もあるので、どこで1番お得に購入できるかリサーチしてみてくださいね!
最後に、MSI Modern MD342CQPWとは異なる魅力を持つ商品をご紹介します。
映像美にこだわるなら、Dell Alienware 34 曲面 QD-OLED ゲーミングモニターAW3423DWF。解像度は3,440×1,440と高く、コントラスト比は30万:1以上・色域のカバー率は85.4%と、比較した商品内でも優秀な結果でした。リフレッシュレートも165Hzに対応しています。色鮮やかつ滑らかな映像を楽しめるでしょう。
あらゆるジャンルのゲームを楽しみたい人は、Xiaomi 曲面ゲーミングモニター G34WQiを候補に。リフレッシュレート180Hz・応答速度1msと速く、FPS・アクションなど動きの速いゲームも快適にプレイできるスペックです。スタンドの高さ調節・上下左右への角度調節が可能なので、好きな体勢で没頭できるでしょう。
モニターサイズ | 34インチ |
---|---|
解像度 | UWQHD(3440×1440) |
良い
気になる
幅 | 81.5cm |
---|---|
奥行 | 30.5cm |
高さ(最大) | 41.5cm |
重量 | 6270g |
モニター形状 | 曲面型(湾曲型) |
アスペクト比 | 21:9 |
表面処理 | グレア |
パネル種類 | QD-OLED |
表示色 | 10億7000万色 |
色域の広さ | 85.4% |
色の正確さ | 5.30dE |
コントラスト比(メーカー公表値) | 1000000:1 |
最大輝度(実測値) | 221cd/m2 |
最小輝度(実測値) | 17cd/m2 |
ブルーライトカット対応 | |
KVMスイッチ機能 | |
PBP対応 | |
PIP対応 | |
インターフェース | HDMI、DisplayPort×2、USB Type-A×4、LAN |
Type-C給電機能 | |
Type-C給電の出力 | |
Type-C出力機能 | |
高さ調節機能 | |
角度調節機能 | 上下左右 |
スピーカー機能 | |
リモコン付き | |
VESAマウント対応 |
モニターサイズ | 34インチ |
---|---|
解像度 | UWQHD(3440×1440) |
良い
気になる
幅 | 81.13cm |
---|---|
奥行 | 20.9cm |
高さ(最大) | 51.01cm |
重量 | 6900g |
モニター形状 | 曲面型(湾曲型) |
アスペクト比 | 21:9 |
表面処理 | ノングレア |
パネル種類 | VA |
表示色 | 1670万色 |
色域の広さ | 71.0% |
色の正確さ | 3.09dE |
コントラスト比(メーカー公表値) | 4000:1 |
最大輝度(実測値) | 345cd/m2 |
最小輝度(実測値) | 21cd/m2 |
ブルーライトカット対応 | |
KVMスイッチ機能 | |
PBP対応 | |
PIP対応 | |
インターフェース | HDMI×2、DisplayPort×2、オーディオ端子 |
Type-C給電機能 | |
Type-C給電の出力 | |
Type-C出力機能 | |
高さ調節機能 | |
角度調節機能 | 上下左右 |
スピーカー機能 | |
リモコン付き | |
VESAマウント対応 |
Xiaomi G34WQiを徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になる点は?
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