動画・Vlog撮影機能が豊富なコンパクトデジタルカメラ、ソニー VLOGCAM ZV-1。「きれいな動画が撮れる」「軽くて使いやすい」などといった口コミを見かけますが、実際のところどうなのか気になりますよね。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
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目次
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気になる
ソニー VLOGCAM ZV-1は、クオリティもコストも譲れない人におすすめです。8~9万円台で手に入る中価格帯モデルでありながら、高クオリティな動画・静止画を楽しめます。実際に撮影した動画を確認したところ、鮮やかな発色を再現。解像度が高く、細部までクリアに映りました。比較したなかには発色が悪く解像度の低い商品もありましたが、本品は「きれいな動画が撮れる」との評判どおりです。
スマホ撮影の動画とはまったく別の映像表現が可能である点もメリット。ボケ感が十分で、被写体がしっかり引き立ちます。オートフォーカスも機敏で、実際に使ったモニターからは「フォーカスがすぐに反応する」「ピントがしっかり合った」との声があがりました。
静止画の画質も申し分ありません。実際に撮影した静止画をモニターが確認したところ、ビビッドでありながらも自然な発色が好評。解像感も高く、細部までしっかり捉えられました。フォーカス移動がスピーディで、ほどよいボケ感も好印象。カラーフィルターが14種類と豊富なので、違った雰囲気の写真を楽しめるでしょう。
Vlog撮影機能が充実しているため、クリエイターにもぴったりです。動画モードにマニュアル・絞り優先・シャッタースピード優先機能を搭載。外部マイク用端子つきなので、音質にこだわった動画撮影も可能です。タッチ操作でのピント位置指定にも対応しているので、初心者にも使いやすいでしょう。素早くピント移動ができる「商品レビュー用設定」や、背景をぼかせる「背景ぼけ切り換え」機能も搭載しています。
「軽くて使いやすい」との口コミどおり、軽量で持ち運びしやすい点も魅力です。メモリーカード・バッテリー込みの重量は294g。比較した重量399gの商品に比べると、本品は扱いやすいといえます。比較的安価でありながら、クオリティの高い動画・静止画を撮影できる高性能モデルです。コスパにこだわるなら、ぜひ候補に入れてくださいね。
今回ご紹介するソニー VLOGCAM ZV-1は、静止画の撮影はもちろん、動画・Vlog撮影にも長けたコンパクトデジタルカメラです。2020年6月19日にブラックを発売後、2020年11月20日にはホワイトも発売されました。
販売元のソニーは、日本を代表するグローバル企業のひとつ。「テクノロジーの力で未来のエンタテインメントをクリエイターと共創する」というミッションを掲げ、テレビ・オーディオ機器・デジカメ・ロボットなど幅広い製品を展開しています。
Vlog撮影に特化したさまざまな機能を搭載しているのが特徴です。横方向に開く液晶モニターがついているため、モニターをチェックしながらの自撮りもスムーズ。握りやすく安定感のあるグリップと、大型のRECボタンが操作しやすい仕様です。
風によるノイズを低減できるウインドスクリーンが付属しているのも魅力。外部機器を取りつけるためのマルチインターフェースシューに装着することで、話し手の声をはっきり録音できます。
また、スマホやタブレットと連携できる点も強みです。Wi-Fiを使用して撮影した動画をスマホやタブレットに転送すれば、そのままSNSなどにアップできます。なお、詳しいスペックは以下のとおりです。
ソニーが新たなカメラブランドシリーズの「VLOGCAM」を立ち上げ、本品はその記念すべき最初の機種です。手軽に高画質な映像撮影ができるカメラ群で、スマホの画質に満足がいかないインフルエンサーや動画投稿者に人気があります。
VLOGCAM ZV-1 IIは、2023年6月23日発売の後継機です。本品は35mm判換算焦点距離が24-70mmであるのに対し、ZV-1 IIは18-50mm。本品よりも広角に寄せたレンズを搭載しているため、背景を広く入れられます。複数人での自撮り・狭い室内・風景や街並みを広く撮影するのにぴったりです。
また、F値は本品がF1.8-2.8であるのに対し、ZV-1 IIはF1.8-4.0。本品のほうがF値2.8まで解放できるため、ボケ感表現に長けているといえるでしょう。
また、本品はZV-1 IIに搭載していないバルブ撮影機能がついています。シャッターボタンを押している間シャッターが開き続ける機能で、夜間撮影や花火の撮影にぴったり。撮影可能枚数は本品が260枚、ZV-1 IIは290枚です。
後継機はレンズがより広角になり、背景を広く入れた自撮りや複数人でのセルフィーに向いています。一方で、ZV-1はレンズが比較的一般的な画角なので、初心者や自撮りが多くない人には扱いやすいでしょう。
人気のコンパクトデジタルカメラを比較検証したところ、ソニー VLOGCAM ZV-1には11個のよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてください。
動画の撮りやすさは申し分ありません。テスターが動画撮影モードの内容を確認したところ、マニュアル・絞り優先・シャッタースピード優先機能が備わっていました。比較したなかにはこれらの機能がまったく備わっていない商品があったことをふまえると、本品は動画撮影の機能が豊富といえるでしょう。
外部マイク用の端子も備えており、より音質にこだわった動画撮影ができるのもうれしいポイントです。タッチ操作でのピント位置指定もできるため、初心者でも直感的な操作で思いどおりの映像を撮影できるでしょう。
Vlog撮影向きの機能が充実しているため、クリエイターにもおすすめ。「商品レビュー用設定」機能で素早くピントの移動ができるので、動画で商品を紹介するときに便利です。「背景ぼけ切り換え」機能を使えば、自撮り時の背景をワンタッチでぼかしたりくっきりさせたりできますよ。
通常、背景をボカしたようなシネマティックな動画を撮るには、カメラの設定(とくにF値と呼ばれるレンズの明るさ)を理解する必要があります。
しかし、このカメラは背景ぼけ切り換えボタンを搭載しており、カメラの設定に詳しくなくても簡単に本格的な映像撮影ができる仕様です。カメラ初心者向きのモデルといえるでしょう。
実際に撮影した動画の色味をモニターが確認したところ、鮮やかで美しい発色が好評でした。「鮮やかな発色できれい」「暗所での色再現性も高い」といった感想が多数。「静止画よりも動画の発色のほうがビビッド感がプラスに働いている」という声もあり、動画撮影に適した特性がうかがえます。
比較したなかには、静止画と比べて発色が悪くモニター全員から不評だったものも。一方、本品は色の再現度が高く、モニター6人全員が発色のよさに満足と回答しました。「きれいな動画が撮れる」との評判どおり、クオリティの高い動画撮影ができそうです。
<動画の発色のよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
撮影した動画の解像感とノイズをチェックした結果、細部までクリアに映ることが判明。4K対応で、明所だけでなく暗所でも解像感の高い動画画質を確認できました。モニターからは「解像感が高く、ディテールもしっかり映せている」との感想が多数。「アップにしても鮮明」という声も聞かれました。
ノイズもほとんど気になりません。モニターからも「ノイズ感は暗所での撮影時もほぼなかった」「拡大してもノイズは感じられない」と好評。後継機であるVLOGCAM ZV-1 IIなどの上位の商品と比較しても大きな差は見られなかったため、美しい映像を撮影できるといえます。
<動画の解像感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
実際に撮影した動画のボケ感を確認したところ、ボケ量は十分で、被写体がしっかり引き立っていました。モニターからも「ボケ量が十分あり満足度は高い」「手前にフォーカスされた際のボケ感はかなり高くてよい」と好評です。
比較したなかには、ボケ感が物足りずモニターが不満に感じた商品も。一方、本品はスマホで撮影した動画とはまったく違う、高いクオリティを感じられました。本格的な動画撮影に挑戦したい人にもおすすめです。
<動画のボケ感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
スマホとはまったく別の映像表現ができる点が本当に魅力です。
比較したなかには、フォーカスがうまく合わずモニターがストレスを感じた商品もありました。一方、本品はスムーズにピントを合わせられたため、被写体がはっきり写っていないといった失敗もある程度防げるでしょう。
<動画のピント・フォーカスの移動についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
実際に撮影した静止画の色を確認したところ、発色はおおむね良好です。モニターからは「発色はビビッド寄りだが不自然さが少ない」「色鮮やかで花ごとの色味の違いがはっきり視認できる」など、鮮やかながら違和感のない自然な発色が評価されました。
比較したなかには、発色が悪くモニターが色の再現性に不満を抱いたものも。その点、本品は鮮やかな発色で、色の細かな違いまで美しく描写できました。
<静止画の発色のよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
撮影した静止画の解像感を確認したところ、細かい部分まではっきり捉えられていました。モニターからは「拡大しても被写体である葉っぱの繊維までちゃんと見える」と好評。デジタル一眼カメラユーザーが見ても満足できるほどの高い解像感を発揮しました。
一方、暗所耐性はやや低い結果に。後継機のVLOGCAM ZV-1 IIと同様に、暗所ではノイズが気になりました。とはいえ、モニターからは「暗所以外ではノイズはほぼない」との声が多数あがったので、よほど暗いところで撮影しない限りは問題ないでしょう。
<静止画の解像感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
静止画のボケ感もおおむね良好です。特に近接撮影時のボケ表現が好印象。ほどよい遠近感を表現できたため、ポートレート撮影でも活躍するでしょう。
比較した後継機のVLOGCAM ZV-1 IIは、レンズが広角寄りなのでボケ量が少なめです。一方、本品は同じ焦点距離でもレンズの開放F値が明るいため、ボケ量が多いといえます。より本格的な遠近感を表現したい人には本品がおすすめです。
<静止画のボケ感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
カラーフィルターの種類を確認すると、14種類と豊富でした。極端な加工というよりも実用的なものが多い印象ですが、普段使いには十分でしょう。さりげなさがありつつも、違った雰囲気の写真を楽しめます。
比較したなかにはカラーフィルターの種類が少なく、モニターから「実際に使えるのは1種類程度」と評されたものも。一方、本品は「フィルターの多さは十分」という好意的な声が目立ちました。用途や好みに合わせて使い分けたいときにも重宝するでしょう。
<静止画のカラーモードについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
静止画の撮影でも、フォーカスの移動は迅速でした。被写体を2つ配置しピント合わせにかかる時間とピントが迷った回数を測定した結果、ピントが合うまでの速度は平均0.45秒。ピントが迷うことはなかったため、撮りたいシーンを逃しにくいでしょう。
比較した全商品のピントが合うまでの速度の平均値は0.72秒(※執筆時点)だったことをふまえると、本品はトップクラスの速さです。後継機のVLOGCAM ZV-1 IIでさえ平均0.48秒だったことから、写真撮影時のフォーカスを少しでも素早く行いたいなら本品がおすすめといえます。
本体・メモリーカード・純正バッテリーをあわせた重量を確認したところ、294gと軽量でした。比較したなかには重量399gのものもあったことをふまえると、本品は「軽くて使いやすい」との評判どおり持ち運びに適しています。
サイズも105.5×60.0×43.5mmとコンパクト。片手での撮影も負担になりにくいでしょう。後継機であるVLOGCAM ZV-1 IIは重量290.4g、サイズ105.0×46.7×60.0mmとさらに軽量でした。わずかな差ではありますが、より軽いものがよいなら後継機もチェックしましょう。
ズームレンズつきの高級コンデジとしては小さいほうです。ハンドバッグのような小さなカバンにも入るサイズなので、手軽に持ち運べますよ。
2020/06/19 発売
35mm判換算焦点距離 | 24-70mm |
---|---|
F値 | F1.8-2.8 |
光学ズーム倍率 | 2.7倍 |
動画撮影機能 | 4K 30p|フルHD 120p |
良い
気になる
本体サイズ | 105.5×60.0×43.5mm |
---|---|
有効画素数 | 2010万画素 |
マニュアルフォーカス | |
ファインダー形式 | |
タッチパネル | |
GPS機能 | |
撮影可能枚数 | 260枚 |
記録メディア | SDカード(UHS-II対応) |
記録フォーマット | jpeg・RAW対応 |
シャッタースピード | 30-1/32000秒、BULB |
背面モニター | バリアングルモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ISO感度 | ISO125-12800 |
内蔵メモリ | |
連写速度 | 24コマ/秒 |
USB充電・給電 | 充電・給電可能 |
Wi-Fi・Bluetooth機能 | Wi-Fi・Bluetooth両対応 |
自分撮り機能 |
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ここでは、ソニー VLOGCAM ZV-1とは違う魅力を持つ商品をご紹介します。
映画のような印象的な映像作品を撮りたい人には、後継機のソニー VLOGCAM ZV-1 IIがおすすめです。「シネマティックVlog設定」があり、簡単に映画のような動画を撮影できます。静止画もハイクオリティ。カラーフィルターは実用的なものが多く、使いやすい印象です。
動画・静止画ともに、フォーカス移動もスピーディ。重量290.4g、105.0×46.7×60.0mmと軽量かつコンパクトなので、持ち運びの負担になりにくいのも魅力です。価格は税込119,900円(※執筆時点・公式サイト参照)と少々高額ですが、予算を上げられるなら検討の価値があるでしょう。
ソニー VLOGCAM ZV-1は、Yahoo!ショッピング・楽天市場・Amazonといった大手ECサイトで購入可能です。なお、ソニーの直営店であるソニーストアでの販売は終了しています。
また、ヤマダデンキやコジマの公式オンラインショップでも販売を確認できました。店舗で実物を確認したい場合は、近隣の家電量販店などに在庫を問い合わせてみましょう。
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