楽天PINKカードと楽天カードの違いは？月額を払わないとだめ？保険の内容・年会費が無料かなど徹底調査

楽天カードPINKには、通常の楽天カードにはない女性向けの付帯特典があります。付帯サービスは、月額料金を払うことで加入可能です。また、複数のサービスに加入できるので、自分だけの優待を詰め込んだカードにカスタマイズできます。

特典は、大きく分けて全3種類。楽天グループサービスをお得に使える「楽天グループ優待サービス」・飲食店や映画チケットなど女性向けの割引やクーポンが揃う「ライフスタイル応援サービス RAKUTEN PINKY LIFE」・楽天PINKカード限定の補償プランが揃う保険「楽天PINKサポート」が用意されています。

＜楽天グループ優待サービス（月額330円）＞

1. 楽天トラベル：国内宿泊予約で1,000円OFF
2. 楽天ブックス：本/CD/DVD/ゲームが100円OFF
3. 楽天Kobo：電子書籍が10％OFF
4. Rakuten TV：最新映画やアニメ等、対象作品が20％OFF
5. 楽天24/楽天市場：クリスタルガイザー・ミネラルウォーター500ml×48本が50円OFF
6. 楽天GORA：ゴルフ場予約で1,000円OFF
7. 楽天市場：楽天市場の商品が500円OFF

＜ライフスタイル応援サービス（月額330円）＞

1. 整体/骨盤サロンカ・ラ・ダ・ファクトリー：ファクトリージャパングループ共通施術券850円
2. tutuanna：2,000円以上購入で10％OFF
3. ベネ・ステフリーeラーニング：全158講座受講料無料
4. ヒューマックシネマ：映画観賞券1,300円
5. 日産レンタカー：12～50％OFF
6. DMM英会話：授業料3か月間20％OFF
7. 東京ジョイポリス：小学生以上パスポート引換券3,400円
8. NOVA駅前遊学・お茶の間留学：レッスン料金20％OFF
9. 中国料理 皇家龍鳳/リーガルロイヤルホテル東京：会計20％OFF
10. ピザハット：総額料金から5%OFF
11. カラオケコート・ダジュール：室料20%OFF
12. ビッグエコー：室料30%OFF
13. Re.Ra.Ku（リラク）ボディケア60分以上10％OFF

＜楽天PINKサポート保証内容（54歳以下なら月払保険料500円以下）＞

1. 女性特有の疾病（※）での入院・手術・放射線治療の費用

一部の中皮腫・カポジ肉腫などを除くがん（悪性新生物）、乳房・子宮・卵巣・腎尿路・甲状腺など特定部位の良性新生物、栄養性貧血など特定の貧血、紫斑病、血小板減少症、甲状腺障害、クッシング症候群・卵巣機能障害などの特定の内分泌腺障害、慢性リウマチ性心疾患、外陰静脈瘤、低血圧（症）、乳房切除後リンパ浮腫症候群、胆石症・胆のう炎など特定の胆のうの病気、関節リウマチ、全身性結合組織障害、ネフローゼ症候群・慢性腎不全など特定の腎臓・尿道の病気、乳房の障害、女性骨盤臓器の炎症性疾患、女性生殖器の非炎症性障害、帝王切開などを除く妊娠・分娩・産じょくにかかわる病気など特約記載の病気

楽天グループ優待サービス・ライフスタイル応援サービス RAKUTEN PINKY LIFEは、それぞれ月額330円で利用可能です。楽天PINKサポートは加入年齢によって月払保険料が異なるため、興味のある人は公式サイトにてチェックしてみてください。「女性用の保険に安く加入できる」との口コミどおり、無理なくもしもの状況に備えられますよ。

総合すると、同じ女性向けクレジットカードであるJCB カード W plus Lと比較しても遜色ない特典内容といえます。楽天グループの恩恵を受けている人は、楽天PINKカードのほうがメリットを享受できるでしょう。

ポイント還元率も高評価を獲得しました。楽天カードと同条件で、ショッピングやコンビニを含む基本の還元率は1.00％です。比較したなかには、通常ポイント還元率が0.50％のクレジットカードも。コンビニ利用で最大9.50％の高還元率を誇る三井住友カード（NL）も、基本は0.50％還元です。利用用途が特に決まっていない人や、日常使い用のカードを検討しているなら、通常還元率1.00％以上のカードを選ぶのがおすすめですよ。

楽天市場では、さらにポイント還元率がアップ。楽天PINKカードで決済することにより、3.00％までポイント還元率が上がります。また、楽天ではSPU（スーパーポイントアッププログラム）を採用しており、楽天モバイルや楽天ひかりなどのグループサービスを使うほど還元率がアップ。最大18倍のポイントアップが狙えます。

お買い物マラソン・楽天スーパーSALEといったキャンペーンを高頻度で実施している点もプラスに。キャンペーンを併用すれば、最大46.5倍（※）のポイント還元が期待できます。楽天サービスをよく利用するなら、楽天PINKカードを使うメリットは非常に大きいといえるでしょう。

倍率は変動する場合があります

楽天PINKカードはクレカ積立に対応しており、月10万円までの積立投資に対してポイントが還元されます。還元率は販売会社に払う代行手数料の多さによって変わり、0.4％以上なら1.00％、0.4％未満なら0.50％が還元されることに。比較したなかでクレカ積立ができるクレジットカードはそもそも少なかったため、投資の利益・クレカ積立のポイント付与の二重取りができる楽天PINKカードはお得といえます。

マネックスカード・dカード・au PAYカードなどクレカ積立で1.00％以上の還元率を誇るサービスもありましたが、0.50%還元でも低い数字ではありません。楽天サービスをよく使う人であれば、楽天PINKカードを使った楽天証券でのクレカ積立をぜひ検討してくださいね。また、新NISAのつみたて投資枠でも利用可能です。

なお、楽天証券でポイント投資をするとSPU対象となり、最大+1倍のポイント還元率アップが狙えます。投資を検討しているなら、ぜひ活用してみてください。

＜楽天証券でのSPUについて＞

1. 楽天ポイントコースとマネーブリッジを設定し、楽天ポイントを1ポイント以上利用
2. 当月合計30,000円以上（※1）のポイント投資（投資信託）で+0.5倍
3. 当月合計30,000円以上（※1）のポイント投資（米国株式円貨決済）（※2）で+0.5倍

1 .複数回に分けて合計30,000円以上のポイント投資をした場合も対象になります

2 .米株積立および買付手数料無料海外ETFはSPU対象外です

ポイントの使いやすさもトップレベル。毎月のクレジットカード代金への充当はもちろん、電子マネー楽天Edyへのチャージも可能です。楽天市場やファミリーマートなら、楽天ポイントをそのまま買い物代金として利用することもできます。ANAやJALマイルへの交換も可能なので、旅行代金として使うのもよいでしょう。ポイントはアプリから簡単に交換できますよ。

比較したなかにはポイントの使い道が限られているクレジットカードもあり、クレジットカードへの充当・電子マネーへのチャージ・コンビニやECサイトでのポイント使用・他社ポイントへの交換のすべてに対応しているものは少数でした。ポイントが貯まったままになる心配は少なく、日常のさまざまなシーンで活用できるでしょう。

楽天ポイントを効率的に貯めたいなら、楽天PINKカードと楽天ペイの併用がおすすめ。楽天PINKカードから、楽天ペイの「楽天キャッシュ」へチャージすることでポイントが還元されます。楽天キャッシュにチャージした残高を支払いに利用することで、ポイントの二重取りが可能。実質1.50％のポイント還元になります。クレジットカード決済のみより、効率よくポイントを貯められますよ。

楽天PINKカードには、海外旅行傷害保険・旅行に役立つ優待サービスがついています。海外旅行保険は事前申し込みの必要がなく、旅行代金を楽天カードで支払えば適用に。傷害死亡・後遺障害は最高2,000万円・傷害と疾病治療費用は1回200万円まで補償されます。普段加入している保険がきかない海外に行く際に重宝しますよ。

楽天PINKカード会員の場合、空港ラウンジの利用も可能。ハワイラウンジでは、楽天PINKカードを提示することで会員専用のラウンジを無料で利用できます。カード会員が1名いれば5名まで同伴者が利用できるので、家族でラウンジも楽しめますよ。年会費無料のクレジットカードでラウンジが利用できるものは非常に少ないので、楽天PINKカードの大きな魅力といえるでしょう。

海外でレンタカーが10％OFFになる・Wi-Fiが割引で利用できるなど、優待サービスも充実しています。海外旅行に行く前から行ったあとまで、便利に活用できるでしょう。

＜旅行に役立つ優待サービス＞

1. 海外でのレンタカーが事前予約割引料金から10％OFF
2. ポケットWI-FI1日あたり300円〜が総額からさらに20％OFF
3. 手荷物宅配が1個あたり往復300円・片道200円割引
4. 空港での防寒着一時預かりサービスが通常価格より1着10％OFF

楽天PINKカードは、カードデザインが豊富な点も魅力。ピンクの通常デザインのほかに、お買い物パンダ・有名テーマパークのキャラクターデザイン2種類の合計4種類（※）から選べます。

有名テーマパークキャラクターデザインはJCBブランドのみ

カードデザインを選べるクレジットカードは比較したなかにも複数ありましたが、キャラクターデザインを選択できるカードは少なめでした。女性向けのJCB カード W plus Lもピンクデザインは選べるものの、キャラクターデザインはありません。かわいいカードで気分を上げたいなら、要チェックです。

楽天PINKカードは、公共料金支払いには不向きです。水道光熱費のような公共料金・国税・都道府県税・国民年金保険料などの還元率は0.20％と低め。比較したクレジットカードのなかには、公共料金支払いでも通常どおりの還元率が適用されるものもありました。公共料金支払いでも高還元を狙っていきたい人にはおすすめできません。

とはいえ、公共料金を楽天カードで支払うことで、楽天ポイントの会員ランクが上がりやすくなるメリットはあります。楽天カードの会員ランクを決めるのは、ポイントの獲得数と獲得回数です。上のランクほど獲得ポイント数とポイント回数が増えるため、支払いを楽天カードにまとめることで会員ランクが上げやすくなりますよ。

以下のコンテンツで、楽天カードの公共料金支払いのメリット・デメリットを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

楽天サービスをあまり使わない人は、高還元が狙いづらい点も要注意です。

たとえばAmazonの場合、JCBカード Wでは最大2.00％のポイント還元が受けられるのに対し、楽天PINKカードでは通常どおり1.00％還元に。比較したなかには、コンビニなどの実店舗で高還元が受けられるカードもありましたが、楽天PINKカードは実店舗での高還元も狙えません。楽天グループサービスをよく使う人以外にとって、メリットは少ないでしょう。