クレジットカードを使用するときに求められる、セキュリティコード。Web上のショッピングで入力を求められて「何を入力すればいいの?」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、クレジットカードのセキュリティコードとはどこを確認すればいいのかについて、わかりやすく解説します。クレジットカードにセキュリティコードが設定されている理由やセキュリティコードがわからなくなったときの解決法も解説するため、ぜひ参考にしてみてください。

金融機関勤務を経て1級ファイナンシャルプランニング技能士の資格を取得。ファイナンシャルプランニングオフィスParadise Wave(パラダイスウエーブ)の代表。現在は独立系ファイナンシャル・プランナーとして各種ローンに関する相談業務・セミナー講師・執筆活動を行っている。さらに、海外生活ジャーナリストとして移住支援も行っており、得意ジャンルは金融にとどまらず多岐に渡る。 【主な著書】 『貯める!儲ける!お金が集まる94の方法』(ローカス) 『あなたのファンを増やす魔法の質問 テラー必携!!』(近代セールス社) 『介護経験FPが語る介護のマネー&アドバイスの本』(近代セールス社) 『宅建資格を取るまえに読む本』(総合資格)

大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
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クレジットカードのセキュリティコードは、何のために必要なのでしょうか?以下では、その理由とセキュリティコードの確認方法を紹介します。
クレジットカードのセキュリティコードとは、主にカード裏面に記載されている数字の下3桁、もしくは4桁の数字を指します。セキュリティコードの桁数や記載場所は、国際ブランドに準じているのが特徴です。
主なカードブランドのセキュリティコードの情報は、以下のとおりです。
セキュリティコードは、ほとんどの場合裏側に3桁で表示されていますが、Amexのようにカードの表側に4桁で表示されているセキュリティコードもあるため、注意が必要です。
クレジットカードのセキュリティコードは、第三者による不正利用を防止することを目的に設定されています。クレジットカードの不正利用の手法はいくつかありますが、セキュリティコードは主に「スキミング」に対して有効です。
スキミングとは、クレジットカードの情報を盗み、その情報を元に偽造カードを作って不正利用する犯罪手法です。スキミングには、「スキナー」と呼ばれる磁気ストライプに記録された情報を抜き取る装置が使用されます。
セキュリティコードは、クレジットカードに直接印刷された情報です。磁気ストライプの情報内にセキュリティコードは含まれないため、スキミングの被害を防ぐことができます。
クレジットカードのセキュリティコードに関する注意点を解説します。クレジットカードを不正利用されないためにも、ぜひチェックしておいてください。
スキミングに対して有効な手段であるセキュリティコードですが、フィッシング詐欺に対しては十分に注意する必要があります。
フィッシング詐欺とは、詐欺用のWebサイトにクレジットカードの番号やセキュリティコードを入力させる犯罪手法です。フィッシング詐欺でセキュリティコードが盗まれれば、不正利用を防ぐことが難しくなります。フィッシング詐欺のよくある手口として、以下のようなものが挙げられます。
近年のフィッシング詐欺は、手口が巧妙化しています。実在する有名企業のWebサイトとURL以外ほとんど変わらないWebサイトが表示される場合もあります。
フィッシング詐欺にあわないようにするには、身に覚えのないメールを開かない、日本語表記やロゴに違和感のあるWebサイトからはすぐに離脱するなど、普段から自衛心を持つことが重要です。以下総務省のサイトでフィッシング詐欺の手口を紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
セキュリティコードは他人に教えたり知られたりしないように注意しましょう。不正利用に対して防犯効果を発揮するセキュリティコードですが、これは自分以外セキュリティコードを知らないことが前提です。セキュリティコードが他人に知られてしまえば、不正利用や詐欺被害にあう可能性があります。
思わぬ形でセキュリティコードが漏れることもあるため、セキュリティコードは自分だけで管理するようにしましょう。万が一セキュリティコードを他人に知られてしまった場合は、カード会社に連絡して再発行してもらうことをおすすめします。

以前はWeb上のカード決済の場合、カード番号と名義と利用期限を入力するだけで決済できました。しかし最近は、セキュリティコードも入力しなければ決済できないことがほとんどです。
セキュリティコードを第三者に知られてしまったときには、直ちにカード会社に連絡するようにしてください。セキュリティコードがバレている場合、カード番号も漏洩している可能性が高いので、不正利用されるリスクがあります。
クレジットカード利用時にセキュリティコードを何度も間違えると、ロックがかかってしまう場合があります。
セキュリティコードは、クレジットカードの保有者だけが知っている情報です。クレジットカード保有者であれば、セキュリティコードを簡単に確認できることから、何度もセキュリティコードを間違えた場合は不正利用されていると判断されてしまいます。
クレジットカードにロックがかかった場合は、カード会社に連絡してロック解除を依頼しましょう。
セキュリティコードが見えない場合は、クレジットカード保有者からクレジットカード会社に電話で連絡する必要があります。セキュリティコードはクレジットカードに単純に印字されている情報であるため、クレジットカードが擦れた、傷ついたなどの理由からセキュリティコードが見えなくなってしまう可能性があります。
セキュリティコードが見えないことに気付いたら、すぐにクレジットカード会社に問い合わせましょう。
クレジットカードによっては、セキュリティコードが記載されていない場合があります。具体的な要因は、以下のとおりです。
発行年月が古いカード
セキュリティコードが読めなくなっている
ナンバーレスのカード
発行年月が古いカードやセキュリティコードが読めなくなっているカードの場合は、クレジットカード会社に問い合わせを行ってください。ナンバーレスカードの場合は、カード会社のアプリなどで確認できます。
セキュリティコードの名称は、クレジットカードのブランドによって異なります。主なカードブランドのセキュリティコードの名称は、以下のとおりです。
VISA:CVV
MasterCard:CVC
Amex:CID
CVVとはCard Verification Valueの略、CVCはCard Validation Codeの略、CIDはCard Identification Numberの略です。それぞれ名前は異なりますが、いずれの言葉もセキュリティコードを指します。
Webサイトでセキュリティコードの入力を求められた場合、正しいコードを入力しない限り決済に進めません。わからないからといって入力をスキップすることはできないため、注意が必要です。
セキュリティコードがわからない、何度入力しても「セキュリティコードが間違っている」と表示されるなどで決済ができない場合は、クレジットカード会社に連絡しましょう。
安全のためにセキュリティコードを隠すこと自体には、全く問題ありません。ただし、油性ペンなどで塗りつぶすことは控えるようにしましょう。
油性ペンで塗りつぶすと、いざというときにセキュリティコードが確認できなくなってしまう可能性があります。ほかにも、塗りつぶされたセキュリティコードを店舗スタッフが見て、不正利用を疑われてカードが利用できなくなるリスクも。セキュリティコードを隠す場合は、剥がせる保護シールの利用をおすすめします。
セキュリティコードと3Dセキュアが併用されていると、より防犯効果が高くなります。3Dセキュアとは、Web上でセキュアにクレジットカードを使用するための本人認証サービスです。クレジットカード情報に、自分で設定したIDとパスワードを組み合わせてカードの認証作業を行います。
3Dセキュアは、4つのカードブランドで利用できます。カードブランドによって名称は異なりますが、総称して3Dセキュアと呼ぶのが特徴です。
VISA:Visa Secure
MasterCard:SecureCode
JCB:J/Secure
Amex:American Express SafeKey
セキュリティコードはクレジットカードに印刷されている情報です。一方、3Dセキュアは本人の頭の中にある情報のため、セキュリティコードよりもパーソナルな情報といえます。セキュリティコードだけでは防ぎきれない犯罪もあるため、よりセキュアにカード決済を行いたい人は3Dセキュアの利用がおすすめです。
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