iPad(アイパッド)はApple(アップル)が開発・販売しているタブレット。動画視聴や勉強に使いたい学生だけでなく、動画編集やApple Pencilを使ったイラスト作成など、さまざまな用途で活躍します。また、最新のiPadが発表されるたびにニュースやYouTubeなどで盛り上がりを見せており、注目度の高いデバイスです。しかしひとことでiPadといってもサイズや世代にくわえ、無印iPad・iPad Air・iPad Pro・iPad miniと様々なモデルがあり、どれを選ぶべきか悩みますよね。
今回はiPad 3商品を集め、5個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのiPadをランキング形式でご紹介します。
マイベストが定義するベストなiPadは「快適に操作でき、長時間使えるうえ、画質・音質にも優れ多用途に対応できる商品」。徹底検証してわかったiPadの本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
「iPad Worker」として、執筆・デザイン・イラスト・動画編集など、多岐にわたる仕事をiPadでこなすクリエイター。仕事だけでなく、子育てや生活、学習など、あらゆる場面で役立つiPadの活用アイデアを発信。iPadの魅力ををより多くの人に伝えるため、ニュースレターやYouTubeチャンネルの運営、各地でiPadセミナーを開催など、幅広い活動を展開。著書に『はたらくiPad』(インプレス)、『iPadの引き出し』(SBクリエイティブ)など。
ベンチマークテストに関する豊富な経験を活かし、PC本体・PCパーツのレビューを中心に活動。元々はMYCOM PC WEB編集部(現マイナビニュース)の編集・記者で、編集時代に検証の楽しさを知り、フリーランスに転向。ニッチなネタを得意とし、比較検証、作例やアップグレード指南などの企画に携わることも多い。 現在はマイナビにかぎらずインプレス、アスキー、ITMedia等でライター、記者として活動。紙媒体ではライターとしてだけでなく編集としても参加するほか、台湾メーカーを中心に、取材やインタビューも数多くこなしている。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
マイベストでは「資料作成やビデオ会議も快適にこなせ、ビジネス用途に十分対応。Web閲覧や動画視聴もスムーズである」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下のそれぞれの方法のスコアの平均でおすすめ度をスコア化しました。
マイベストでは「外出先での短時間利用では十分バッテリーが持つ」ものをユーザーが満足できる商品とし、その基準を5時間以上と定めて以下の方法で検証を行いました。
マイベストでは「高解像度・HDR対応のLiquid Retinaディスプレイで映像は鮮明。屋内外問わず快適に楽しめる」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で検証を行いました。
マイベストオーディオ機器担当である原豪士が、以下の方法で各商品の検証を行いました。
マイベストでは「通常の使用ではあまり熱くならず、熱の不快さが作業の妨げになることが少ない」ものをユーザーが満足できる商品とし、その基準を37℃以下と定めて以下の方法で検証を行いました。
すべての検証は
マイベストが行っています
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。
3商品を検証し、2025年05月16日時点の検証結果に基づきランキングとコンテンツの内容を刷新しました。
iPadを選ぶときは「用途に合った性能」を基準にモデルを選びましょう。動画視聴やネット閲覧といった日常使いから、仕事・学習、クリエイティブな作業まで、使い方によって最適な1台が変わってきます。ここでは、2024〜2025年に発売された最新モデルをもとに、用途別に選びやすいiPadをご紹介。
手頃な価格で基本機能をしっかり押さえたい人には、iPad(無印)がぴったりです。11インチのLiquid Retinaディスプレイは明るいうえ見やすく、SNSやYouTubeの閲覧も快適。A16チップ搭載で、普段使いには十分な性能です。
学業や仕事に使いたい人にはiPad Airがおすすめ。MacBookにも採用されているM3チップを搭載しているため、マルチタスクも快適。Apple Pencil Proにも対応しており、手書きノートや資料作成に最適です。なお、iPad(無印)はApple Pencilのマグネット充電に非対応。充電時にアダプターが必要なので、Apple Pencilをよく使う人はAirやminiの方が扱いやすいでしょう。
iPad Proは、M4チップと有機ELディスプレイを搭載したハイエンドモデル。描画性能や処理速度を重視したいクリエイターにぴったりです。120HzのProMotion、LiDARスキャナ対応で最大2TBのストレージも選べるため、プロ用途にも対応します。
iPad miniは、片手で持てる8.3インチのコンパクトサイズが魅力。A17 Proチップで動作も軽快で、Apple Pencil Proにも対応しています。しかし、画面が小さいぶん、作業スペースを重視する人には不向き。また、iPad mini専用のMagic Keyboardなどがないため、文字入力はBluetoothキーボードを使う必要があります。
大画面で作業したい人や、本格的に文字入力をしたい人には、iPad AirやiPad(無印)を選ぶ方が快適に使えるでしょう。
iPad(無印)は最新モデルでもApple Intelligenceに非対応。対応モデルであれば、文章の校正や要約ができるAIツールに加え、通知やメールの要約、録音の文字起こしなども利用可能です。作業効率や日常のやり取りが大きく向上するでしょう。
AI機能を重視する場合は、iPad Air、Proやminiなどの対応モデルを選ぶ必要があります。また、秋のOSアップデートでは「ライブ翻訳」も登場予定です。通話中の外国語がリアルタイムで翻訳され、APIの公開により他社アプリでの活用も期待されています。
iPadをできるだけ安く購入したい場合でも、中古品には注意が必要です。バッテリーの劣化や保証が受けられない点から、はじめての人や長く安心して使いたい人には適していません。
中古のiPadは、内蔵バッテリーがすでに劣化しているケースが多く、フル充電してもすぐに電池切れを起こすことがあります。アプリのアップデートによって本体への負荷が増すと、バッテリー消耗もさらに激しくなり、使用中にストレスを感じる原因になるでしょう。
また、中古品ではAppleの保証サービス「AppleCare+」に加入できない点も大きなデメリットといえます。AppleCare+に加入していれば、過失による破損や故障にも低コストで対応できるため、いざというときの安心感が違うでしょう。
できるだけ費用を抑えながら信頼性を重視したいなら、Apple公式の「認定整備済製品」がおすすめ。Appleが動作確認や必要な修理を行ったうえで再販売する製品で、新品に近い品質ながら最大15%オフの価格で購入できます。AppleCare+にも加入できるため、安心して使い始められるでしょう。さらに、学生や教職員の人は「学生・教職員向けストア」を利用することで、新品を割引価格で購入可能です。条件に合う人はぜひ活用してください。
iPadを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「3つのポイント」をご紹介します。
iPadの第9世代から第11世代(A16搭載モデル)までを比べると、処理性能にはそこまで大きな差がありません。だからこそ、「価格」「使いやすさ」「拡張性」といった自分に合ったポイントを見極めることが大切です。それぞれの特徴をチェックして、自分にぴったりの1台を選んでみましょう。
とにかく安くiPadを手に入れたい人には、第9世代のモデルを選んでみてください。搭載されているA13 Bionicチップは数世代前のものですが、Web閲覧や動画視聴、SNSなどにはしっかり対応できます。操作のもたつきもほとんどなく、日常使いは快適に使用できるでしょう。
端子はLightningで、Apple Pencil(第1世代)の充電やペアリングがスムーズなのもメリット。専用アダプターを使わずにそのまま接続できるため、取り回しも手軽です。また、最近のモデルでは省かれがちなイヤホンジャックも備わっており、有線派の人にはうれしいポイント。ただし、Lightning端子は今後のApple製品で採用される可能性が低くなってきているため、周辺機器との互換性を気にする人は、その点をふまえておくとよいでしょう。
中古やAppleの整備済製品を選べば、3万円台で購入できるケースもあります。価格を重視したい人や、iPadをはじめて使う人、子どもの学習用・動画視聴用のサブ機としてもぴったりの選択肢です。
最新のiPadと比べると対応アクセサリはやや限られるものの、ネットや動画、アプリ利用が中心なら大きな不満は出にくいでしょう。価格と実用性を両立したいなら、第9世代のiPadは十分アリですよ。
コスパ重視で迷っているなら、iPad第10世代を選んでおけば間違いありません。高性能でありながら価格とのバランスがよく、はじめての1台としても選びやすいモデルです。
10.9インチのLiquid Retinaディスプレイは2,360×1,640の高解像度。フルディスプレイ仕様でホームボタンがなくなったことで、画面いっぱいに映像が広がり、没入感がぐっと高まります。スピーカーが左右両側に搭載されているため、横向きで動画を観るときは音の広がりも感じられ、臨場感を味わいやすいのも魅力です。
USB-C端子に対応しており、Apple製品以外の機器とも接続しやすくなったのはうれしいポイント。Apple Pencil(USB-C版)にも対応し、使用しないときはマグネットで本体側面に貼り付けておけるため、持ち運びや収納もスムーズです。しかし、Apple Pencil(USB-C)は筆圧検知に対応していません。筆圧の強弱を活かした描写をしたい場合は、Apple Pencil(第1世代)を選び、別途アダプターを用意する必要があります。
入力作業からメモ、イラスト制作まで幅広くこなせる、汎用性の高い1台ですよ。
処理性能は第9世代と比べて約15%向上していますが、原神のような3Dゲームや動画視聴といった日常的な使い方では体感できる差はほとんどないでしょう。
一方、4K/30fps(20分間)の動画を書き出したところ、書き出し時間は第9世代の12分40秒に対し、第10世代では12分32秒と、わずかにスピードアップしていました。重たい作業であれば、処理効率の進化を感じられるかもしれません。
長く快適に使いたい人には、第11世代にあたるiPad(A16)がぴったりです。基本的な構造やデザインは第10世代とほぼ同じですが、中身はしっかり進化しています。
前モデル(第10世代)との主な違いは、チップが「A14 Bionic」から最新の「A16」にアップグレードされたことと、ストレージ容量の選択肢が広がった点です。
処理性能は確かに向上していますが、Web閲覧や動画視聴、SNSなどの日常的な使い方では体感できる差はそこまで大きくありません。実際、4K/30fpsの20分動画を書き出したところ、第11世代は12分29秒、第10世代は12分32秒という結果に。わずか3秒の短縮で、この性能差を実感できる場面は限られてきそうです。
それでも、ストレージが倍であることや、負荷の高い作業にも耐えられるパフォーマンスを考えると、長期的なコスパはかなりよいといえるでしょう。ストレージは128GBから選べるようになり、写真や動画をたっぷり保存しても余裕があります。最大512GBまで用意されているため、数年単位で安心して使いたい人にもぴったりです。
価格面でも、iPad(A16)は魅力があります。Wi-Fiモデルの場合、第10世代の64GBが58,800円だったのに対し、第11世代の128GBも同じ価格。さらに、256GBモデルは第10世代の84,800円から74,800円へと1万円の値下げです。512GBモデルは110,800円とやや高額ですが、大容量を重視する人には十分検討する価値があるでしょう。
iPadの世代やチップがわからない場合は、2025年モデルのように発売年で調べてみるのもよいでしょう。
iPadのストレージは、使い方に合わせて選ぶことが後悔しないコツです。何を保存するのか、どれくらいの頻度で使うのかによって、ちょうどいい容量は変わってきますよ。
ネット閲覧や動画視聴が中心のライトユーザーなら、64GBでも十分。アプリや写真をあまり保存しない人なら、容量不足を感じる場面はほとんどないでしょう。ただし、iPadOSの更新には6GB〜8GB程度の空き容量が必要になるため、ストレージがいっぱいだとアップデートできないことも。長く使うつもりなら、はじめから128GB以上を視野に入れておくとよいでしょう。
一方で、学生やビジネス用途が多い人、ゲームをよくプレイする人なら、128〜256GBがバランスの取れた選択です。資料やPDF、動画教材、複数のアプリを扱っても容量に余裕があり、日常的な使い方にちょうどよいサイズといえます。
動画編集やイラスト制作など、クリエイティブな用途がメインの人には512GB以上がおすすめ。素材データや大容量アプリを多く扱うなら、ストレージに余裕があると作業のストレスも減ります。効率よく使いこなしたい人ほど、大容量を選んでおくと安心ですよ。
iPhone 8の頃に64GBで、iOS更新時に不要なファイルを削除するなど苦労をした経験があります。
iPadには「Wi-Fiモデル」と「Wi-Fi + Cellularモデル」の2種類の通信方法があります。どちらを選ぶかは、普段の使い方や通信環境によって決めるのがおすすめです。
Wi-Fiモデルは本体価格が安く、月々の通信費もかからないことが大きなメリット。自宅や学校、職場などWi-Fiがある場所で使う人にはぴったりです。外出時もスマホのテザリングを活用すれば、必要なときだけネット接続が可能で、コストを抑えながら便利に使えます。
一方、Wi-Fi + CellularモデルはSIMカードやeSIMを使って、いつでもどこでも通信ができるのが魅力。外出先で頻繁にデータ通信を行いたい人や、Wi-Fi環境が不安定な場所で使う機会が多い人に向いています。しかし、月額の通信費がかかる点はあらかじめ考慮しておきたいところです。
商品 | 画像 | おすすめ スコア | 最安価格 | 人気順 | ポイント | 発売時期 | おすすめスコア | 詳細情報 | |||||||||||||||||||||
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動作の快適さ | バッテリー持ちのよさ | 画質のよさ | スピーカー音質のよさ | 熱のこもりにくさ | 総合的な処理性能 | スタイラスペン | グラフィック性能 | キーボード | 高負荷時の温度 | 画面サイズ | 画面解像度 | 幅 | 奥行 | 高さ | 重量 | 画面種類 | Wi-Fi規格 | 最大輝度(公称値) | ストレージ | インターフェース | 連続使用時間 | ||||||||
1 | Apple Japan iPad|A16 256GB | ![]() | 4.69 | 2位 | 高性能と音質が魅力。長時間利用も快適 | 2025/03/12 | 4.90 | 4.63 | 4.45 | 5.00 | 3.69 | 平均1,443,480点 | Apple Pencil 第一世代、Apple Pencil(USB-C) | 平均477,216点 | Magic Keyboard Folio | 平均41.87℃ | 11インチ | 2,360×1,640 | 17.95cm | 0.7cm | 24.86cm | 477g | Liquid Retina | Wi-Fi 6 | 500nit | 128GB、256GB、512GB | USB Type-C | 約5時間44分 | |
2 | Apple Japan iPad|10.9インチ 第10世代 Wi-Fiモデル|MPQ93J/A | ![]() | 4.58 | 6位 | 操作が快適。使いやすさと価格を両立した一台 | 2022/10/26 | 4.84 | 4.53 | 4.45 | 4.50 | 4.06 | 平均1,107,492点 | Apple Pencil 第一世代、Apple Pencil(USB-C) | 平均349,292点 | Magic Keyboard Folio | 平均39.67℃ | 10.9インチ | 2,360×1,640 | 17.95cm | 0.7cm | 24.86cm | 477g | Liquid Retina | Wi-Fi 6 | 500nit | 64GB、256GB | USB Type-C | 約5時間8分 | |
3 | Apple Japan iPad 10.2インチ 第9世代 Wi-Fiモデル|MK2N3J/A | ![]() | 4.43 | 5位 | 快適動作と長時間バッテリー。価格最優先なら選択肢に | 4.71 | 4.59 | 4.40 | 4.00 | 4.00 | 平均958,270点 | Apple Pencil 第一世代 | 平均306,706点 | Smart Keyboard | 平均40.03℃ | 10.2インチ | 2,160×1,620 | 17.41cm | 0.75cm | 25.06cm | 487g | Retina | IEEE802.11ac | 500nit | 64GB、256GB | Lightning、3.5mmヘッドフォンジャック | 約5時間32分 | ||
- | Apple Japan iPad|iPad(第10世代)Wi-Fiモデル 64GB | ![]() | - | 3位 | iPadOS 16のパワフルな新機能搭載 | 2022/10/26 | - | - | - | - | - | Apple Pencil 第一世代 | Magic Keyboard Folio | 10.9インチ | 2360×1640 | 17.95cm | 0.7cm | 24.86cm | 477g | 液晶(IPS) | Wi-Fi6 | 500ニト | 64GB | USB Type-C | 不明 | ||||
- | Apple iPad|第6世代 | ![]() | - | 4位 | A10 Fusionチップを搭載したWi-Fi+Cellularモデル | 2018/03 | - | - | - | - | - | Apple Pencil 第一世代 | Magic Keyboard | 9.7インチ | 2048×1536 | 16.95cm | 0.75cm | 24cm | 478g | 液晶 | Wi-Fi 5 | 32GB | Lightning | 不明 | |||||
- | Apple iPad|第9世代 Wi-Fi 256GB シルバー | ![]() | - | 1位 | 高性能A13チップと256GBストレージの第9世代 | 2021/09 | - | - | - | - | - | 不明 | 不明 | 10.2インチ | フルHD以上 | 17.41cm | 25.06cm | 0.75cm | 487g | 液晶 | Wi-Fi 5 | 500nit | 256GB | Lightning | 不明 | ||||
- | Apple iPad|第8世代 Wi-Fi + Cellular 128GB | ![]() | - | 7位 | A12 Bionicチップ搭載の10.2インチ | 2020/09 | - | - | - | - | - | 不明 | 不明 | 10.2インチ | フルHD以上 | 17.4cm | 25.1cm | 0.75cm | 495g | 液晶 | Wi-Fi 5 | 500nit | 128GB | Lightning | 不明 |
2025/03/12 発売
スタイラスペン | Apple Pencil 第一世代、Apple Pencil(USB-C) |
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キーボード | Magic Keyboard Folio |
ストレージ | 128GB、256GB、512GB |
インターフェース | USB Type-C |
良い
気になる
「iPad A16」は2025年3月発売のモデルで、同社のiPadシリーズにおいてはエントリーモデルに分類されます。第10世代のデザインや基本構造を踏襲しつつも、A16チップ搭載により処理性能が向上し、ストレージは最低容量が128GBからになりました。
動作の快適さの検証では、A16チップ搭載により、総合処理性能は平均1,443,480点、グラフィック性能は平均477,216点と非常に高いスコアを記録。複数回のベンチマークテストでも安定しており、アプリの起動やゲーム操作もスムーズに行えるでしょう。バッテリー持ちは約5時間44分で、動画再生や文書作成、Webブラウジングなどの軽作業であれば、日中は充電なしでも使える水準といえます。
画面性能は、解像度2,360×1,640のディスプレイに、HDR対応・sRGB色域対応のLiquid Retinaパネルを搭載し、最大輝度は500nitでした。色の鮮やかさや明るさも十分で、HDRコンテンツ視聴時の映像表現力にも優れているでしょう。音質は、「声の分離感と棲み分けがしっかりできている」「セリフがかなり聴きやすい」との声が寄せられ、音声メディアの視聴に適しているといえます。
一方、熱のこもりにくさでは、高負荷時の裏面温度が平均41.87℃とやや高めの結果となりました。高負荷作業や長時間の連続使用では熱が気になる場面もあると考えられます。ただし、メールやブラウジングといった通常用途においては、あまり気にならないでしょう。
高い処理性能と音質性能、実用的なバッテリー持ちを備えた「iPad A16」は、性能を重視する人や、1台で幅広い用途に対応したいユーザーにおすすめです。
高負荷時の温度 | 平均41.87℃ |
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画面解像度 | 2,360×1,640 |
幅 | 17.95cm |
奥行 | 0.7cm |
高さ | 24.86cm |
重量 | 477g |
画面種類 | Liquid Retina |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 |
最大輝度(公称値) | 500nit |
連続使用時間 | 約5時間44分 |
2022/10/26 発売
スタイラスペン | Apple Pencil 第一世代、Apple Pencil(USB-C) |
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キーボード | Magic Keyboard Folio |
ストレージ | 64GB、256GB |
インターフェース | USB Type-C |
良い
気になる
「iPad(第10世代)」は2022年10月に発売されたモデルで、同社のiPadシリーズではエントリーモデルに位置づけられます。後継モデルの登場によって価格が下がり、現在は比較的入手しやすいといえるでしょう。性能とコストバランスを重視するユーザーにとって、選択肢に入りやすい1台といえます。
ベンチマークテストでは、総合処理性能は平均1,107,492点、グラフィック性能は平均349,292点と高い数値を記録し、アプリやゲームの使用でも快適に操作できました。リフレッシュレートは60Hzと標準的ですが、動作の安定性も良好。バッテリーは約5時間8分と実用的で、文書作成やWebブラウジング、動画視聴といった軽作業であれば、半日〜1日程度は充電なしで使える水準といえます。
ディスプレイは2,360×1,640の解像度で、HDR・sRGB色域に対応したLiquid Retinaパネルを採用し、最大輝度は500nit。映像の明るさや色再現も良好で、HDRコンテンツも自然な色調で楽しめました。音質面ではモニターから「BGMと声の分離感がしっかりできている」「おおむねクリアで聴きやすい音声」との声が寄せられ、動画視聴やWeb会議での使用にも適していると考えられます。
高負荷時の裏面温度は、平均39.67℃とやや高めの結果で、複数アプリの同時操作や長時間のゲームプレイ時には発熱がやや気になる場面もあるでしょう。ただし、価格を抑えたい人には実用性の高いモデルです。
高負荷時の温度 | 平均39.67℃ |
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画面解像度 | 2,360×1,640 |
幅 | 17.95cm |
奥行 | 0.7cm |
高さ | 24.86cm |
重量 | 477g |
画面種類 | Liquid Retina |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 |
最大輝度(公称値) | 500nit |
連続使用時間 | 約5時間8分 |
スタイラスペン | Apple Pencil 第一世代 |
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キーボード | Smart Keyboard |
ストレージ | 64GB、256GB |
インターフェース | Lightning、3.5mmヘッドフォンジャック |
良い
気になる
「iPad(第9世代)」は2021年9月に発売されたモデルで、同社のiPadシリーズのなかではエントリーモデルとして展開。現行よりも型落ちモデルとなっており、現在は比較的手に取りやすい価格帯で購入しやすくなっています。
動作の快適さの検証では、総合的な処理性能は平均958,270点、グラフィック性能は平均306,706点を記録し、日常使いやアプリ操作、ゲームでもスムーズな動作が得られました。リフレッシュレートは60Hzと標準的ですが、アプリの切り替えやスクロール動作にもたつきはなく、処理性能を重視する人も満足度のいく性能といえます。バッテリー持ちは約5時間32分と長めで、出先や移動中でも安心して使用できる水準でした。
ディスプレイは2,160×1,620の解像度で、HDRとsRGB色域に対応したRetinaパネルを搭載。最大輝度は500nitで、映像や写真を明るく鮮やかに表示でき、日常の動画視聴や学習用途にも適しているでしょう。画質に強くこだわる人にとってはやや物足りませんが、実用面では十分な視認性があるといえます。スピーカー音質は、「声自体は輪郭があり、ある程度聞こえやすいが、BGMやいろいろな人の声が重なると音のバランスが若干崩れる」とのコメントがありました。音質に強いこだわりがない人であれば十分に満足できるレベルです。
熱はこもりやすく、高負荷時の裏面温度が平均40.03℃とやや高めで、熱が気になる場面もありました。動画再生やゲームなど負荷の高い作業を長時間行わない場合であれば、発熱による不快も少なく、日常使いには問題のない仕様といえるでしょう。手頃な価格で基本性能をしっかり備えたモデルを求める人におすすめです。
高負荷時の温度 | 平均40.03℃ |
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画面解像度 | 2,160×1,620 |
幅 | 17.41cm |
奥行 | 0.75cm |
高さ | 25.06cm |
重量 | 487g |
画面種類 | Retina |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11ac |
最大輝度(公称値) | 500nit |
連続使用時間 | 約5時間32分 |
2022/10/26 発売
スタイラスペン | Apple Pencil 第一世代 |
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キーボード | Magic Keyboard Folio |
ストレージ | 64GB |
インターフェース | USB Type-C |
iCloud共有写真ライブラリ・ステージマネージャなど、生産性を向上させたり共同作業したりできるiPadOS 16のパワフルな新機能搭載。第1世代のApple PencilとMagic Keyboard Folioにも対応もしています。バッテリーが長時間もつのも魅力です。
高負荷時の温度 | |
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画面解像度 | 2360×1640 |
幅 | 17.95cm |
奥行 | 0.7cm |
高さ | 24.86cm |
重量 | 477g |
画面種類 | 液晶(IPS) |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi6 |
最大輝度(公称値) | 500ニト |
連続使用時間 | 不明 |
iPad(第10世代)Wi-Fiモデル 64GBをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
2018/03 発売
スタイラスペン | Apple Pencil 第一世代 |
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キーボード | Magic Keyboard |
ストレージ | 32GB |
インターフェース | Lightning |
ストレージ容量32GBの、Apple iPad (第6世代)Wi-Fi+Cellularモデルです。64ビットアーキテクチャ搭載A10 Fusionチップを搭載。絵を描いたり、メモを取ったりできるApple Pencilに対応しています。
高負荷時の温度 | |
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画面解像度 | 2048×1536 |
幅 | 16.95cm |
奥行 | 0.75cm |
高さ | 24cm |
重量 | 478g |
画面種類 | 液晶 |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 5 |
最大輝度(公称値) | |
連続使用時間 | 不明 |
2021/09 発売
スタイラスペン | 不明 |
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キーボード | 不明 |
ストレージ | 256GB |
インターフェース | Lightning |
10.2インチのIPSテクノロジーLEDディスプレイとA13 Bionicチップを搭載した第9世代iPadのWi-Fiモデル整備品です。重量は487gで、厚さは7.5mm。256GBストレージ・1080pHDビデオ撮影・FaceTime HDカメラも魅力です。
高負荷時の温度 | |
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画面解像度 | フルHD以上 |
幅 | 17.41cm |
奥行 | 25.06cm |
高さ | 0.75cm |
重量 | 487g |
画面種類 | 液晶 |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 5 |
最大輝度(公称値) | 500nit |
連続使用時間 | 不明 |
2020/09 発売
スタイラスペン | 不明 |
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キーボード | 不明 |
ストレージ | 128GB |
インターフェース | Lightning |
10.2インチRetinaディスプレイとA12 Bionicチップを搭載した整備済みの第8世代iPadです。Wi-Fiはもちろん、セルラー接続も可能。128GBストレージでApple Pencil第1世代に対応し、1080p HDビデオ撮影もできます。
高負荷時の温度 | |
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画面解像度 | フルHD以上 |
幅 | 17.4cm |
奥行 | 25.1cm |
高さ | 0.75cm |
重量 | 495g |
画面種類 | 液晶 |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 5 |
最大輝度(公称値) | 500nit |
連続使用時間 | 不明 |
マイベストではベストなiPadを「快適に操作でき、長時間使えるうえ、画質・音質にも優れ多用途に対応できる商品」と定義。
ベストな商品を探すために、Appleの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のiPad 3商品を集め、以下の5個のポイントで徹底検証しました。
検証①:動作の快適さ
検証②:バッテリー持ちのよさ
検証③:画質のよさ
検証④:スピーカー音質のよさ
検証⑤:熱のこもりにくさ
今回検証した商品
マイベストでは「資料作成やビデオ会議も快適にこなせ、ビジネス用途に十分対応。Web閲覧や動画視聴もスムーズである」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下のそれぞれの方法のスコアの平均でおすすめ度をスコア化しました。
総合的な処理性能の高さ
ベンチマークソフトであるAnTuTuを使って、処理性能を計測。3回計測を行い、総合スコアの平均値をベンチマークスコアとして評価。2,000,000点以上は最高スコアとし、処理が高速なものほどおすすめとしておすすめ度をスコア化しました。
グラフィック性能の高さ
ベンチマークソフトであるAnTuTuを使って、処理性能を計測。3回計測を行い、GPUスコアの平均値をベンチマークスコアとして評価。100,000以上は最高スコアとし、グラフィック処理に優れたものほどおすすめとしておすすめ度をスコア化しました。
リフレッシュレート
公式サイトに記載されているリフレッシュレートを確認し、120Hz以上は最高スコアとし、操作が滑らかなものほどおすすめとしておすすめ度をスコア化しました。
マイベストでは「外出先での短時間利用では十分バッテリーが持つ」ものをユーザーが満足できる商品とし、その基準を5時間以上と定めて以下の方法で検証を行いました。
YouTubeのプレイリストを作成し、それをバッテリーが切れるまで再生し、それまでの時間をカメラで撮影して計測しました。
8時間以上は最高スコアとし、バッテリー持ちがよいものほどおすすめとしておすすめ度をスコア化しました。
マイベストでは「高解像度・HDR対応のLiquid Retinaディスプレイで映像は鮮明。屋内外問わず快適に楽しめる」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で検証を行いました。
各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
マイベストオーディオ機器担当である原豪士が、以下の方法で各商品の検証を行いました。
「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」と「シティーハンター」を視聴し、スピーカー音質のよさを以下の項目ごとに「とても満足:5」「満足:4」「普通:3」「不満:2」「とても不満:1」の5段階で評価し、その平均点で各商品のおすすめ度をスコア化しました。
マイベストでは「通常の使用ではあまり熱くならず、熱の不快さが作業の妨げになることが少ない」ものをユーザーが満足できる商品とし、その基準を37℃以下と定めて以下の方法で検証を行いました。
1.AnTuTuベンチマークソフトを使用して、高負荷をかける。
2.ベンチマーク実行中、およそ30%の進行時点で、サーモカメラを用いて本体背面の温度を測定する。
3.この測定を3回行い、その平均値を算出する。
35℃以下は最高スコアとし、温度が低いものほどおすすめとしておすすめ度をスコア化しました。
iPadが何年使えるかは、OSのサポートが何年続くかと修理可能かで決まります。
明確には決められてはいませんが、これまでの実績として発売から約6年間は最新のOSを無料でアップデート可能です。2017年春に発売されたiPad第5世代は2023年秋に出たiPadOS 17に対応しなくなり、2018年春に発売されたiPad第6世代が2024年秋に出たiPadOS 18に対応しなくなりました。
最新のOSに対応しなくなったからといって、すぐにiPadが使えなくなるわけではありませんが、iPadOSが更新できなくなるに伴って使用しているアプリが徐々に使用できなくなります。早めに新しいiPadを購入してデータ移行をしておくのがよいでしょう。
また、長く使っていると家の中で丁寧に使っていたとしても劣化や故障はつきもの。iPadにおいてはAppleが販売店への供給を停止した日から、5年以上7年未満の製品は修理可能ですが、7年以上が経過した製品は修理を受けることができなくなるとされています。そのためiPadは6~7年間使用可能といえるでしょう。
1位: Apple Japan|iPad|A16 256GB
2位: Apple Japan|iPad|10.9インチ 第10世代 Wi-Fiモデル|MPQ93J/A
3位: Apple Japan|iPad 10.2インチ 第9世代 Wi-Fiモデル|MK2N3J/A
位: Apple Japan|iPad|iPad(第10世代)Wi-Fiモデル 64GB
位: Apple|iPad|第6世代
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