




「誰でも使える超軽量ドローン」と謳う、DJI Mini 3。インターネット上では「初心者でも扱いやすい」と評判ですが、「風に弱い」「前後左右に障害物センサーがない」といった気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のドローンとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ドローン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

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すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2024年09月までの情報です
DJI Mini 3は、気軽に持ち運べる低価格なドローンがほしい人におすすめです。約249gと軽量なうえに、折りたたむと手のひら程度のコンパクトサイズになります。執筆時点で税込51,920円(※公式サイト参照)と低価格ながら、比較したDJIの上位モデルと同じく自動離着陸・帰還・高度維持機能を搭載。「初心者でも扱いやすい」との口コミどおり、入門用にぴったりです。
耐風性能も公称値で10.7m/sと、比較した上位モデルと同等の設計でした。「風に弱い」との口コミに反し、突風下でも安定して飛行できる性能を備えています。ただし、「前後左右に障害物センサーがない」と口コミで指摘されていたように、センサーは下方のみの搭載です。障害物のある場所での飛行時は、十分注意しましょう。
自動でドローンらしいカットを撮影できる点も魅力。クイックショット機能を搭載しており、高度な動きの撮影もワンタッチで行えます。スマホの画面サイズに合わせた縦向き撮影も可能なので、SNSに投稿したい人にもぴったりですよ。
バッテリー持ちも良好で、1回の充電で約26.4分の飛行が可能です。比較した他社製品は20分未満しか飛行できなかったので、余裕をもって撮影したい人にもよいでしょう。動画撮影時の手ブレを抑えるジンバルを搭載しているだけあり、映像も安定していました。実際に映像を見たモニターからは「映像のブレは気にならない」と好評です。
画質もスマホと比べると不満はないレベルですが、鮮やかさには欠ける印象でした。拡大するとぼやけやにじみがあり、細かなディテールまでは再現できません。小型・軽量・低価格で入門機としてはおすすめですが、画質や障害物回避性能を重視する人は、ほかの機種も検討してみてください。
今回ご紹介するDJI Mini 3は、2022年に発売された軽さが売りのMiniシリーズのドローンです。気軽に持ち出せるコンパクト設計が魅力。約249gと軽量なうえに折りたたみにも対応しており、バッグにサッと入れて持ち運べます。
有効画素数は4,800万画素で、4K動画の撮影も可能です。横にも縦にも撮影できるので、SNS用の撮影にもぴったりですよ。なお、詳細なスペックは以下を参照してください。
販売元のDJIは、中国の最大手民生用ドローンメーカー。日本でドローンを飛ばすうえで必要なリモートID(機体識別情報の発信)機能を内蔵している唯一の企業です。
DJIのドローンは、動画撮影時に発生する手ブレを抑えるジンバルが搭載されているのが特徴。価格や性能の異なる豊富な機種が用意されており、一般向けからプロ向け・産業用まで幅広いドローンを手掛けています。
撮影や編集をサポートする、スマホアプリ「DJI Fly」に対応しているのもうれしいポイントです。さまざまなテンプレートやバックミュージック・特殊効果があるので、簡単に動画を編集できるでしょう。
ソーシャルメディア「SkyPixel」へ直接アクセスし、編集した動画のシェアができるのも魅力です。人気の空撮スポットの検索したり、作品を共有したりと交流を楽しめますよ。
私有地や土地管理者から許可を得た場所では飛行できますが、空港や国会議事堂の付近・人口密集地などでは飛ばすことができません。必ず国土交通省の総合窓口サイトから、ルールやガイドラインを確認しておいてくださいね。(参照:国土交通省)。
DJI製のドローンであれば、登録完了から1年間、エアロエントリー株式会社の無償付帯賠償責任保険への加入が可能です。操作ミスにより人にケガをさせたり、車や建物・建造物を破損してしまったりした場合に保証の対象となります。万が一に備え、飛行前に保険加入を済ませておくと安心ですよ。

DIPSへの機体登録と取得したリモートIDの本体書き込みは法的ルールで必須となっています。ID取得まで数日かかるので、購入後すぐに飛ばすことはできません。
一方で、ドローンを飛ばすのに免許は不要です。無人ドローンで荷物を配送するなど特別な場合を除けば、誰でも飛ばすことができますよ。
今回はDJI Mini 3を含む、ドローンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
展開時のサイズも、幅36.2×奥行25.1×高さ7.2cmとコンパクト。折りたためば幅9×奥行14.8×高さ6.2cmと、手のひらほどの大きさに収納できます。
別売りですが、携帯用のショルダーバッグも購入可能です。予備のバッテリーやプロペラなど複数のアクセサリーがセットになったコンボにもバッグがついているので、気になる人はチェックしてみてください。
初心者でも操作しやすいよう、多彩な機能を搭載しているのも魅力です。
自動帰還機能を搭載しているため、バッテリーが減ると自動的に戻ってきます。操縦者視点で動かせるヘッドレスモードやGPS、離着陸機能・高度維持機能も搭載されていました。比較したDJIの商品はいずれも簡単に操作できる機能が揃っており、本商品も例外ではありません。
アプリで設定・操作の説明動画が視聴できるのも便利な点です。飛行可能エリアの確認もできるため、はじめてでも使いやすいですよ。「初心者でも扱いやすい」と口コミでも評判だったように、入門機にぴったりです。
ただし、障害物センサーは下方にしかありません。「前後左右に障害物センサーがない」と口コミにあったように、全方位にセンサーがある上位モデルよりは衝突のリスクが高いといえます。木々や岩などの近くで飛行する際は、ぶつからないよう十分注意してください。

たとえば、ノーズインサークル(被写体の周囲をぐるっと回りながら撮影する)をする際、サークルの半径が大きすぎると近くの木に接近してしまう場合があります。自動・手動に関わらず、障害物への接近を感知できずにぶつかるリスクがあるでしょう。
初心者でもより簡単に事故のリスクが低い状態で飛行させたいなら、障害物検知センサーが左右にもついている上位モデルを検討してください。

ただし、ドローンは5m/s以下での飛行が推奨されているため、ルールに則り使用する分には、どの機種でも十分に対応できるでしょう。
撮影した映像はなめらかでした。実際に映像を見たモニターからは、「安定した映像」と好評です。シーンによっては少しカクカクする場合はあるものの、ドローンの飛行時の揺れがカメラに伝わる感覚はありません。
動画撮影時に発生する手ブレを効果的に打ち消す、3軸メカニカルジンバルを搭載しているのがポイント。比較した他社製品にはジンバルが非搭載のものもありましたが、こちらは安定感があるので映画のような映像を撮影しやすいでしょう。
本格的な空撮を楽しみたいなら、別売りの3850mAhと大容量のインテリジェント フライトバッテリー Plusを買うのもおすすめです。こちらは約44分も飛行できるので、予備で用意しておくと便利ですよ。

自動追尾機能はありませんが、風景や建造物の空撮など、シンプルな動きであれば十分対応できます。一方、土手を歩く人物を一定の距離で追跡し続けるような撮影は、手動での操作が必要なので難しいでしょう。
自然な色合いながら、彩度が低い点も気になります。モニターからは「鮮やかさに欠ける」「少し暗く感じる」との声が寄せられました。
| 飛行時間(公称値) | 38分(インテリジェント フライトバッテリー使用時) |
|---|---|
| 重量 | 248g |
| FPV対応 | |
| 自動追尾機能 | |
| 動画解像度 | 4K、フルHD |
| 手振れ補正機能 |
| 最大飛行高度 | 不明 |
|---|---|
| 充電時間 | 64分 |
| 最大飛行距離 | 6,000m |
| 最大耐風性能 | 10.7m/秒 |
| 幅 | 36.2cm(展開時・プロペラあり)/9.0cm(折りたたみ時・プロペラなし) |
| 奥行 | 25.1cm(展開時・プロペラあり)/14.8cm(折りたたみ時・プロペラなし) |
| 高さ | 7.2cm(展開時・プロペラあり)/6.2cm(折りたたみ時・プロペラなし) |
| カメラ搭載 | |
| センサーサイズ | 1/1.3型 |
| 有効画素数 | 4,800万画素 |
| 焦点距離 | 24mm(35mm判換算) |
| RAW撮影可能 | |
| 対応OS | IOS・Android |
| 使用周波数 | 2.4Hz |
| 最大フレームレート | 60fps |
| 写真解像度 | 8064×6048 |
| 自動帰還機能 | |
| 接続方法 | 無線 |
| ジェスチャーコントロール | |
| 対応メモリーカードの種類 | microSD |
| パノラマ撮影対応 | |
| 4Kスローモーション撮影対応 | |
| 折りたたみ可能 | |
| 高度維持機能 | |
| 障害物検知の方向 | 下方検知 |
| ワンキー操作可能 | |
| 技適マークあり | |
| 内蔵ストレージあり | |
| リモートID機能内蔵 | |
| 無償付帯賠償責任保険加入可能 | |
| LEDライト付き |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
ここでは、障害物を避けやすく画質もよい商品をご紹介します。DJI Mini 3の気になった点をカバーできるので、あわせて検討してくださいね。
ミラーレス一眼並みの高画質も魅力です。手ブレが少なく、拡大しても遠景の細部までしっかりシャープに再現できていました。色も鮮やかで、自然な映像が撮影できます。
全方向に障害物センサーを搭載しており、衝突事故を回避しやすいため、初心者にもおすすめです。耐風性能も12m/sと高水準で、風の影響を受けにくいですよ。被写体追従機能を搭載しているので、映画のような映像も簡単に撮影できます。
値段は約15万円ほど(※執筆時点)と高額なだけあり、飛行性能・画質・バッテリーすべてが高性能でした。
耐風性能は10.7m/sと十分で、風が強くても流されることはありません。障害物センサーは、前方・後方・下方の3か所に搭載しており、狭い空間でなければ墜落のリスクは少ないでしょう。
DJI Mini 3は、公式オンラインストアで購入できます。執筆時点の価格は税込51,920円です。Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトでも販売されているため、ポイントを貯めたい人はチェックしてみてくださいね。
なお、公式サイトでは、ディスプレイ一体型の送信機が付属する「DJI Mini 3 Fly Moreコンボ 」や、さらにショルダーバッグがセットになった「DJI Mini 3 Fly Moreコンボ Plus」も販売されています。そのほかの純正アクセサリーも一緒に購入できるので、必要なものはあわせて買うとよいでしょう。
| 飛行時間(公称値) | 46分 |
|---|---|
| 重量 | 895g |
| FPV対応 | |
| 自動追尾機能 | |
| 動画解像度 | 5.1K、4K、フルHD |
| 手振れ補正機能 |
| 最大飛行高度 | 不明 |
|---|---|
| 充電時間 | 約96分 |
| 最大飛行距離 | 8,000m |
| 最大耐風性能 | 12m/秒 |
| 幅 | 28.3cm(展開時・プロペラなし)/9.63cm(折りたたみ時・プロペラなし) |
| 奥行 | 34.75cm(展開時・プロペラなし)/22.1cm(折りたたみ時・プロペラなし) |
| 高さ | 10.77cm(展開時・プロペラなし)/9.03cm(折りたたみ時・プロペラなし) |
| カメラ搭載 | |
| センサーサイズ | 4/3型 |
| 有効画素数 | 2,000万画素 |
| 焦点距離 | 24mm(35mm判換算) |
| RAW撮影可能 | |
| 対応OS | iOS 11.0以降/Android 6.0以降 |
| 使用周波数 | 2.4Hz |
| 最大フレームレート | 200fps |
| 写真解像度 | 5280×3956 |
| 自動帰還機能 | |
| 接続方法 | 無線 |
| ジェスチャーコントロール | |
| 対応メモリーカードの種類 | microSD |
| パノラマ撮影対応 | |
| 4Kスローモーション撮影対応 | |
| 折りたたみ可能 | |
| 高度維持機能 | |
| 障害物検知の方向 | 全方向検知 |
| ワンキー操作可能 | |
| 技適マークあり | |
| 内蔵ストレージあり | |
| リモートID機能内蔵 | |
| 無償付帯賠償責任保険加入可能 | |
| LEDライト付き |
DJI Mavic 3 Classicをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
| 飛行時間(公称値) | 最大34分 |
|---|---|
| 重量 | 249g |
| FPV対応 | |
| 自動追尾機能 | |
| 動画解像度 | 4K、フルHD |
| 手振れ補正機能 |
| 最大飛行高度 | 不明 |
|---|---|
| 充電時間 | 64分 |
| 最大飛行距離 | 8,000m |
| 最大耐風性能 | 10.7m/s |
| 幅 | 36.2cm(展開時・プロペラあり)/9.0cm(折りたたんだ状態) |
| 奥行 | 25.1cm(展開時・プロペラあり)/14.5cm(折りたたんだ状態) |
| 高さ | 7.0cm(展開時・プロペラあり)/6.2cm(折りたたんだ状態) |
| カメラ搭載 | |
| センサーサイズ | 1/1.3型 |
| 有効画素数 | 4,800万画素 |
| 焦点距離 | 24mm(35mm判換算) |
| RAW撮影可能 | |
| 対応OS | iOS 11.0以降/Android 6.0以降 |
| 使用周波数 | 2.4Hz |
| 最大フレームレート | 60fps |
| 写真解像度 | 8064×6048 |
| 自動帰還機能 | |
| 接続方法 | 無線 |
| ジェスチャーコントロール | |
| 対応メモリーカードの種類 | microSD |
| パノラマ撮影対応 | |
| 4Kスローモーション撮影対応 | |
| 折りたたみ可能 | |
| 高度維持機能 | |
| 障害物検知の方向 | 前後・上下方向検知 |
| ワンキー操作可能 | |
| 技適マークあり | |
| 内蔵ストレージあり | |
| リモートID機能内蔵 | |
| 無償付帯賠償責任保険加入可能 | |
| LEDライト付き |
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