お得にスマホを利用できるといわれるドコモと、ドコモの格安プランであるahamo。しかし、ドコモとahamoのどちらがお得なのかや、それぞれを利用することのメリットがわからない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ドコモとahamoの料金やメリット・デメリットを解説します。ドコモとahamoを比較検討する際の参考にしてみてくださいね。
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
ドコモとahamoの基本料金を比べるとahamoがお得です。同等のデータ容量でahamoとドコモの基本料金を比較しましょう。
ahamoの料金プランには、30GBで2,970円の「ahamo」と、110GBで4,950円の「ahamo大盛り」があります。
ドコモは、1GB〜無制限の「eximo」の場合、1GBまでは4,565円、3GBを超えると5,665円、3GB以上は無制限で使えて7,315円です。
また、利用可能データ容量を超えた場合に1GBを追加するオプション料金は、ahamoが1GBあたり550円(税込)であるのに対し、ドコモは1GBあたり1,100円(税込)必要です。
基本料金やオプション料金を比べると、ahamoのほうがお得といえるでしょう。
ここでは、基本料金以外のahamoとドコモのギガプランの違いにフォーカスを当てて細かく解説します。
ドコモとahamoの通話料金の違いを確認しましょう。
ドコモのプランは家族間通話が無料ですが、家族以外への通話は30秒あたり22円(税込)かかります。通話オプションの料金は、国内通話が無料になる「かけ放題オプション」が1,870円(税込)、国内通話が5分以内無料になる「5分通話無料オプション」が770円(税込)です。
ahamoは、5分以内の無料通話(国内)が基本料金に含まれており、国内通話がかけ放題になる「かけ放題オプション」を1,100円(税込)でつけることもできます。
家族間通話が多い人はドコモのギガプランのほうがお得でしょう。一方で、ahamoは5分以内の国内通話が無料なうえに、かけ放題オプションを1,100円で利用可能なので、家族以外とも電話する場合は、ahamoのほうが割安になるケースが多いといえます。
ドコモとahamoの各種割引の違いを確認しましょう。ドコモにはさまざまな割引や特典があり、適用されれば利用料金が安くなったり、ポイントが進呈されたりします。
ドコモの代表的な割引・特典は以下のとおりです。
ドコモのギガプランの場合、割引や特典はすべて適用されますが、ahamoの場合、ファミリー割引しか適用されません。ahamoかドコモのプランで迷っている人は、適用される割引を加味したうえで利用を判断しましょう。
ドコモとahamoの申込み窓口や相談窓口、故障サポートの違いを紹介します。
ahamoは、申込みや問題が発生したときの対応などをオンライン上で行うのが基本です。ドコモショップで、ahamoの申込みや各種手続き時のサポート対応をしてもらえますが、1回につき3,300円(税込)を支払う必要があります。
ドコモは申し込み窓口や相談窓口が、ドコモショップ・量販店・オンライン・電話と幅広いのが特徴です。手厚いサポートを受けたい人や、オンライン手続きに自信がない人には、ドコモのプランが合っているでしょう。
なお、故障時のサポートについては、ahamoの場合もドコモショップの店頭で対応してもらえます。
ドコモとahamoでは、支払い方法に違いがあります。
ドコモのギガプランの場合、クレジットカード・口座振替・請求書・インターネットバンキングから支払い方法の選択が可能です。一方ahamoでは、口座振替またはクレジットカードの2種類から選択します。
請求書払いやインターネットバンキング払いを利用したい場合は、ドコモを利用しましょう。
ドコモとahamoでは契約対象者が異なります。
ドコモが中学生以上の個人・法人が契約できるのに対し、ahamoは成年(18歳)に達した個人しか契約できません。
ただし、18歳未満でも親権者名義で契約し、18歳未満の人を利用者登録することは可能です。利用者登録とは、契約者とは別に、実際に携帯電話を利用している未成年の家族を利用者として登録する制度のことをいいます。
18歳未満でahamoを利用したい場合は、利用者登録を検討しましょう。
これまで紹介した以外に、ドコモとahamoでは利用できるサービスに細かな違いがあります。
例えば、ドコモで利用できる「キャリアメール」や「留守番電話サービス」などがahamoでは利用できないことです。
ドコモでは「@docomo.ne.jp」というキャリアメールが使えますが、ahamoにはキャリアメールがないため、Gmailなどのフリーメールを利用する必要があります。
また、ahamoでは留守番電話サービスも利用できないため、留守番電話を使う機会が多い人は、ahamoの利用はおすすめできません。
ここでは、ahamoを利用するメリット・デメリットを解説します。
ahamoを利用するメリットは、月30GBで月額2,970円と基本料金が安いことです。
月額料金の安さに加え、国内通話が5分以内無料、海外でのデータ通信が30GBまで無料など、うれしい特典もあります。
月30GBのahamoプランに、国内通話がかけ放題となる「かけ放題オプション」1,100円をつけた場合でも4,070円と格安で、とにかく基本料金を安くしたい人にはahamoがおすすめです。
デメリットには、店舗でのサポートを受けるにはお金がかかってしまうことがあげられます。
ahamoは、申込みや利用開始後の各種手続きをオンライン上で行うのが基本です。ドコモショップで申込み時や各種手続き時のサポート対応をしてもらえますが、1回につき3,300円かかります。
店頭でのサポートにはお金がかかってしまいますが、オンライン上のサポートで問題ない人にとっては、デメリットとまではいえないでしょう。店頭でのサポートが必要か不要かで判断することが大切です。
ここでは、ドコモのプランを利用するメリット・デメリットを解説します。
ドコモのギガプランを利用するメリットは、割引やサポートが充実していることです。
ドコモのeximoは月額料金7,315円ですが、各種割引が適用されれば、通常よりも安く利用できます。
一例として、家族3人でeximoを契約しており、携帯電話とセットで「ドコモ光」を契約、支払いをdカードにしている場合の1人あたりの月額料金を確認しましょう。
この場合、家族3回線以上がドコモの場合の、ファミリー割引(-1,100円)、ドコモのインターネット「ドコモ光」の契約で適用される、ドコモ光セット割(-1,100円)、利用代金をdカード払いにすることで適用される、dカードお支払い割(-187円)の3つの割引が適用され、1人あたりの月額料金は、4,928円になります。
1人当たり2,387円(税込)の割引のため、家族3人でひと月あたり7,161円(税込)月額料金を抑えることが可能です。適用される割引が多い人ほどドコモのプランをお得に利用できるでしょう。
また、ドコモはサポートも充実しています。トラブルが起こったときや、わからないことがあるときなどに、ドコモショップ・量販店・オンライン・電話で無料サポートが受けられます。端末の操作などに不安がある人にとって、ドコモの手厚いサポート体制は心強いでしょう。
しかし、各種割引が適用されないので、店頭でのサポートを必要としない人にとっては、メリットと感じにくいかもしれません。
毎月のデータ通信量が1GB程度の場合、従量課金制の「5Gギガライト」の1GBまでが3,465円(税込)と割安ですが、データ通信量が増えるごとに、1GBを超え3GBまでが4,565円(税込)、3GBを超え5GBまでが5,665円(税込)と基本料金が上がっていきます。
さらに、かけ放題オプションなどをつけると、月額料金はどんどん高くなってしまうため注意が必要です。
ドコモは、基本料金に対して各種割引が適用される場合もありますが、月々のデータ容量が30GB以下の場合、基本料金や通話オプションがドコモよりも安いahamoのほうがお得になるケースが多いでしょう。
ドコモのギガプランにはさまざまな割引があるものの、ahamoの基本料金と比べるとやはり割高といえます。ドコモのギガプランには、データ容量が無制限であるメリットがありますが、そこまでのデータ容量が必要なく、店頭でのサポートも必要ないという人にはahamoがおすすめです。
ここまで、ドコモ・ahamoのそれぞれが、割引やデータ通信量などの条件によって安く利用できることを紹介しました。スマホの月額料金を安くしたい人は、ほかの格安SIMとも比較検討してみましょう。
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