
イヤホンで「耳が痛い」原因と対策を徹底解説!
日常的にイヤホンを使っていると、耳が痛いと感じる人は多いのではないでしょうか。イヤホンを使うたびに痛みを感じると、仕事や趣味に集中できず困りますよね。そのまま放っておいてもよいのか、病院に行く必要があるのかも気になるところです。
そこで今回は、イヤホンを装着していて耳が痛いと感じる原因を解説します。予防方法や耳が痛くなりにくいイヤホンなども紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
オープンイヤーイヤホンおすすめTOP5
耳が痛いなら外耳炎の可能性がある

イヤホンをしていて耳が痛いときは、外耳炎かもしれません。外耳炎は、耳の入り口から鼓膜までの管(外耳道)にできた傷に、菌が入ることで起こります。耳の穴を塞いで装着するイヤホンは、菌が繁殖しやすい高温多湿な環境を作りやすいため、外耳道に傷ができると外耳炎になる危険性があるので注意が必要です。
とくにカナル型イヤホンのように、耳の奥まで差し込むものは注意しましょう。装着時に外耳道に傷ができやすいので、外耳炎につながる可能性があります。
イヤホンだけではなく、耳掃除のしすぎも原因のひとつです。綿棒などで頻繁に耳の中をいじると、皮膚を傷つけて、炎症のリスクが高まります。
症状が悪化すると耳に痒みや閉塞感が起こる場合がある

外耳炎は耳の痛みのほかにも、以下のような症状が起こります。
<外耳炎の症状>
- かゆみ
- 耳垂れ
- 耳閉感
- 耳鳴り
- 難聴
耳垂れとは、耳から悪臭を放つ膿や分泌液が出ることをいい、耳のニオイの原因になります。外耳炎に腫れや膿があると難聴の原因にもなるので、症状に気づいたら早めに耳鼻科を受診しましょう。
外耳炎の治療は原因菌によって異なる
外耳炎の治療は、原因となる菌の種類によって治療法が異なります。原因菌には細菌性と真菌性があり、治療方法はそれぞれ以下のとおりです。
<治療方法>
- 細菌性:抗生剤を使って治療
- 真菌(カビ)性:抗生剤が効かないので、抗真菌薬を使って治療
原因菌に関係なく、治療前には外耳道に溜まった膿や耳垂れによる分泌液などを拭き取り、清潔にしなければいけません。基本的に点耳薬や軟膏を患部に塗って経過を見ますが、炎症の範囲が広い場合や、外耳道湿疹を併発している場合は内服薬も処方されます。
外耳炎は、患部に触れると症状が悪化する可能性があるので注意が必要です。軽度であれば耳をいじらず、外耳道を乾燥状態に保つだけで自然治癒する場合もあります。外耳炎の可能性が疑われるときは、イヤホンや耳かきの使用をやめ、プールやお風呂で水の中に潜るのも避けるようにしましょう。
外耳炎予防にはオープンイヤー型や骨伝導イヤホンがおすすめ
使っているイヤホンの種類を変えることも、外耳炎の予防になります。なかでもおすすめは、オープンイヤー型イヤホンや骨伝導イヤホンです。
音楽を楽しみたいならオープンイヤー型イヤホンがおすすめ

音楽を楽しみたいなら、オープンイヤー型のイヤホンがおすすめです。
オープンイヤー型とは、耳の穴を完全に塞がない形状のイヤホンのこと。外耳道に傷ができる心配が少なく、菌が繁殖しやすい高温多湿な環境にもなりにくいため、耳への負担を抑えつつ使用できます。
骨伝導イヤホンも耳穴は塞ぎませんが、幅広い音域をクリアに聞きたいならオープンイヤー型がよいでしょう。実際にオープンイヤー型のイヤホンで楽曲を聞いたところ、とくに2万円を超えるオーディオメーカーの商品は音質がよい傾向がありました。
<音質の評価が高いオープンイヤー型イヤホン>
- Nothing Ear (open)|芯のある低音が楽曲全体を支えている
- Shokz OPEN DOTS ONE|自然な広がりのあるサウンドで、高音の抜けがよい
- BOSE Ultra Open Earbuds|カナル型に匹敵する迫力ある低音が魅力
構造上どうしても音漏れは避けられませんが、実際に漏れた音を騒音計で測定したところ、多くの商品は周囲に気付かれにくい5dB以下でした。なかには10dBを超え、曲の歌詞がはっきり聞こえる商品もあったので、静かな場所で使用するときは音漏れに注意しましょう。
耳穴を塞がないため、装着時の圧迫感も少ないですよ。実際モニターが30分間使用しましたが、痛みを感じた人はほとんどいませんでした。イヤーカフ型だと挟み込む部分に痛みを感じる場合があるものの、耳掛け型なら痛みを感じることなく、運動時でも使えるほどフィット感に優れています。
オープンイヤー型イヤホンの検証結果をくわしく確認したい人は、下記コンテンツもチェックしてみてくださいね。
骨伝導イヤホンは外耳炎を発症中でも使える

外耳炎を発症していても音楽を楽しみたいなら、骨伝導イヤホンを選びましょう。
骨伝導イヤホンとは、骨を振動させて内耳に音を伝える構造のイヤホンのこと。耳穴を塞がないため、外耳炎の治療中でも患部に触れずに音を楽しめます。はじめて使う人は振動に違和感を覚えるかもしれませんが、難聴のリスクも低いアイテムです。鼓膜の負担が少ないので、難聴予防としてもよいでしょう。
骨伝導イヤホンのデメリットは、低音のボリューム不足や解像度の低さです。オープンイヤー型ほどクリアには聞こえないため、音楽を聞くよりも通話やラジオを聴取するほうが向いています。とはいえ、なかには音質がよい商品もあります。実際に骨伝導イヤホンで音楽を聞いたところ、Shokzのモデルは音楽鑑賞用としても満足度は高めでした。
<音質の評価が高い骨伝導イヤホン>
- Shokz OpenRun Pro 2|低音が洗練されており、ボーカルの歌声も再現力に優れている
- Shokz OpenRun Pro|体に響くような低音で、ボーカルの歌声にも厚みがある
- Shokz OpenComm2|低音は少し控えめだが、クリアで芯のあるサウンド
Shokzの商品は騒音下でも聞こえやすい傾向があったので、電車内やジムなど雑音が多い場所で聞きたい人にもおすすめです。骨伝導イヤホンはオープンイヤー型より音漏れしやすい構造ですが、上記3商品は周囲に曲の歌詞が伝わるほどの音漏れはしませんでした。装着時の圧も感じにくく、運動中も快適に使えるでしょう。
骨伝導イヤホンが気になる人は、以下コンテンツでくわしく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
ヘッドホンに変えるのもひとつの手

ヘッドホンに変えることも、外耳炎予防として効果的です。耳に被せて装着するので、外耳道への刺激が避けられます。
おすすめは、本体重量が250g以下のオーバーイヤータイプです。軽いうえに耳全体を覆うような構造なので、耳に乗せて装着するオンイヤータイプよりも耳自体が痛くなりにくいですよ。さらにソフトフィットレザー素材のイヤーパッドを使用した商品なら、耳への圧力を軽減できます。
高音質なヘッドホンを選べば、映画館のような音響で楽曲の世界観にも入り込みやすいですよ。実際にマイベストのオーディオ担当者が音楽を聞いたところ、臨場感のある音を楽しめる商品が多数ありました。
<音質の評価が高いヘッドホン>
- SENNHEISER MOMENTUM 4 Wireless|低位感に優れており、声や楽器の質感の再現性も高い
- Shure AONIC 50 GEN2|各音域のバランスがよく、音の広がりや輪郭もしっかりしている
- audio-technica ATH-M50xBT2|音場が広く音が正確に聞こえ、余韻も味わえる
ノイズキャンセリング機能付きの商品なら、雑音が多い場所でも音楽に集中しやすいですよ。おすすめのヘッドホンは、下記コンテンツでチェックしてみてくださいね。
イヤホンの長時間使用は難聴の原因にもなる

イヤホンは外耳炎だけではなく、長時間使用すると鼓膜にも負担がかかり、難聴になるリスクがあります。以下コンテンツで難聴にならないための予防法を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
オープンイヤーイヤホンおすすめTOP5
