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SHURE AONIC 50 GEN 2を徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?

プレミアムな音楽体験ができると謳うノイズキャンセリングヘッドホン、SHURE AONIC 50 GEN 2。「クリアな音質で音に深みがある」と評判です。その一方、「側圧がやや強い」「ノイズキャンセリングが弱い」と気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?


今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。


  • ノイズキャンセリング性能の高さ
  • 音質のよさ
  • 装着の快適さ
  • 機能の豊富さ
  • 操作のしやすさ
  • 連続再生時間の長さ
  • 理想の音への近づけやすさ

さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のノイズキャンセリングヘッドホンとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ノイズキャンセリングヘッドホン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

2025年06月02日更新
原豪士(Goshi Hara)
ガイド
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)

オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて、オーディオ機器を提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。

原豪士(Goshi Hara)のプロフィール
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マイベストが行っています

自社施設

目次

【結論】没入感のある音を体験したい人に。原音の再現性に優れたクリアなサウンド

音質のよさ No.1

Shure
AONIC 50 GEN2SBH50G2-BK-J

2023/09/29 発売

48,800円

AONIC 50 GEN2

おすすめスコア

4.49
6位 / 16商品中
  • ノイズキャンセリング性能の高さ

    4.27
  • |
  • 音質のよさ

    5.00
  • |
  • 使い勝手のよさ

    4.60
  • |
  • 連続再生時間の長さ

    4.13
  • |
  • 装着の快適さ

    4.08
  • |
  • カスタマイズ性能の豊富さ

    4.44
  • |
  • マイク性能の高さ

    4.35
装着方式オーバーイヤー
重量341g
連続再生時間45時間
タイムセール

良い

  • とてもバランスが取れた音質で伸びもよく、スピーカーのような鳴り方
  • ノイキャンの段階を自分で調節できる
  • イヤーカップが深く、装着していて疲れにくい

気になる

  • パーソナライズ機能が非搭載

SHURE AONIC 50 GEN 2は、音質にとことんこだわりたい人におすすめです。比較したなかでも音質はトップクラスに優れており、高解像で臨場感あるサウンドを楽しめました。低音から高音までバランスよく、原音を忠実に再現できます。視聴したモニターからは「ほかのヘッドホンで聴こえなかった楽器のニュアンスまで伝わる」「その場で実際に聴いているような感覚」と絶賛の声が相次ぎました。

空間オーディオに対応し、音のカスタマイズ性も高いため、理想の音を追求できます。自由調節型のイコライザーでは、周波数・ゲイン・帯域幅などを細かく調節可能。比較した商品内でも調整幅・項目数はずば抜けていました。有線接続は3.5mmとType-Cに対応しており、ハイレゾなどより高音質なサウンドを楽しめます。

バッテリーの持ちがよく、充電の手間を軽減できるのも利点です。比較したなかには連続再生時間が30時間以下の商品もあるなか、最大45時間使えます。2台の端末と同時に接続でき、通話も可能なため、PCで音楽を聴きつつスマホの電話に応対することも可能です。基本操作は本体のボタンで行え、利便性にも優れています。


しかしタッチ操作や着脱検知に非対応なのは惜しいところ。口コミで指摘されていたとおりノイズキャンセリングが弱いため、騒音の多い場所には不向きでしょう。電車の走行音は11~16dB程度しか軽減できず、立ち上がりの速いクラップ音やパトカーのサイレンのような高音もあまりカットできませんでした。

価格はECサイトにて5万円台(※執筆時点)と高価ながら、音質は非常に優れているため、音楽の世界に没入したい人にはうってつけです。しかし装着感はいまひとつ。口コミで指摘されていた側圧に加えて、重さ・蒸れが気になりやすい形状です。長時間快適に装着したい人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね!

マイベストが選ぶおすすめはこちら!各検証No.1アイテムをご紹介

実際にSHURE AONIC 50 GEN 2と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイノイズキャンセリングヘッドホンと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!


SHURE AONIC 50 GEN 2の装着感やノイズキャンセリングの弱さが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!

ベストバイ ノイズキャンセリングヘッドホン
ノイズキャンセリング性能の高さ No.1

BOSE

QuietComfort Ultra Headphones
4.62
(1/16商品)
QuietComfort Ultra Headphones

ノイキャン性能の高さが魅力。イヤーパッドも柔らかい

使い勝手のよさ No.1
マイク性能の高さ No.1

ハーマンインターナショナル

JBLワイヤレスヘッドホン TOUR ONE M2
4.60
(2/16商品)
ワイヤレスヘッドホン TOUR ONE M2

マイク・ノイキャン性能を求めるならこれ。音質や使い勝手も申し分なし

連続再生時間の長さ No.1

Earfun

Wave Pro
4.44
(8/16商品)
Wave Pro

コスパ重視の人に。低価格帯でありながら悪くない性能

装着の快適さ No.1

ソニー

SONYワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセットWH-CH720N
4.24
(12/16商品)
ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット

頭・首への負担が少ない軽さ。長時間使えて高速充電にも対応

SHURE AONIC 50 GEN 2とは?

SHURE AONIC 50 GEN 2とは?
SHUREは、音楽スタジオやステージ用の機器を取り扱うメーカーです。今回ご紹介するAONIC 50 GEN 2は、独自に設計した50mmダイナミックドライバーを搭載するノイズキャンセリングヘッドホン。聴くだけでなく、音の広がりなどまで感じられ、最高のオーディオ体験を楽しめると謳っています。

ハイブリッド・アクティブノイズキャンセリングを搭載しているのも特筆すべきところ。周囲の騒音を効果的に除去し、自然に音楽の世界に没入できるとしています。空間オーディオにも対応しており、音楽・シネマ・ポッドキャストの3つのモードを選択可能です。

カラー展開は、ブラック1色のみ。スタイリッシュなデザインは、ファッションとしても魅力的です。キャリングケースが同梱されていますが、ケースはやや横幅があるため、一般的な肩掛けバッグに入れると少しかさばるかもしれません。


  1. 発売日|2023年9月
  2. ドライバー口径|50mm
  3. 周波数帯域|20~22,000Hz
  4. Bluetooth規格|Bluetooth 5
  5. 対応コーデック|aptX・aptX HD・aptX Adaptive・aptX Voice・AAC・SBC・LDAC
  6. 付属品|プレミアムジッパー付きキャリングケース・USB Type-C to USB Type-Aケーブル・アナログオーディオケーブル(3.5mm)

初代「AONIC 50」との違いは?進化したポイントをチェック

初代「AONIC 50」との違いは?進化したポイントをチェック
出典:amazon.co.jp

AONIC 50 GEN 2と初代のAONIC 50の大きな違いの1つは、ノイズキャンセリング機能の向上です。アジャスタブル・ノイズキャンセリングからハイブリッド・アクティブノイズキャンセリングに進化し、モードは2段階から4段階(弱・標準・最大・MaxAware)に増えました。

Snapdragon Soundを搭載しており、aptX Adaptive・aptX Voiceなど対応コーデックも豊富です。また、新たに空間オーディオ技術を搭載した点にも注目。独自開発のアルゴリズムを採用し、自然で広がりのある音楽空間を再現したとしています。連続再生時間は最大20時間から最大45時間に倍増しました。

原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)

AONIC 50 GEN 2のほうが音質・バッテリーが向上し、音のカスタマイズも可能なうえに、ノイキャンを4段階から選べるようになっています。空間オーディオ機能も追加され、機能的な面も音質的な面も優れているので、総合的にAONIC 50 GEN 2がおすすめです。

検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説!

検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説!

今回はSHURE AONIC 50 GEN 2を含む、人気のノイズキャンセリングヘッドホンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。

具体的な検証内容は以下のとおりです。


  1. ノイズキャンセリング性能の高さ
  2. 音質のよさ
  3. 装着の快適さ
  4. 機能の豊富さ
  5. 操作のしやすさ
  6. 連続再生時間の長さ
  7. 理想の音への近づけやすさ

SHURE AONIC 50 GEN 2のよい点は6つ!

人気のノイズキャンセリングヘッドホンを比較検証したところ、SHURE AONIC 50 GEN 2には6つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。

生音のようなリアルさを楽しみたい人に。原音の再現性に優れ、音のバランスもよい

生音のようなリアルさを楽しみたい人に。原音の再現性に優れ、音のバランスもよい
各音域のバランスがよく、音質は比較したなかでもトップクラスです。とくに高音域は原音に忠実で、トランペットやパーカッションの細かなニュアンス・響き・余韻まで自然に再現できます。実際に視聴したモニターからは「非常にきれいな高音」と評価されました。

低音は厚みがあります比較した一部商品では埋もれがちだったベースラインがしっかり聴こえつつも、ほかの音域を邪魔しません。モニターからは「ほどよい厚みを持った低音が安定して楽しめる」と好評でした。


中音域は際立つほどではありませんが、クリアな音質です。繊細かつ音の厚みもあり、歌声の細かな抑揚や息遣いが聴こえました。「ボーカルの個性を楽しめる」「バランスがとてもよくオールラウンダー型に感じた」とプラスの意見が多く寄せられています。

低音・中音・高音のモニターレビューまとめ

以下では低音・中音・高音に対するモニターコメントをそれぞれまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。


低音・中音・高音についてのモニターコメント

  1. 「低音はとてもよいバランスの迫力がある。圧が強すぎず、聴こえやすい。とくにベースが上質に鳴っていて、心地よい。きれいにほかの帯域とセパレートされているが、まとまりもあって音の旨みを引き立たせている」
  2. 「中音は低音高音のなかでも埋もれずにはっきりしている。クリアかつ正確にボーカルの音が聴こえた。抑揚などの細かな表現もよく表現されていた。楽器の音も忠実に再現されていて迫力があった。音の厚みや感じ方も満足」
  3. 「高音は非常にきれい。スパーンと伸びる高音やシンセの響き、空間を揺らすようなニュアンスの細かな表現、金物の響きや微細なパーカッションまで細やかに拾っていて、かつ破綻せずに鳴らし切っている」
コメントは一部抜粋

高解像でクリアなサウンド。臨場感もあり、音に包み込まれるような感覚

高解像でクリアなサウンド。臨場感もあり、音に包み込まれるような感覚
解像度は非常に高く、1音ずつ鮮明に聴こえます。音が重なる場所も潰れず聴こえ、モニターからは「比較したほかのヘッドホンでは聴こえなかったような楽器のニュアンスまで伝わってくる」と絶賛されました。低音から高音までしっかり再現できるため、音に厚みがあります。

音の強弱のメリハリがはっきりとしており、定位感に長けているため遠近感が聴き取れました。モニターからは「その場で実際に聞いているような感覚」「しっかりと音楽に没頭できる」といった好意的なコメントが寄せられています。音に包まれるような臨場感や迫力を味わいたい人におすすめです。

原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)

音はかなり鮮明で、ジャンルを選ばずクリアに鳴らせるクオリティの高いサウンドといえます。低音から高音まで楽曲の音をしっかりと拾い、音の広がりもしっかりとあるオールラウンダーなヘッドホンです。

解像度・臨場感のモニターレビューまとめ

以下では解像度・臨場感に対するモニターコメントをまとめました。どのモニターからも高評価だったので、ぜひ参考にしてみてください。


解像度・臨場感に対するモニターコメント

  1. 「解像感は非常に高く、1つ1つの音が潰れずに聴ける。音階のバランスがよくとれているので聴き心地がよい。楽曲全体を通して、曇った感じはなくはっきりとクリアに聴ける。どの音も潰れずに正確に音が再現されていた」
  2. 「スタジオで聞いているような立体音響感。曲の個性によって臨場感も変わっていきそうで音楽を楽しんで聴ける。音の厚みをとくにきれいに感じた。迫力は少し物足りなさを感じるが、その分きれいなバランスです」
コメントは一部抜粋

理想の音を追求できる。独自の空間オーディオで没入感ある体験が可能

理想の音を追求できる。独自の空間オーディオで没入感ある体験が可能
音質のカスタマイズ性は優秀です。空間オーディオに対応し、イコライザー機能は、7種類のプリセットから選べる選択型と、自由調整型の両方を搭載しています。周波数・ゲイン・帯域幅など、低音から高音まで細かなカスタマイズが可能です。

比較した大半の商品が低音・高音などのバンドごとに調整するタイプだったなか、調整幅や項目数は特出していました。自動で音質を調整するパーソナライズ機能はないものの、自分好みのサウンドに近づけられるでしょう。

3.5mmのオーディオケーブルと充電端子のType-Cケーブルによる有線接続も可能です。有線接続は最大32bit/384kHzのハイレゾ音源の再生に対応しており、より劣化の少ない高音質なサウンドを楽しめるでしょう。
原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)
空間オーディオは、ほかのメーカーに比べてかなり自然です。音を加工した感じがなく、ありのままの音を広げて響かせているような印象でした。音に包みこまれるような感覚をしっかり体感したい人におすすめです。

3.5mmの有線接続では低音がグッと持ち上がり、力強い音になる印象です。音の輪郭もくっきりとし、定位感がより安定しました。Type-Cだとより歪みがなくなり、クリアで純粋な音を聴いているようでした。音の広がりがかなりあり、1音1音の解像度がグッと上がります。

WEB会議や通話にも使える。2台の機器をスムーズに切り替えられるのも便利

WEB会議や通話にも使える。2台の機器をスムーズに切り替えられるのも便利
6つのマイクを内蔵しており、クリアな通話が可能です。通話時のノイズキャンセリング機能を搭載し、周囲の雑音を自動的に除去するとしています。WEB会議やゲームのボイスチャットなどでも使いやすいでしょう。

比較した一部商品が非搭載だったマルチポイント機能があるのもうれしいところ。2台の機器と同時に接続できるため、都度ペアリングする手間がかかりません。PCで音楽を聴いている途中でも、スマホの着信にスムーズに出られますよ。
原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)

マイクを通した声はクリアで、よどみなく聴こえました。ノイズもそこまで乗っておらず、仕事でも問題なく使えるクオリティです。

本体だけで音楽の再生や音量調整が可能。外音もサッと取り込める

本体だけで音楽の再生や音量調整が可能。外音もサッと取り込める
基本操作は本体のみで行えるので、操作のためにスマホを取り出す必要はありません。右側のボタンから、再生・停止・曲のスキップ・音量調整などが可能です。ノイズキャンセリング・外音取り込みの切替も行えるため、周囲の音を聴きたいときには瞬時に切り替えられます。

比較した大半の商品も基本操作は本体のみで行えましたが、本商品も劣らず操作性に優れており、便利に使えるでしょう。なお、ノイズキャンセリングのレベルは4段階、外音取り込みのレベルも複数段階に調節可能です。

最大45時間連続で再生できる。充電がないときも有線なら使用可能

最大45時間連続で再生できる。充電がないときも有線なら使用可能
バッテリー持ちがよく、充電の手間を軽減できます。比較したなかには連続再生時間が30時間に満たない商品もあるなか、本商品は最大45時間です。1日8時間使用しても、充電頻度は週1、2回で済みます。

15分の充電で約5時間使用できる急速充電に対応しているのもメリットです。さらに、有線接続にも対応しており、電源なしの状態でも使えます。バッテリーの問題で使えずに困ることはほぼないでしょう。

  1. 連続再生時間|最大45時間
  2. 急速充電|15分の充電で約5時間
  3. 有線接続|〇(電源OFFでも使用可能)

SHURE AONIC 50 GEN 2の気になった点は3つ!

SHURE AONIC 50 GEN 2にはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。

雑音はあまりカットできず。騒がしい場所だと音に集中しにくい

雑音はあまりカットできず。騒がしい場所だと音に集中しにくい
口コミでも指摘されていたように、ノイズキャンセリングの性能はいまひとつです。電車の走行音・クラップ音・パトカーのサイレン音をどれだけカットできるかチェックしたところ、電車の低音をはじめ、中音や高音もあまりカットできませんでした。

比較した上位商品は電車の音を20dBほどカットできたのに対し、本商品は50~1kHzは平均11.0dB・1〜4kHzも平均15.9dBに留まりました。立ち上がりの速いクラップ音やサイレン音もあまりカットできなかったので、電車内や繁華街など騒音の多い場所での使用は向かないでしょう。

原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)

実際に外で聴いた感じだと、ある程度風切り音までカットできている印象でした。ただし風が強く吹いているときはマイクが過度にノイズを拾い、風切り音のノイズが気になりました。

長時間の使用には不向き。側圧や蒸れなどを感じやすい設計

長時間の使用には不向き。側圧や蒸れなどを感じやすい設計
つけ心地の快適さにはあまり期待できません。装着方法はオーバーイヤー型で接触面が多く、イヤーカップにはクッション性があります。

しかしイヤーカップは深さ1cmと浅めです。ヘッドバンドの長さ調整幅も30~35cmと狭いので、頭の大きさに合わせにくいでしょう。口コミで指摘されていたとおり、側圧を感じる可能性があります。

また、レザー素材で蒸れやすい点もネックです。比較した大半の商品が重量300g以下ななか、340gと重いのも惜しいところ。長時間の着用にはやや不向きです。
原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)

まあまあずっしりくる重さで、つけている感が気になります。ハウジングが大きく、耳というよりは頭の側面を抑えられている感じがしました。その反面、安定感があり、頭を前後に揺らしてもずれることはありませんでした。パッドに厚みがあり、耳が痛い感じはあまりしません。

タッチ操作・着脱検知は非対応。ペアリングをアシストする機能もない

タッチ操作・着脱検知は非対応。ペアリングをアシストする機能もない
タッチ操作・着脱検知に対応していないため、スマートに操作したい人には不向きです。比較したなかにはジェスチャー操作で音量調節や、ヘッドホンのつけ外しで音楽の再生・停止ができたものもありました。また、Google Fast Pairなどのペアリングアシストにも非対応です。

SHURE AONIC 50 GEN 2の詳細情報

音質のよさ No.1

Shure
AONIC 50 GEN2SBH50G2-BK-J

2023/09/29 発売

おすすめスコア
4.49
ワイヤレスヘッドホン6位/16商品
ノイズキャンセリング性能の高さ
4.27
音質のよさ
5.00
使い勝手のよさ
4.60
連続再生時間の長さ
4.13
装着の快適さ
4.08
カスタマイズ性能の豊富さ
4.44
マイク性能の高さ
4.35
AONIC 50 GEN2 1
AONIC 50 GEN2 2
AONIC 50 GEN2 3
AONIC 50 GEN2 4
AONIC 50 GEN2 5
AONIC 50 GEN2 6
AONIC 50 GEN2 7
AONIC 50 GEN2 8
最安価格
Amazonでタイムセール中!
48,800円
15%OFF
在庫わずか
参考価格:
57,420円
最安価格
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48,800円
15%OFF
在庫わずか
参考価格:
57,420円
装着方式オーバーイヤー
重量341g
連続再生時間45時間
接続タイプ
ワイヤレス、有線
ドライバー構成
ダイナミック型
選択式イコライザー機能
自由調整式イコライザー機能

良い

  • とてもバランスが取れた音質で伸びもよく、スピーカーのような鳴り方
  • ノイキャンの段階を自分で調節できる
  • イヤーカップが深く、装着していて疲れにくい

気になる

  • パーソナライズ機能が非搭載
折りたたみ可能
外音取り込み可能
空間オーディオ機能

SHURE AONIC 50 GEN 2の価格比較

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。

  1. 1

    48,312円

    (最安)

    販売価格:48,800円

    ポイント:488円相当

    送料無料

  2. 2

    53,843円

    (+5,531円)

    販売価格:54,336円

    ポイント:493円相当

    送料別

  3. 3

    54,336円

    (+6,024円)

    販売価格:54,336円

    ポイント:0円相当

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    4.74

    (6,386件)

  4. 4

    55,177円

    (+6,865円)

    販売価格:55,683円

    ポイント:506円相当

    送料無料

  5. 5

    56,898円

    (+8,586円)

    販売価格:57,420円

    ポイント:522円相当

    送料無料

SHURE AONIC 50 GEN 2が向いていない人におすすめのノイズキャンセリングヘッドホンは?

ここでは、SHURE AONIC 50 GEN 2のデメリットをカバーする商品をご紹介します。購入を迷っている人は参考にしてみてくださいね!

重厚感のあるサウンドが好きな人には、BOSEのQuietComfort UltraHeadpohones!

重厚感のあるサウンドが好きな人には、BOSEのQuietComfort UltraHeadpohones!
BOSEのQuietComfort Ultra Headpohonesは、迫力ある低音を楽しみたい人におすすめベースやドラムなどの低音に重厚感があり、迫力がありつつもキレのあるサウンドです。ボーカルの声やパーカッションなどの中高音も高解像で際立っていました。

耳の形状を分析し音質を自動調整するパーソナライズ機能や、空間オーディオに対応しています。ウィンドブロック機能を搭載し、自動でノイズキャンセリングの強弱を調整できるのも便利です。ヘッドホンを外すと自動で音楽が停止する着脱検知機能があるので、操作の手間も軽減できますよ。

ノイズキャンセリング性能にも優れており、実際に使用したところ電車の低音や中高音のノイズをかなりカットできました。電車内や、空調音などがするオフィス・カフェなどでの使用にも適しています。軽量で装着感にも優れているので、音楽の世界への没入感を高めたい人は、ぜひチェックしてみてください。

高性能なノイキャンを搭載し、装着感もよいSONYのWH-1000XM5もおすすめ

高性能なノイキャンを搭載し、装着感もよいSONYのWH-1000XM5もおすすめ
SOOYのWH-1000XM5は、通勤・通学で使用する機会が多い人にぴったりです。ノイキャン性能は比較したなかでもトップクラス。地下鉄の車内や繁華街など、雑音の多い場所でも音楽に集中できます。重量は250gと軽く、イヤーパッドには蒸れにくいソフトフィットレザーが使われているので、長時間装着しても疲れにくいでしょう。

実際に装着して音楽を視聴したモニターは音質にも好印象を抱き、「耳元で歌っているような臨場感」などの意見があがっています。ボーカルの声や高音のパーカッションがよく響き、中高音域の再現性は良好。イコライザー調節や空間オーディオに対応しているので、自分の好みの音質に合わせられますよ。


外音取り込み・マルチポイント・着脱検知に対応し、利便性も申し分ありません。マイクを搭載しており、通話も可能です。連続再生時間は最大40時間・ノイズキャンセリング使用時も最大30時間あります。バッテリーの持ちがよいので、頻繁に充電する必要はないでしょう。

SHURE AONIC 50 GEN 2はどこで買える?

SHURE AONIC 50 GEN 2はどこで買える?

SHURE AONIC 50 GEN 2は、Amazonや楽天市場などの大手ECサイトから購入できます。値段は執筆時点で5万円台です。


そのほかにも、ヨドバシカメラ・ビックカメラなどの家電量販店でも販売されています。店舗によって在庫の有無や送料などは異なるので、お得に買えるところをリサーチしてみてくださいね!

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