Beats Studio Buds +の口コミ・評判は？実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー！

肝心の音質は高評価です。実際に10種類の楽曲を聞いたマイベストのオーディオ機器担当者からは、「聞き心地がよい」との口コミにも頷ける各音域のバランスのよさが好評。ボーカルをしっかり聞きたい人よりも、全体的な音の広がりをバランスよく楽しみたいオーディオ好きな人に向いたサウンドといえます。

比較したほかの商品には低音や高音のみが強調されるものがいくつか見られましたが、本品は派手さよりもバランス重視の珍しいチューニング。低音はウーファーのようにしっかり鳴るため存在感がありますが、音全体が調和しほかの音域を邪魔しません。

中音は控えめでやや埋もれ気味だったものの、高音は伸びやかなきれいさでギター・シンセサイザー・ハイハットなどは自然かつクリア。全体的に抑揚の表現が得意なサウンドで音の広がりがあり、上下左右に音が伸びていくような臨場感も味わえました。

なおダミーヘッドマイクで周波数帯域を計測してイヤホンの傾向も確認したところ、上のグラフからもわかるとおり、アコースティックやポップス向けのサウンド。実際にきいた際の音質と合わせて総合的に判断すると、ロック・ライブ音源など楽器のよさを味わいたい人におすすめといえます。

機能面ではノイズキャンセリング・外音取り込み機能を搭載。音を遮断したり取り込んだりと、周囲の環境に合わせて使い分けられるのが魅力です。加えて、複数の端末と同時に接続できるマルチポイントや、着脱検知機能にも対応していました。

比較したなかには3万円以上の商品でも紛失防止機能がないものがいくつかありましたが、こちらはApple・Androidの両デバイスで「探す」機能を使用可能。紛失時でも地図上でイヤホンを探せます。イヤホンは先端が飛び出た形状で、ケーズからの取り出しもスムーズでした。

なお、ノイキャン・外音取り込み機能がオンの状態だと、イヤホン単体で最長6時間・ケース込みで最長24時間と短くなります。バッテリーを長く持たせたいときは、両機能をオフにするなど工夫して使ってください。

上位商品の多くは男女ともにハキハキと声が聞こえたのに対し、本品はぼやけた印象に。「鮮明でクリアな音声」と謳っていますが、マイクを通した自分の声を相手がキャッチしにくい可能性があります。

ただ、アプリ上で気に入った音を順番に選ぶと音を最適化できる、選択式パーソナライズ機能「ファインドユアイコライザー」を装備。3種類の選択型イコライザーも備わり、簡単なカスタマイズなら可能です。

またApple製品との親和性が高く、音楽サブスクリプションサービス「Apple Music」の空間オーディオに対応していました。新規登録の場合のみApple Musicの3か月無料体験が利用できる（※2025年1月時点）ので、気になる人は試してみるとよいでしょう。

1. パーソナライズ機能┃◯
2. 自由調節型の細かいイコライザー調節┃×
3. 選択型の簡潔なイコライザー調節┃◯（3種類）
4. 空間オーディオ機能┃◯（AppleMusicの空間オーディオ）
5. ノイズキャンセリングの強弱調整┃×