優れた音質や快適な装着感にこだわったワイヤレスヘッドホン、ゼンハイザー MOMENTUM4 Wireless。「各音域がクリアに聴こえる」「バッテリーが長い」と評判です。しかし、「思ったほどノイキャンが効かない」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のワイヤレスヘッドホンとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ワイヤレスヘッドホン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
34,649円
おすすめスコア
音質のよさ
使い勝手のよさ
連続再生時間の長さ
装着の快適さ
カスタマイズ性能の豊富さ
マイク性能の高さ
ノイズキャンセリング性能の高さ
装着方式 | オーバーイヤー |
---|---|
重量 | 293g |
ノイズキャンセリング機能 |
良い
気になる
ゼンハイザー MOMENTUM4 Wirelessは、音質のよさを重視したい人におすすめです。実際に楽曲を試聴してみると、存在感のある自然な低音とクリアで伸びやかな中高音の響きが印象的でした。比較したなかには音の広がりが物足りない商品もあったのに対し、音の位置関係を掴みやすいのもメリット。音楽はもちろん、動画視聴時も臨場感たっぷりなサウンドを味わえるでしょう。
耳を包み込むオーバーイヤー型のヘッドホンで、つけ心地のよさも魅力です。本体は293gと重すぎず、イヤーカップも深めなので長時間つけても負担になりにくいでしょう。連続で60時間再生でき、5分の充電で4時間使える急速充電にも対応。1日中つけっぱなしにしたい人や、充電に手間をかけたくない人にもぴったりです。
利便性も申し分ありません。本体の操作では再生停止や音量調整のほか、ノイズキャンセリング・外音取り込みの切り替えが可能。比較した多くの商品で非搭載だった着脱検知やマルチポイントにも対応しており、外出先やビジネスシーンでもスマートに使えます。専用アプリでパーソナライズ機能やイコライザーを使って、自分好みの音質カスタマイズも楽しめますよ。
「思ったほどノイキャンが効かない」との口コミに反し、ノイズキャンセリング性能も良好でした。どの帯域のノイズもおおむねカットできたため、電車内やカフェなどの騒がしい場所でも音楽に没入できそうです。救急車のサイレンなど聞こえるべき音はしっかり聞こえたので、外出先での周囲の状況把握もしやすいでしょう。
マイクの性能も十分です。ノイズ低減力は控えめだったものの、男女とも安定感のあるハキハキとした声を届けられました。比較したほかの商品には声がノイズにかき消されたものもありましたが、こちらはよほど騒がしい場所でなければクリアに通話できるでしょう。総じて、音質のよさや性能に欠点のない1台なので、ぜひ購入を検討してみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
今回ご紹介するのは、ゼンハイザー MOMENTUM4 Wireless。ゼンハイザーが開発した42mmトランスデューサーにより、低音から高音まで「すべての周波数帯域を忠実に再現」したと謳うワイヤレスヘッドホンです。
ヘッドホンを持つと自動で電源がオンになり、使わない状態で15分放置すると自動で電源がオフになる「オートオン/オフ」機能も搭載。付属の専用キャリングケースに入れても自動で電源がオフになり、バッテリーの消耗を抑えられる設計です。
カラーはブラック・グラファイト・ホワイトの3種類。ECサイトによってはデニム・ブラックコッパー・プライドなどのおしゃれなカラーもあるため、好きなものを選んでくださいね。
販売元のSonova(ソノヴァ)はスイスに本社を置く、オーディオ機器や補聴器などを手がけるメーカーです。2022年にゼンハイザーを合併し、両社の強みを融合した多数の通信製品を取り扱っています。
今回はゼンハイザー MOMENTUM4 Wirelessを含む、人気のワイヤレスヘッドホンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
実際にJ-POPやロック・ジャズなど10種類の音楽を試聴したところ、原音に忠実な音バランスと、アタック感・ノリのよさを兼ね備えた音質が特徴的でした。
低音は自然なボリューム感を持ちつつも芯があり、ベースとして楽曲をしっかり支えられる存在感を備えていました。比較したなかには他帯域に被ったり埋もれたりする商品もありましたが、こちらは中高域とのバランスもよく取れています。
中音は若干厚みが控えめな部分はあるものの、楽器の芯や立ち上がりの音を十分出せていました。自然な鳴り方で抑揚や声の質感の解像度も高く、クリアで伸びやかな印象です。
高音は透明感のあるボーカルやハイハットなど金属系の楽器、ギターのカッティングなどをきれいに鳴らせました。比較したなかには高音のボリュームや伸びが物足りなかった商品もあったのに対し、スーッと伸びるようなクリアさが魅力。キンキンと耳に刺さる感覚や、低音に埋もれて聞こえないといったこともありませんでした。
音の位置関係もわかりやすく、余裕のある広がりを感じられます。全体的にクリアで自然な音質を高水準で実現しており、どのジャンルの音楽も楽しめるでしょう。
装着の快適さの評価も良好です。ヘッドホンは耳全体を覆うようにつけるオーバーイヤー型なので、耳に乗せるオンイヤー型と比べて締めつけが少ないのが魅力。イヤーカップも2cmと深く、耳が圧迫されにくい形状でした。
重量の実測値は293g。全体平均の約245.7g(※2025年4月時点)と比べて特別軽くはありませんが、装着時の負担はそこまでかからないでしょう。ヘッドバンドも55cmまで調整できますよ。
イヤーパッドの素材は、比較した多くの商品と同様のレザー素材です。汗を逃しにくいため、夏場に使用する際は蒸れに注意してくださいね。
便利な機能も充実しており、使い勝手にも優れているといえます。再生停止や曲のスキップ・音量調整などの基本的な操作は、本体のタッチ・ボタンで可能。ノイズキャンセリングや外音取り込みも本体から簡単に切り替えられます。イヤホンジャックが搭載されており、有線接続にも対応できますよ。
比較した多くの商品で非搭載だったマルチポイント機能を備えているのもポイント。スマホやPCと同時接続することで、素早く切り替えて使えます。着脱検知機能もあり、都度デバイスで操作せずとも着脱するだけで音楽の再生・停止が可能です。
専用アプリ「Sennheiser Smart Control」からはイコライザーなどの調整も行えます。低遅延モードやヘッドホンを探す機能・会話中に音量をコントロールする機能はないものの、普段使いで困ることは少ないでしょう。
バッテリー性能も申し分ありません。本体の連続再生時間は60時間と長く、毎日8時間以上使っても週1回の充電で済むレベルです。比較したなかには20時間ほどしか持たない商品もあったのに対し、つけっぱなしで使いたい人にぴったりでしょう。
5分の充電で4時間持つ急速充電にも対応しており、時間がない朝でもスピーディに充電できるのもよい点。端子はUSB Type-Cと汎用性が高く、スマホやイヤホンなど家で使っているほかのケーブルを代用できます。
自分好みの音にカスタマイズを楽しめるのも魅力です。専用アプリ「Sennheiser Smart Control」にはパーソナライズ機能を搭載しており、アプリ上で気に入った音を順番に選ぶことで音を最適化できます。イコライザープリセットは7種類あり、5バンドを自分好みにカスタムすることも可能です。
ノイズキャンセリングを周りの雑音に応じて自動調整できるのも利点。比較したなかには自動調整に対応していない商品も多くありましたが、シーンを問わず音楽をクリアに聴き取りやすいでしょう。
マイク性能も悪くありません。マイクを経由した音声の周波数特性を分析したところ、男女の声ともにはっきり聞き取れました。声の芯の帯域である100〜1,000Hzと、声の輪郭の帯域である2,000〜4,000Hzがどちらもブーストされており、安定感のあるハキハキとした音質での通話が期待できます。
電車の走行音のノイズは3.94dBしかカットできず、ノイズ低減力は控えめでした。とはいえ、ノイズのなかでも男女ともに声を10dB以上拾っていたため、聞き取りづらくて困るというほどではないでしょう。
比較したなかにはノイズに紛れて声を拾いにくかった商品もありましたが、本商品はよほど騒がしい場所でなければスムーズに声を届けられるといえます。
ノイズキャンセリング性能も十分です。スピーカーから雑音を流して聞き取った音を分析したところ、電車の走行音は約19dB・大勢の人が喋っている音は24.5dB低減。それぞれ全体平均の13.5dB・16.9dB(※2025年4月時点)を大きく上回り、電車内やカフェなどの騒がしい場所でも音楽に集中しやすいといえます。
自転車のベルの高い音は31.6dB・立ち上がりの速いクラップ音は19.4dB低減でき、比較したほとんどの商品と同様のカット力を発揮。「思ったほどノイキャンが効かない」との口コミに反し、どの帯域のノイズもおおむねカットできている印象です
電車のアナウンスも21.5dBカットしましたが、救急車のサイレン音は12.6~15dBとそれほど低減せず耳に入ってきました。聞こえるべき音はしっかり聞こえるため、周囲の状況の変化にも気づきやすいでしょう。
装着方式 | オーバーイヤー |
---|---|
重量 | 293g |
ノイズキャンセリング機能 |
良い
気になる
折りたたみ対応 | |
---|---|
空間オーディオ機能 | |
外音取り込み機能 |
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ゼンハイザー MOMENTUM4 Wirelessは、公式サイトのほか、Amazonや楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトで購入できます。価格は54,890円です(※2025年4月時点・公式サイト参照)。
ECサイトによっては中古品の取り扱いもあるので、あわせてチェックしてみましょう。
最後に、ほかの魅力を持つおすすめ商品をご紹介します。
リモートや通話の機会が多い人には、JBLのTOUR ONE M2がおすすめです。マイク性能が非常に高く、雑音下でも男女ともにハキハキ聞こえました。音質はバランスよくクリアで、周囲に広がるような臨場感を味わえたのもよい点です。低遅延モードや会話中に音量を自動で抑える機能など、便利な機能も充実しています。
ShureのAONIC 50 GEN2 SBH50G2-BK-Jも、ハイクオリティな音質が魅力です。スピーカーで聴いているようなリアルさがあり、クリアでナチュラルなサウンドを楽しめました。充実したイコライザーで好みの音を追求できるのも利点。ノイキャン・外音取り込みやマルチポイントも搭載しており、利便性も申し分ありません。
装着方式 | オーバーイヤー |
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重量 | 277g |
ノイズキャンセリング機能 |
良い
気になる
折りたたみ対応 | |
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空間オーディオ機能 | |
外音取り込み機能 |
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装着方式 | オーバーイヤー |
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重量 | 341g |
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