「透明感のある中高域表現と深く正確な低音レスポンスを実現した」と謳うワイヤレスヘッドホン、オーディオテクニカ ATH-M50xBT2。ネット上では、「原音に忠実に再生できる」「無線でも有線と同じように解像度が高い」と評判です。しかし、本当に口コミどおりなのか気になり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のワイヤレスヘッドホンとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ワイヤレスヘッドホン選びに迷っている人はぜひ参考にしてください。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて、オーディオ機器を提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
オーディオテクニカ ATH-M50xBT2は、価格と音質のバランスを重視する人におすすめです。価格は26,620円(※2025年4月時点・公式サイト参照)と中価格帯ですが、音全体のバランスがよく、各音域が埋もれず聴こえました。実際に音楽を聴いたマイベストのオーディオ担当者は、「再現性に優れたモニターライクな音」とコメント。輪郭がしっかりしつつ、余韻も鳴らせます。比較したなかには音場が狭い商品もありましたが、こちらは高音の伸びがよく、音の広がりも感じられました。
好みの音にカスタマイズしやすい点も魅力です。自由調節型・選択型のイコライザーがあり、細かく音質を調整できます。使い勝手も良好です。曲の再生や停止・スキップ・音量調整などの基本操作は、本体のボタンのみで完結します。2台の機器を同時接続するマルチポイントや、比較したなかでも珍しい映像と音のズレを抑える低遅延モードも搭載。便利な機能がそろっていました。
マイク性能もおおむね良好です。ダミーヘッドマイクを使い各商品のマイクを経由した音声を音楽制作ソフトで測定したところ、ノイズは低減しきれませんでしたが、芯の通った音声に聴こえる音質でした。雑音が少ない環境下なら、きちんと会話が聴き取れるでしょう。
本体は294gと軽くはないものの、イヤーカップが深く圧迫感を覚えにくいこともよい点です。連続再生時間は50時間と長く、こまめな充電も必要ありません。比較したなかには4時間しかバッテリーが持たない商品もありましたが、こちらは1週間ほどは充電なしで過ごせる性能です。急速充電にも対応し、隙間時間にサッと充電を済ませられます。
ノイズキャンセリングは非搭載ですが、「無線でも有線と同じように解像度が高い」「原音に忠実に再生できる」との口コミがあるように、高解像で再現性に優れたサウンドを楽しめますよ。ノイキャンやマイク性能を重視したい人は、ほかの商品も検討してください。
<おすすめできない人>
実際にオーディオテクニカ ATH-M50xBT2と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したワイヤレスイヤホンと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
オーディオテクニカ ATH-M50xBT2の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
ハーマンインターナショナル
マイク性能を求めるならこれ。音質や使い勝手も申し分なし
今回は日本の音響機器メーカー、オーディオテクニカのATH-M50xBT2をご紹介します。本商品は、プロ向けの高音質モニターヘッドホン「ATH-M50x」をワイヤレス化した2代目のモデルです。ハイレゾ相当の高音質コーディックLDACに対応し、高解像かつロスレスに近い音質を実現したとしています。
ノイズや音の歪みを抑えるルビコン社製のPML-CAP®コンデンサーや、原音を忠実に再現するDAC&ヘッドホンアンプを搭載していることもポイント。音響パフォーマンスに優れた「ATH-M50x」に劣らない音質を売りとしています。
折りたたんで収納し、付属のポーチに入れて持ち運びも可能です。なお、詳細なスペックは以下をご覧ください。
<基本情報>
今回はオーディオテクニカ ATH-M50xBT2を含む、人気のワイヤレスヘッドホンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のワイヤレスヘッドホンを比較検証したところ、オーディオテクニカ ATH-M50xBT2には8つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてください。
低音は太めですが、中音・高音とのバランスは非常に良好です。比較したなかには音の重なりが気になる商品もありましたが、こちらは低音が他帯域を邪魔することはありません。実際に音楽を聴いたマイベスト オーディオ担当者は、「低音が楽曲を下から支え、ベースとしての役割を担っている」と評しました。
音の輪郭もしっかりしており、クリアな印象です。低音自体の芯や迫力を担保するような厚みのある表現ができ、ベースギターのスラップの弾ける感じまでも伝わりました。
中音や高音もクリアで自然に響くサウンドです。どの音域も芯や輪郭がはっきりしており、埋もれず聴き取れました。
中音は、細かい部分までしっかり再現されています。実際に試聴したマイベスト オーディオ担当者は、「ややまとまり感はあるものの、ボーカルや楽器の音が丁寧に描き分けられている」とコメントしました。
高音も一音一音がクリアで、とくに女性ボーカルの響きやフワーッと広がるシンセサイザーの音がきれいに聴こえます。比較した一部商品は高音の精度が物足りなかったのに対し、こちらは歪みがなくスーッと伸びていく感じがしました。
有線接続時は、音源を非圧縮またはハイレゾ品質で伝送できるため、無線(Bluetooth)接続よりも細かな音のディテールや解像感が向上するといわれています。
また、有線の場合はBluetooth特有の遅延や通信状況による音質変化がなく、安定した音質で楽しめるでしょう。
「無線でも有線と同じように解像度が高い」との口コミもあるように、きれいで聴きやすいサウンドです。輪郭がしっかりしつつ余韻も鳴らせるクオリティで、音場はかなり正確でした。比較したなかには音の広がりを感じにくい商品もありましたが、こちらは音場が広く音の奥行きと左右の広がりをしっかり再現できています。
音楽を試聴したマイベスト オーディオ担当者は、「モニターライクでありつつも、低音のノリと高音の伸びやかさが共存したクリアなサウンド」とコメント。「原音に忠実に再生できる」との口コミにも頷ける、再現性の高さを発揮しました。
音場が広く正確で、各楽器やボーカルの位置がはっきりと掴める臨場感の高いサウンドが魅力です。モニターヘッドホンらしい輪郭のくっきりした音を楽しみつつ、余韻や響きもしっかりと再現されています。
ライブ感というよりは、音を正確に丁寧に描き出すヘッドホンという印象でした。
音質を自由にカスタマイズしたい人にもおすすめです。比較した多くの商品と同様、自動で音質を調整するパーソナライズ機能や立体音響技術である空間オーディオ機能はありませんが、イコライザー機能が充実しています。
選択型のイコライザーは、5種類のプリセットが用意されていました。自由調節型のイコライザーは10バンドに対応しており、自分好みのサウンドに細かく調整できます。初心者から上級者まで、カスタマイズしやすい仕様です。
重量は294gと軽いとはいえないものの、装着感もおおむね良好です。耳全体を覆うように装着するオーバーイヤータイプなので、締め付け感を覚えにくいでしょう。
イヤーカップはレザー製で蒸れやすい点が気になるものの、1.7cmと深さも十分です。ヘッドバンドの調節幅は63cmと広めのつくりでした。比較した商品には調整幅が50cmと狭いものもあったのに対し、こちらは頭のサイズに柔軟に合わせやすいといえます。
ヘッドバンドの調節幅が広めで、側圧はそれほど気になりませんでした。しかし、本体がやや重く、長時間の使用では頭に負担を感じる可能性もあるでしょう。
USB Type-Cで充電でき、約3.5時間で完了します。約10分の充電で約180分間再生できる急速充電にも対応しているので、忙しい時間でもサッと充電を済ませられますよ。
便利な機能も充実していました。本体のボタンのみで、曲の再生や停止・スキップ・音量調整などの基本的な操作が完結します。専用アプリ「Connect」では、音量やイコライザー・モードの変更も可能です。
同時に2台のデバイスを接続できるマルチポイントや、ワンタップで接続できるぺリングアシストにも対応しています。付属のケーブルを使えば、有線でも接続が可能です。比較したなかでも珍しい低遅延モードを搭載しており、映像と音のズレを抑えられる点も魅力。動画視聴やゲームを楽しみたい人にもぴったりです。
<検証結果>
マイクは高性能とはいえませんが、雑音が少ない環境なら聴き取りに困らないレベルです。
ダミーヘッドマイクを使い各商品のマイクを経由した音声を音楽制作ソフトで測定したところ、声の芯の帯域である100〜1,000Hzの平均が、声の帯域に該当する100〜8,000Hzの平均を上回りました。芯の通った音声に聴こえる音質といえます。
しかし、ノイズを流したなかで拾えた声は、男性で7.33dB・女性で5.25dBと控えめでした。比較したなかには20dB以上ノイズを低減できた商品もありましたが、こちらは10.62dBにとどまっています。ノイズが多い場所では会話しにくい可能性があるでしょう。
オーディオテクニカ ATH-M50xBT2にはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
ノイキャン機能がない点は惜しいポイントです。
比較したノイキャン搭載商品のように大幅に周囲の騒音を和らげる機能はないため、騒がしい環境下では音楽に没頭しにくいでしょう。
イヤーパッドの密閉性が高いため、装着するだけで一定の外音を物理的に遮断できる印象です。モニター用という性質を理解していれば、ノイキャン非搭載であることがデメリットにはなりにくいでしょう。
2021/09/24 発売
装着方式 | オーバーイヤー |
---|---|
重量 | 294g |
ノイズキャンセリング機能 |
良い
気になる
折りたたみ対応 | |
---|---|
空間オーディオ機能 | |
外音取り込み機能 |
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オーディオテクニカ ATH-M50xBT2は、オンラインストアまたはAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトで購入できます。
公式オンラインストアでの販売価格は、26,620円(※2025年4月時点)です。ECサイトはショップによって値段が異なるので、事前に比較してから購入するのがよいでしょう。
装着方式 | オーバーイヤー |
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重量 | 293g |
ノイズキャンセリング機能 |
良い
気になる
折りたたみ対応 | |
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