今回は、ワイヤレスイヤホンの寿命や長持ちさせる方法を解説します。寿命を迎えた際の買い替えのポイントもまとめたので、参考にしてくださいね。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
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ワイヤレスイヤホンの寿命は、多くの場合2〜3年です。これは、イヤホン本体が壊れるのではなく、内蔵されているバッテリーが劣化するため。充電回数にすると、約500回が目安といわれています。
お使いのイヤホンに以下の症状が見られたら、バッテリーの寿命が近づいているサインかもしれません。
<買い替えのサイン>
接続や充電の不具合は、イヤホン本体や充電ケースの端子の汚れが原因の場合もあります。買い替えを判断する前に、まずはイヤホンの手入れを試してみましょう。
バッテリーの劣化は避けられませんが、日々の使い方を少し工夫するだけで寿命を延ばせます。7つのポイントを押さえておきましょう。
バッテリーへの負担が最も少ないのは、残量が20〜80%の状態です。満タンまで充電し続ける過充電や、0%まで使い切る過放電は、バッテリーの劣化を早める要因です。寝る前に充電しっぱなしにするのは避けましょう。
熱はバッテリーの天敵です。とくに35℃を超える環境では劣化が急激に進みます。真夏の車内や直射日光が当たる場所に放置するのは絶対にやめましょう。
ワイヤレスイヤホンは、ケースから出している間は常にペアリング先を探して電力を消費しています。使わないときはこまめに充電ケースに戻すことで、不要な放電を防ぎ、充電サイクルを節約できます。
メーカーは、バッテリーの電力効率を改善するソフトウェア・アップデートを定期的に配信しています。専用アプリなどから常にファームウェアを最新の状態に保つことで、バッテリー消費が最適化されますよ。
イヤホン本体や充電ケースの端子に皮脂やホコリが溜まると、接触不良を起こして正しく充電できなくなります。乾いた綿棒などで優しく定期的に清掃しましょう。
長期間使わない場合は、バッテリー残量を約50%にしてから電源を切り、涼しく湿気のない場所に保管するのが理想的です。満充電や完全放電の状態で放置すると、バッテリーが深刻なダメージを受ける可能性があります。
急速充電は便利ですが、バッテリーに通常より高い負荷がかかります。時間に余裕があるときは急速充電を避け、標準の充電器を使うことでバッテリーをいたわりましょう。
多くの完全ワイヤレスイヤホンは、構造的にユーザー自身でのバッテリー交換ができません。メーカーの修理サービスを利用することも可能ですが、費用が高額になるケースがほとんどです。
例えば、Appleの公式サポートでは、AirPods Pro(第2世代)の保証対象外バッテリーサービス料金は片耳につき7,900円です(※2025年8月時点)。両耳を交換すると、新品が購入したほうがよいのではほどの金額になります(参照:Apple公式サイト AirPodsの修理サービス)。
保証期間を過ぎた場合、修理するよりも新しいモデルに買い替えるほうが、費用対効果が高いことがほとんどです。
これから新しいイヤホンを選ぶなら、「寿命の長さ」も重要な判断基準です。以下の2つのポイントに注目して、長く使えるモデルを選びましょう。
バッテリーの寿命は充電回数に大きく左右されるため、1回の充電で長く使えるモデルほど長持ちします。製品スペックを確認する際は、「ケース込みの最大再生時間」ではなく、「イヤホン単体での連続再生時間」を比較しましょう。この時間が長いほど、充電頻度を減らせます。
再生時間が長いおすすめモデルは、下記コンテンツでチェックしてくださいね。
バッテリー以外の故障原因として多いのが水濡れです。スポーツ時の汗や突然の雨からイヤホンを守るため、防水性能を示す「IPX4」以上のモデルを選びましょう。IPX4は「あらゆる方向からの水の飛沫を防ぐ」レベルの生活防水で、日常使いには十分な性能です。
おすすめのイヤホンは、下記コンテンツで紹介しています。防水性能以外にも選び方のポイントがあるので、ぜひ参考にしてくださいね。
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