スポーツギアとして開発されたオープンイヤーイヤホン、SONY Float Run WI-OE610。耳の前にスピーカーが浮くようデザインされています。インターネット上では「フィットしてずれない」と評判ですが、「通話品質はいまひとつ」といった口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の8つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のオープンイヤーイヤホンとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、オープンイヤーイヤホン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
30分間装着した際に圧迫感や痛みを感じたモニターも少なかったので、長時間快適に使えるでしょう。肝心の音質も良好で、中音メインの自然なサウンドでした。低音・高音はそれほど前に出ておらず、音の広がりは物足りない印象でしたが、J-POPのような楽曲のボーカルを楽しみたい人には向いていますよ。
音漏れを10cm離れたところから計測すると、平均6.27dBでした。比較した全体平均の4.32dB(※2025年4月時点)を少し超えたものの、ほとんど気になりません。音量に気をつければ、外出中でも周囲の人の迷惑にはなりにくいでしょう。防水性能はIPX4を備えているため、少量の雨・汗もあまり気にせず使えます。
曲の再生停止・スキップなどの基本操作は本体のみで完結するので、ながら聴きするときに便利です。比較した商品の多くがタッチ式でしたが、こちらはボタン式なので誤操作しにくいでしょう。音質をカスタマイズするイコライザー機能はないものの、2台の機器と同時に接続するマルチポイントには対応しています。
連続再生時間はイヤホン単体で10時間なので1日中つけっぱなしで使えることも魅力。しかし、充電ケースはありません。また、「通話品質はいまひとつ」との口コミどおり、通話中のノイズをほぼ低減できなかったので、騒がしい環境での通話には不向きです。左右一体型にこだわりがないなら、ほかの商品も検討してみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
Shokz Japan
安定感抜群のフィット感。臨場感あふれるサウンドでランニングや作業がもっと快適に
今回ご紹介するFloat Run WI-OE610は、日本の大手電機メーカーであるSONYが2023年2月に発売したオープンイヤーイヤホンです。装着すると耳の前にスピーカーが浮く構造で、音楽と同時に周囲の音も自然に聴けます。ランニング用のスポーツギアとしてはもちろん、散歩や家事などをしながら使えるよう開発されました。
低音の厚みと高音の透明感にこだわり、16mmのダイナミック型ドライバーを内蔵しています。耳と首に掛けて装着するネックバンドタイプで、重量は約33gと軽量な設計。柔軟なバンドは頭の傾斜に沿って変形するため、頭への圧力が分散されやすく、髪型・帽子・サングラスなどにも干渉しづらいといいます。
Bluetoothはバージョン5.0に対応しており、対応コーデックはSBC・AACです。カラーはブラックのみの1色展開。本体のほか、キャリングポーチ・USB Type-Cケーブル(USB-A to USB-C)・保証書・取扱説明書の4点が付属します。
今回はSONY Float Run WI-OE610を含む、人気のオープンイヤーイヤホンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のオープンイヤーイヤホンを比較検証したところ、SONY Float Run WI-OE610には6つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
音質は良好です。マイベストのオーディオ機器担当がジャンルの異なる10種類の楽曲を視聴すると、中音を中心とした丸みのある聴き取りやすいサウンドを楽しめました。低音・高音よりも中音が前に出ている点が特徴です。
比較した一部商品は音の厚みが物足りない印象でしたが、こちらは中音に太さと厚みが感じられ、自然な声の抑揚や楽器の響きを十分に再現。高音にも太さがあり、埋もれずしっかりと鳴っています。輪郭がくっきりしていて、耳に刺さらずやさしく自然なバランスでクリアに響きました。
一方で、低音はやや控えめです。ベースの動きなどの細かな響きまでは感じにくかったので、重低音の迫力を求める人には不向きですが、輪郭が柔らかく聴きやすさがありました。
中音に比べて低音と高音が引っ込んでいるため、抑揚やダイナミックレンジは狭めです。音の立体感や広がりがあまり感じられず、やや平面的に聴こえました。とはいえ、騒がしい環境下でボーカル入りのJ-POPなどを楽しむにはちょうどよいでしょう。
日常的にながら聴きするために必要な機能も充実しています。イヤホン本体のボタン操作で、再生停止・曲のスキップ・音量調整・電話の応答の操作が可能です。基本操作は本体のみで行えるので、都度スマホなどを取り出す手間がかかりません。
比較した半数以上の商品はタッチ操作でしたが、こちらは物理的に押せるボタン式で誤操作しにくい設計です。マルチポイント機能もあり、スマホ・PCなどと同時に2台まで接続できますよ。評価には含みませんが、ボタン操作でSiri・Googleアプリの起動も可能です。
しかし、多機能とまではいえません。ペアリングアシスト・着脱検知・「探す」機能は搭載されていませんでした。また、イコライザー機能がないので、好みの音に調整したい人には不向きです。
耳への圧迫感も少なめです。実際に20〜30代の男女モニターが本品を装着したところ、10人中7人が30分経っても痛みを感じませんでした。「痛くならなかった」との声が相次ぎ、「耳に変な力がかからず、ずっとつけていられた」と好評です。違和感なく使いやすいといえます。
比較した商品には耳を挟むイヤーカフ型もありましたが、本商品のような耳かけ型は圧迫感を覚えにくい傾向がありました。しかし、一部からは「耳の後ろに締め付け感があった」「こめかみの下に圧迫感があった」との指摘も。つけてから約5分で違和感を覚えた人もいたため、耳の形状によっては合わない可能性があります。
<耳への圧迫感の少なさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
メガネと併用しても干渉が少なく、長時間でも快適に装着できます。ネックバンドが柔らかいので、フレームの太いメガネを使っている人が装着しても気になりくいでしょう。
耳からのずれにくさも悪くはない評価です。実際にモニターが本品を装着してランニングマシンで1分間走ったところ、「走っても揺れず、落ちる心配もないのでストレスフリーに走れた」とおおむね好評でした。耳を包み込むように装着するので、口コミ同様「しっかりと耳にフィットする」との声もあがっています。
比較したなかには「落ちないか心配だった」と指摘された商品がいくつかありましたが、こちらは左右がネックバンドでつながった形状で、首の裏にフィット感がある点も支持されました。ランニングやジョギングにも使いやすいでしょう。
ネックバンド形状ならではのメリットがあった反面、モニターのなかには「首を動かすと連動してバンドもイヤホンも動くので気になる」「イヤホンに重みがあり、頭を動かすと耳を押さえつけられる感じがした」と感じた人もいます。装着感に敏感な人は、ネックバンド形状や重みが気になるかもしれません。
<耳からのずれにくさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
音漏れのしにくさは高評価を獲得。本品を装着したダミーヘッドマイクから10cmの場所に騒音計を置いて計測すると、音漏れは平均6.27dBを記録。比較した全商品の平均値4.32dB(※2025年4月時点)を少し上回ったものの、ほとんど気にならないレベルでした。
スピーカーが耳から浮く形状ですが、メーカーは音漏れを抑える工夫として、ドライバーと耳との距離をできる限り近づけた構造を採用しています。大音量で使わない限り、周囲の人に迷惑をかける心配は少ないでしょう。通勤・通学時の電車などでも使いやすそうです。
防水性能も十分でした。メーカー公称値の防水性能は、比較した半数以上の商品と同じIPX4です。IPX4はあらゆる方向の飛沫からも保護されるため、小雨や少量の汗による故障のリスクは低いといえます。普段使い程度なら、スポーツ中や屋外でも使いやすいでしょう。
なお、USB Type-C端子のフタを完全に閉めた状態でのみ防水性能が発揮されるので、充電後はフタをしっかり閉めるよう気をつけてくださいね。しかし、防塵性能はありません。砂ぼこりが舞うような環境での使用は避けたほうがよいでしょう。
SONY Float Run WI-OE610にはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
連続再生時間の評価は伸び悩みました。比較したほとんどの商品は付属の充電ケースがあり、ケース込みで20時間以上使えたのに対し、本品にはケースが付属していません。長時間つけっぱなしで使いたい人は、こまめな充電が必要です。
とはいえ、イヤホン単体で10時間の連続再生が可能なので、バッテリーが1日持たない心配はほとんどないでしょう。ランニング・ジョギング中など短時間の使用がメインの人は、数日に1回の充電で済みそうです。
メーカーによると、満充電にかかる時間の目安は約3時間。10分の充電で最大60分の再生ができるクイック充電にも対応しています。万が一バッテリーが切れていても、サッと充電して使えますよ。
マイク性能も高いとはいえません。本品をダミーヘッドマイクに装着し、電車の走行音が流れる環境での通話を再現。その結果、比較したなかには電車の走行音を30dB以上カットした商品もあったなか、こちらは1.91dBの低減にとどまりました。
男女の声もそれほど拾えていなかったので、騒がしい環境では周囲の騒音に埋もれて声を聞き取りにくいでしょう。口コミに「通話品質はいまひとつ」とあったとおりでした。
一方、ノイズのない環境で男女の声を流して本品のマイクが拾った音を計測すると、声の芯となる100~1,000Hzの帯域ははっきりと出ていました。声の輪郭となる2,000~4,000Hzの帯域は強くはないものの、きちんと出ていたので、静かな環境なら聞き取りに困ることなく、スムーズに通話できそうです。
連続再生時間 (イヤホンのみ) | 10時間 |
---|---|
イヤホン形状 | 耳掛け型 |
重量 | 33g(左右一体) |
良い
気になる
連続再生時間 (充電ケース込み) | |
---|---|
選択式イコライザー機能 | |
自由調整式イコライザー機能 | |
着脱検知機能 |
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SONY Float Run WI-OE610の取扱店舗は、SONY直営店のソニーストアのほか、全国の家電量販店などです。メーカーの特約店は公式サイトで確認できますよ。
インターネットで買うなら、SONY直販のソニーストアをチェックしましょう。値段は18,700円で、以下の特典を受けられます(※2025年4月時点)。
<ソニーストアの特典>
ほかにも、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどでも販売を確認できました。ぜひチェックしてみてくださいね。
通話する機会が多い人は、Nothing Ear(open)がおすすめ。検証では周囲の騒音をしっかりとカットしつつ声を強調したので、騒がしい環境でも通話しやすいでしょう。肝心の音質も非常によく、低音から高音までバランスよく響き、臨場感がありました。バッテリーはケース込みで30時間持つので、充電の手間も少なめです。
連続再生時間 (イヤホンのみ) | 8時間 |
---|---|
イヤホン形状 | 耳掛け型 |
重量 | 8.1g(片耳) |
良い
気になる
連続再生時間 (充電ケース込み) | 30時間 |
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選択式イコライザー機能 | |
自由調整式イコライザー機能 | |
着脱検知機能 |
Nothing Ear(open)を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
連続再生時間 (イヤホンのみ) | 11時間 |
---|---|
イヤホン形状 | 耳掛け型 |
重量 | 9.4g(片耳) |
良い
気になる
連続再生時間 (充電ケース込み) | 48時間 |
---|---|
選択式イコライザー機能 | |
自由調整式イコライザー機能 | |
着脱検知機能 |
Shokz OpenFit2を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になる点は?
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