「快適な着け心地とスタイリッシュなデザインを兼ね備えた」と謳うオープンイヤーイヤホン、QCY Crossky C30。ネット上では「装着していることを忘れるくらい軽くて快適」と評判です。しかし、「音がこもっている」「耳が圧迫される」と気になる口コミも見られ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の8つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のオープンイヤーイヤホンとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、オープンイヤーイヤホン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて、オーディオ機器を提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
ながら聴きに便利な機能もひととおりそろっています。イヤホン本体はタッチ操作に対応し、再生停止・音量調整などの基本操作が可能です。マルチポイント機能があり、2台の機器と同時に接続できるので、機器の切り替えもスムーズ。専用アプリからイコライザー設定をすれば、理想の音に近づけることもできます。
口コミには「耳が圧迫される」とありましたが、つけ心地の圧迫感は強くありません。モニターが30分間装着した結果、10人の半数以上が痛みを感じませんでした。また、走ったときのずれにくさも好評です。揺れを気にするモニターはいたものの、ずれた人はいませんでした。ランニングや散歩にも使いやすいでしょう。
防水性能はIPX5に対応し、小雨や汗による故障リスクが低いことも強みです。音漏れもほとんどしませんでした。マイク性能は悪くなく、静かな場所ならクリアな音声で通話できるレベルです。しかし、バッテリー持ちはいまひとつ。比較した上位商品はイヤホン単体の連続再生時間が8~14時間だったなか、5.5時間と短めです。
とはいえ、BGMとして音楽を楽しむには十分な音質を備え、ながら聴きに便利な機能が充実しています。比較した耳かけ型に比べてイヤーカフ型はおしゃれなので、ファッションのワンポイントになることも魅力の1つです。しかし、長時間つけっぱなしで使いたい人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際にQCY Crossky C30と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのオープンイヤーイヤホンと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
QCY Crossky C30のバッテリー持ちが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
Shokz Japan
安定感抜群のフィット感。臨場感あふれるサウンドでランニングや作業がもっと快適に
QCY Crossky C30は、中国のオーディオブランドのQCYが手掛けたイヤーカフ型のイヤホンです。人間工学に基づいたC型にデザインされ、重量は片耳約5gと軽量。耳を挟む部分には柔軟性のある素材を採用しており、「耳の形を問わずやさしくフィットする」と謳っています。
イヤホン本体のサイズは、幅29×奥行15.7×高さ26mm。小型ながら、10.8mmの大型ドライバーを内蔵し、空間オーディオに対応していることも特徴です。クリアなボーカルや立体感のある音質を実現できるよう設計されています。
ケースは幅66×奥行25.6×高さ49mmです。充電は付属のType-Cケーブルから行え、約2時間でフル充電できます。カラーはブラック・ホワイト・パープルの3色展開です。なお、取扱説明書も同梱されています。
今回はQCY Crossky C30を含む、人気のオープンイヤーイヤホンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のオープンイヤーイヤホンを比較検証したところ、QCY Crossky C30には7つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
ながら聴きには十分な音質です。J-POP・ロック・ジャズなど計10曲を視聴したところ、中低音のバランスがよく、聴き応えがありました。とくに低音はウーファーのような鳴り方で骨太なサウンドです。オープンイヤーイヤホンは構造上、低音の量が少なくなりがちですが、厚みと芯がありました。
中音は自然で、声の抑揚や楽器の芯をしっかり鳴らせています。ライブ感があり、声の質感もある程度は再現できていました。高音も厚みがあり、ほかの音域に埋もれずに鳴っています。しかし、輪郭に欠けている点が多く、細やかな表現や響きは物足りませんでした。
口コミに「音がこもっている」とあったとおり、少しマスクをかけているような印象で、音に包み込まれるような音場の広さはあまり感じられません。音の立体感や解像感では比較した上位商品におよびませんが、出てくる音はやさしく、聴き疲れはしにくいでしょう。BGMとして音楽を楽しむのにぴったりです。
2台の機器と同時に接続できるマルチポイント機能も便利です。スマホで音楽を聴いている最中にPCへ着信があれば、すぐに応対できます。イヤホンを「探す」機能があり、紛失時に場所を特定しやすいこともうれしいポイントです。
イコライザー設定に対応し、QCY アプリから好みのプリセットを選択したり、各音域の強弱を自由に調節したりして理想の音質に近づけられます。価格は6,580円(※2025年4月時点・公式サイト参照)とお手頃ながら、機能は豊富でした。比較したほとんどの商品が1~2万円だったことをふまえると、コスパに優れています。
耳への圧迫感は強くありません。モニター10人中6人が30分経っても痛みを感じず、快適に使えました。「つけていることも忘れるくらい自然」「重さや圧迫感は気にならない」と好評です。しかし、口コミに「耳が圧迫される」とあったとおり、6~20分程度で耳甲介に違和感を抱いたモニターもいました。
「寄りかかられているような鈍い違和感があった」「締め付けがずっと気になる感じがあった」というコメントが寄せられています。耳かけ型と違ってイヤーカフ型は物理的に耳を挟んで装着するので、人によっては接地面が気になるかもしれません。
評価には含まれないものの、「おしゃれな感じで好き」という意見が寄せられたことは特徴的でした。ファッションのワンポイントとして楽しめるでしょう。
<耳への圧迫感の少なさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
耳からずれにくく、つけ心地にはある程度の安定感があります。モニターが装着してランニングマシンで走ったところ、10人中8人が「耳からずれにくかった」と回答しました。「つけているのを忘れる感じ」「走っても首を振っても、揺れやずれを感じなかった」と絶賛したモニターもいます。
一方で、一部から「走るとずれそうで心配」と指摘されました。比較した耳かけ型の商品では、モニター全員から「ずれにくい」「フィットする」と好評だったものもありますが、本商品はイヤーカフ型なためか一歩およびません。とはいえ、「ずれた」という声はなかったので、ランニングなどの運動でも使いやすいでしょう。
<耳からのずれにくさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
防水性能はIPX5と、水飛沫程度であれば耐えられるレベルです。比較したほかの商品同様の生活防水を備えており、小雨や汗をあまり気にせず使えます。しかし、防塵性能はないので、砂やホコリには注意が必要です。
QCY Crossky C30にはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
連続再生時間 (イヤホンのみ) | 5.5時間 |
---|---|
イヤホン形状 | イヤーカフ型 |
重量 | 5.0g(片耳) |
良い
気になる
連続再生時間 (充電ケース込み) | 25時間 |
---|---|
選択式イコライザー機能 | |
自由調整式イコライザー機能 | |
着脱検知機能 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
6,316円
(最安)
販売価格:6,380円
ポイント:64円相当
送料無料
(297件)
Crossky C30は、QCYの公式サイトにて販売しています。価格は6,580円(※2025年4月時点)です。公式サイトで購入した場合、30日間の返金保証を受けられます。
そのほかの取扱店舗は、Amazon・楽天市場などの大手ECサイトです。ポイントを利用すれば、安く購入できますよ。なお、ヨドバシカメラ・ビックカメラなどの家電量販店のECサイトでは販売を確認できませんでした。
最後に、QCY Crossky C30よりバッテリー持ちのよい商品をご紹介します。
イヤーカフタイプで音質・バッテリー持ちともに高評価だったのは、ボーズ Ultra Open Earbuds。骨太な低音と自然な響きの高音によって、ライブ感あるサウンドを楽しめます。イヤホン単体の連続再生時間は7.5時間と、バッテリー持ちも良好。装着時に耳への圧迫感が少なかったので、長時間つけっぱなしにできるでしょう。
高音質でつけ心地もよいものがほしい人は、耳かけタイプのNothing Ear(open)もチェック。オープンイヤーイヤホンとは思えないほど音が正確に鳴り、各音域のバランスが取れていました。耳への圧迫感はほとんどなかったので、長時間快適に装着できるでしょう。イヤホン単体の連続再生時間が8時間と長いことも魅力です。
連続再生時間 (イヤホンのみ) | 7.5時間 |
---|---|
イヤホン形状 | イヤーカフ型 |
重量 | 6.5g(片耳) |
良い
気になる
連続再生時間 (充電ケース込み) | 27時間 |
---|---|
選択式イコライザー機能 | |
自由調整式イコライザー機能 | |
着脱検知機能 |
BOSE Ultra Open Earbudsの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
連続再生時間 (イヤホンのみ) | 8時間 |
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イヤホン形状 | 耳掛け型 |
重量 | 8.1g(片耳) |
良い
気になる
連続再生時間 (充電ケース込み) | 30時間 |
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選択式イコライザー機能 | |
自由調整式イコライザー機能 | |
着脱検知機能 |
Nothing Ear(open)を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
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